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薬剤部

最終更新日 2022年4月1日

薬剤部の紹介

薬剤部は、調剤、注射剤調剤、製剤・無菌製剤、注射薬の混注業務、医薬品情報管理業務、医薬品管理業務、薬剤管理指導業務(服薬指導等)、病棟薬剤業務などを行っています。当院では平成20年1月から電子カルテシステム(NEC)を導入し、患者情報の一元管理及び各職種間の情報共有を図っています。
平成24年度の診療報酬改定で「病棟薬剤業務実施加算」が新設され、治療における病院勤務薬剤師の役割の重要性が増していることから、当院では、平成24年10月より病棟薬剤業務を実施しています。
また、薬剤師は、感染制御チーム(ICT)、褥瘡対策チーム、栄養サポートチーム(NST)、救急サポートチーム(EST)及び認知症サポートチーム(DST)の一員として、医師、看護師をはじめ多職種で構成されているチーム活動に積極的に参加しています。
さらに、毎年、様々な分野の学会や研修会に発表するなど、能力開発にも努めており、薬学生の実務実習の受け入れ体制を整備し、実習生を受け入れ指導しています。

薬剤部の体制

薬剤部部長(副病院長(医師)が兼務)1名、副薬剤部長1名、担当係長1名、職員17名、薬剤師数19名(常勤18、会計年度1)

専門・認定薬剤師(令和4年度3月現在)

日本薬剤師研修センター研修認定薬剤師2名
日本薬剤師研修センター認定実務実習指導薬剤師4名
日本薬剤師研修センター漢方薬・生薬認定薬剤師1名
日本病院薬剤師会病院薬学認定薬剤師6名
日本病院薬剤師会感染制御専門薬剤師1名
日本病院薬剤師会感染制御認定薬剤師1名
日本化学療法学会認定抗菌化学療法認定薬剤師1名
日本臨床栄養代謝学会NST専門療法士2名
日本糖尿病療養指導士認定機構糖尿病療養指導士2名
日本臨床栄養代謝学会臨床栄養代謝専門療法士(周術期・救急集中治療専門療法士)1名
日本医療情報学会医療情報技師1名
スポーツファーマシスト1名

学会等活動実績

令和3年度

  • 大久保莉菜、原弘士、澤村公志、山本郁生、桔梗英幸、城倉健「若年発症の脳梗塞の原因として男性型脱毛症用薬が疑われた1例」2022.3第47回日本脳卒中学会学術集会
  • 佐々木有彩、原弘士、澤村公志、山本郁生、高橋素彦「主治医と協働し発熱の原因が薬剤熱と診断できた1例」2021.10第31回日本医療薬学会年会
  • 櫻塲絵梨香、原弘士、澤村公志、山本郁生、奈良典子、尾久守侑「抗精神病薬服用中の患者で薬剤師が薬剤性抗利尿ホルモン不適合分泌症候群を疑い薬剤調整を行った1例」2021.10第31回日本医療薬学会年会
  • 原弘士、小泉晶子、櫻塲秀一、永井徹、加藤英明「意識障害、低体温、多臓器障害で救急搬送されたノルウェー疥癬の一例」2021.5第69回日本化学療法学会総会
  • 原弘士、臼田誠、山本郁生、工藤洋祐、澁谷真弘、奈良典子、城倉健「クエチアピン投与契機に高血糖高高浸透圧症候群を呈した緩徐進行性1型糖尿病のALS症例」2021.5第63回日本神経学会学術大会
  • 原弘士、大久保莉菜、澤村公志、山本郁生、山本正博、城倉健「急性期心原性塞栓症患者の経口抗凝固療法開始時期」2022.3STROKE2022
  • 原弘士「抗菌薬選択のイロハ~微生物検査の重要性~」2022.2東京都臨床検査技師会微生物検査研究班

著書等

  • 原弘士「付録 薬剤相互作用P521-527」感染症プラチナマニュアルVer.7 2021-2022 岡秀昭メディカルサイエンスインターナショナル
  • 原弘士「付録 薬剤相互作用P521-527」感染症プラチナマニュアルVer.7 2021-2022 Grande 岡秀昭メディカルサイエンスインターナショナル

業務紹介

調剤業務

「医薬分業」推進のため、外来処方は原則、院外処方を発行しており、令和3年度の院外処方発行率は98%です。院内では後発医薬品(ジェネリック医薬品)の採用を推進し、採用率85%以上を維持しています。院内での調剤は、院外処方せんの普及とともに入院患者さん中心となっており、薬物療法の安全管理向上と医薬品の適正使用を図っています。錠剤が飲めない、あるいは経管投与を行っている患者さんへの与薬は、粉砕法ではなく、簡易懸濁法を導入しています。また、調剤棚の配置の工夫に加え、計数調剤支援システム(F-WAVE; TOSHO製)を導入するなど、効率的な業務及び調剤過誤の防止対策を進めています。

