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SPECT検査
最終更新日 2023年8月2日
検査の概要
SPECTは、Single Photon Emission Computed Tomographyの略で、日本語では単一光子放射断層撮影と訳されます。
SPECT検査は、ごく微量の放射性物質を含む薬を体内に投与し、その薬剤の分布などから、臓器の働きを見る検査です。
この放射性物質は、放射性同位元素 Radio Isotopeといい、その名称からRI検査やアイソトープ検査などと呼ばれることもあります。
X線検査やCT検査では、装置から照射されて人体を透過した放射線を画像化しますが、SPECT検査では、体内に投与された放射性薬剤から体外に放出される放射線を検出して画像化します。
脳血流SPECT検査
脳梗塞になる前の脳血流低下がわかるため、早期治療によって脳梗塞を予防することにつながります。
また、脳血流の低下している場所や度合いを統計解析することで、認知症の診断にも役立っています。
治療前の脳血流画像
画面に向かって左側の脳がおおよそ緑色で表示されているのに対し、右側の脳は青色で表示されています。
青色の表示は、血流が低下していることを示しています。
治療後の脳血流画像
治療後に再度検査を行うと、治療前に青色だった部分が緑色に変わって表示されており、血流が回復したことがわかります。
心筋血流SPECT検査
心筋血流画像
脳血流と同様に、青く表示されている部分が心筋血流の低下を示します。
心臓の拍動に合わせて撮像することで、心臓の動きの度合いや心臓の容積などもわかります。
主に、心筋梗塞や心筋症の診断や治療方針の決定に役立っています。
当院の設備
Symbia Evo Excel
シーメンスヘルスケア株式会社製
2023年3月に導入しました。
高感度フルデジタル検出器を搭載しており、従来よりも高感度・高分解能な画像を得ることができます。
また、スリムでオープンな装置デザインにより、検査時の圧迫感を軽減しています。
脳梗塞や認知症、心筋血流の評価のほか、パーキンソン病やてんかん、腫瘍、炎症、肺塞栓の診断などに役立つ検査を行っております。
このページへのお問合せ
脳卒中・神経脊椎センター
電話:045-753-2500(代表)
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ファクス:045-753-2894
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