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アレルギー物質の検査について
最終更新日 2025年2月26日
アレルギー物質を含む食品の検査
平成14年11月、厚生労働省からアレルギー物質を含む食品の検査法について通達が出され、現在までに数回改訂されています。現時点でもっとも信頼性が高いと考えられる方法で、加工食品に特定原材料が含まれているかを検査します。
ただし、この検査法によるアレルギー物質の検査結果は、加熱・加圧・発酵等の加工によるタンパク質の変性や分解、また検査時の抽出効率などから、実際の含有量とは必ずしも正確には一致しないこともあるため、注意をはらう必要があります。
検査方法
1 スクリーニング検査
特定原材料については、アレルギー物質に特異的に反応するELISA法による検査キットが市販されており、これらを用いてスクリーニング検査を行います。ELISA法(Enzyme Linked ImmunoSorbent Assay 酵素免疫測定法)は、抗原抗体反応を利用して微量の物質を測定する方法で、食品中の特定原材料由来のタンパク質を検出・定量することができます。
2 確認検査
スクリーニング検査で陽性の場合、卵、乳ではウエスタンブロット法で確認試験を行います。ウエスタンブロット法は、電気泳動と抗原抗体反応を利用して、特定のタンパク質が含まれているか確認する方法です。
小麦、そば、落花生、えび、かにではPCR法で確認検査を行います。PCR法(Polymerase Chain Reaction ポリメラーゼ連鎖反応)は、特定のDNA(遺伝子)が含まれているかを、DNAの特定部位を増幅して確認する方法です。
いままでの検査結果
当所では、平成15年度よりアレルギー食品の検査を行っています。
検査の結果、17年度に2件、20年度に1件が違反となりました。
17年度の2件(そば、米菓)は原材料(小麦)の記載漏れによる表示違反、20年度の1件(ちくわ)は卵アレルギーの人でも食べられるように卵不使用でちくわを製造するはずが、原材料に誤って卵を添加したことによるものでした。
アレルギー食品の検査結果
検査件数 | ||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
年度 | 卵 | 乳 | 小麦 | そば | 落花生 | えび・かに | 合計 | 違反件数 |
15年度 | 16 | 16 | 16 | 16 | 7 | - | 71 | 0 |
16年度 | 24 | 18 | 16 | 8 | 8 | - | 74 | 0 |
17年度 | 24 | 24 | 24 | 0 | 0 | - | 72 | 2(小麦) |
18年度 | 56 | 16 | 0 | 0 | 0 | - | 72 | 0 |
19年度 | 32 | 8 | 48 | 0 | 0 | - | 88 | 0 |
20年度 | 31 | 16 | 56 | 0 | 8 | 0 | 111 | 1(卵) |
21年度 | 46 | 32 | 0 | 0 | 0 | 24 | 102 | 0 |
22年度 | 99 | 13 | 8 | 0 | 0 | 8 | 128 | 0 |
23年度 | 72 | 29 | 23 | 8 | 0 | 8 | 140 | 0 |
24年度 | 83 | 34 | 33 | 0 | 0 | 0 | 150 | 0 |
このページへのお問合せ
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