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第3回「市長と語ろう!」

最終更新日 2024年6月25日

開催概要

≪テーマ≫ ジュニアボランティア体験~民生委員とともに学ぶボランティア活動~

旭区民生委員児童委員協議会の皆様と市長との集合写真。

≪日時≫

令和6年6月7日(金曜日)  14:00~

≪会場≫

旭区役所 新館(旭区)

≪対話団体≫

旭区民生委員児童委員協議会

≪団体概要≫

国からの委嘱を受け、各担当区域の見守り活動等を実施している民生委員児童委員及び主任児童委員が、区内市立小学校の児童を対象とした「ジュニアボランティア体験事業」を独自に行い、地域の子どもたちと一緒に福祉活動等に取り組んでいます。

対話概要

※ 文意を損なわない範囲で、重複部分や言い回しなどを整理しています。

市長挨拶

市長

本日はお忙しい中、お時間をいただきましてありがとうございます。民生委員児童委員(以下、「民生委員」)の皆様は地域における「つなぎ役」として、この横浜のまちを長年にわたり支えていただいている存在であります。今日は、旭区の独自事業であるジュニアボランティアの制度、仕組みを皆様から聞かせていただきたくお時間をいただきました。毎年200~300人くらいの小学生5・6年生が参加されていると伺いましたが、令和5年度の旭区の小学生5・6年生の児童数が4,000人弱ということですので、かなりの割合でジュニアボランティアの制度で体験をされているのだと思います。
この取組は全市的、全国的に見ても非常にユニーク、貴重であると思います。ともすると、全国的にこういったボランティア活動において、「なり手不足」「担い手不足」が叫ばれている中で、次世代を担う子どもたちに早い段階で体験をしてもらうことにより、そういったことに目を向けてもらう非常に重要な取組ではないかと思っています。
ぜひ、皆様が日々活動される中で感じられている思いなど、いろいろとお話をお聞かせいただければと思います。

子どもたちが福祉やボランティアについて学び、思いやりや感謝の気持ちを育む機会に

参加者

対話風景

民生委員は、厚生労働大臣から委嘱され、地域福祉を担うボランティアであり、非常勤の地方公務員と位置づけられています。地域住民の困りごとや心配ごとを聞いたり、必要に応じて専門機関を案内したりといった地域の「つなぎ役」として役割を担っています。
令和6年4月1日現在、旭区では定数293人に対して255人の民生委員が、また定数40人に対して33人の主任児童委員が委嘱されています。配置基準は市の条例に定められているとおり200~440世帯に一人となっています。高齢者の訪問や見守りを行う際には、福祉に関する困りごとを伺い、区役所や地域ケアプラザにつなぎます。また、ボランティアや地域の方々と協力し、昼食会や子育てサロンの運営をするなど仲間づくりのお手伝いをしています。
ジュニアボランティア体験事業は、旭区内の市立小学校の5・6年生を対象に募集し、民生委員、主任児童委員と一緒に福祉活動や地域活動を行うものです。様々な活動を通して、子どもたちが福祉やボランティアについて学び、思いやりや感謝の気持ちを育む機会になっています。
活動は民生委員だけでなく、小学校や自治会町内会、地区社会福祉協議会や福祉施設といった多くの関係機関の協力により成り立っています。参加児童数は毎年200人を超え、事業が開始された平成12年度から昨年の令和5年度までで延べ参加者数は5,644人となっています。平成25年度にはこのジュニアボランティア活動が称えられ、旭区民生委員には民生委員活動優良団体として社会福祉功労者厚生労働大臣表彰が授与されました。
毎年5月頃、各地区の民生委員が小学校に赴き協力を依頼します。参加者は学校を通して募集しますので、学校の協力は不可欠です。8月に旭公会堂で行う就任式は、活動への理解や関心を深めることを目的としています。就任式では各地区の代表児童に、旭区長から参加賞として「あさひくんバンダナ」が手渡され、いよいよ活動開始です。
児童たちは民生委員や主任児童委員と一緒に主に8月から12月初旬の4か月間活動します。活動の内容は地区によってさまざまですが、ここではいくつかの活動を紹介します。

市長

4か月間のジュニアボランティア活動の頻度はどのくらいですか?

