ここから本文です。

横浜・人・まち・デザイン賞 区別受賞団体

まちづくり活動部門・地域まちづくり部門の受賞団体の紹介 (掲載内容は受賞当時の情報です)

最終更新日 2020年12月24日

区別受賞団体一覧
 
区を選択してください
青葉区(3) 港南区(4) 戸塚区(1)
旭区(2) 港北区(4) 中区(7)
泉区(2) 栄区(2) 西区(4)
磯子区(0) 瀬谷区(0) 保土ケ谷区(2)
神奈川区(6) 都筑区(6) 緑区(2)
金沢区(5) 鶴見区(9) 南区(2)
全市(2)
(カッコ内の数字は受賞団体数を示しています。複数の区で活動している場合は各区に掲載しています)

受賞回別はこちら

第1回(平成12年) 第2回(平成14年) 第3回(平成16年)
第4回(平成21年) 第5回(平成23年) 第6回(平成25年)
第7回(平成27年) 第8回(平成29年) 第9回(令和元年)
第10回(令和4年)    
区別受賞団体一覧
 
区別受賞団体一覧

青葉区

活動名をクリックしてください。

回次

活動

団体名

9回 奈良町地域における交流拠点づくり~どんな時もつながり合える街の家族~ 街の家族運営委員会

10回

美しが丘100段階段プロジェクト 美しが丘中部自治会アセス委員会遊歩道ワーキンググループ
10回 地域で子どもを育てる~子どもの体験活動と大人の学び支援~ NPO法人あおば学校支援ネットワーク

旭区

活動名をクリックしてください。

回次

活動

団体名

3回 旭ジャズまつりの運営 旭ジャズまつり実行委員会
7回 旭中央地区のコミュニティバス「四季めぐり号」の運行 コミュニティバス「四季めぐり号」運行委員会

■泉区

活動名をクリックしてください。

回次

活動

団体名

6回 下和泉地区での交通不便を解消コミュニティバスの自主運営活動 下和泉地区交通対策委員会
7回 泉区いちょう団地での生活相談や学習支援 多文化共生の実践 多文化まちづくり工房

磯子区

活動名をクリックしてください。

回次

活動

団体名

-

- -

神奈川区

活動名をクリックしてください。

回次

活動

団体名

3回

自然を生かした公園でのプレイパーク運営 片倉うさぎ山公園遊び場管理運営委員会
3回 東神奈川駅東口地区市街地再開発事業の実現

東神奈川地区市街地再開発組合

4回 まちづくりのルールを作成 ふれあいのある元気な商店街へ 大口通地区まちづくり委員会
6回 六角橋商店街の新たな企画空き店舗を活用したドッキリヤミ市場 六角橋商店街連合会
7回 京浜臨海部等での「トンボはドコまで飛ぶかプロジェクト」 トンボはドコまで飛ぶかフォーラム
10回 お年寄りにやさしい街 六角橋 ~オレンジプロジェクト~ オレンジプロジェクト実行委員会

金沢区

活動名をクリックしてください。
回次 活動 団体名

4回

いきいき、楽しく環境活動 合言葉は「スカベンジ、やりまスカ」

関東学院大学 環境サークル HEP
(Human Environmental Project)

6回 高齢化が進む西柴を生き生きと暮らせる街にしたい 特定非営利活動法人さくら茶屋にししば
7回 金沢区でつくられる風景 ふるさと大道村 ふるさと大道の風景をつくる会
8回 六浦東地区の人材マップを生かした地域ぐるみのまちづくり 六浦東・地域子育て会
9回

地域の魅力を生かした災害に強いまちづくり~寺前東町・寺前西町・金沢町地域の取組~

寺前東町・寺前西町・金沢町まちづくり協議会
港南区
活動名をクリックしてください。
回次 活動 団体名

4回

まちづくりの交流、情報発信拠点 さまざまな人が集い、語る 株式会社イータウン、横浜港南台商店会、まちづくりフォーラム港南
5回 助け合いの精神で港南エリアを中心とした住民生活をサポート さわやか港南
6回 港南区の歴史を後世へ伝承する活動 特定非営利活動法人港南歴史協議会
9回 美晴台の道に愛称をつけ、まちを分かりやすく、明るく、楽しく、魅力的にする 美晴台の道に愛称をつける会
港北区
活動名をクリックしてください。
回次 活動 団体名

2回

新横浜町内会のまちづくり活動 新横浜町内会
7回 環境意識を高め、歴史も知る 大豆戸菊名打ち水大作戦 大豆戸菊名打ち水大作戦実行委員会
8回 港北区を拠点としたみんなで子育てをする環境づくり 特定非営利活動法人びーのびーの
10回 みんなでつくるコミュニティ農園「ミソノガーデン」 熊野の森もろおかスタイル
栄区
活動名をクリックしてください。
回次 活動 団体名
3回 横浜自然観察の森の案内・調査・管理運営活動 横浜自然観察の森友の会
9回 魅力あるまちを次世代に引き継ぐ緑いっぱいのまちづくり 湘南桂台みどりの会
瀬谷区
活動名をクリックしてください。
回次 活動 団体名
- - -
都筑区
活動名をクリックしてください。
回次 活動 団体名
1回 仲町台駅周辺まちづくり活動 仲町台商業振興会/仲町台駅前センター街づくり協定運営委員会/地域作業所「ワークアシスト仲町台」
2回 モザイクモール港北の建設と運営 仲町台商業振興会/第一共同開発株式会社/株式会社モザイク開発
2回 都筑民家園を巡る活動 都筑民家園愛護会
5回 つづきのみんなで元気なまちづくり 特定非営利活動法人 I Love つづき
8回 中川駅前商業地区の安全で魅力的なまちづくり 特定非営利活動法人ぐるっと緑道
8回 「まち工場による地域子育て支援」~東山田準工業地域の取り組み~ 一般社団法人 横浜もの・まち・ひとづくり
鶴見区
活動名をクリックしてください。
回次 活動 団体名
1回 環境エネルギー館の整備・運営 東京ガス株式会社
2回 鶴見西口オープンカフェの運営 鶴見西口オープンカフェ協議会
5回 鶴見川流域での清掃・学習・人材育成活動 特定非営利活動法人 鶴見川流域ネットワーキング
6回 寺尾地区で身近なまちの暮らしを豊かにする活動 寺尾地区福祉のまちづくり推進協議会
7回 京浜臨海部等での「トンボはドコまで飛ぶかプロジェクト」 トンボはドコまで飛ぶかフォーラム
9回 鶴見区の国道1号沿いにおける住民と事業者が協働し実現した緑のまちづくり 鶴見「みどりのルート1」をつくる会
9回 市場西中町の歴史と地域のつながりを生かした防災まちづくり 鶴見区市場西中町まちづくり協議会
10回 みんなでつくるコミュニティ農園「ミソノガーデン」 熊野の森もろおかスタイル
10回 地域の多職種連携による見守りネットワーク事業 ケアサークルみま~もすえよし
戸塚区
活動名をクリックしてください。
回次 活動 団体名
7回 深谷台地域でのエリアマネジメント 地域課題の解決を実践 深谷台地域運営協議会
中区
活動名をクリックしてください。
回次 活動 団体名
1回 都心部を中心にした歴史を生かしたまちづくり啓発活動 横浜シティガイド協会
1回 元町仲通りまちづくり活動 元町仲通り会
4回 障害者が生活しやすい環境づくり ソフト&ハード面でバリアフリー 横濱ジェントルタウン倶楽部
4回 みんなに愛されるストリート 質の高い、魅力的な空間を演出 日本大通り活性化委員会
5回 野毛大道芸でまちおこし 野毛大道芸実行委員会
5回 山下公園のコンビニエンスストアで子育て支援活動 ハッピーローソン山下公園店
6回 初黄・日ノ出町地区のアートによる安全・安心のまちづくり 特定非営利活動法人 黄金町エリアマネジメントセンター
西区
活動名をクリックしてください。
回次 活動 団体名
1回 横浜駅西口振興活動 横浜駅西口振興協議会
1回 都心部を中心にした歴史を生かしたまちづくり啓発活動 横浜シティガイド協会
1回 横浜駅西口駅前再開発事業 横浜駅西口駅前再開発協議会
4回 災害に強いまちづくり 住民の力で地域の課題を解決 西戸部二丁目第一自治会 わくわく倶楽部
保土ケ谷区
活動名をクリックしてください。
回次 活動 団体名
3回 商店街の空き店舗活用による地域コミュニティ活動 西谷商栄会 井戸ばた倶楽部@nishiya
8回 保土ケ谷の人・まち・文化を活かした街道のにぎわいづくり ほどがや 人・まち・文化振興会
緑区
活動名をクリックしてください。
回次 活動 団体名
5回 鴨居原市民の森を憩いの森にする活動 鴨居原市民の森愛護会
6回 新治市民の森一帯の里山景観と生物多様性を守り育てる活動 新治谷戸田を守る会/新治市民の森愛護会
南区
活動名をクリックしてください。
回次 活動 団体名
2回 横浜弘明寺商店街のまちづくり活動 横浜弘明寺商店街協同組合
8回 農作業を通じた住民の見守りと交流 六ツ川野外サロンプロジェクト 六ツ川野外サロン
全市
活動名をクリックしてください。
回次 活動 団体名
3回 都市防災の研究・提言・知識の普及活動 特定非営利活動法人 都市防災研究会
10回 こどもたちの手で大人と一緒に住み続けられるまちづくり 認定NPO法人ミニシティ・プラス
概要
第1回横浜・人・まち・デザイン賞
第1回受賞 まちづくり活動部門(平成12年)

環境エネルギー館の整備運営


(活動名)環境エネルギー館の整備・運営
(表彰者)東京ガス株式会社
(活動場所)鶴見区
(表彰理由)情報発信を目的に、環境、エネルギー、都市問題を体験学習できる施設を整備した。

第1回受賞 まちづくり活動部門(平成12年)