注射剤調剤業務

注射剤調剤は、最終鑑査支援システム(F-AUDIT; TOSHO製)を導入し、入院・外来患者さんに対して、医師からの注射指示に基づき、注射剤の投与量、投与経路、投与速度、薬剤の重複、配合不可の確認などを行った後、1施用ごとのセットを行っています。

製剤・無菌製剤業務

臨床で必要とされる市販されていない特殊な製剤を、有用性、有効性、安定性、安全性等を調査し調製しています。また、必要に応じて無菌調製を行っています。

注射薬の混合調製業務

高カロリー輸液の調製

消化管が使用できず、点滴による栄養補給が長期間に渡る場合は太い血管(中心静脈)から栄養価の高い点滴(高カロリー輸液)を投与します。しかし、高カロリー輸液は、栄養源が豊富で細菌が繁殖しやすいため、厳密な衛生管理が求められます。そのため、薬剤部無菌室内のクリーンベンチにおいて、高カロリー輸液の無菌調製を行っています。

その他の注射薬の混合調製

上記以外の注射薬の混注では、外来でのネクスビアザイム注の調製や病棟での末しょう輸液の一部は病棟薬剤師が調製しています。

医薬品情報管理業務

医薬品に関する情報の収集とその評価を行い医師などの医療従事者へ提供し、より質の高い薬物療法が行えるようサポートしています。
医薬品情報管理室においては、次の1~3の情報を積極的に収集・評価するとともに、一元的に管理し、情報及び評価結果が有効活用されるよう分かりやすく工夫した上で、関係する医療従事者に速やかに周知しています。

  1. 院内における投薬・注射の状況
  2. 院内で発生した医薬品に係る副作用、ヒヤリハット、インシデント等の情報
  3. 外部から入手した医薬品の有効性、安全性、品質、ヒヤリハット、インシデント等の情報(後発医薬品に関する情報も含む)
  • 医薬品安全性情報等のうち、迅速な対応が必要なものを把握した際には、処方医及び投薬した患者さんを速やかに特定し、必要な措置を講じています。
  • 医薬品情報担当の薬剤師は、病棟で薬学的管理指導を行う薬剤師と定期的にカンファレンス等を行い、病棟での問題点等の情報を共有し、薬剤師が薬学的管理指導を行うのに必要な情報を提供しています。
  • 院内イントラネット(ガルーン)上で、医療従事者が必要な時に医療情報管理室で管理している安全性情報等を容易に入手できるようにしています。
  • 院内の薬事委員会での事務局を担当し、医薬品を採用する際には、薬学的視点から医薬品情報を収集し、薬事委員会で医薬品の有効性・安全性などの評価が行えるよう情報を提供し、採用医薬品の適正化に努めています。

医薬品管理業務

在庫管理システム(MEDiCEO-Q1zig)を用いて、院内で使用する医薬品の購入管理、適正な在庫量を確保するための在庫管理、品質・使用期限管理及び定数配置薬等の各部署への供給を行っています。

薬物血中濃度モニタリング(TDM)

医薬品の中には、有効血中濃度の範囲が狭いものがあり、投与量が少なければ薬剤の効果が得られず、多ければ副作用を発現するような薬剤があります。
抗菌薬のバンコマイシン注などでは有効となる血中濃度範囲が狭いため、投与前後に血中濃度解析ソフトを使用して投与シミュレーションを行い、患者さん一人ひとりにあった投与量の設計を医師に提案しています。抗てんかん薬などでは血中濃度や臨床症状を考慮しながら多職種と協働して解析を行い、投与計画を立案しています。

外来患者に対する指導・面談

患者さんの入院前面談を行い、服薬状況や副作用歴などを確認しています。手術・検査を予定している患者さんの抗凝固薬、抗血小板薬、低用量ピル等の服用の有無、休薬指示の有無等を確認します。
また、医師の指示に基づき骨粗鬆症治療薬等の自己注射手技の指導、術前休薬説明も行っています。

