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長野県栄村

最終更新日 2024年3月29日

栄村との交流の始まり

栄区と栄村の交流事業は同じ「栄」の名を縁として、1992(平成4)年の小学生同士の相互訪問事業から始まりました。その後20年以上にわたる交流を経て、2013(平成25)年11月に「友好交流協定」を締結しました。

友好交流協定の締結

2013(平成25)年11月2日、栄区民まつり会場において、栄区と栄村は両自治体の住民相互の友好協力関係を継続・拡大し、相互の発展をめざすことを目的に、友好交流協定を締結しました。
調印式当日の様子

区民まつりでの調印式の様子(その4)
集合写真

栄村の概要

栄村は長野県の最北東部で新潟県との県境に位置し、山々に囲まれたこの地域は、積雪量が日本一を記録したこともある日本有数の豪雪地です。また、村の南部にそびえる苗場山、鳥甲山は登山家にも人気で、この両山に挟まれた細長い山峡「秋山郷」は「日本の秘境100選」に選ばれています。
栄村役場HP(外部サイト)

栄村の魅力

山々に囲まれた栄村は、積雪量が日本一(1945(昭和20)年2月12日・7m85cm)を記録したこともある日本有数の豪雪地です。
村の北部を流れる千曲川沿いの野々海高原や温泉施設には、四季折々、アウトドアを楽しむ人々が訪れます。また、村の南部にそびえる苗場山、鳥甲山、佐武流山には登山愛好家のみなさんも訪れます。これらの山々に挟まれた細長い山峡「秋山郷」は、江戸時代の文人・鈴木牧之の著した「秋山記行」で初めて世に紹介されました。今でも先人の知恵と技を受け継いだ独特の文化が根強く残っており、村の随所にその歴史の重みを感じることができます。
東京などの首都圏からわずか2、3時間で訪れることができる栄村は、雪と森林(もり)と人情の村です。

≪栄村へのアクセス≫
【JRと鉄道】約2時間40分 東京駅から森宮野原駅まで アクセス案内(新幹線等公共機関利用の場合)栄村役場HP(外部サイト)
東京駅→(上越新幹線とき 91分)→越後湯沢→(JR上越線 18分)→(北越急行ほくほく線 14分)→十日町→(JR飯山線 最速38分)→森宮野原

【自動車利用でのアクセス】約2時間40分 練馬I.Cから栄村まで アクセス案内(自動車利用の場合)栄村役場HP(外部サイト)
練馬I.C→(関越自動車道)→藤岡J.C.T→(関越自動車道)→塩沢石打I.C→(R353)→旧中里村→(R117)→津南町→栄村

≪栄村の魅力はこちらのHP等からもご覧になれます。≫
◇栄村秋山郷観光協会HP(外部サイト)
 栄村と秋山郷のさまざまな情報を発信しています。(最新情報、見る・泊まる・味わう・浸かる・遊ぶ・撮るのテーマ別案内ほか)
◇長野県栄村公式観光情報サイト~自然体で旅しよう~HP(外部サイト)
 栄村の自然や人々の様子を動画や写真で紹介しています。
◇栄村営スキー場(さかえ倶楽部スキー場)HP(外部サイト)

栄村の四季

栄村との交流

1992(平成4)年の小学生同士の相互訪問事業からはじまった栄区と栄村の交流。今までに、色々な場所で、色々な方々が、色々な形で、交流を積み重ねてきています。
ここでは、その一部について紹介します。

栄区民の皆さんが、栄村のライトイベント『夢灯』(ゆめほ)でボランティアとして活動しました(2019年9月)

夢灯は、栄村の天池(あまいけ)付近で行われるライトイベントで、2019(令和元)年度は9月28日(土曜日)に開催されました。
栄区民の皆さんが、夢灯でのボランティア活動等の様子や栄村の魅力を取材して随時で発信しました。是非、御覧ください。
        
       ツイッター:https://twitter.com/sakae_yumeho(外部サイト)
       facebook:https://m.facebook.com/SAKAE2019/(外部サイト)