横浜駅西口振興活動


(活動名)横浜駅西口振興活動
(表彰者)横浜駅西口振興協議会
(活動場所)西区
(表彰理由)横浜駅西口地区の振興を図ることを目的に、イベントや勉強会を開催している。
また、横浜駅西口40周年記念事業として派出所を整備し、神奈川県警に寄贈した。

第1回受賞 まちづくり活動部門(平成12年)

都心部を中心にした歴史を生かしたまちづくり啓発活動


(活動名)都心部を中心にした歴史を生かしたまちづくり啓発活動
(表彰者)横浜シティガイド協会
(活動場所)中区、西区を中心
(表彰理由)歴史を生かしたまちづくり、ひとづくりを目的に、横浜の歴史的特性を伝えるガイドを実施し、ガイドの育成、マップの作成などを行っている。
第1回受賞 まちづくり活動部門(平成12年)

仲町台駅周辺まちづくり活動


(活動名)仲町台駅周辺まちづくり活動
(表彰者)仲町台商業振興会/仲町台駅前センター街づくり協定運営委員会/地域作業所「ワークアシスト仲町台」
(活動場所)都筑区
(表彰理由)仲町台駅周辺の新たな魅力や住民交流の場の創出を目的に、ハード、ソフトの整備を受け持つ団体が連携をとりながら、まちづくりを推進している。
1回受賞作品 まちづくり活動部門(平成12年)

横浜駅西口駅前再開発事業


(活動名)横浜駅西口駅前再開発事業
(表彰者)横浜駅西口駅前再開発協議会
(活動地域)西区
(表彰理由)横浜駅西口駅前の3つの街区を統合し、高層ビルを建設。土地の有効利用を図るとともに、バスターミナルやデッキ、地域冷暖房の整備などを行った。
第1回受賞 まちづくり活動部門(平成12年)

元町仲通りまちづくり活動


(活動名)元町仲通りまちづくり活動
(表彰者)元町仲通り会
(活動場所)中区
(表彰理由)県下で初めての「街並み誘導型地区計画」を都市計画決定し、街づくり協定を締結するなど、魅力あるまちづくりを推進している。
第2回横浜・人・まち・デザイン賞
第2回受賞 まちづくり活動部門(平成14年)

鶴見西口オープンカフェの運営


(活動名)鶴見西口オープンカフェの運営
(表彰者)鶴見西口オープンカフェ協議会
(活動場所)鶴見駅豊岡町
(表彰理由)違法駐輪対策、交流・憩いの場の提供などを目的に、商店街と市民ボランティアが協働し、鶴見駅西口モールで定期的にオープンカフェを実施している。魅力的な駅前空間が生まれ、ボランティアなどの人材が育っている。
第2回受賞 まちづくり活動部門(平成14年)

横浜弘明寺商店街のまちづくり活動


(活動名)横浜弘明寺商店街のまちづくり活動
(表彰者)横浜弘明寺商店街協同組合
(活動場所)南区弘明寺町
(表彰理由)門前町の商店街として、アーケードの改築や道路特殊舗装などの再整備を行ったほか、活性化のための様々な取り組みや地域活動・市民活動と協力・連携した活動などを行っており、多くの交流が生まれている。
第2回受賞 まちづくり活動部門(平成14年)

新横浜町内会のまちづくり活動


(活動名)新横浜町内会のまちづくり活動
(表彰者)新横浜町内会
(活動場所)港北区新横浜1・2・3丁目
(表彰理由)商工、防災、美化リサイクルなど様々な分野で活発な活動を行っている。またワールドカップの開催に際し、来街者が迷わないためのサイン付きフラワースタンドの設置やイベントの実施、フーリガン対策の取り組みなど積極的に行った。
第2回受賞 まちづくり活動部門(平成14年)

モザイクモール港北の建設と運営


(活動名)モザイクモール港北の建設と運営
(表彰者)仲町台商業振興会/第一共同開発株式会社/株式会社モザイク開発
(活動場所)都筑区中川中央
(表彰理由)地権者48人の共同化によりモザイクモール港北を整備し、観覧車を組み込んだ建物は港北ニュータウンのランドマークとなっている。また、竣工後も都筑の古民具展や昔の写真店を開催するなど、地域に根ざした文化催事を行っている。
第2回受賞 まちづくり活動部門(平成14年)

都筑民家園を巡る活動


(活動名)都筑民家園を巡る活動
(表彰者)都筑民家園愛護会
(活動場所)都筑区大棚西
(表彰理由)歴史的建造物である古民家を愛護会と、市民ボランティアが連携して、管理・運営、活用する事により、まちづくりの歴史や、地域の魅力が伝えられている。また、地域コミュニティが醸成され、世代間交流、国際交流などが行われている。
第3回横浜・人・まち・デザイン賞
第3回受賞 まちづくり活動部門(平成16年)

自然を生かした公園でのプレイパーク運営


(活動名)自然を生かした公園でのプレイパーク運営
(活動団体)片倉うさぎ山公園遊び場管理運営委員会
(活動場所)神奈川区
(表彰理由)公園の建設に伴い、地域ぐるみで施設の計画や利用の決まりなどについて話し合い、子供の遊び場や多目的広場など地域住民の意見反映に尽力し、公園開園後も「自分の責任で自由に遊ぶ」をモットーにプレイパークを運営している。
第3回受賞 まちづくり活動部門(平成16年)
(活動名)

東神奈川駅東口地区市街地再開発事業実現

東神奈川駅東口地区市街地再開発事業の実現
(活動団体)東神奈川地区市街地再開発組合
(活動場所)神奈川区
(表彰理由)再開発事業により地区の防災性の向上に寄与するとともに、施設建築物内の保育所、自転車駐車場の上部を利用した駅前広場、隣接する福祉施設等整備事業・東神奈川駅前地区優良建築物等整備事業と接続するデッキの整備を行なうなど、地域のまちづくりに貢献した。
第3回受賞 まちづくり活動部門(平成16年)
(活動名)

商店街の空き店舗活用よる地域コミュニティ活動

商店街の空き店舗活用による地域コミュニティ活動
(活動団体)西谷商栄会 井戸ばた倶楽部@nishiya
(活動場所)保土ケ谷区
(表彰理由)出店者で組織する運営委員会によって、空き店舗を活用した市民参加型チャレンジショップを黒字で運営し、他の商店街のモデルともなっている。また、出店者による「教室事業」を行なうなど、周辺住民の世代間交流の場を商店街に創出し、商店街の活性化に寄与している。
第3回受賞 まちづくり活動部門(平成16年)

旭ジャズまつりの運営

(活動名)旭ジャズまつりの運営
(活動団体)旭ジャズまつり実行委員会
(活動場所)旭区大池・こども自然公園野球場ほか
(表彰理由)「恵まれた自然環境の中、ジャズを媒介として、世代を超えた共有の場をつくり、コミュニケーションの輪をひろげる」ことをテーマに掲げ、郊外部の公園の新たな利用として市民手づくりのイベントを実行し、永年にわたり地域の活性化に寄与している。

第3回受賞 まちづくり活動部門(平成16年)

横浜自然観察の森の案内・調査・管理運営活動


(活動名)横浜自然観察の森の案内・調査・管理運営活動
(活動団体)横浜自然観察の森友の会
(活動場所)栄区
(表彰理由)自然を愛する人々が自然と親しみ、自然に学ぶために交流する場の創出、自然を守り育てる活動の支援、自然保護思想の普及などを目的とし、自然観察の森を訪れる人々のガイドや各種の調査など、幅広く長期にわたる活動が自然を愛し自然に学ぶ人の輪を広げている。

第3回受賞 まちづくり活動部門(平成16年)

都市防災の研究・提言・知識の普及活動

(活動名)都市防災の研究・提言・知識の普及活動
(活動団体)特定非営利活動法人 都市防災研究会
(活動場所)全市
(表彰理由)防災と福祉を専門とした全国初の市民団体として、「高齢者の防災対策の現状と課題」等の調査研究を行うとともに、「防災福祉マニュアル」の作成、「自主防災組織リーダー養成講座」、三世代参加型「親子防災デイキャンプ」開催など、市民の防災意識向上に努めている。

第4回横浜・人・まち・デザイン賞

第4回受賞 地域まちづくり部門(平成21年)

まちづくりのルールを作成 ふれあいのある元気な商店街へ


(活動名)まちづくりのルールを作成 ふれあいのある元気な商店街へ
(活動団体)大口通地区まちづくり委員会
(活動場所)神奈川区大口通地区・隣接商業地域
(活動概要) 大口通におけるマンション建設に対して、商店街として危機感を抱き、自主的なまちづくり協定を作った。半年後には「地域まちづくりルール」に認定された。「大口らしさ」を求めて、さまざまなまちづくり活動を行っている。
(表彰理由)地域密着、生活関連型の商店街として熱心にまちづくりに取り組んでおり、その活動の中でまちのルールについても商店街自らが取り決めたところが高く評価された。地域商店街におけるまちのルールのよい事例である。

第4回受賞 地域まちづくり部門(平成21年)

災害に強いまちづくり 住民の力で地域の課題を解決


(活動名)災害に強いまちづくり 住民の力で地域の課題を解決
(活動団体)西戸部二丁目第一自治会 わくわく倶楽部
(活動場所)西区西戸部町2丁目
(活動概要)自分たちの住むまちが防災面で課題を抱えていることから、ヨコハマ市民まち普請事業などを活用し、住民自ら公園に雨水タンクを設置したり、放置されていた消防器具置場を地下貯水槽のある「わくわくハウス」に改築したりして地域の防災機能を高め、住民の憩いの場を整備した。
(表彰理由)みんなの力で公園やまちかど広場作りを行ったことで、自主防災意識を高めることになった。また、ものづくりを行うことで、まちの人の多様な力が分かったことも、今後、災害に強いまちづくりを皆で進める上での大きなパワーとなると考えられる。
(活動を支援した個人又は団体)NPO法人横浜プランナーズネットワーク(直原功、橋本忠美)、NPO法人横浜市まちづくりセンター(佐藤光良)

