４　暮らしと環境

　住宅の建て方を見ると、共同住宅が最も多く96,236世帯で、約3分の2の世帯が共同住宅に住んでいることになります。次いで一戸建てが44,745世帯（31.5%)となっています。また、共同住宅に住む世帯の割合は67.7％で、横浜市全体の61.8％と比べ、5.9％も上回っています。

資料：令和２年国勢調査

　空き家率を見ると、鶴見区の空き家は16,280戸で10.7％を占めています。横浜市全体の9.7％と比べ、鶴見区は空き家の割合が1.0ポイント高くなっています。

資料：平成30年住宅・土地統計調査

　令和４年中の鶴見区内の火災発生件数は52件で、前年と比べると２件減少しました。火災原因としては、一番多いものが「たばこ」で12件、次に「放火（放火の疑いを含む）」の９件となっています。また、令和４年中の鶴見区内の救急車の出動件数は18,193件で、前年度から3,069件増加しています。なお、出動理由は、急病が全体の約７割を占めています。

資料：鶴見消防署

資料：横浜市統計書 （鶴見線は公表されていません）

　令和４年中は669件の交通事故が発生し、負傷者は745人、死者は４人でした。また、前年と比べると全ての項目が増加しました。

資料：鶴見警察署

　鶴見区の犯罪件数は昨年に比べて33件増加し、横浜市全体では1,457件増加しました。

資料：鶴見警察署

　令和４年中の鶴見区内の犯罪認知件数は981件で、平成25年以降続いていた減少から増加に転じました。

資料：鶴見警察署

　平成27年から令和元年にかけて増加していた特殊詐欺件数は、令和2年から３年にかけて減少していましたが、令和4年は前年と比べて増加しました。

資料：鶴見警察署

資料：横浜市統計書

　鶴見区には、令和５年3月31日現在、146箇所の公園があり、その面積は819,384㎡となっています。そのうち、県立三ツ池公園が296,838㎡と、区内の公園面積の約4割を占めています。

資料：環境創造局

　横浜市の令和４年度の市税収入は、約8,673億円で、前年度に比べ約284億円の増収となリました。税別では、「個人市民税」及び「法人市民税」は給与所得納税者の増加等により増収、「固定資産税（土地家屋）」は新築家屋の増加により増収となっています。なお、鶴見区の令和４年度の市税収入は約772億円で、市全体の約8.90％を占めています。

資料：令和４年度市税決算額調

　鶴見区の戸籍数（本籍）は令和５年３月31日現在で103,399戸籍（前年より254戸籍減少）。また、区内に住民登録をしている世帯の数は、151,745世帯（前年より1,494世帯増加）で、それぞれ港北区に次いで18区中第２位となっています。

資料：鶴見区戸籍課

　令和５年４月現在の鶴見区において、生活保護を利用している世帯は5,222世帯、人員は6,557人で、それぞれ中区、南区に次いで18区中3番目の規模となっています。
　最近の動向としては、長引くコロナ禍においても様々な生活困窮者対策がなされたことで、生活保護世帯数等については、増加することなく減少に転じています。また、高齢化の影響で、利用世帯のうち高齢者世帯が5割を超えています。

資料：鶴見区生活支援課

※保育所等：保育所、認定こども園、地域型保育（小規模保育、家庭的保育、事業所内保育）を含む。

資料：鶴見区こども家庭支援課

　鶴見区の平均寿命と平均自立期間は、どちらも18区中、男性が13位、女性が17位となっています。

　鶴見区の結核罹患率は、令和元年から令和２年にかけて微増しましたが、令和３年にかけて再び減少に転じました。

　主な死因は、多い順に、悪性新生物（がん）、心疾患、老衰となっており、全死因の5割を超えています。

資料：鶴見区福祉保健課

　鶴見区の投票率は低迷しており、近年の選挙ではいずれも横浜市平均を下回っています。また、年齢別に投票率をみると、20代の投票率が最も低く、若年層を中心に投票率の向上が課題となっています。

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