消火器の使用方法
最終更新日 2021年6月24日
大きな声で周囲の人に火災を知らせ、消火器を火災場所まで運ぶ
- 火災を発見した場合は、すぐに大きな声で周囲の人に知らせます。
- なるべく多い人数で、119番通報・初期消火・避難誘導を協力して行います。
- 消火器を火災が発生している場所まで運びます。
注意!あまり遠い場所で放射させると有効な放射距離まで来たときに薬剤が無くなっていることがあります。
重要!!初期消火に失敗した場合に備えて、必ず避難路を確保してから初期消火に当たってください。
▼
消火器の安全栓を抜く
消火器の安全栓(安全ピン)を上方に向かって強く引き抜きます(ストッパーが倒れレバーが握れるようになります)。
▼
ホースをはずし火元に向ける
- ホース先端のノズルをしっかりと持ち、消火器本体からはずしてホースを火元に向けます。
- ホースのはずし方は消火器によって異なりますので、それぞれの消火器を確認してください。
▼
レバーを強く握る
- レバーを強く握ると消火薬剤が放射されます。
- ホースが強く振られますので、ホース先端のノズルをしっかりと握ってください。
参考:手だけでレバーを握りきれない場合は、消火器を足下に置き、ひじをまっすぐに伸ばし体重をかけて消火薬剤を放射させます。
▼
放射する
- 燃えている物から3~5メートル程度の距離を取り、あまり近づきすぎないようにしてください。
- 炎と煙に惑わされることなく、燃えている物をねらってください。
燃えている物を見極め、手前からホウキで掃くようにホースを操作して消火してください。
火勢が弱まってきたら、少しずつ近づきながら火元に向かって確実に放射します。
▼
初期消火成功
消火器の薬剤は全て出し切ってください。
重要!!消火器による初期消火を中止する判断基準
天井に炎がとどく、又は天井に燃え移った時点で消火器による初期消火はできないと判断してください。
その場合は速やかに初期消火を中止し、最初に確保した「避難路」を通って避難してください。
注意!!あなたの消火器は大丈夫ですか?
腐食・変形・キズがある消火器を使用すると大変危険です!
また、耐用年数を過ぎたものや失効消火器については使用しないでください。
※消火器はごみとして廃棄することはできません。(消防署では引取りを行っていません)メーカー等により回収・リサイクルを行っておりますので、メーカーや購入した販売店にお問合せください。また、(社)日本消火器工業会は古い消火器を安全に回収・廃棄するために、消火器リサイクルシステムを運用しています。
※消火器リサイクルシステムについては「(株)消火器リサイクル推進センター」(外部サイト)のページでご確認ください。
不適正訪問販売にご注意!
消火器の点検及び薬剤の詰め替えに伴うトラブルが多発しています。点検を承諾する前に必ず契約業者であるか確認しましょう!