第4回受賞 地域まちづくり部門(平成21年)

障害者が生活しやすい環境づくり ソフト&ハード面でバリアフリー


(活動名)障害者が生活しやすい環境づくり ソフト&ハード面でバリアフリー
(活動団体)横濱ジェントルタウン倶楽部
(活動場所)エクセル伊勢佐木・中区福祉保健活動拠点
(活動概要)さまざまな立場の個人・団体が協力し合いながら、障害者が気軽に街へ出かけられるように、「触る地図」を柱とした情報提供や各種イベントなどを実施。街に出るきっかけづくりや、交流・相互理解を進めている。
(表彰理由)これまでつながりが希薄だった障害者と商店街等との連携や、誰にとっても魅力的で質の高いバリアフリ
ーマップの作成など、活動の戦略・方法が画期的である。これが人々の意識やまちの姿を変えていくことにつながっている。

第4回受賞 地域まちづくり部門(平成21年)

みんなに愛されるストリート 質の高い、魅力的な空間を演出


(活動名)みんなに愛されるストリート 質の高い、魅力的な空間を演出
(活動団体)日本大通り活性化委員会
(活動場所)日本大通り
(活動概要)オープンカフェ事業や、景観の魅力アップとしての夏・冬のイルミネーション事業、フラワーアートフェスティバルなど、地域住民や観光客へ、日本大通りの魅力をアピールしている。
(表彰理由)横浜の一つの顔となっている日本大通りを、規律ある演出によって活性化している。オープンカフェ、夏・冬のイルミネーション、日常の清掃を継続的に行えるように、行政機関(道路管理者等)との調整や、日本大通りに面している地権者の合意・協力を取り付けている。その熱意が認められる。

第4回受賞 地域まちづくり部門(平成21年)

まちづくりの交流、情報発信拠点 さまざまな人が集い、語る


(活動名)まちづくりの交流、情報発信拠点 さまざまな人が集い、語る
(活動団体)株式会社イータウン、横浜港南台商店会、まちづくりフォーラム港南
(活動場所)港南区港南台4丁目
(活動概要) 「人のつながり」からまちを活性化したいと、まちづくり拠点「港南台タウンカフェ」を開始。カフェや小箱ショップ、テント村など、市民が立ち寄りやすく、市民・団体同士のつながりが生まれやすい環境や仕掛けを備えている。
(表彰理由)それまでの活動がベースにあってのことだとは思うが、開設されてから3年という短い間に、これだけ活動が広がったことが高く評価された。また多様な方たちがまちづくりに関わっているところもすばらしい。

第4回受賞 地域まちづくり部門(平成21年)

いきいき、楽しく環境活動 合言葉は「スカベンジ、やりまスカ」


(活動名)いきいき、楽しく環境活動 合言葉は「スカベンジ、やりまスカ」
(活動団体)関東学院大学 環境サークル HEP(Human Environmental Project)
(活動場所)金沢区六浦東1丁目など
(活動概要)「大好きなまちをきれいにしたい」。そんな思いから、スカベンジ(ごみ拾い)などを実施。活動のひとつのヨコハマ☆スカベンジ大作戦は『横浜のまちにクリスマスプレゼントを』をコンセプトにごみ拾いサンタとなって、楽しいごみ拾いを行っている。
(表彰理由)環境問題に関心を持つ学生、約80名が”自然体で””楽しみながら””工夫しながら”活動しており、その輪が、幼稚園から行政まで広がっていることが認められる。
第5回横浜・人・まち・デザイン賞

第5回受賞 地域まちづくり部門(平成23年)

鴨居原市民の森を憩いの森にする活動

(活動名)鴨居原市民の森を憩いの森にする活動
(活動団体)鴨居原市民の森愛護会
(活動場所)鴨居原市民の森(緑区)
(活動概要)多くの地域住民の協力も得て、粗大ごみが散乱していた森の清掃活動に取り組んでいます。また、みんなが森に興味を持ち憩いの場と感じてもらえるよう、森でのイベントの企画、校外授業の受け入れ、森を守るための消防訓練など、積極的に行っています。
(表彰理由)鴨居原市民の森は、横浜の中でも貴重な自然が残された場所のひとつであるにも関らず、古タイヤなどの産業廃棄物や粗大ゴミが散乱している場所であった。このような荒廃した場所を、地域住民の力でクリーンアップ作戦を行い、多量なゴミを撤去し、美しい森に再生してきた。具体的には自治会が中心となり、まちづくり活動団体、小中学校とも連携し、子どもたちも協力得て、7年にわたり地道に活動を続けてきたことは高く評価できる。
(活動を支援した個人又は団体)吉武美保子(特定非営利活動法人よこはま里山研究所)

第5回受賞 地域まちづくり部門(平成23年)

野毛大道芸でまちおこし


(活動名)野毛大道芸でまちおこし
(活動団体)野毛大道芸実行委員会
(活動場所)中区野毛町一帯
(活動概要)「野毛大道芸」は、春と秋の年2回開催し、全国各地から約20万人が来場する、地域の代名詞となる一大イベントです。以前の賑わいを失いつつあったまちの活性化・地域の振興を目的として、25年に渡り実施しています。町内会、婦人部、商店街及び学生ボランティアが一丸となって、手作りで企画・運営を進めています。
(表彰理由)世代交代を図りながら25年に渡り継続し、業者に頼らず自分達でイベントを創り出す独創性がある。そして、まちづくり会・小学校・芸人・商店街など、関わる全ての人たちとの調和を大切にし、感謝の心を忘れない精神がまちの魅力となり、全国から人を惹き付けるエネルギーとなっている。「継続することが支援してくれる人たちへの恩返し」という信念を守り続け、末永い継続、そして益々の発展に期待する。

第5回受賞 地域まちづくり部門(平成23年)

助け合いの精神で港南エリアを中心とした住民生活をサポート


(活動名)助け合いの精神で港南エリアを中心とした住民生活をサポート
(活動団体)さわやか港南
(活動場所)港南区日限山1丁目など
(活動概要)「困ったときはお互いさま」という助け合いの精神で、在宅支援や子育て支援をはじめとした地域住民の暮らしを支える活動を行っています。また誰もが気軽に集える地域の居場所、よろず相談所としての役割も担っています。
(表彰理由)2010年に設立10年となり、会員は300名を超え、地域での認知度も高い。介護保健や児童相談などの制度のすき間や枠外で困っている人たちは多く、どの地域でも支援する組織や場所の必要性は感じているが、なかなか実現できていない。このような中、明るく、やわらかく、形式化せずに心のこもった運営をしている実績を高く評価したい。また、市の助成制度によるリフト等の整備や、防災への取り組み、区民活動支援センターのブランチを担うなど、新たな事業にも積極的に取り組んでいる。

第5回受賞 地域まちづくり部門(平成23年)

つづきのみんなで元気なまちづくり


(活動名)つづきのみんなで元気なまちづくり
(活動団体)特定非営利活動法人 I Love つづき
(活動場所)都筑区全域
(活動概要)都筑区を中心に、環境にやさしいまちづくり、災害に強い青少年の育成など、まちが元気になるよう、様々な視点からアイディアのつまったまちづくりをしています。みんなで一緒に考えるまちづくりをテーマに、地域住民、企業、行政と協働で活動に取り組んでいます。
(表彰理由)市民活動から始まった組織であるが、現在はソーシャル・ビジネスへと活動の幅を広げており、その企画力や実行力を評価する。また、市内の同様な団体や企業と連携しながら、ソーシャル・ビジネスの発展を牽引している。初期の2003年のモザイク壁画プロジェクトから寄付を募るソーシャル・ビジネス・マインドがあり、それがその後の小規模福祉作業所等の商品の通販サイト「横濱良品館」や、テレワーク支援などにつながっており、今後の展開が期待される。
(活動を支援した個人又は団体)東京都市大学

第5回受賞 地域まちづくり部門(平成23年)

山下公園のコンビニエンスストアで子育て支援活動


(活動名)山下公園のコンビニエンスストアで子育て支援活動
(活動団体)ハッピーローソン山下公園店
(活動場所) 山下公園(中区)
(活動概要)多くの親子連れが集まる山下公園で、子育て支援活動の拠点として、お母さんをサポートする商品や環境を整えた店舗づくりをしています。また、親子で楽しめるイベントを企画し、山下公園に遊びに来るきっかけづくりとなっています。
(表彰理由)子育てママのアイディアから実現した「子育て応援コンビニ」のコンセプトショップはこれからの企業のあり方も提示している。子どもの遊び場があったり、一息できるカフェ、また海がみえる外のデッキなどにも工夫がみられる。商品構成もベビーグッズや絵本なども品揃えがあり、困ったときに子育て家族はとても助かると思う。子育て応援イベントの企画も親しめる店の活動として評価できる。このような立地にあわせた店舗展開の方法は地域の課題の解決に対しておおいに期待できる。

第5回受賞 地域まちづくり部門(平成23年)

鶴見川流域での清掃・学習・人材育成活動


(活動名)鶴見川流域での清掃・学習・人材育成活動
(活動団体)特定非営利活動法人 鶴見川流域ネットワーキング
(活動場所)鶴見川流域全体

(活動概要)今年で発足20年。鶴見川流域で活動する市民団体と連携。また団体のサポートをしながら、川の清掃活動、川辺の環境保全や子どもを対象とした自然体験型学習支援に取り組んでいます。幅広い活動範囲を維持するため、人材育成にも力を入れています。
(表彰理由)流域をバクの形として捉え、任意団体としてスタートして20周年を迎えるこの団体が特に優れているのは、〇身近なフィールドと密着した地域団体との連携 〇行政・学校・企業との連携 〇楽しさをちりばめた実践重視の活動〇分かりやすさの中に環境貢献社会への高いビジョンがあることである。全国の川をフィールドにした活動に強力な波及効果をもたらし続けている功績は横浜市民の誇りのひとつに値する。


概要
第6回横浜・人・まち・デザイン賞

第6回受賞 地域まちづくり部門(平成25年)