栄区いたち川マスコットの「タッチーくん」が栄村の村長代理に着任しました(2018年1月)

2018(平成30)年1月4日(木曜日)、栄村の村長代理に、いたち川マスコットの「タッチーくん」が着任しました。今後、村長不在の際には、村長に代わって来客者に栄区と栄村の友好関係をアピールします。

    小菅ケ谷小学校の児童たちが栄村産そば粉を使ってそば打ちをしました(2017年12月 )

    2017(平成29)年12月13日(水曜日)、小菅ケ谷小学校5年3組の児童たちが日本の食料生産や伝統食について学習する中で、栄区の友好交流都市・栄村がそば粉の産地であることを知ったことを契機に、栄村から取り寄せたそば粉を用いたそば打ち体験学習が実施されました。 
    当日は、「荒井沢緑栄塾楽農とんぼの会」、「麺文化アカデミーよこはま栄」の皆さまによる指導を受けながらみんなでそばを打ち、美味しくいただきました。
    そばを通じて児童たちが栄村について調べ、学び、その魅力を発信する方法を考えるきっかけとなりました。

    毎年、栄区民まつりにて、栄村の物産を出店しています

    毎年、栄区民まつりでは、栄村の方々による栄村の農産物や特産品の販売を行っています。
    写真は2017(平成29)年11月11日(土曜日)に本郷中学校で開催された第18回栄区民まつりでの様子です。

    区民まつりでの栄村テントの写真です。
    栄村のテント

    栄村の子どもたちが栄区を訪れました(2017年7月)

    2017(平成29)年7月15日(土曜日)~17日(月・祝)にかけて、栄村の子どもたち10名が栄区を訪れ、栄区の子どもたちと一緒に区内の栄スポーツセンターや上郷森の家での交流や、みなとみらい周辺の観光を楽しみました。(主催:栄区子ども会連絡協議会)

    栄村キャンプに行ってきました(2016年7月)

    2016(平成28)年7月16日(土曜日)~18日(月・祝)、栄村での2泊3日の親子キャンプを実施しました。栄村の子どもたちと一緒に、テント張りや野外炊事を体験。さらに、全国でも珍しい、掘ると温泉の出る川(切明温泉 栄村秋山郷観光協会HP(外部サイト))での川遊びなど、交流を深めました。
    (主催:栄区子ども会連絡協議会HP(外部サイト)

    長野県北部地震の状況(2011年4月)

    2011(平成23)年4月に、栄区PTA連絡協議会が、栄村の小・中学生にノートを贈呈するため、石井栄区PTA連絡協議会会長が、栄村を訪れました。その際の栄村の様子を御紹介します。

    なお、栄村では、今後も未曾有の災害を忘れることなく、後世に伝えていくために記録を残し、防災意識をいつも持ち続けていけるよう、復旧・復興の記録の展示館を整備しました。栄村森宮野原駅前複合施設(震災復興祈念館・絆) 栄村役場HP(外部サイト)

    栄村交流通信(発行:栄区役所)

    栄区では、2012(平成24)年から2015(平成27)年まで、栄村交流通信を発行しました。
    VOL.1(PDF:659KB)  2012(平成24)年10月発行
    VOL.2(PDF:274KB)  2013(平成25)年4月発行
    VOL.3(PDF:978KB)  2013(平成25)年11月発行
    VOL.4(PDF:639KB)  2015(平成27)年6月発行
    VOL.5(PDF:873KB)  2015(平成27)年8月発行
    VOL.6(PDF:818KB)  2015(平成27)年9月発行
    VOL.7(PDF:1,593KB)2015(平成27)年12月発行

    尾仲区長 栄村訪問記(2012年10月)

    2012(平成24)年10月に、尾仲区長(当時)が栄村を訪問した記録をご紹介します。
    なお、記載されている団体名や施設名、写真、内容等については、訪問当時のものです。
    ご了承ください。

