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ワールドカフェ

最終更新日 2020年9月9日

横浜に対する想いや意見を語り合う場として、本プロジェクトのメインイベントとなったのが、この「ワールドカフェ」。
2009年3月のキックオフワークショップではBank ART Studio NYKに約200名、5月のワールドカフェではパシフィコ横浜に約500名のボランティアメンバーが集まり、共創・創発的な対話がもたれました。

ワールドカフェの様子

ワールドカフェとは

「カフェにいるときの気軽な雰囲気」で「会議のような真剣な討議」を可能にするために設計された新しい話し合いの方法です。
組み合わせを替えながら少人数でテーブルを囲み、楽しく真面目に議論を積み重ねていくうちに、擬似的に「全員と話している」気分になれるよう設計されています。
世界中に普及し、活用されているこの方法を用いて、大規模な組織的探求につなげていきます。

カフェエチケット

  • 問いに意識を集中して話し合いましょう。
  • あなたの考えを積極的に話しましょう。
  • 話は短く、簡潔にお願いします。
  • 相手の話に耳を傾けましょう。
  • さまざまなアイデアの関係を考え、アイデアをつなぎ合わせてみましょう。
  • 遊び心で、いたずら描きをしたり、絵を描いたりしましょう。

ワールドカフェのフローチャート

  1. 質問
  2. ダイアログ(対話)と模造紙に自由な書き込み
  3. ホストが残り、ゲストは他のテーブルへ
  4. 共有
  5. 全体ミーティング

備考:1~4を3回繰り返す

キックオフワークショップに、約200人が集結!

2008年12月より市民ボランティアの募集を開始、徐々に参加メンバーが集まり、コアメンバーなど約200名による「イマジン・ヨコハマ」のキックオフワークショップが2009年3月28日にBankART Studio NYKで開催されました。
ワークショップの目玉となった「ワールドカフェ」では、参加者に「“いち個人”としての率直な意見を話してください」「こころを傾けて、人の話をしっかり聴いてください」「ここは皆、対等です」「体験から、お互いから、楽しんで触発しあってください」「積極的に参加してください。でも、無理は禁物」とお願いし、約200人の積極的な意見が飛び交いました。
「ヨコハマはなぜ私たちを魅きつけるのでしょうか?」の問いには、各テーブルで「歴史ある文化」「新しいもの」「憧れのようなものがある」「自然体」「異国情緒」など、さまざまなイメージが挙げられました。
ワールドカフェによる話し合いは重ねられ、ヨコハマの未来を問う質問に対しても「変わらずに残したいものもある」「多様性と共存できる街であってほしい」など、たくさんの意見が交わされ、最後は全体で共有しました。
「私は浜っ子ですが、今日衝撃的だったことは、『横浜はこのままではだめになるな』ということがよくわかったことでした。この街が輝き続けるようになんとかしたいなと思いました」
「印象的だったのは、みなさんが『横浜』というテーマの下に集まって、情熱をもって熱く語られていたことです。簡単にはまとめられないと思うので、われわれも含めて、イマジン・ヨコハマ事務局の役割は大きいですね」
「今日はいろいろな世代と話せて良かったです!継続していけば、そこから絶対何かが生まれると感じました」
と、これからのプロジェクトに向け、ボランティアメンバーの思いがひとつになったワークショップとなりました。

当日は都市ブランド研究会メンバーのみなさんでパネルディスカッションも行われました。
会場の中心に議論をするテーブルを据え、その周りを金魚鉢を覗くように参加者全員が囲み、テーブルの席は1つ空けて自由に出入りができるようにしながら議論を交わし合う「フィッシュボール形式」です。
研究会メンバーの議論に触発された参加者も次々にフィッシュボールに入り、白熱した議論が交わされました。

フィッシュボールの様子

フィッシュボールの様子
イベントの最後は全員が参加できるフィッシュボール形式によって、白熱した議論を展開

約500人が話し合った国内最大級のワールドカフェ

ワールドカフェの告知画像

模造紙

2009年5月9日、初夏のさわやかな青空のもと、パシフィコ横浜には総勢約500人の横浜を愛する人々が集まりました。
すべて自主参加によるボランティアメンバーです。
横浜の「魅力」や「未来」について、全員で語り合ったこのワールドカフェは、文字通り国内最大級の規模となりました。
始まったのは、朝10時30分。「この中で、横浜に住んでいる方はどれくらいいるでしょうか?」。
司会者の問いかけに対して、会場ではたくさんの手が挙がりました。
「だいたい90%くらいでしょうか。では、横浜で働いている方は?」。結果は「約30%」。
そして「横浜で生まれた方」は「約20%」ほどのようです。
「では、横浜が好きな方は?」。ここでほぼ100%の手が挙がり、参加者の熱い想いを知る結果となりました。
この日の目的は「横浜について語り合い、未来につながるたくさんの芽を育もう!」。
主催の横浜市も、この「イマジン・ヨコハマ」に寄せる大きな期待を述べました。
「今から70年前の開港80周年、市制になって50年という時、横浜は大きく市域を拡大しております。
森鴎外さんの横浜市歌に表れているように以前は港一色の横浜でしたが、後、人口急増期を迎えて今日に至っております。
今日は皆さまの会話の場から、未来の横浜の姿を描き出していきたいと思っております。
このイマジン・ヨコハマプロジェクトは、じっくり一年以上かけて皆さまの想いをロゴマークやキャッチコピーに集約しますが、
その後もさらに自発的な活動が広がっていくものになればと考えております。」
3月にBankART Studio NYKで行われたものよりさらに大規模なワールドカフェとなったこの日は、
「『ヨコハマ』の何がわたしたちをひきつけるのでしょうか?」「50年後、大空からヨコハマを見ると、どんな人がどんな表情で、何をしていますか?」「未来のヨコハマは、わたしたちに、どんな一歩を踏み出して欲しいと思っているのでしょうか?」という3つの問いが投げかけられ、横浜についてまた新しく話し合いが重ねられました。
未来の横浜の姿についても、「もっと緑が増えている」「路面電車復活」「食糧自給率100%」「地域コミュニティによる助け合い活性化」「ECOハマ」「50年後も流されず、変わらない」
など、たくさんの意見が挙がっています。
ワールドカフェ終了後は「つながりインタビュー」も実施され、「イマジン・ヨコハマ」はここからさらに大きく動き出しました。

ワールドカフェの様子

ワールドカフェの様子

ワールドカフェの様子

イマジン・ヨコハマの軌跡 Index

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政策経営局シティプロモーション推進室広報戦略・プロモーション課

電話:045-671-3680

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ファクス:045-661-2351

メールアドレス:ss-promotion@city.yokohama.lg.jp

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