バス路線の維持・充実に向けた走行環境整備事業
少子高齢化による路線バスの利用者の減少や運転士不足により、都市部においても減便等が実施され、現在のバスネットワークのサービス水準を維持することが困難な状況にあります。そこで、本事業は、バス事業者と連携して、運行効率化とそれにより生じた経営資源の再分配を促すための走行環境整備を進めるものです。
最終更新日 2021年10月21日
事業イメージ図
戸塚区南西部でバス路線を維持していくための取組について
横浜市と神奈川中央交通株式会社(以下「神奈川中央交通)は、戸塚区南西部におけるバス路線の維持に向けた取組を進めており、主要バス路線の運行効率化と、それにより生じた経営資源をその他路線へ再配分し、エリア全体のバスネットワークを維持する取組を検討しています。
取組の全体像
取組の背景:利用者の減少と乗務員不足によるバスサービス水準の低下
近年、少子高齢化により利用者の減少や、地下鉄の開通、生活スタイルの変化等により、戸塚区南西部における利用動向は大きく変化しています。また、大型二種免許保有者の減少・高齢化により、運転士も不足しており、利用実態に合わせた運行便数の調整(減便等)が必要な状況です。
加えてコロナ禍によるテレワークや外出抑制などにより、路線バスの収支状況はさらに厳しい状況になっており、利用者の減少→収支悪化→減便→さらなる利用者の減少という悪循環が生じかねません。
コロナ禍による利用者の減少(関東管内の路線バス輸送人員の推移:令和元年基準)(出典:国土交通省関東運輸局発表資料より横浜市作成)
目指すもの:運行効率化と再配分によるバスネットワークの維持
そこで、横浜市と神奈川中央交通は、連節バスを導入する路線において、輸送力を確保しつつ許容できる範囲で便数を減らす一方で、生み出されたバス事業者の経営資源を他の路線に再配分することで、エリア全体のバスネットワークを可能な限り維持することを目指しています。
※収支改善のため、利用実態に合わせた減便等が避けられない状況であり、連節バスを導入しても、将来的にはエリア全体のサービス水準が今より低下する可能性もあります。
取組の実施イメージ
悪循環の改善イメージ
取組を実施する路線と実施内容の全体像(平日)
取組を実施する路線と実施内容の全体像(平日)
募集期間・回答方法【意見募集は終了しました】
募集期間
令和3年10月1日(金曜日)から10月21日(木曜日)まで(当日必着)
回答方法
次の①または②の方法によりご意見をお寄せください。
①下記リンク先のアンケートフォームからご回答ください。
アンケートフォーム(横浜市電子申請・届出サービス)へのリンク ※リンクしません
②下記のリンク先から記入用紙を印刷して回答をご記入いただき、下記の「ご提出先」まで、郵送、ファクス、Eメール、直接ご持参にて、記入用紙をご提出ください。(1枚につきお1人ご回答ください。記入用紙はコピーでも構いません。)
記入用紙 ※リンクしません
※両面印刷する場合は「短辺を綴じる」設定としてください。
横浜市バスネットワーク会議
「横浜都市交通計画」における「政策目標1 誰もが移動しやすい地域交通の実現」を目指し、市全体のバス路線の維持・充実を念頭に置いた効率的なバスネットワークの構築に資する諸計画の策定及び実施に関し、関係する皆様からご意見を伺う会議です。