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「鎌倉」の世界遺産登録に向けた取り組みの一時休止について

最終更新日 2024年1月26日

「鎌倉」の世界遺産登録に向けた取り組みの一時休止について

横浜市では、「鎌倉」の世界遺産登録を神奈川県及び鎌倉市・逗子市の関係4県市と共同で推進してきましたが、このたび、鎌倉の世界遺産登録に向けた推薦書案作成に関する活動を一時休止することとしました。
鎌倉の世界遺産登録については、平成25年4月の「武家の古都・鎌倉」に対するイコモスの不記載勧告以来、再推薦・登録を目指し、関係4県市において、新たなコンセプトの構築を目的に比較研究を中心とした調査研究を進めてきました。
しかしながら、現状においては、イコモスが認める顕著な普遍的価値の証明が可能な新たなコンセプトの構築にはさらに時間を要することから、直ちに世界遺産登録の再推薦に向けた推薦書案を作成できる状況にはないと判断しました。
そこで、関係4県市では、鎌倉の世界遺産登録を中長期的な目標とし、令和2年度から当面の間、これまで共同で行ってきた推薦書案の作成に係る活動については休止することとしました。

なお、横浜市の候補遺産は、国指定史跡称名寺境内国指定史跡朝夷奈切通の2件です。

これまでの取り組み

平成4年度:「古都鎌倉の寺院・神社ほか」がユネスコの暫定リストに記載される。
平成10年度:鎌倉市と神奈川県が「世界遺産登録検討連絡会議」を設置した。
平成16年度:「鎌倉市歴史遺産検討委員会」(14年2月設置)が登録に向けた基本コンセプトを「武家の古都・鎌倉」とした。
平成18年度:横浜市が世界遺産登録事業に参画することを決定した。
平成19年度:神奈川県・横浜市・鎌倉市・逗子市世界遺産登録推進会議(各首長・教育長で構成)が発足し、推薦書原案作成等の準備が開始された。
平成20年度:第1回国際専門家会議が開催された(21年度、第2回会議開催)
平成21年度:4県市が文化庁へ早期推薦を要請、文化庁の協力を得て「武家の古都・鎌倉」世界遺産一覧表記載推薦書作成委員会が設置された。
平成22年度:第3回及び第4回国際専門家会議が開催された。
平成23年度:文化審議会文化財分科会の審議及び世界遺産条約関係省庁連絡会議で「武家の古都・鎌倉」の世界遺産登録推薦が決定された(9月)。
推薦書(正式版)をユネスコ世界遺産センターへ提出(平成24年1月)
平成24年度:神奈川県、鎌倉市、逗子市と共同でホームページ(外部サイト)を開設(4月)
イコモス(国際記念物遺跡会議)による現地調査(9月)

イコモス勧告

平成25年4月30日、イコモスによる審査結果(イコモス勧告)が公表され、「不記載(登録不可)」が勧告されました。
平成25年5月27日、世界遺産の推薦を取り下げる4県市(神奈川県、横浜市、鎌倉市及び逗子市)の方針を決定しました。
平成25年6月4日、関係省庁による協議により、政府として正式に推薦取り下げが決定されました。

4県市世界遺産登録推進委員会主催講演会

講演会「歴史的遺産と共生する、これからのまちづくり~世界遺産のあるまちをめざして~」

平成28年2月、「歴史的遺産と共生する、これからのまちづくり」をテーマに講演会を開催しました。

近藤誠一氏による講演会

平成25年7月、元文化庁長官近藤誠一氏による講演会が鎌倉市で開催され、「これからの鎌倉」というテーマでお話をいただきました。
講演記録(PDF:260KB)はこちら

4県市世界遺産登録推進委員会主催連続講座
「鎌倉の文化財、その価値と魅力~比較研究から見えたもの~(中間報告)」

神奈川県、横浜市、鎌倉市、逗子市の4県市では、「武家の古都・鎌倉」のイコモスによる不記載勧告、推薦取り下げ後、「鎌倉」の価値を再度掘り下げ、確認するため、平成26年度から比較研究を中心とした基礎的な調査研究を実施しています。その成果を連続講座として中間報告します。

第1回「鎌倉から始まった禅宗寺院」

建長寺境内で禅宗寺院や庭園などを実際に見学し、その後、応供堂にてスライド等を使いながら国内外類似資産との比較研究成果について報告しました。

第2回「禅宗様建築の成立と発展」

円覚寺境内で禅宗様建築などを実地で解説し、その後、大書院にてスライド等を使いながら国内外類似資産との比較研究成果について報告しました。

第3回「大仏様の来た道」

高徳院境内で大仏について実地に解説し、その後、客殿にてスライド等を使いながら国内外類似資産との比較研究成果について報告しました。

第4回「やぐらの広がり」

浄光明寺境内でやぐらを実際に見学し、その後、客殿にてスライド等を使いながら国内外類似資産との比較研究成果について報告しました。

第5回「鎌倉の神社について~鶴岡八幡宮を中心として~」

鶴岡八幡宮境内で本宮や舞殿などの外観を実地に解説し、その後、横浜国立大学附属鎌倉中学校に移動し、スライド等を使いながら国内類似資産との比較研究成果について報告しました。

報告会「鎌倉の文化財~その価値と魅力~」

平成26年度から実施してきました比較研究結果について報告するとともに、社寺関係者や国内学識者等を招いてパネルディスカッションを開催しました。

連続講座特別編「やくらの起源をさぐる」

平成29年度に実施した比較研究の内容を報告するとともに、やぐらの実態を広く説明する講演会を実施しました。併せて、高校生による鎌倉に関する研究発表が行われました。

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このページへのお問合せ

教育委員会事務局総務部生涯学習文化財課

電話:045-671-3282

電話:045-671-3282

ファクス:045-224-5863

メールアドレス:ky-syobun@city.yokohama.jp

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