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【終了しました】 医師会・歯科医師会・薬剤師会 合同 区民公開講座 On-line

講演会共通テーマ「正しい感染対策~三師会からのメッセージ~」

最終更新日 2021年12月10日

例年開催している区民公開講座を、今年はオンラインで開催します。

公開日時

・講演の公開は終了しました。
・健康相談コーナー回答を掲載しました。

講演会(公開終了しました)

①港北区医師会 平澤 晃(ひらさわ あきら) (医師)

横浜労災病院副院長・血液内科部長
講演テーマ「いま気を付けたいウイルス感染症への準備」

②港北区歯科医師会 片山 繁樹(かたやま しげき) (歯科医師)

横浜市港北区片山歯科医院/港北区歯科医師会会長
講演テーマ「コロナ時代の歯科診療~歯科医院での感染症対策について~」

③港北区薬剤師会 福井 順也(ふくい じゅんや) (薬剤師)

みどり薬局/港北区薬剤師会理事
講演テーマ「消毒薬の使い方~あなたは正しく使えていますか?~」

健康相談コーナー【回答を掲載しました】

たくさんのご質問ありがとうございました。
みなさんにいただいたご質問に関して、港北区医師会、歯科医師会、薬剤師会からの回答を掲載します。

0.はじめに

新型コロナウィルス(COVID-19)に関してですが、現時点でもその感染様式(エアロゾル感染や飛沫感染)や、重症化のメカニズム等に関しても日々新しい知見が出てきており、今後も変わってくる可能性が高いと思われます。そのため、本回答につきましては一部総論的なものになることをご了承下さい。イメージとしては比較的感染性の高い「結核」や「麻疹(はしか)」を参考にしていただけると良いかと思います。

1.スーパー等お店に入るときに手を消毒しているのですが、出るときにもした方がよいでしょうか。

滞在時間にもよりますが、何にも触れず数分で出てきた場合や、短時間で何度も出入りした場合はその度には不要と思われますが、
それ以外では「行った方が」程度のレベルと思います。

2.コート等、洗濯がなかなかできないものにウイルスはどのくらいついてしまうのでしょうか。アルコールスプレー等をかけたほうがよいのでしょうか。

生地によりウィルスが付着後の生存期間が大きく異なるようです。
頻繁に使用するものであれば、これも「行った方がやや良い」程度のレベルと思います。

3.「1日ウイルスがつかない」等とうたっているスプレー等の商品をテレビで見ました。効果はあるのでしょうか。

アルコールや次亜塩素酸ナトリウム等を用いても、一時的な殺菌(これもすべての細菌・ウィルスに有効ではありません)に過ぎず、
また持続性に関しては素材が対応していなければ難しいと思います。

4.感染するのが怖くて健康診断やがん検診を受診していません。受けた方がよいでしょうか。

医療機関の一部で感染がおきているのは事実ですが、高齢者関連の施設等が多いようです。通常の医療機関で、
「3密」対策を行っており、発熱患者の診察時間を分けていれば、飲食店と大きな差異はないと考えます。
詳細は当該医療機関にお尋ねください。

5.会食での感染はどうしたら防げますか。

昨今北海道での感染者が東京と同等のレベルになっていることを考えると、換気が重要な要素と思います。
気温が低下した現在、これからの「3密」対策が重要です。

6.コロナ禍で子どもをすこやかに育てるにはどうしたらよいでしょうか。

個々の家庭での違いは大きいでしょうが、お子さん達も大人と同様に今までにない環境で戸惑っていると思います。
また、お子さんはお子さんで特有の悩みもあるでしょうから、積極的にコミュニケーションをとり、
現状を少しでも分かってあげることが重要と思います。

7.結局、手洗いや消毒はどれくらいの頻度でするべきなのでしょうか。

これに関しては、定まったものはありませんが、それまでと違った行動をするときに行うようにする方が多いようです。

8.薬局にはよく行くのですが、感染対策が行われているか心配です。

基本的には施設の定期的な清掃・消毒、従業員の検温・体調管理、マスク・手洗・消毒の徹底、入り口等に消毒薬の設置、
アクリル板やビニルシート等による飛沫感染防止対策、換気を行っております。また、来局される方にもマスク着用、
ソーシャルディスタンス、発熱等ある方はお申し出をお願いしております。
その他にも薬局独自の対応もありますので、詳しくはかかりつけの薬局にお尋ねください。