参加者

地区によって変わってくるのですが、活動報告を見ると、各地区独自の活動が6項目程度はあります。その他にも就任式とか体験発表会といったものもあります。

市長

2週に1回とか、週に1回とかですかね。

参加者

夏休みにかなり集中して活動する感じはあります。あとは、学校のお休みの土日で活動をしていますが、最近のお子さんたちはかなり忙しいので、登録した子が全てに参加するわけではないです。

市長

5年生の時に参加して、また6年生でも参加するっていうこともあるのですか。

参加者

それを期待しています。前年に経験している子が、新たに参加した子に「こうやってやればいいんだよ」って子ども同士で教え合うこともできます。

市長

なるほど。5年生で1回やったからそれで6年生はだめっていうことではなく、むしろ「6年生は是非5年生に教えてね」ということですね。

参加者

市長の写真

活動は地区ごとに考えて行っていますので様々です。車いす体験や福祉体験では、体が不自由な状態を実際に体験し、どういったサポートが必要であるかを考える機会としています。街頭での募金活動では、どのような声掛けをすれば相手に伝わるか試行錯誤しながら行っています。これがきっかけで、今度は自分たちが積極的に募金しようという気持ちになるらしいです。
親子サロンや幼稚園でのボランティアでは、そちらに通う子どもたちへの対応に苦慮する場面も見られましたが、「遊ぼうよ」と逆に声掛けもあったりして和やかな雰囲気の中で活動が行われました。一人っ子のお子さんも多いので、こういった機会で初めて幼児と関わるなんてこともあり、いい経験になっていると思います。
そして、本事業の集大成として、12月上旬頃に体験発表会を行います。8月からの活動を振り返りながら、学びを深めます。発表はスライドショー形式で行い、各地区の代表児童が活動を発表します。他の地区の活動を見ることで、それもまた「ああ、こういうこともやっていたんだね」というように学びの場になっています。
活動を終えた児童たちは活動を通して感じたことを体験感想文として書き上げます。これは文集としてまとめられ、ジュニアボランティア本人たちをはじめ、民生委員、学校関係者、地区社会福祉協議会、地域の方々などに配られます。
ジュニアボランティアの参加者は活動終了後それぞれの道に進みます。活動を通して高齢者や子どもと交流した経験を生かし、薬剤師や小学校教諭として活躍する方もいらっしゃいます。
最後になりますが、本事業は今年で25年目を迎えました。今後は小学校はじめ自治会町内会、地区社会福祉協議会や福祉施設など、様々な機関と連携しながら地域全体で事業を続けていけたらと思います。

長い歴史がありますが、必ずしも全てがうまくいっているという訳ではない

参加者の写真

市長

2000年から活動をスタートされて、それから四半世紀、口で言うのは簡単ですけれどすごいですよね。このジュニアボランティア体験事業を始められたときのいきさつとか、当時の区役所とのやりとりなどをお教えください。

参加者

私自身、2001年に主任児童委員になったので、この活動がスタートした時は参加していませんでした。ただ、先輩方から何度もお話で聞いているのは、区役所にはとても理解していただいたということです。むしろ、区役所の職員ご自身のお子さんのことを考えながら、「子どもたちが何か体験できることをやれたらいいな」ということで、民生委員児童委員協議会(以下、「民児協」)に話を持ってきてくれたようです。
2000年に、介護保険の制度ができ、それまで民生委員は、高齢者福祉の部分にすごく力を入れてお世話してきたところがあったのですが、制度ができて、高齢者は専門的な制度で対応していくことになるだろうということで、今度は子どもたちのことを考えてみようというのが始まりだったみたいです。ちょうどそこに、区役所の方から、子どもたちがボランティアの活動をしたいって言っているという話があり、重なったということのようです。
ただ、教育委員会を通しての事業ではなかったので、校長先生方の理解を得るための説明や調整をする必要はあったようです。当時の民児協の会長さんが「とにかく1年間お子さん預けてください」「子どもたちが成長して、変わると思います」と、お願いをして活動をスタートしてみるとみんな「良いじゃないか」となったみたいです。
また、当時の民生委員の方の中には、「今までやったことのないことをしなければいけない」という負担感があったかもしれないです。「う~ん」と思いながらの方もいらっしゃったのだと思うのですが、「やってみよう」「やっていこう」という熱を持った方のほうが多かったのだと思います。
区全体で動き出して、学校にもやってみたら「いいね」と理解してもらったのですが、何年か続けていくうちに様々な課題も出てくるようになって、地区によっては「もうこの事業はやめてもいいのではないか」というような話が出てきたこともあったみたいです。しかし、「ここまでやってきて、成果も上げているんだから」というような声もあったりして、また、区役所とも連携することで、継続して活動できるようになりました。長い歴史がありますが、必ずしも全てがうまくいっているという訳ではないです。