新治市民の森一帯の里山景観と生物多様性を守り育てる活動


(活動名)新治市民の森一帯の里山景観と生物多様性を守り育てる活動
(活動団体)新治谷戸田を守る会/新治市民の森愛護会
(活動場所)緑区新治市民の森一帯
(活動概要)新治市民の森一帯は横浜の原風景と呼ばれる谷戸の景観が連なり、さまざまな生きものが生息しています。
地元農家の協力も得ながら、多くの市民が森や田んぼの手入れを行っています。近隣小中学校や市民団体と連携し、次世代への担い手を育てる活動をすすめています。
(表彰理由)横浜の原風景とも言える新治市民の森一帯を、守り育てる2つの団体の合同表彰である。それぞれ里山の保全整備と谷戸田の維持を軸に、連携しながら活動している。
地域のくらしの中で形成された生活景でもある谷戸景観と、そこに育まれてきた生物多様性を、未来の子供たちに引き継ぐ「過去から未来へとつなぐ」試みである。また、活動を進めるにあたり、「森を手入れする技術」及び「田んぼの維持」を習得し、技術の伝承が行われているところも高く評価したい。

第6回受賞 地域まちづくり部門(平成25年)

初黄・日ノ出町地区のアートによる安全・安心のまちづくり


(活動名)初黄・日ノ出町地区のアートによる安全・安心のまちづくり
(活動団体)特定非営利活動法人 黄金町エリアマネジメントセンター
(活動場所)中区初音町、黄金町、日ノ出町地区一帯
(活動概要)この地区では、違法風俗営業を行う小規模店舗の乱立により生活環境の悪化が地域の深刻な問題となっていました。その改善を目指し、地域住民・警察・行政・大学・NPO等が連携し、安全・安心なまちを、小規模店舗の活用や「アートによるまちづくり」等を通じて実現しました。今、まちの賑わいを創出する活動は地域と一体となって行われています。
(表彰理由)地域が求めていた「安全・安心のまちづくり」「賑わいのあるまち」を、小規模空き店舗や京浜急行の高架下を利用し、「アート」により実現した点が独創的である。多くの個人・団体がこの活動に関わり、実に多様なイベントが活発に仕掛けられている。それらイベントが「賑わい」を創出しているだけでなく、地域の文脈をテーマとする「アート」が直接的に「安全・安心」「賑わい」を作り出す、あるいは「アート」の作り手を媒介として「賑わい」が生まれていることも評価したい。

第6回受賞 地域まちづくり部門(平成25年)

寺尾地区で身近なまちの暮らしを豊かにする活動


(活動名)寺尾地区で身近なまちの暮らしを豊かにする活動
(活動団体)寺尾地区福祉のまちづくり推進協議会
(活動場所)鶴見区寺尾地区自治連合会及び寺尾第二地区連合会区域
(活動概要)福祉の視点を大切にしながら、暮らしやすいまちを実現するため、地域住民から地域の課題や困りごと、楽しみなどの情報を共有する会議を毎月行っています。活動には誰もが参加できるという姿勢と、連合自治会や町内会、地域の福祉施設等との幅広い連携で、バス停の改善や車いすが通行しやすい歩道の実現など多くの成果がありました。 
(表彰理由)まち歩きやマップづくり、住民アンケート、さらにふと耳にした高齢者の会話など、多くのアンテナを立てて困りごとや楽しみなどの地域のニーズを細やかに拾い集めている。そして「やりたい時にやりたい人がやる」をモットーに自ら汗をかき課題解決のため企画・実行していること、担い手育成をも視野に入れていることが、地域の自立性につながっており高く評価したい。連携の幅が広がるほど調整に労力を要するが、一つひとつを丹念に乗り越えて成果につながったことが窺える。

第6回受賞 地域まちづくり部門(平成25年)

港南区の歴史を後世へ伝承する活動


(活動名)港南区の歴史を後世へ伝承する活動
(活動団体)特定非営利活動法人港南歴史協議会
(活動場所)港南区全域
(活動概要)港南区の歴史を丹念に保存・記録し続けています。また、一般市民が地域の文化財を知る機会を設けることで郷土愛が育まれることにも力を入れています。郷土史情報の普及のために図書館と協働で企画講座を設け、小学校や市民団体への出張講座も行っています。歴史を知ることで見えてくる今のまちづくりもあります。
(表彰理由)宅地開発が進んだ市内の郊外部では、その地域ごとの郷土史を保存かつ伝承される機会に恵まれているとは言えない。港南区を拠点に活動していた「歴史に親しむ」複数の団体で協議会を設置し、それぞれの強みを生かした「過去の記憶の掘り起こしと活用・普及」の活動は、民間レベルの博物館的活動であるとともに地域で多様な人・組織等との連携を深めることにもつながっている。今後も郷土史の発掘と伝承を通して地域への愛着やふるさと意識を高め、絆を感じるまちづくりへの推進に期待する。
(活動を支援した個人又は団体)港南台タウンカフェ、コミュニティルーム・ここ、さわやか港南

第6回受賞 地域まちづくり部門(平成25年)

高齢化が進む西柴を生き生きと暮らせる街にしたい


(活動名)高齢化が進む西柴を生き生きと暮らせる街にしたい
(活動団体)特定非営利活動法人さくら茶屋にししば
(活動場所)金沢区柴町
(活動概要)シャッター化が進んでいた商店街の空き店舗を活用して、住民が世代を超えて交流できる地域の拠点としてコミュニティカフェをつくりました。地域の方々のまちの活性化を望む声に応えてきた努力が多くの人の支持を得て、今では応援されるまでになり、ボランティアスタッフも毎日「楽しく」活動しています。
(表彰理由)2009年度に「ヨコハマ市民まち普請事業」に応募し採択され、2010年5月にさくら茶屋をオープンした地域の団結力やその後の継続力を評価する。
西柴団地のように昭和40〜50年代に開発され少子高齢化が進行している住宅地において、拠点をつくり、地域で運営していくことは、コミュニティの維持・活性化の1つのモデルであり、広く知られる価値がある。食事や惣菜、広報誌やブログなど、ていねいで真摯な取組を継続し、より活動の広がりができることを期待する。

第6回受賞 地域まちづくり部門(平成25年)

六角橋商店街の新たな企画空き店舗を活用したドッキリヤミ市場


(活動名)六角橋商店街の新たな企画空き店舗を活用したドッキリヤミ市場
(活動団体)六角橋商店街連合会
(活動場所)神奈川区六角橋商店街
(活動概要)市民の台所として古くから賑わってきた細く長い商店街でも、店主の高齢化や後継者の問題に頭を悩ませていました。そこで、閉店後のシャッター前でフリーマーケットやライブイベントを行い、通路そのものをイベント会場に利用して商店街を盛り上げています。この取組で商店街の知名度も上がり、今では商店街に空き店舗はありません。
(表彰理由)商店が閉店した後の時間を利用し、夜のフリーマーケットを開催するという斬新な発想である。
そして、地域の町内会や子供会、地元大学のサークルと連携し、15年に渡り活動を継続している実績も高く評価したい。
フリーマーケットでは、飲食店などの協力により、普段売られていないメニューを安価で購入することができるという、人をドッキリさせる工夫も行われている。このような商店街での地域活性の取組は、空き店舗有効活用の波及効果としても期待できる。
(活動を支援した個人又は団体)神奈川大学神大フェスタ実行委員会

第6回受賞 地域まちづくり部門(平成25年)

下和泉地区での交通不便を解消コミュニティバスの自主運営活動


(活動名)下和泉地区での交通不便を解消コミュニティバスの自主運営活動
(活動団体)下和泉地区交通対策委員会
(活動場所)泉区和泉町
(活動概要)路線バスの廃止と減便で交通不便地域となり、特に高齢者の外出機会が減ることが懸念される事態になりました。公共交通機関とは定期運行に向けた協議を重ねましたが、実現に至ることができず次の打開策の検討を始めました。
そして、バスを自主運営する組織を立ち上げ、基金を募り民間のバス会社と契約を結び定期運行を実現しました。
(表彰理由)2002年にスタートしたEバス、10年以上継続していることを何より評価したい。
自治会から切り離した運営組織、会員制、基金、ボランティア添乗員など、他の地域でも活用できる創意工夫にあふれた仕組みは皆さんで生み出した賜物だと思う。高齢化の進行により運営が転機を迎えているとのことだが、高齢者にとって手軽に乗れるEバスは、生活のよすがであり、引きこもりの防止にもなる。今一度、新たな仕組みを考えて頂き、同様の地域を牽引することも期待したい。

第7回横浜・人・まち・デザイン賞

第7回受賞 地域まちづくり部門(平成27年)

トンボはドコまで飛ぶかプロジェクト


(活動名)京浜臨海部等での「トンボはドコまで飛ぶかプロジェクト」
(活動団体)トンボはドコまで飛ぶかフォーラム
(活動場所)鶴見区、神奈川区の臨海部及び二ツ池、三ツ池公園 などの内陸部
(活動概要) 明治以降、横浜市内でいち早く工業化の進んだ京浜臨海部は、緑の少ない工業地帯だと思われていますが、各事業所の敷地内にはまとまった緑地や貯水池等の水辺が確保されるとともに、トンボ池などのビオトープが造られ、多くの生物が生息しています。こうした環境をより豊かにしようと、12年間に渡って活動しており、トンボを指標とした生態調査に企業が市民、行政、専門家と協働で取り組むことで、生物多様性や企業緑地の質の向上の推進に結び付いています。
(表彰理由)京浜臨海部の工業地帯に森が育ち、淡水の水辺も人びとの手によって生まれた。水・緑は潤いをもたらすだけではなく、臨海部と内陸部を結ぶための生きもの回廊(エコロジカルネットワーク)としての役割も期待されている。水辺を利用するトンボの調査を介して多くの地元企業・市民団体・研究機関・小中学校等が連携協力をすすめることで、京浜臨海部の新たな価値の発掘にもつながった。これからも横浜の町々を俯瞰するトンボ目線で、企業による地域の環境保全への貢献と、人・水・緑をつなぐ活動に期待したい。

