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全国熱中症患者救急搬送状況(2021年)

最終更新日 2021年10月6日

全国熱中症患者救急搬送状況:2021年第39週(9月27日~10月3日)まで

 熱中症は暑い夏に患者発生が多く、例年、日本全国の5月から9月までの熱中症患者救急搬送状況を総務省消防庁がまとめています。但し2020(令和2)年度は新型コロナウイルス感染症の影響で5月は調査期間に含めず、6月1日(月曜日)からの短い調査期間となりました。2021(令和3)年度は例年に復し、4月26日(月曜日)から調査が開始されました。2015年以後の全国熱中症患者救急搬送状況における週間搬送人数を図示すると下のグラフのとおりです。例年、梅雨明け後に熱中症患者の救急搬送人数は急増します。関東甲信地方の梅雨明けの週と全国の熱中症患者救急搬送人数のピークの週との関係を見ると、2015年は第28週と第31週、2016年は第30週と第31週、2017年は第27週と第28週、2018年は第26週と第29週、2019年は第30週と第31週、2020年は第31週と第33週でした。2016年、2017年、2019年のように、関東甲信地方の梅雨明けの週の翌週が全国の熱中症患者救急搬送人数のピークの週となることも多いです。
また、総務省消防庁のまとめ(参考文献:総務省消防庁「令和2年の熱中症による救急搬送状況」令和2年10月27日)によれば、2015年以後の6年間の比較では、2020年は、熱中症による救急搬送人員に占める65歳以上の高齢者の割合が57.9%と一番高く、また熱中症の発生場所も住居が43.3%と一番多かったです。コロナ禍のため外出を控えて住居にいる人が多く、在宅の高齢者も多かったとも考えられます。熱中症が多い5~9月はコロナ対策に加え熱中症対策も大切です。
 2021(令和3)年の全国の熱中症患者救急搬送週間人員数は、下のグラフに赤線で示す通りです。グラフ上に人員数も数値で示しています。5月は例年少ないのですが、2019年のように強い熱波の到来により小さなピークが見られた年もあります。また、2020(令和2)年は、梅雨入り直後の時期に、湿度が高い中でのマスクの着用の影響か、例年と比較して、熱中症患者救急搬送週間人員数が多かったです。

全国熱中症患者週間救急搬送人員数推移グラフ(2015-2021年)
全国の熱中症患者の週間救急搬送人員数の推移グラフ(2015-2021年)

 なお、総務省消防庁ホームページ「熱中症患者救急搬送状況」(外部サイト)発表の数値を用いて、上のグラフを作成しています。グラフ中の2021(令和3)年の週間の熱中症患者救急搬送人員数について、週報(速報値)をまず用い、次いで月報(確定値)で修正します。
 また、熱中症について詳しくは、当・横浜市衛生研究所ウェブページ「熱中症(熱射病、日射病)を予防しましょう」をご覧ください。
2021(令和3)年について、第23週(6月7~13日)は、全国週間救急搬送人員数が1885人と例年と比較して多かったです。2021(令和3)年の第23週(6月7~13日)は、全国的に第22週(5月31日~6月6日)よりも気温が上昇し、真夏日(最高気温が摂氏30度以上)や夏日(最高気温が摂氏25度以上)が多く見られた週でした。下のグラフに、札幌・東京・福岡における最高気温の推移を示しました。特に6月10日は全国的に高気圧に覆われて真夏日(最高気温が摂氏30度以上)や夏日(最高気温が摂氏25度以上)となったところが特に多く、6月10日の全国救急搬送人員数は396人と第22週・第23週・第24週を通して(5月31日から6月20日までで)一番多かったです。6月10日の最高気温は札幌が摂氏29.5度、旭川が摂氏29.4度、東京が摂氏30.7度、大阪が摂氏32.1度、福岡が摂氏31.3度でした。横浜市においても、6月10日を含む4日間、6月8日、9日、10日、11日は、晴天続きで、最高気温も30.2度、30.4度、29.3度、28.2度と高く、熱中症患者救急搬送人員数も7人、4人、4人、4人と多かったです。5月1日から6月27日までの横浜市の熱中症患者救急搬送人員数は累計59人ですが、この期間で4人以上の熱中症患者救急搬送人員数があったのは、この4日間だけでした。

札幌・東京・福岡の最高気温の推移グラフ(2021年)
札幌・東京・福岡の最高気温の推移のグラフ(2021年)


2021(令和3)年7月16日、気象庁は「関東甲信・東北南部・東北北部が梅雨明けしたと見られる」と発表しました。例年、梅雨明け後に熱中症発生が急増しますが、令和3年も熱中症の全国週間救急搬送人員数がグラフのように、第28週(7月12-18日)に4623人、第29週(7月19-25日)に8261人と梅雨明け後に急増しています。熱中症の多い季節の到来です。熱中症予防に注意しましょう。

参考ウェブページ

2021年6月2日初掲載

2021年10月6日更新

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