市長

そうだと思います。多くの方々を巻き込む話だと思いますし、民生委員の皆様もボランティアで地域のためにご尽力をいただいているところに、さらに他区ではやっていないことを、ある意味、上乗せでご負担していただくことでもありますよね。
だから学校なども含め全員が全員、必ずしも「すぐにやろう」となるわけではないですよね。皆さんの意識を一つにすることができたのは、この事業に関わる皆さんが、すごく地域のことを思われているからなのだと思います。しかも、それがボランティアでということにはすごく感銘を受けますね。

参加者

それは多分、今ここにいる私たちというよりも、先輩たちがそういうふうに頑張ってくれたからだと思います。

市長

旭区において25年間の活動で培ってきたものを、他の区ですぐにやるには大変だとは思いますが、私個人の希望としては、こういった取組は全市的に広がればなと思っています。

活動を任されて「引き受けたかいがあった」と感じた主任児童委員の方も多くいた

参加者の写真

参加者

活動スタート時、私は民生委員になって1年目だったのですが、その当時は今と比較して、さほど高齢者の見守りもなかったような気がします。なので、ジュニアボランティアの活動を負担に感じるというのは全然なかったです。むしろ、子どもたちと触れ合うことが楽しかったという感じです。

参加者

主任児童委員という制度ができたとき、最初は「何をしたらいいんだ」と感じてた方が多くいた中で、この活動を任されて「引き受けたかいがあった」と感じた主任児童委員の方も多くいたと聞いています。主任児童委員の役割として、こういった活動があることは「助かっている」と思っている方がいるのは間違いないと思います。

参加者

まさに私が主任児童委員だった当時、全国的には児童虐待などの問題も多くあり、子どものことに特化した主任児童委員が必要だということで制度ができたみたいですが、主任児童委員になってみるとあまりすることがないという実情もありました。そういった中で、ジュニアボランティアの活動があることで学校にも顔を出してつながることもできましたし、地域の子どもたちともつながることができたと思っています。

子ども達にとっての成功体験であり、自己肯定感がすごく高くなっているということ

参加者の写真

市長

四半世紀活動をされていて、時には大変だったこともあったかと思いますがいかがですか。

参加者

ジュニアボランティアの活動に関してはそういうふうに感じたことは全然ないですね。子どもと触れ合う機会をいただいたことは、とてもうれしかったと思っています。
地域のつながりがすごく強くて、「まちぐるみ福祉推進会議」「旭区地域福祉保健計画」には小中学校の校長先生、それから特別養護老人ホームの施設長さん、障害者の関係者の方も入っています。みんなで様々な話し合いをしているので、お互いの理解がすごく強いと感じています。

市長

ジュニアボランティアの活動に子どもが参加する前と後での変化って感じますか。

参加者

子どもたちが私たちに「この活動をして嬉しかったです」と言ってくれたことがあります。「楽しかった」とか「おもしろかった」というのは想定してたいたのですが、「嬉しかった」と聞いた時に、そういうふうに言ってもらえるのかと思ったんです。「自分が知らなかったことができた」とか、「いろんな人に褒められた」、「ありがとうと言われた」、「いろんな人のお役に立てた」ということが「嬉しかった」というふうに言ってくれたんです。それって、子ども達にとっての成功体験であり、自己肯定感がすごく高くなっているということだと思うんです。

市長

話を聞いていて、今すごくそう思いました。

参加者

最初の頃と違って、本当に堂々と胸を張って歩いているような感じがするんです。結局私たち自身ももちろんそうなのですが、活動によって自己肯定感を得られているのかなと思います。あとは地域の方々が「頑張ってるね」「ありがとうね」とかいろいろと声をかけてくれて、それってすごく大きなことだなと思っています。