第7回受賞 地域まちづくり部門(平成27年)

旭中央地区のコミュニティバス「四季めぐり号」の運行


(活動名)旭中央地区のコミュニティバス「四季めぐり号」の運行
(活動団体)コミュニティバス「四季めぐり号」運行委員会
(活動場所)旭区四季美台・今川町・本村町地区
(活動概要) 旭中央地区の四季美台の丘陵地は坂道の多い地域で、買い物や通院が不便との声があり、駅前等への交通手段を求めるニーズも多くありました。そこで、横浜市の「地域交通サポート事業」を活用し、運行委員会が中心になって、コミュニティバスの運行を実現しました。この取組により、高齢者が安心して外出できるまちにしようという目的が達成されています。
(表彰理由)高齢化が進み脱車社会を迎える中、地域の交通手段を公共交通であるバスを活用し、高齢者の外出促進を図り、お互いに顔の見える地域社会を構築している。また、運行委員会とバスの運行事業者が連携して、乗車人数の目標設定やバス運行の方法など、事業性に関する情報をお互いに共有し課題意識を持ち合っている点などが高く評価できる。
高齢化が更に進むことが予想される時代、アンケート調査などにより地域のニーズに対応し、地域が一体となった永続的な運行をめざし活動を展開してゆくことを期待したい。
(活動を支援した個人又は団体)二重交通株式会社、まちづくりコーディネーター 片岡公一

第7回受賞 地域まちづくり部門(平成27年)

金沢区でつくられる風景ふるさと大道村


(活動名)金沢区でつくられる風景 ふるさと大道村
(活動団体)ふるさと大道の風景をつくる会
(活動場所)金沢区大道(大道小学校内)
(活動概要)金沢区大道小学校の敷地内に地域住民と協力して、「子どもたちが自然の中で豊かに生き物と接して遊ぶことができるように」と願いを込めて、トンボ池、水車、あずまや、井戸などをつくりました。古民具等に触れられる「むかし資料館」も整備され、くつろぎの空間となっています。 大道の原風景が再現され、ふるさとの自然を楽しめる環境が守られています。
(表彰理由)3代続いて大道小学校に通った、という家族が珍しくない地域。テレビでも紹介されたことのある「トンボ池」は自慢だ。その池が危機的な状態になったことで会を結成し、ヨコハマ市民まち普請事業に応募、水を汲み出す上総掘りの井戸や、大道の昔の風景を再現した。校内にはコミュニティハウスや歴史資料館などもあり、高齢者が子どもたちといっしょに活動してふるさと意識を育んでいく場となっている。学校施設が地域の拠り所として利用され、子どもも老いも若きも笑顔がつながる活動の輪に拍手を送りたい。
(活動を支援した個人又は団体)特定非営利活動法人横濱金澤シティガイド協会、川老人会

第7回受賞 地域まちづくり部門(平成27年)

環境意識を高め、歴史も知る 大豆戸菊名打ち水大作戦


(活動名)環境意識を高め、歴史も知る 大豆戸菊名打ち水大作戦
(活動団体)大豆戸菊名打ち水大作戦実行委員会
(活動場所)港北区大豆戸町周辺
(活動概要))大豆戸菊名用水路(菊名川)は、現在では暗渠になっています。その川を「打ち水で再現しよう」と始められた取組は、地球温暖化への対策に加え、参加する子どもたちや町内会など地域での環境意識向上も図られるイベントに発展しています。そのほか、小学校や公園での「大豆」の育苗、観察、自然エネルギー施設の見学会などを通じ、まちづくりと環境学習の啓発が進められています。
(表彰理由) 地域の諸団体の老若男女が、「打ち水」を機会に約200人集まる道路空間は、人と人の繋がりの機会を創設し、地球温暖化防止の意識を高めたまちづくりのきっかけづくりになっている。特に地域の歴史に目を向け、エコな生活を考え、子どもたちも参加しやすい活動へ取組が広がりを見せている点や、地域の連携が生まれていることは、「地域まちづくり」のソフトづくりに貢献している。また、井戸水を使うなどの創意工夫等も評価した。これから企画されるワークショップなどの展開も大いに期待したい。

第7回受賞 地域まちづくり部門(平成27年)

深谷台地域でのエリアマネジメント 地域課題の解決を実践


(活動名)深谷台地域でのエリアマネジメント 地域課題の解決を実践
(活動団体)深谷台地域運営協議会
(活動場所)戸塚区深谷町
(活動概要) 戸塚区のドリームハイツでは、地域の諸課題を自ら解決していくことを目指して地域運営協議会を設立し、子育てやひとり暮らしの不安解消に取り組んできました。その取組は複数の主体が協働する「市民主体の地域運営」の核へと発展しました。ここには、地域の課題解決に向けて、「参加できる場」があります。
(表彰理由)団地の少子高齢化に伴う諸課題に対して、多世代が水平的関係の中で取り組むための多くの工夫が伝わってきた。地域の16団体が、日常的に顔が見える交流関係を築き課題の発掘や設定を行って推進していることや、地域のポータルサイトの積極的な運営により、まちづくり情報の発信と地域の総意づくりに意識的であること等である。また、見守りネットセンター(電力使用状況に着目した実験)やアフタースクール(放課後自習教室)、プレイパーク等、持続の仕掛けと活性化の仕掛けの両方が見られ、住宅地の地域運営のモデルとして評価したい。

第7回受賞 地域まちづくり部門(平成27年)

泉区いちょう団地での生活相談や学習支援 多文化共生の実践


(活動名)泉区いちょう団地での生活相談や学習支援 多文化共生の実践
(活動団体)多文化まちづくり工房
(活動場所)泉区上飯田町ほか
(活動概要)いちょう団地には、外国につながる人が多く住んでいます。当初は関わることの必要性を感じた数名の学生が日本語教室の運営により支援し、現在では多言語での諸課題に対応できるようになりました。 多様な文化背景を持った人たちが個性を出し合い、ともに楽しく暮らせる「まち」をつくるという目的に向かって、活動に取り組んでいます。
(表彰理由) 1994年開始の日本語教室を基礎に、「多国籍の人々が住むまち」の課題を強みや魅力に変えていこうという気概さえ感じる、多様な活動への展開がすばらしい。日本語の不得意な方への日本語学習、生活相談といった個人へのサポートに加え、防災活動や祭りなどの地域運営の基本になる活動や、趣味をテーマに人々をつなぐ活動など、まさに「まちづくり」の広がりを持っている。また、多くのボランティアが参画できる体制作りや工夫がみられる。「多文化」を認め合い個性を活かすこの取組は、多国籍の町でない地域でも大いに参考になろう。

概要
第8回横浜・人・まち・デザイン賞

第8回受賞 地域まちづくり部門(平成29年)

農作業を通じた住民の見守りと交流 六ツ川野外サロンプロジェクト


(活動名)農作業を通じた住民の見守りと交流 六ツ川野外サロンプロジェクト
(活動団体)六ツ川野外サロン
(活動場所)南区別所七丁目
(活動概要) 地域で高齢化が進み、「見守る側」も高齢化によって負担が大きくなり、見守り手が欠員状態に陥りました。
そこで、地域の高齢者が外に出るきっかけを作り、一緒に活動しながらお互いに「見守り合う」場を創出しようと、野菜栽培などの「土いじり」活動を行う野外サロンのプロジェクトを始めました。この野外サロンにより、高齢者の見守り合いの関係や住民同士のつながりが生まれ、さらに地域活動へ関心を持つ人も増え、他のプロジェクトへの展開や担い手の拡大につながっています。
(表彰理由)高齢者が家に閉じこもらず青空の下、農作業を通じてお互いに見守る場として開設された六ツ川野外サロン。その活動から始まった多様な展開は実に見応えがある。家庭や学校などから排出される生ゴミの堆肥化(環境保全)、農園で収穫した野菜を販売する「朝市サロン」(買い物支援・居場所・収益)、親子で参加する収穫祭(多世代交流)など、「農」の多面的な意義を改めて教えてくれる。それまで自治会活動に関心のなかった人が、サロンの活動に参加したことがきっかけで地域活動に関心を深め自治会役員に手を挙げるに至るエピソードは、野外サロンと地域の魅力的なつながりを物語っている。
(活動を支援した個人又は団体)まちづくりコーディネーター 内海宏、まちづくりコーディネーター 山路清貴

第8回受賞 地域まちづくり部門(平成29年)

保土ケ谷の人・まち・文化を活かした街道のにぎわいづくり


(活動名)保土ケ谷の人・まち・文化を活かした街道のにぎわいづくり
(活動団体)ほどがや 人・まち・文化振興会
(活動場所)保土ケ谷区内旧東海道沿道及び周辺地域
(活動概要)保土ケ谷ならではの資源を活かし、魅力を創出、発信し、「いつまでも住み続けたいまち魅力ある保土ケ谷」の実現を目指しています。地域の歴史的建物を巡る「保土ケ谷オープンヘリテイジ」、保土ケ谷産の野菜を街道沿いで販売する「朝市街道」、保土ケ谷の名産品を集めた市「ごうどいち」、多世代交流拠点「すぺーすほどほど」の展開、地域の小学生がまちを歩き、地域について学習するまちゼミなど、様々な事業を行っています。地域に親しみを持つ住民が増え、街道沿いのにぎわいが創出されています。
(表彰理由)「まちを想う人を増やす。保土ケ谷を想う人を増やす」をビジョンとして集まった市民活動団体と区によって構成されるネットワーク組織が、3つの部会に分かれて多様なテーマで活動を展開してきた。各団体のルーツは様々であり、その活動は歴史に原型を求めながらも保土ケ谷の「いま」の魅力を存分に伝えてくれる。街へ飛び出す活動が目白押しで、あたかも街中が学校のような様相である。歴史に学ぶというのは、このように豊かな活動につながっていくことかと目を開かせてくれる実践である。

第8回受賞 地域まちづくり部門(平成29年)