9.歯が痛いのですがコロナが怖くて我慢しています。いつになったら安心していけるでしょうか。

流行の今後に関しては不明です。公開講座でお話ししましたが、流行の当初、「歯科医院はドクターと患者さんの距離が近いので
危険だ」と言われていました。しかしながら、国内の歯科クリニックで患者さんにコロナが感染したという報告は現在までありません。
虫歯や歯周病を放置すると重篤な病気になったりする危険性もありますので、体調をみながらの受診をお勧めします。
また、通院される歯科医院の感染予防対策がどうなっているかがご心配でしたら、直接お電話でご確認していただき、
安心して受診していただければ幸いです。

10.毎年インフルエンザの予防接種を受けるか迷っています。受けた方がよいでしょうか。

インフルエンザで注意が必要なのは、インフルエンザに罹患した場合、稀な小児の異常行動(インフルエンザ脳症)以外は、
数日間の発熱の経過をとりますが、その際に傷んだ肺に別の感染をきたした場合、特に高齢者や重篤な基礎疾患
(心不全、喘息や糖尿病)がある場合は悪化しやすいことが知られています。今年度積極的な接種を呼び掛けているのはそのためです。
但し、任意接種ですので最終的にはご自身でご判断下さい。

11. 6歳のこどもがおり、今まで歯のトラブルがないのですが、それでも定期的に通った方がよいのでしょうか。

6歳臼歯が生えてくる時期ですね。今後、乳歯から永久歯へ次々と生え変わる混合歯列期になります。
むし歯のリスクも増えてきますし、歯並びや咬み合わせのチェックも必要です。コロナの感染状況にもよりますが、
定期的受診をお勧めします。感染予防対策についてはクリニックにお問い合わせください。

12.歯科の患者に対して、器具は毎回滅菌していると思うのですが「使い捨て」ではなくて大丈夫なのでしょうか。

歯科の治療は出血を伴う処置があります。感染症はコロナ以外にもB型肝炎やC型肝炎等ありますので、
使い捨てできるものは使い捨てにしています。また、使い捨てにできない器具等はすべて滅菌しています。
詳細はかかりつけ、もしくは、受診予定の歯科クリニックにお尋ねください。

13.口腔内を清潔に保つことは、コロナの予防になるのでしょうか。

「口腔内の清潔さがコロナ予防になるのか」については、まだ、明確なエビデンス(科学的根拠)はありませんが、
類似疾患であるインフルエンザについては、口腔ケアの予防効果が多くの論文で示されています。
また、コロナウイルス感染後に口の中の細菌に感染し、肺炎が重症化する場合もありますので、毎食後の歯みがきや専門家による
口腔ケアが大切です。さらに、口腔の疾患としては歯周病が良く知られていますが、いわゆる慢性の炎症ですので、
放置すると免疫力が低下することがあります。定期的に受診して、治療および管理することをお勧めします。

14.誤嚥性肺炎と、コロナによる肺炎はどう違うのでしょうか。

肺炎については、一般的に細菌性肺炎とウィルス性肺炎の2種類が主体です。誤嚥性肺炎は高齢者の肺炎の多くの割合を占めており、
大腸菌・肺炎球菌・黄色ブドウ球菌や口腔内の常在菌である連鎖球菌等による肺炎が多いです。
細菌性肺炎は、一般的に肺胞(体に酸素を取り込む部位)の炎症が主体で、レントゲンでの影が出やすいですが、
ウィルス性肺炎は肺胞の壁やその周囲(間質)の炎症が主体で、レントゲンでの影も淡くてCT等でないと判別しにくい、
つまり診断が遅れることがあります。またウィルス性肺炎は、季節性インフルエンザのように治療薬があるものが非常に限られている点も大きな問題です。

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このページへのお問合せ

港北福祉保健センター福祉保健課健康づくり係

電話:045-540-2362

電話:045-540-2362

ファクス:045-540-2368

メールアドレス:ko-undo@city.yokohama.jp

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