    ■はじめに
    2012(平成24)年10月28、29日に、栄村を訪問しました。
    栄村、同じ「栄」という名称を使うことから、20年前より栄区から子どもたちが訪問して、自然体験させていただいたり、区民まつりに村が出展し、きのこ汁をふるまうなど交流が続いています。
    昨年、3月12日、奇しくも東日本大震災の14時間後、震度6強の大地震が村を襲いました。多くの村民が被災しました。
    栄区民の皆様からは、多くの義援金など、村の復旧・復興にご支援いただきました。こうした、絆という強い思いが栄区と栄村をつないでいます。

    ■1日目
    さて、訪問当日ですが、新幹線で、越後湯沢下車、その後、バスで栄村へ向かいました。栄区からは、約4時間の旅です。
    栄村に到着した時、村役場では、収穫祭が開かれていました。多くの村民たちが集まっています。地元の栄ふるさと太鼓もありました。
    島田村長ともお会いしました。村長からは、「復興は着実に進んでいる。まだまだ厳しい面はあるが、村民は元気になっている。来年からは、農地が元に戻り、作業ができる。」とのお話がきけました。
    収穫祭に参加している方々ともお話しましたが、皆、「元気だよ。」とおっしゃっていました。まだ、村内のいたるところが復旧工事中で、また、仮設住宅もありました。しかし、村民の皆様の復興に向けた前向きの強さを感じました。

    その後、物産館のある道の駅へ行きました。栄村の特産、まずは、お米です。「心づかい」という商品名だそうです。栄村のお米は、おいしいと評判なのです。
    山々からの湧水を活用しているものも多く、水が良質だからなのでしょう。
    また、野沢菜もピカイチです。それぞれの家で作り方の違いはあるそうですが、どれも新鮮です。できれば、村を訪れ、新鮮な野沢菜を食べることがお奨めです。
    まだ他にも、トマトジュースなど色々ありますが、書ききれませんので、割愛します。

    最後に、地元の方からご紹介された、あまり知られていないというスポットについてです。
    常慶院というお寺です。千曲川沿いのあまり大きくない集落の山すそに、重厚な山門がそびえています。
    震災により、山門の柱の基部が被災したようで、補強の工事が行われていました。
    階段を上がったところに、本堂があります。地元の繁栄とまとまり、信仰などを支えてきた、ずしっとした歴史を感じさせる建造物でした。
    宿泊は、「トマトの国」です。栄村振興公社が管理運営しています。この施設、何より、温泉が最高です。肌がつるつるするような感じで、体が温まります。何回も入ってしまいました。その日は、ぐっすりと眠れました。

    お風呂に入っている写真です。
    トマトの国にて

    ■2日目
    10月29日、朝7時に村営の「中条温泉トマトの国」を出発しました。雨模様で心配でしたが、地元の皆様(当日は、村役場商工観光課長の斎藤さんと振興公社理事の関谷さんにご案内いただきました。)が、山の天気は、「降ったり、晴れたりだから、とにかく、行こう。」ということで、目的地に向かいました。
    最初は、「野々海(ののみ)高原」です。ブナの原生林の高原としては、相当大きな規模だそうです。村役場付近は、まだ紅葉という感じではなかったのですが、高原に向かう途中、標高が上がるにつれて、木々の色づきが変わりだしました。気がつくと、一面、黄色と赤色の葉っぱで覆われていました。感動的でした。
    ブナの幹と種々の木々の紅葉が、こんなに素敵なコントラストを描くとは思いませんでした。
    頂上付近には、池があります。この池から流れ出る水が、水田の利水として役立っているそうです。まさに、栄村の命の水です。

    次に、野沢菜の収穫体験として、農家を訪問しました。
    野沢菜は高さ1m位の菜っ葉です。それを根から刈り取ります。霜が降りた直後ぐらいが、最もおいしいそうです。
    地元の方は、今の時期、一夜漬けで食べているとのことです。収穫体験のあと、お裾分けをいただきました。むらさき芋の羊羹、食用菊、漬けたての野沢菜などです。あまり、こちらで食べたことがないものばかりです。