六浦東地区の人材マップを生かした地域ぐるみのまちづくり


(活動名)六浦東地区の人材マップを生かした地域ぐるみのまちづくり
(活動団体)六浦東・地域子育て会
(活動場所)金沢区六浦東一丁目~三丁目、柳町
(活動概要)地域に大人と子どものふれあいの場が欲しいという地域の望みを受け、子どもたちとふれあうきっかけになるような、住民の特技や知識を登録する人材マップを作成しました。人材マップに登録した「地域の人材」が持つ能力や得意分野などを発揮し、遊びや体験を通して子どもと大人が交流する場づくりに地域一体で取り組み、地域課題の解決を目指しています。これらの活動によって、子どもから高齢者まで、世代を越えた地域住民の交流が生まれています。
(表彰理由) 子どもと地域の大人とのふれあいが、子どもの成長の糧になると考え、地域の大人の特技等を登録した「人材マップ」を作成し、20年間、第8版まで更新してきた素晴らしい活動である。さらに、人材マップの作成にとどまらず、登録メンバーが地域のお祭りに協力したり、「ヨコハマ市民まち普事業」を活用して交流拠点を開設するなど、「人材マップ」を核とした多様な展開が期待できる。中高生などの若者も人材マップに加わり、若者が地域に関心を持ち活躍する展開も期待したい。

第8回受賞 地域まちづくり部門(平成29年)

港北区を拠点としたみんなで子育てをする環境づくり


(活動名)港北区を拠点としたみんなで子育てをする環境づくり
(活動団体)特定非営利活動法人びーのびーの
(活動場所)港北区篠原北一丁目、大倉山三丁目ほか
(活動概要) 子育てに励む家庭が地域で孤立しないよう、親子が共に学び合う場の提供や、地域のみんなで子育てをする環境づくりを行っています。親と子のつどいの広場や地域子育て支援拠点の運営、子育てに関する情報発信など幅広い活動に取り組んでいます。いずれも子育て家庭の声や実態を把握しながら、支援を提供しています。安心して子育てを行える環境づくりのみならず、地域活動の担い手育成にも貢献し、地域の支え合いの関係を作っています。
(表彰理由)NPO法人びーのびーのは子育て支援施設の運営だけでなく「地域で共に育ち合う子育て環境づくり」をテーマに、子育ての「場」を活用して親子同士や地域の子育てボランティアなど子育てに関わる人の輪を広げており、子育ての悩みを相談できる人がいない親子の大きな支えとなっている。この活動が継続的に発展していくことで、漠然とした子育てに対する不安を解消し、世代を超えた 地域の人々のつながりがより深まり地域の魅力が増すことを期待したい。
(活動を支援した個人又は団体)特定非営利活動法人ニッポン・アクティブライフ・クラブ 東横浜

第8回受賞 地域まちづくり部門(平成29年)

中川駅前商業地区の安全で魅力的なまちづくり


(活動名)中川駅前商業地区の安全で魅力的なまちづくり
(活動団体)特定非営利活動法人ぐるっと緑道
(活動場所)都筑区中川一丁目
(活動概要)中川駅前商業地区で歩行者の安全を確保しようと歩道の整備に取り組みました。その後、活気が失われつつあった商業地区を再生させるため、まちの魅力向上を図り、住民が集う場にしようと活動を始めました。まず、商業地区に住民同士の交流拠点やまちの情報を発信する案内所として、コミュニティカフェを開設し、その後、遊歩道や駅前広場に花壇、ベンチ、ステージ等を整備したことで、花と緑あふれる商業地区に生まれ変わりました。地域の事業者や大学、様々なボランティア団体などとネットワークを築きながら、まちの活性化に貢献しています。
(表彰理由) 地域の人と一緒に、駅周辺の公共空間の安全性向上や魅力づくりのためにハードの改善を進める実行力、カフェの運営や祭りの開催によるコミュニティ形成へのまなざし、さらには地域活性化プランへの参画等、すなわち、ハード整備と運営の仕組みであるソフトの実践から将来ビジョンづくりまでを、堅実に展開させている総合力に感銘した。引き続き地元の方ならではのきめ細やかな気づきを活かし、多くの人が参加して楽しみつつ一緒にまちを作っていく取組を続けていただきたい。
(活動を支援した個人又は団体)まちづくりコーディネーター 内海宏、東京都市大学環境学部教授 室田昌子

第8回受賞 地域まちづくり部門(平成29年)

「まち工場による地域子育て支援」~東山田準工業地域の取り組み~


(活動名)「まち工場による地域子育て支援」~東山田準工業地域の取り組み~
(活動団体)一般社団法人 横浜もの・まち・ひとづくり
(活動場所)都筑区東山田四丁目
(活動概要)住宅と工場が混在する東山田準工業地域では、その地域性を活かし、小学校の校外学習として、工場でのものづくり体験などを行っています。自分たちのまちの企業を知ってもらう機会を子どもたちに提供することで、子どもたちの心が育まれるとともに、ものづくりや企業に対する興味や関心が生まれ、職業の選択の幅が広がります。こうした取組によって、子どもたちの教養育成のみならず、その学びの成果を通じて住民と企業の相互理解と交流が図られています。
(表彰理由) 準工業地域の町工場が少しずつ移転し、数年前から住宅が増えてきた。住宅と工場が混在する場所ならではの課題を、地元企業のCSR活動をきっかけに、住民・学校・地域・企業と連携しながら、「地域子育て」働きやすく住みやすいまちづくりを目指して展開していることが高く評価できる。
「東山田工業団地防災マップ」を地元中学生とともに作成、オープンファクトリーの「こどもまち探検」を東山田小学校の3年生に実施するなど、働く姿を子どもたちに見せながら顔の見える関係づくりを行うことで、家庭や学校で教えきれないところを地域が担い、子どもたちの人生の選択肢を広げることにつながる。今後の着地型観光や大人のまち探検への発展も期待したい。
(活動を支援した個人又は団体)まちづくりコーディネーター 大木淳、美里橋サークル

第9回横浜・人・まち・デザイン賞

第9回受賞 地域まちづくり部門(令和元年)

鶴見区の国道1号線沿いにおける住民と事業者が協働し実現した緑のまちづくり


(活動名)鶴見区の国道1号線沿いにおける住民と事業者が協働し実現した緑のまちづくり
(活動団体)鶴見「みどりのルート1」をつくる会
(活動場所)鶴見区北寺尾交差点付近を中心とした国道1号沿線周辺
(活動概要)北寺尾地区では、国道1号線の開通等に伴って「みどり」の減少が進んでいました。地域住民は沿道の民有地を緑化する計画を立て、店舗や教育機関等にも参画を呼びかけ、緑化活動を始めました。地道な働きかけにより、多くの市民や組織がお互いの立場を超えて協力し、駐車場の高木植樹や学校の壁面緑化など、計15か所を整備し、「沿道の里山」として「みどり」の再生を進めています。その活動は「みどり」の再生だけにとどまらず、小・中学校と連携し、季節のイベントなどを通じて、子どもたちに自然の大切さを伝えるなど、まちづくりとして広がりを見せています。国道1号線という公共性の高い場所で活動を展開することで、「沿道における緑化」をテーマとした新たなまちづくりのモデルとなることを目指しています。
(表彰理由)国道1号線という大動脈の沿線の緑化整備を、住民のみならず沿線の事業所・店舗や学校も巻き込みながら7年間継続実施してきた。緑化も樹木の植樹にとどまらず、生態系への配慮、店舗の敷地内や高く長い圧迫感のあるコンクリートの壁面緑化といった大規模なハード整備から、地道な清掃活動、みどりと野鳥の観察会など、さらには、小中学校の総合学習授業や緑化地域清掃などにも位置づけ環境を学ぶ機会となるなど、多岐にわたる活動は、住民や事業所の意識向上にも大きく寄与する素晴らしい機会となっている事が高く評価できる。今後も多様な世代、主体が関わり継続的な活動を通した、地域コミュニティが醸成されることに期待したい。

第9回受賞 地域まちづくり部門(令和元年)

市場西中町の歴史と地域のつながりを生かした防災まちづくり


(活動名)市場西中町の歴史と地域のつながりを生かした防災まちづくり
(活動団体)鶴見区市場西中町まちづくり協議会
(活動場所)鶴見区市場西中町
(活動概要)旧東海道に沿って発展してきた下町のにぎわいが魅力のまちです。古くからの街並みは狭あい道路や行き止まりが多いほか、古い木造住宅が密集しています。平成15年に「防災上課題のある密集住宅市街地」として、市から選定されたことをきっかけに防災まちづくりの取組を始めました。地域が一体となり、粘り強く地権者や関係機関へ働きかけることで、道路拡幅(ゆうづる歩道)を実現しました。この他にも、防火水槽やかまどスツールを備えた広場(きらきら公園)の整備や「通り名プレート」の設置等、多くの成果をあげています。「旧東海道」「一里塚」といった歴史的資源や今まで培ってきた地域のつながりを生かし、「安心・安全・美しい町 ずっとここに住みたいと思うまち」の実現に向けて活動しています。
(表彰理由) 鶴見川に程近く、旧東海道を含む昔ながらの地域の持つ「つながり」を生かして、狭い道路が多く、木造家屋が密集していることに対する危機意識を町全体で共有することに成功しています。このため、道路に面した土地のセットバックを勧奨して道路の拡幅を推進、空き家の解体や道路の行き止まり解消のため住民と交渉し、協定を締結することで避難扉を設置するなど、地域全体の協力の下での防災対策の強化を実現しています。また、「まちづくりかわら版」の発行や「まちづくり川柳」の募集を通じて、高齢者から子どもまで幅広い世代の交流と地域に対する愛着を醸成して、将来的にも住み続けたいと思うまちづくりの継続を目指している点が高い評価となりました。
(活動を支援した個人または団体)株式会社アーキテクト・アソシエイツ・ヨコハマ

第9回受賞 地域まちづくり部門(令和元年)