市長

皆さんのような大人も子どもたちと接するのが楽しいと思われていて、一方で子どもたちも自信を持てるようになる。なかなか得難い経験を通して、自己肯定感を持つようになるというのは、素晴らしい取組ですよね。
先ほど活動の発表までしてもらうと言われていましたが、そういう機会を持たせているっていうことはとても重要だと思っています。もともと大学の教授だったので、発表の場を作るっていうのがすごく重要で、年齢がいくつであれ、自分がやってきて、感じたことを最後何らかの形でまとめて、ある程度の人数の前で発表させるというのはすごく重要だと思います。まさに、「自己肯定感」という言葉をイメージしていたのですが、先程もその言葉が出て、ますます素晴らしい取組だなと思いました。

「地域に貢献するような仕事がしたいので、今後大学院にいって勉強したい」

参加者の写真

市長

ジュニアボランティアの活動を通じてのご自身の思いや、今後こういうふうにやっていきたいなど、ありましたら教えていただけますか。

参加者

担当している地域で、未就学児のお父さんお母さんの「つながり」をつくる取組があり、主任児童委員が主に関わっているのですが、そのお祭りでの出来事をお話しします。
受付の方が「私のことわかりますか」と聞いてきたんです。私は彼女のことを全く覚えていなかったのですが、その方は私のことを知っているんです。その方は大学生なんですが、小学校5・6年の時にジュニアボランティアをやっていて、当時、子ども達にお祭りの盆踊りの指導をしてくれていたらしいのです。先頭に立ってやってくれていた子のことは、すごく印象に残っているのですが、顔は忘れていました。その大学生がその子だったんですね。
ただ、その話の中ですごくうれしかったのが、「地域に貢献するような仕事がしたいので、今後大学院にいって勉強したい」ってはっきり言ってくれたことです。

担い手不足という大きな課題

市長

ご苦労感というか課題をちょっと教えてほしいのですが。

参加者

担当地区の特徴にはなりますが、主任児童委員にすごく負荷がかかっている印象があります。そして残念なことに、欠員になってしまっています。ジュニアボランティアの活動は本当にいい事業だと思っていますが、民生委員の平均年齢は70歳を超えているなかで、なかなかきつくなっているところがあるかと思います。

市長

市長の写真

担い手不足については、地域の方々とお話をさせていただくと、例外なく言われます。25年前に地域の熱い思いで始まった事業が、時間が経って担い手不足の影響が直撃しているってことですよね。どうしても地域の皆様の「思い」「志」により支えられている事業というのは多くあります。それをどうやって続けていけるのかが、ある意味「地域の安定」というか、地域がこれまでどおりつながりをもって継続していく上ですごく重要だと思っています。担い手不足という大きな課題はありますが、皆さんのような方がいるので、市としても皆さんと一緒に頑張らないといけないなと思います。

「この喜びが少し生きがいに通じていくのかな」

参加者の写真

市長

ジュニアボランティアの活動を通じて、どういったやりがいや課題を感じていますか?

参加者

子どもたちが、この先成長して進路など様々な局面で選択をするときに、この活動が何かいいきっかけになってくれればいいなという思いでお手伝いをさせていただいております。また、日頃関わることのない、小学5・6年生の子たちに関われるというのも楽しみの一つではあります。
あと、やっぱり参加した子たちが「活動をやって良かった」「これからもこういった活動をやっていきたい」「経験を生かしたい」「困っている人を見たら声掛けをする」というようなこと言ってくれることは、私たちにとっても「この活動をして良かったんだ」と嬉しくもあり、励みでもあります。「この喜びが少し生きがいに通じていくのかな」って感じています。

参加者

前向きに活動をして、成長していく子どもたちと触れ合うことはとてもいいことだと思います。

地域のおじさんやおばさんに関わるきっかけになればいい

参加者の写真

市長

子どもたちの成長にとってこの事業はとても大切で有意義だと思うのですが、ジュニアボランティアの事業をどう捉えているのか、そしてこのジュニアボランティアの事業を続けていくためにどういうところがあるといいなとお考えですか。

