熱中症（ねっちゅうしょう）に気（き）をつけてください

熱中症(ねっちゅうしょう)とは、夏(なつ)にたくさん汗(あせ)をかいて、体(からだ)の中(なか)の水分(すいぶん)や塩分(えんぶん)が少(すく)なくなったり、体温(たいおん)を調整(ちょうせい)することができなくなって、体(からだ)の具合(ぐあい)が悪(わる)くなることです。気温(きおん)や湿度(しつど)が高(たか)くなると、熱中症(ねっちゅうしょう)になる人(ひと)が増(ふ)えます。
熱中症(ねっちゅうしょう)になると、体(からだ)が重(おも)く感(かん)じる、めまいがする、頭(あたま)が痛(いた)くなる、たくさん汗(あせ)をかく、吐き気(は　け)がするなどの症状(しょうじょう)が出(で)ます。
体温(たいおん)が高(たか)くなったり、けいれんがあったり、意識(いしき)がはっきりしないときは、とても危険(きけん)です。死(し)ぬこともあります。すぐに病院(びょういん)に行(い)ってください。

暑(あつ)さを避(さ)ける

• 暑い日(あつ　ひ)に外(そと)に出(で)るときは、太陽(たいよう)が当(あ)たらないように、日傘(ひがさ)や帽子(ぼうし)を使(つか)ってください。涼(すず)しくて、汗(あせ)を吸(す)いやすい木綿(もめん)や麻(あさ)などの服(ふく)を着(き)ましょう。
• 家(いえ)にいるときは、扇風機(せんぷうき)やエアコンを使(つか)って部屋(へや)の中(なか)を涼(すず)しくしてください。窓(まど)にカーテンやブラインドをつけて、部屋(へや)に入(はい)る太陽(たいよう)の光(ひかり)を弱(よわ)くしてください。

水分・塩分(すいぶん　えんぶん)をとる

• のどが渇(かわ)いていなくても、水(みず)を飲(の)んでくさい。
• たくさん汗(あせ)をかいたときは、スポーツドリンクなどを飲(の)んで、水分(すいぶん)と塩分(えんぶん)をとりましょう。

暑(あつ)くなる前(まえ)にしておくこと

• 運動(うんどう)をしましょう。運動(うんどう)する前(まえ)には、水分(すいぶん)や塩分(えんぶん)をとってください。
• 寝(ね)る時間(じかん)が少(すく)ないとき、お酒(さけ)をたくさん飲(の)んだ次(つぎ)の日(ひ)、風邪(かぜ)のような症状(しょうじょう)があるときは、熱中症(ねっちゅうしょう)になりやすいです。いつも、体(からだ)の調子(ちょうし)に気(き)をつけてください。

1. 涼(すず)しい場所(ばしょ)に行(い)く。外(そと)にいるときは、日(ひ)かげに行く。家(いえ)の中(なか)にいるときは、エアコンや扇風機(せんぷうき)がある涼(すず)しい部屋(へや)に行(い)く。
2. 服(ふく)を脱(ぬ)いだり、体(からだ)を冷(つめ)たいもので冷(ひ)やして、体温(たいおん)を下(さ)げる。
3. 水分(すいぶん)や塩分(えんぶん)をとる（自分(じぶん)で水(みず)を飲(の)むことができないときは、すぐに病院(びょういん)へ行(い)ってください）。

• 熱中症(ねっちゅうしょう)になる人(ひと)の半分(はんぶん)は、６５歳以上(さいいじょう)のお年寄(としよ)りです。お年寄(としよ)りは、暑(あつ)さやのどが渇(かわ)いていることを感(かん)じにくいため、熱中症(ねっちゅうしょう)になりやすいです。また、熱中症(ねっちゅうしょう)になったとき症状(しょうじょう)が悪(わる)くなりやすいです。
• 子(こ)どもは、大人(おとな)と違(ちが)って体温(たいおん)を整(ととの)える力(ちから)が弱(よわ)いので、熱中症(ねっちゅうしょう)になりやすいです。
• 子(こ)どもや障害(しょうがい)のある人(ひと)は、体(からだ)の調子(ちょうし)が悪(わる)くなっても自分(じぶん)では感(かん)じにくいので、周(まわ)りの人(ひと)が気(き)をつけて様子(ようす)を確認(かくにん)してください。