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火薬類関係事業所の風水害対策について(注意喚起)
最終更新日 2021年8月4日
火薬類を取り扱う事業所の方へ
本件の概要
近年全国各地で台風や豪雨等の影響による風水害が発生しており、火薬類関係施設の被害も発生しています。
ひとたび被災してしまうと、火薬類の浸水等により経済的損失が発生するのみならず、流出した火薬類による二次災害が発生してしまう可能性があります。
火薬類を取り扱う事業所の皆様におかれましては、風水害に対して、より一層の保安管理を推進していただきますようお願いいたします。
対策の具体例
事前の対策
・土堤の崩壊や、土石流、暴風により飛来した物の衝突等により、火薬庫が損傷を受けた場合には、火薬類が外部に流出してしまう可能性があります。設備の状態、周辺の状況を確認し、施設の維持管理をお願いします。
・火薬庫や庫外貯蔵庫に保管された火薬類は浸水等の被害を受けると、商品価値が失われてしまいます。大量の雨をスムーズに敷地外へ排出するための対策(排水溝の点検・清掃等)を行ってください。
・ハザードマップ等で事業所の立地を確認し、浸水防止対策をお願いします。
・浸水等により、重要書類の喪失、機器類のデータ消失が懸念されます。書類・データの二元管理をお願いします。
・災害により停電が発生すると、機械警備が作動せず、建物に被害がない場合でも盗難のリスクが高まります。確実な施錠はもちろんのこと、鍵、扉や窓等の設備の再点検を実施し、防犯対策を行ってください。
・非常時の連絡体制の確認、避難経路・避難場所の確認をお願いします。
事後の対策
・火薬庫等の施錠確認、設備が損傷していないかの確認をお願いします。
・吸湿、変質等により原性能、原形を失った火薬類は適切な方法で廃棄してください。
・万が一流出、火薬庫や土堤等の崩壊等の事象が発生した場合には、速やかに身の安全を図ったうえ、応急の措置を講じ、消防へ緊急連絡してください。
その他事業所の実情に応じて適切な対策を行っていただきますようお願いいたします。
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