第5回:鶴見の伝統芸能(その1)
最終更新日 2019年3月4日
伝統芸能と庶民の生活
庶民の生活の中から生まれ、長い年月をかけて育まれ、地域社会の暮らしの中に根づき、伝えられてきたさまざまな行事や唄などが伝統芸能といわれている。
私たちのまち横浜市鶴見区にも、江戸時代から絶えることなく続いてきた「蛇も蚊も祭り」(横浜市無形民俗文化財・指定)や「生麦囃子」(横浜市無形民俗文化財・認定)、1987年に100年ぶりに復興された鎌倉時代に起源する「鶴見の田祭り」など、長い間、この地で暮らす人々の心のよりどころとなってきたさまざまな伝統芸能がある。すでに途絶えてしまったものもあるが、その発生が民間信仰と関わりを持つものが多い。また、「木遣唄(きやりうた)」や「長持唄(ながもちうた)」のように作業をスムーズに運ぶために歌われた仕事唄もあった。
分類 | 件数 | 分類 | 件数 |
---|---|---|---|
雅楽 | 1 | 囃子・獅子舞 | 7 |
神代神楽 | 3 | 生麦甚句 | 1 |
湯花神事 | 3 | 長持唄 | 1 |
田祭り | 1 | 田植歌 | 1 |
蛇も蚊も | 2 | 鶴見の木遣 | 1 |
乗り初め | 1 | あめや唄 | 1 |
双盤念仏 | 3 | 百万遍念仏 | 1 |