参加者

私個人としては正直、得られるものが何もなくてもそれはそれでいいのかなと思っています。ジュニアボランティアの活動に参加したから、例えば福祉の方向に興味をもってもらいたいとか、人に親切にしてもらいたいとかいうよりは、こういう活動の機会がないと関われない大人たちと関わってもらいたいっていうところが重要だと思っています。小学生は基本的に自分の家族であるとか、学校の先生であるとか、習い事をしていればそこの先生であるとか、そういう大人と関わることはあるかと思うのですが、いわゆる地域のおじさんおばさんと関わる機会が今すごく減っていると思います。
なので、地域のおじさんやおばさんに関わるきっかけになればいいのかなと思っています。子ども自身が何かを得られなかったら、それはそれかなと思っています。

市長

やっぱりこの事業というのは、地域でのつながりづくりにも貢献しているんですよね。

参加者

そう思います。日頃から子どもたちにとって世間話ができる大人が増えるといいなと思っています。そのきっかけづくりになるといいなと個人的には思ってやっています。立場的には、子どもたちに福祉の考えや視点を持ってもらえるようになって欲しいとか考えた方がいいのでしょうが、その点についてはあまり重要視しなくてもいいのかなあとも思っています。
あとは、旭区独自の活動であるということもあって、他区の学校から異動されてきた校長先生にはゼロから活動の説明をして理解していただかなくてはならないという苦労はあります。

参加者

夏休みの間、先生たちも交代で顔を出してくれる学校もありますが、やっぱり参加している子どもは自分の学校の先生が来ると、とてもうれしそうにしています。

子どもたちは地域の中で育てていく対象

市長

2000年から始めていろいろ課題があったにせよ、区全体としてそれを乗り越えてきた。これからも学校の先生の入れ替わりなどもあるなかで、この事業の大切さを多くの人が共有して、続いていくのでしょうね。

話を聞いていると、介護保険という制度が始まり、「じゃあこれからは子どもに目を向けよう」と25年前にこの活動を始められた方々は本当に慧眼だったなと思います。私自身も市長に就任してから3年弱経ち、もちろん高齢者も大切ですし、でも子どもをより大切にしたいというその思いで子ども関連施策を展開してきています。そういう思いを25年前に持って始められた方っていうのが慧眼だったのでしょうね。素晴らしいと思います。

参加者

そうですね。本当に我々民生委員はそういう先輩たちがいるところからつながっているので、ありがたいなと思います。

市長

このジュニアボランティアの活動は、私も素晴らしいなあと思っています。皆さんとお話させていただいて、改めて長く続けていってほしいと思っているのですが、より優先的に解決していくべき課題はやはり担い手のことでしょうか。

参加者

参加者の写真

確かに民生委員をやりたいって思ってくれる方は少なくなってきています。ただ、民生委員として、この活動をすること自体はそれほど負担ではないと思っています。やはり、担い手というか、子どもたちはもちろん家庭とか学校とかもありますが、地域の中で育てていく対象だと思っています。民生委員だけでなく、最近はこの活動が地域の中で本当に理解されて、連合自治会であったり地区社会福祉協議会であったり、いろんな施設がジュニアボランティアの活動を認識してくださっています。民生委員だけでやって息切れをしないように、そういった方々と手を取り合いながら、続けていくのがこれからだろうなと思います。
先ほどもあったとおり地域の中に、ちょっと無駄話のできる大人がいる子どもたちってすごく恵まれますよね、幸せですよね。思いどおりにいかないことも地域のおじさんやおばさんだったら「ちょっとしゃべっちゃおうかな」とか思うことができたり、「どうした」って声をかけてくれる相手がいるっていうことは良いことですよね。


市長コメント

市長の写真

市長

少子高齢化が進み、昔は子どもを起点にしていろいろ地域がつながった側面もあったと思います。子どもたちにスポーツを教える地域のおじさんやおばさんがいたり、公園で相談に乗ってもらったりなど私も経験しました。しかし、今では子ども自体が少なくなって、子どもを起点にして地域がつながるという仕組みが、社会全体として減ってきていますよね。でも、その中でこのジュニアボランティアの活動というのは子どもを大切に、子どもの成長を願いつつ、子どもを軸に地域でつながろうとする皆さんの努力なんじゃないか、情熱なんじゃないか、と感じました。だからこそ続いてほしい、そう思います。
本日はありがとうございました。

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市民局総務部広聴相談課

電話:045-671-2335

電話:045-671-2335

ファクス:045-212-0911

メールアドレス:sh-shukai@city.yokohama.jp

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