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まちづくり方針の実現5-1
最終更新日 2024年7月4日
5-1.せせらぎ計画と自然の道
「"ふるさと"をしのばせるまちづくり」の一環として、古くから田んぼの側に小川が流れている風景を残していくべく、新しい街の中にせせらぎを再現することを目指しました。
せせらぎの水源は、人工的なものでなく自然な水循環を図り、公園に池を作って降った雨や滲み出す湧水を貯め、ちょっとずつ自然に流れるようにしています。
また、こうしたせせらぎ空間にも調和するよう、公園や緑道の道についてはコンクリートやアスファルト、タイル、ブロックといった人工物はなるべく使わず、土や石など極力自然のものにしました。
5-2.生物相保護区の整備
緑の環境を積極的に保存するため、樹林地の一部で人間が入れないようにするなど生物優先の空間を茅ケ崎公園・鴨池公園・都筑中央公園の3箇所に設けています。
そこでは、多様な植物、動物、昆虫、鳥などの生息をそっと見守られています。
5-3.ふるさとの文化財の保存
古くからこの地域には神社や寺がたくさんありました。港北ニュータウン事業では、ふるさとの記憶を残すためだけでなく、新たにふるさとの記憶となる四季折々のお祭りや人生の記念の場を提供する為に公園と合わせて神社やお寺を残してあります。
また、江戸の終わり頃からこの地域でも、富士山信仰が盛んで七つの富士塚がつくられていましたが、そのひとつである山田富士を公園の中に残したり、新しく公園の中に再現したものもあります。
5-4.既存樹木の移植活用
ニュータウンの雑木林は、薪や炭を取るために雑木を根際で切るため1株の木の根本から何本も木が生える株立ちの木で出来てました。
この雑木林の景観は長年にわたってここで農業を営んできた皆さんが作り上げてきたふるさとを代表する景観であり、かつての生活文化を忍ばせるものです。
港北ニュータウン開発にあたり、新しくて安価な幼木を植える意見もありましたが、ふるさとの景観を残すためにあえてできるだけ多くの山の株立ちの雑木を公園や緑道に移植しました。
5-5.参加型の公園づくり
公園の設計についても、近所の子ども達とのゲームや話し合いを通じ、友達の輪を広げながら「こんな公園でこんな遊びをしたい」という夢を絵にして発表しあいました。
何度か会合を繰り返し、模型を作ったりしながらみんなの意見を一つのプランにまとめて工事を発注しました。
さらに、工事の段階でも公園の舗装につかうモザイク平板を子供たちがつくったり、トーテムポールを作ったりしました。
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