美晴台の道に愛称をつけ、まちを分かりやすく、明るく、楽しく、魅力的にする


(活動名)美晴台の道に愛称をつけ、まちを分かりやすく、明るく、楽しく、魅力的にする
(活動団体)美晴台の道に愛称をつける会
(活動場所)港南区上永谷三丁目、四丁目の一部
(活動概要)美晴台自治会では、地域の中で困っている人に手を差し伸べるまちづくりを目指しています。様々な高齢者支援を進めるうえで、整然とした碁盤目状の住宅地は、店舗等の目印がないため、訪問先が把握しづらく苦労していました。そこで、誰もが歩いて分かりやすく、明るく、楽しく、魅力的なまちとなるよう美晴台の道に愛称をつける会は、すべての道31本に愛称(通り名)をつけ、愛称入りのサインやマップを住民自らで制作し、電柱や掲示板、住戸のフェンスに取付けました。小・中学校と連携して愛称の周知活動や大型イラストマップの制作を行い、整備後もサイン制作会や道の愛称を活用したイベント等を開催し、子どもからシニアまでの多世代が交流する取組を進めています。道に愛称をつける活動をきっかけに、まちの魅力が向上し、地域の連携・活性化がますます広がっています。
(表彰理由) 高度経済成長期に大規模に開発された地域の多くが直面する課題である町並みの経年変化や高齢化に関して、大変有効な対策を提示している好例であると考えられます。「ヨコハマ市民まち普請事業」への応募を契機に、町内の全ての道路に愛称を付けるために住民アンケートを実施。その活動を広報し学区小学校とも連携しながら、愛称を明示したサインの制作会ほか様々なイベントを開催。子ども達から大人までが関わる防災、防犯、そして相互扶助などの活動へと広範囲に広げ、自分達が住んでいる「まち」に対して継続的に関心を寄せてもらうことに成功しています。町内各所の掲示板、そしてサインの楽しさが、「見に行ってみたい」と思わせる町の魅力となっています。
(活動を支援した個人または団体)美晴台自治会、美晴台助け合いグループ

第9回受賞 地域まちづくり部門(令和元年)

地域の魅力を生かした災害に強いまちづくり~寺前東町・寺前西町・金沢町地域の取組~


(活動名)地域の魅力を生かした災害に強いまちづくり~寺前東町・寺前西町・金沢町地域の取組~
(活動団体)寺前東町・寺前西町・金沢町まちづくり協議会
(活動場所)金沢区寺前一丁目、二丁目、金沢町
(活動概要)国道16号・京浜急行本線とシーサイドラインの間に位置する当地区は、「称名寺」「県立金沢文庫」等の鎌倉時代からの歴史・文化が色濃く残るまちです。平成15年に「防災上課題のある密集住宅市街地」として、市から選定されたことをきっかけに、地域住民は防火性を向上するための取組を開始しました。「地域の魅力を生かした災害に強いまちづくり」を目標とし、狭あい道路の拡幅、防火水槽やかまどベンチを備えた防災広場(金沢八幡公園)の整備等を行政と地域が協力しながら実現していきました。自助・共助力を高めるため、子育て世帯向けの防災イベントや称名寺での消火訓練に取り組むなど、地域の歴史的資産も生かしながら、世代を超えた地域コミュニティの活性化を目指して活動しています。
(表彰理由) ヒアリングやアンケートにより多世代に対し丁寧に意見を吸い上げ、地域住民の関心の高い「防災まちづくり」を主テーマに活動を行っている。防災まちづくり計画を作成し地区の現況と課題の把握、将来像の共有、環境改善策の検討などをまとめた上で、協議会が前面に立って調整することで防災機能改善設備の早期実現が図られている。また、それらを活用した防災訓練活動を実施し、子どもを含む多世代の顔の見える関係づくりや防災に対する意識を高めあっている。特に小学生によるmy減災マップづくりなどの防災学習、市立大の協力による空き家調査など「意識向上」と「備え」に対し活動が展開していることは、他地区にも参考となる取組である。

第9回受賞 地域まちづくり部門(令和元年)

奈良町地域における交流拠点づくり~どんな時もつながり合える街の家族~

(活動名)奈良町地域における交流拠点づくり~どんな時もつながり合える街の家族~
(活動団体)街の家族運営委員会
(活動場所)青葉区奈良町
(活動概要)東日本大震災をきっかけとして「いざという時に、必要な互助のつながりが必要」という思いから、空き家になっていた一軒家を利用して、三世代が関わり合える交流拠点を開設しました。子育て世代のつながりを核として、子育て広場、地域の達人による講座、季節のイベントなどを年間100件以上開催しています。これらの活動はシニア世代の住民が中心となって支えています。地域ケアプラザ、教育施設、病院等の利用者と日常的に交流することで、様々な人達が自然に触れ合う場となっています。6年間の活動を経て、「街の家族」をキーワードにして、子育て世代の親子とシニアによる三世代協同の輪が地域に広がっています。
(表彰理由) 空き家になっていた一軒家を利用したコミュニティハウスを設置し、ママさん世代の繋がりを活動のコアに据えて、地域での子育て見守り合い・生活の場でのシニアの居場所・子育てとシニアの三世代交流活動という3つの柱で多世代が大家族のように交流を深めている姿は、広義としての地域福祉像を具現化している。この活動を支える建物オーナー、運営メンバー、支援者、利用者の関係の融合の賜物である。運営方法にも工夫があり、無償ボランティアをベースにしながらも、利用者登録・利用料や催し物への参加費などで多少の運営資金を確保している。今後の継続的な活動のためには有償ボランティアベースへの移行も視野に更なる広がりが期待される。
(活動を支援した個人または団体)特定非営利活動法人横浜プランナーズネットワーク 谷口和豊、横浜市立大学准教授 三輪律江

第9回受賞 地域まちづくり部門(令和元年)

魅力あるまちを次世代に引き継ぐ緑いっぱいのまちづくり


(活動名)魅力あるまちを次世代に引き継ぐ緑いっぱいのまちづくり
(活動団体)湘南桂台みどりの会
(活動場所)湘南桂台自治会区域(栄区桂台中学校ほか)
(活動概要)街が出来て40年が経過し、当初は輝いていた街並みが衰え、活気が失われているという思いから、元のように魅力ある美しい街にしようと活動が始まりました。「街全体の緑化・活性化」を目標に公共施設だけでなく民間事業者にも粘り強く参画を呼びかけ、中心部(センターゾーン)の緑化を進めました。さらに取組を広げるために、戸建て住宅の緑化計画を公募し、街全体での緑化の枠組みを作りました。定期的に開催されるみどりの講習会は、住民同士の交流の場にもなっています。中学校との協働による緑化活動や福祉施設のオープンガーデンを実施し、多くの住民が交流するなど、活動の主体が増えることで新たな交流が芽吹き、花開くことが、街の活性化につながっています。
(表彰理由) 湘南桂台は、昭和40年代後半から入居の始まった住宅地で、高齢化が進む一方で、地域の活力と持続性を高めることをめざして平成26年に地域の緑化計画を作り緑化活動を始めた。「魅力あるまちを次世代に引き継ぐ緑いっぱいのまちづくり」として活動を行い、この間、街全体の緑化や活性化を進めることを地域の方針とし、街の中心部や小中学校の周辺、商業施設などの民間施設、住宅地などの緑化を積極的に進めてきた。地域に愛着を持つ多くの住民らで活発に活動を進めた結果、現在、「花と緑で一杯になった街」として既に成果をあげており、今後、更に持続的な活動をめざしている。従って、本賞の表彰に相応しいと考えます。
(活動を支援した個人または団体) 株式会社農村・都市計画研究所、石井造園株式会社、大橋庭園株式会社

概要
第10回横浜・人・まち・デザイン賞

第10回受賞 地域まちづくり部門(令和4年)

みんなでつくるコミュニティ農園「ミソノガーデン」

(活動名)みんなでつくるコミュニティ農園「ミソノガーデン」
(活動団体)熊野の森もろおかスタイル
(活動場所)鶴見区獅子ケ谷及び港北区師岡町

(活動概要)東日本大震災をきっかけとして、地域コミュニティと自然エネルギーをテーマに、未来の子どもたちに豊かな環境を引き継ぎたいと考え活動を始めました。参加者と主催者が共に楽しめるよう、「エコストーブde朝ごはん会(電気・ガスを使わない食事会)」の開催や、グリーン電力による野外幻燈会などを企画することで、楽しく参加型のイベントになるよう工夫をしています。コロナ禍ではイベント等ができない中、「ミソノガーデン」での農作業を通じた活動は屋外であるため、「土に触れたい」という近隣の子どもから高齢者まで多くの参加があります。その結果、安全な食べ物や環境について考え、家庭の野菜くずを堆肥にすることでごみを減らすことにもつながりました。また、2020(令和2)年末から始めた養蜂を通じ、人と生き物の共存についても考える機会となっています。「ミソノガーデン」での活動を通じて、地域のコミュニケーションや自然環境の大切さを考えることがまちに広がっています。

(表彰理由) 活動テーマは「環境」や「循環型社会」という社会的にも重要性が高く壮大だが、取組は身近で誰もが参加でき、「自分事」として当事者意識を持ちやすい。畑を耕して味わう「食」や、エコストーブによる「自然エネルギー」などの体験を通して、どんな人にも分かりやすく活動内容が工夫されている。また、農作業を通じて人々や地域のつながりづくりを実践しており、この場所では参加者たちがお互いを否定しないというルールを持つなど、他者を尊重する姿勢が活動の根底にある。そのため活動は明るく楽しいものとなり、またそこに世代を超えて多様な人が集うという好循環が生まれ、持続的な活動につながっている。

(活動を支援した個人または団体)まちづくりコーディネーター 内海宏、元・師岡地区連合町内会会長 吉田博史 

第10回受賞 地域まちづくり部門(令和4年)