    最後に、秘境の地である「秋山郷」へ行きました。
    同じ栄村の中とはいえ、村役場などがある森宮野原駅から30kmも離れています。また、秋山郷へ行くには、一度は、村外、県外、つまり、新潟県津南町を通らなければなりません。それほど山奥にある集落です。
    しかし、日本百名山である苗場山と鳥甲(とりかぶと)山などの高い山々に囲まれた渓谷地です。
    秋山郷の自然は、スケールが大きすぎ、圧巻とともに畏怖を感じるぐらいです。霧もやの中、山全体が紅葉に染まっている姿は、神々が宿っている神秘さをも感じます。そんな光景に遭遇でき、ラッキーでした。

    秋山郷では、まず中腹にある「天池(あまいけ)」を訪れました。
    紅葉に彩られた池で、美しく、天池という名にぴったりです。晴れた日であれば、天池の水面に鳥甲山が映るそうです。
    案内いただいた関屋さんは、それを見せることができないのが残念と言っていました。

    その後、村営の「のよさの里」という宿泊施設に立ち寄り、昼食をいただきました。イワナの天丼をいただきました。絶品でした。

    最後に、村役場の秋山支所を訪問しました。
    支所の建物内にある民俗資料館には、昔からの秋山郷での生活文化に関わる資料が展示されていました。
    資料館では、支所に勤務されている秋山郷育ちの福原さんに、クロモジ細工による楊枝作りを教わりました。クロモジとは、本州の岩手県以南の日本各地に生育する落葉の低木です。葉や樹皮に芳香があり、和菓子などに添えられる、高級爪楊枝を作るので有名です。秋山郷では、クロモジ細工が古くから行われているそうです。

    村役場の皆様、公社の皆様、村民の皆様、本当にありがとうございました。ぜひ、栄区にも遊びに来てください。これからもよろしくお願いします。

    ■まとめ
    今回、栄村を訪問し、栄区と栄村のつながりを深めていくことについて、考えてみました。
    まず、改めてですが、栄村の誇る魅力ですが、栄区では絶対に味わえない自然の壮大さ、また、山々が育んだ水によるおいしい食べ物、肌に優しい温泉、そして、何よりも口数は少ないのですが、心温かい村民の皆様です。
    こうした魅力を、栄区が交流の中で享受し、結果として栄村の発展につなげられれば、こんなにうれしいことはありません。
    村民の皆様とこんなお話しをしました。
    「栄村の特産品、例えば、お米などを通信販売で全国から購入できるようにしたらどうですか?」に対し、「農家の方々は、作れる量に限界があるので、売り切れたり、お買い求め分を作れなかったら、迷惑をかけてしまう。」。
    また、ペットと泊まれる宿がほとんどないため「ペットと一緒に来られるよう、ペットと宿泊可能な施設を増やしたら?」に対し、「ペットを家の中に入れる習慣がほとんどない。」。
    また、以前の合併ブームでも、栄村は、周りと一緒になりませんでした。決して、独立心旺盛という感じはしないのですが。
    この穏やかな保守的気質が、栄村の風土だと思います。この風土が、私たちにぬくもりや心のふるさとを感じさせてくれます。そして、栄村のファンを生んでいるのでしょう。
    マーケティング、販路拡大など商業主義に走らず、いつまでも、栄村らしさを守っていくことが何よりも大切なのだと思います。
    何か、人として、地域としての暮らしの原点を学んだような感じがします。
    栄区民の皆様へ。
    ぜひ、栄村へ観光で訪ねて行ってください。また、特産品など購入してください。道の駅などの店舗へ連絡すれば、宅配便で購入も可能です。
    そして、栄村のファンとして、自分たちでできることをやっていきましょう。それが、栄村らしく、栄区らしい交流かもしれません。
    これからも、交流を深めていきたいと思っています。区民の皆様、そして、栄村の村民の皆様、どうぞよろしくお願いします。

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    栄区総務部地域振興課

    電話:045-894-8395

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    ファクス:045-894-3099

    メールアドレス:sa-chishin@city.yokohama.jp

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