病棟薬剤業務・薬剤管理指導業務

入院患者さんに対し、入院当初に患者さんの薬物療法に関する情報や検査値などの情報を確認し、患者さんや家族の方から話を聞くなどして、薬の効果、副作用の有無や飲みあわせなどのチェックを行っています。患者さんが持参した薬(持参薬)については薬剤師が鑑別を行った後に医師と協議して使用しています。また、医師や看護師などの医療スタッフと連携を取りながら、安全で効果的な薬物療法が行えるよう処方の提案もしています。さらに、多剤併用状態(ポリファーマシー)の解消に向けた提案も積極的に実施しています。
服薬指導は、薬剤管理指導支援システム(PICS)を用いて、患者さんの薬物療法に関する情報や検査値などの情報を的確に把握しています。また、患者さんが薬を正しく使えるように、薬の効果・使い方・副作用・使用上の注意点などが記載された説明書をお渡しして分かりやすくお伝えするとともに、患者さんからの薬に関する不安や疑問などのご相談に応じています。

チーム医療活動への参画

感染対策チーム(ICT)

感染制御チームは、院内の感染対策委員会の下部組織として、医師、看護師、薬剤師、臨床検査技師、管理栄養士などで構成されたチームです。
感染から患者さんを守り、安全な医療サービスを提供すること、及び医療従事者を感染から保護することを目的として活動しています。
薬剤師はカンファレンスや病棟ラウンドを通して、抗菌薬の適正使用に関する支援、抗菌薬適正使用指針の作成と改訂、消毒薬の適正使用に関する支援、ICTミーティングの運営、感染対策委員会への出席などの役割を担っています。

褥瘡対策チーム

褥瘡対策チームは、院内の褥瘡対策委員会の下部組織として、医師、看護師、薬剤師、管理栄養士で構成されたチームです。
褥瘡対策の実施状況の把握及び適切な対策の指導を目的として活動しています。
薬剤師はカンファレンスや病棟ラウンドを通して、患者さんの状態に合わせた薬剤の選択・使用方法についての助言と指導、褥瘡の薬物治療の評価及び情報提供、薬剤・創傷被覆材等に関する啓発、褥瘡治療に関する薬剤購入選定への関与などを担っています。

栄養サポートチーム(NST)

栄養サポートチームは、院内の栄養委員会の下部組織として、医師、看護師、薬剤師、管理栄養士、臨床検査技師、言語聴覚士、歯科衛生士、地域連携部職員、及び事務職で構成され、栄養状態を判断し、病歴など患者さんの背景を考えながら、個々に最もふさわしい栄養管理を計画・指導・提言することで患者さんの治療、退院、社会復帰を支援することを目的として活動しています。
薬剤師はカンファレンスや病棟ラウンドにおいて、モニタリング・症例アセスメント、生化学的知識に基づいた栄養療法の提言・問題点の抽出、栄養療法に伴う合併症の早期発見・予防、患者さん・ご家族への栄養薬剤の説明・服薬指導、栄養療法関連製剤の情報提供、輸液類の無菌調剤・誤投薬のチェック、新しい知識の習得と啓発などを担っています。

救急サポートチーム(EST)

救急サポートチーム(Emergency Support Team :EST)は安全管理対策委員会の下部組織として、医師、看護師、薬剤師、臨床工学技士、事務職で構成されたチームです。
病態が急変した患者さんの救命処置などの技術・知識の向上を目的に平成27年に新たに組織されました。
チームの中で薬剤師は、急変時に使用する薬剤・備品の適正化をおこなうと共に、薬剤の投与方法などについてスタッフへの指導・教育の役割を担っています。
今後は、1次救命措置(Basic Life Support :BLS)や2次救命処置(Advanced Cardiovascular Life Support :ACLS)に関する知識・技術の習得に向け、院内研修等の活動を進めていきます。

認知症サポートチーム(DST)

認知症サポートチーム(Dementia care Support Team:DST)は医師、認知症看護認定看護師、社会福祉士、薬剤師、作業療法士、管理栄養士、医事課職員で構成されたチームです。
病気の影響などで認知機能が低下している患者さんが、身体疾患の治療を安心かつ円滑に受けられるよう、療養環境を整える支援をしています。
薬剤師はカンファレンスや病棟ラウンドにおいて、服用薬の薬剤調整や抗認知症薬選択、周辺症状に対する薬物療法に関する助言などの
役割を担っています。

その他

保険薬局と病院薬剤部との連携である「薬薬連携」に関しては、磯子区薬剤師会と平成23年度から薬学実習生の病院見学および薬薬連携意見交換会の定期開催、平成25年4月から「薬剤師による自宅訪問サービス可能薬局リスト」の配置及び、地域連携研修会への薬剤師の講師派遣等を始めています。

このページへのお問合せ

横浜市立脳卒中・神経脊椎センター

電話:045-753-2500(代表)

電話:045-753-2500(代表)

ファクス:045-753-2894

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