地域の多職種連携による見守りネットワーク事業


(活動名)地域の多職種連携による見守りネットワーク事業
(活動団体)ケアサークルみま~もすえよし
(活動場所)鶴見区下末吉を中心とした周辺地域

(活動概要)地域見守りネットワーク「ケアサークルみま~もすえよし」は、鶴見区末吉地区及び周辺の医療・福祉分野の専門職と民間企業が手をつなぎ、安心していつまでも元気で暮らし続けられるまちづくりを目指しています。地域ではこれまで、高齢者の孤立や認知症の徘徊などに直面することが多くありました。そこで日頃から顔見知りになることで異変に気づき、困った時に声を掛け合えるような見守りネットワークの仕組みを模索、「登録者カード」と健康・生活セミナー開催を組み合わせた活動をスタートさせました。活動を始めて10年以上経ち、道ですれ違えば挨拶をして様子の変化に気づけるようなつながりの輪が広がっています。高齢者に限らず、地域とつながることが難しい方も安心して生活できるよう活動を進めています。

(表彰理由) 高齢者の見守りやケアは福祉専門職や支援機関だけでは対応しきれない地域課題となっている。ケアサークルみま~もすえよしは10年以上にわたって勉強会などの学び合い活動を通じて地域連携を模索し活動を根気よく継続。さらには大田区で実践している「みま~も」の取組を、この地域に合ったスタイルで取り入れ、専門機関のみならず、地元のタクシー会社や印刷会社など多種多様な団体や事業者と連携を行い、それぞれの強みやノウハウを生かした事業に成長していることは高く評価できる。こうした取組はさらなる活動の深まりや拡がりも期待できる上、他の地域でもそのノウハウが生かされて地域ぐるみの福祉活動となる可能性をもっている。

(活動を支援した個人または団体)法人下末吉連合会(連合町内会)

第10回受賞 地域まちづくり部門(令和4年)

お年寄りにやさしい街 六角橋 ~オレンジプロジェクト~


(活動名)お年寄りにやさしい街 六角橋 ~オレンジプロジェクト~
(活動団体)オレンジプロジェクト実行委員会
(活動場所)六角橋地区を中心とした神奈川区全域

(活動概要)「地域に住んでいる方のためになるような、地域課題に取り組むボランティア活動をしたい!」という大学生の声から、少子高齢化の問題に着目し、様々な団体と協力しながら「認知症や高齢者にやさしいまちづくり」を進める認知症の啓発活動を実施しています。・大学生や若い世代にも「認知症」について知って欲しい。・地域全体として「お年寄りにやさしい街」を創る、または創るきっかけを提案する。・「認知症サポーター」など啓発活動が無くとも誰もが『当たり前』に共生できる社会を目指す。これらを目標に、学生と地元商店街が中心となりランチョンマットを使った認知症の周知など多彩なアイデアで「地域の多様な団体と協働した『まちづくり』を進めるきっかけ」を生み出す工夫をしています。今後もこれまで紡いできたつながりを生かし「コロナ禍でも『今』出来るコトを諦めない」を合言葉に活動を継続しています。

(表彰理由) 大学生の個人的な問題意識をきっかけに、六角橋自治連合会・商店街連合会、地域交流活動委員会、ケアプラザ、区社協、地元事業者、そして医師会、神奈川大学など多様な関係者の連携が段階的に拡大を見せており、地域活動として根付き始めていると感じました。認知症は、周辺の理解と行動により、認知症患者自身も関係者も安心して暮らせるようになります。本プロジェクトは、高齢になっても誇りと尊厳、やりがいと生きがいを持ちつつ、生き続けられる地域づくりのモデル的な活動であり、横浜市全域に広がっていく可能性を秘めています。

(活動を支援した個人または団体)神奈川大学、神奈川大学ボランティア部GLOBAL★YEN★LEAP、神奈川区医師会、神奈川区歯科医師会、神奈川区薬剤師会

第10回受賞 地域まちづくり部門(令和4年)

美しが丘100段階段プロジェクト

(活動名)美しが丘100段階段プロジェクト
(活動団体)美しが丘中部自治会アセス委員会遊歩道ワーキンググループ
(活動場所)青葉区美しが丘1~3丁目

(活動概要) 美しが丘の地域資産である遊歩道を通じて、住民や子どもたちの地域への愛着の醸成と若い世代の地域活動参加を目指し、連綿と続いてきた美しが丘のまちづくりスピリットを次世代につないでいくために活動を始めました。幅広い世代の参加を目指すため、デジタル情報の発信だけでなく、紙媒体での印刷物の製作にも注力した「たまプラ遺産MAP」は、コロナ禍で遊歩道を散歩やランニングに利用する人々にも利用されています。また、ヨコハマ市民まち普請事業で整備した「100段階段」は、カラーリングされたことで階段を歩くことが楽しくなった、夜も明るくなり防犯面も安心と好評を得ています。毎年3月の卒業式の朝には、階段上にある小学校の卒業生を祝うフラワーポットが並ぶ「花の100段階段」に姿を変えます。コロナ禍により、まちは寝に帰る場所から生活する場所へと変化し、居住地域について考える人も増えてきた中、コミュニティづくりのあるべき姿を模索する努力を続け活動しています。

(表彰理由)まち普請事業で整備した100段階段をきっかけとして、ワクワクしてくるようなアイデアをいくつも企画し、実行していることに心を打たれました。これからの地域のコミュニティの持続のためには、全世代が「楽しみながら」参画できることが必要不可欠だと思います。そのためには、アナログもデジタルも、個人も企業も、そして地域内のパワーだけではなく地域外のパワーも地域に引き込んでいく必要があると思います。本活動が、とても良いバランスでそれらに取り組み、地域に浸透していると感じました。地域活動の先輩方へのリスペクトを持ちながら、新しいことに取り組む姿は、これからの地域活動の目指すべき姿の一つが見えるような気がします。

(活動を支援した個人または団体)合同会社たまプラ・コネクト、横浜美しが丘四郵便局、(一社)田園都市建築家の会

第10回受賞 地域まちづくり部門(令和4年)

地域で子どもを育てる~子どもの体験活動と大人の学び支援~

(活動名)地域で子どもを育てる~子どもの体験活動と大人の学び支援~
(活動団体)NPO法人あおば学校支援ネットワーク
(活動場所)青葉区全域

(活動概要) 学校支援ボランティアコーディネーター養成講座を受講した様々な立場の人が集まり、教員や困っている子どもへのサポート、地域での体験活動、世代間交流の機会等をつくり、子どもも大人も成長するまちづくりを始めました。青少年をはじめとする全ての市民に対して、学校や地域で多様な学びの機会をつくり、自己肯定感を持って自分らしく生きることができるよう取組を進めています。主催者も含め、年齢を問わず誰もがワクワクする活動をモットーにしているため、異世代でおばけやしきをつくる、段ボール箱でまちをつくり防災キャンプをするなど、楽しいイベントを企画することが、まちづくりや子どもたちの成長につながる仕掛けとなります。各活動に参加した子どもたちが、立場を変えながら下級生の面倒をみるようになり、ボランティアとして指導する側に加わる流れができ、各世代が成長できる機会として継続しています。

(表彰理由)子どもたちは、家庭・学校・社会・地域などの様々な環境に包まれて成長していくと思いますが、特に学校と地域人材の情報をつなぐ地域コーディネーターの役割は大変であると、日々認識しています。本団体の活動は、「地域で育つ子どもたちの成長の姿」を地域資源としてとらえ、自らが楽しみながら仲間を増やしていく姿が見て取れ、持続可能であると感じます。また、講座で学び、そこで出会った、同じ「興味・思考」を持つ仲間と活動を始め発展させるという、「知的好奇心が結ぶ縁」がまちづくりの担い手へ発展しており、「縁」づくりの重要性とつくり方のヒントにもなる展開であると高く評価します。

第10回受賞 地域まちづくり部門(令和4年)

1

(活動名)こどもたちの手で大人と一緒に住み続けられるまちづくり
(活動団体)認定NPO法人ミニシティ・プラス
(活動場所)横浜市を中心に神奈川全域

(活動概要) こどもの力をもっとまちづくりに生かすことで地域社会が豊かになり、こどもたちの自己肯定感の醸成にもつながる。「まちはそこに暮らす人、かかわる人たちで創り上げていく」という理念を元に、「まちづくり」を通して大人もこどもも楽しみながら学んでいくことを目指しています。「こどもが主体」を実現するため、そのこどもたちがお客様ではなく大人と対等な立場で活動できるよう、大人への丁寧な事前説明を行う。メンバーとして活動するこどもたちにも研修を行う。司会進行やプレゼンなどもこどもたちに積極的にチャレンジしてもらうなど。こどもたちがひとりの人として主体的に参加できるよう、こども・大人の双方向に注意を払って活動しています。
「こどもが多様な大人と関わることが豊かな学びにつながる。」こども記者の取材により、地域の魅力を伝えることで、大人もまちに関心を深めるなど、こどもたちの社会参画の場をこれからも守り続けています。

(表彰理由)ミニシティ・プラスは、こどもの力を信じ「こどもが主体」ということが徹底されています。1人の人間としてこどもが大人・地域と関わるという経験を、こども主体で創り出すというのは、素晴らしい価値をもつ活動だと思います。
多くの人や組織との関係を築き、常に新しいことに取り組みながら活動を発展させる熱意とアイデア、そして、それらを実現する実行力は、どんな活動においても必要とされることですが、同時にとても難しいことでもあります。その難しいことに常にチャレンジし、長年にわたって活動を展開してきたことに敬意を表したいと思います。コロナ禍でのこどもたちの活動は、大変な面はあると思いますが、さらなる展開を期待しています。
(活動を支援した個人または団体)東京都市大学メディア情報学部 中村雅子研究室、YAP(横浜アクションプランナー)、神奈川大学経営学部

このページへのお問合せ

都市整備局地域まちづくり部地域まちづくり課

電話:045-671-2696

電話:045-671-2696

ファクス:045-663-8641

メールアドレス:tb-chiikimachika@city.yokohama.jp

前のページに戻る

ページID:312-321-372

  • LINE
  • Twitter
  • Facebook
  • Instagram
  • YouTube
  • SmartNews