米軍空母艦載機の部品紛失について（要請）

平成２２年３月４日、第５空母航空団所属の空母艦載機（ホーネット）が部品を紛失する事故が発生しました。発表によると、洋上あるいは地上に落下した可能性があるとのことですが、本年１月にも、スーパーホーネットから部品が落下し綾瀬市内の民家に物的損傷を与えた事故が発生したばかりであり、その原因や再発防止策も公表されない中、地元住民はもとより多くの県民に多大な不安を与えております。
神奈川県内では、毎年のように米軍機による部品落下等が発生しており、県民は航空機事故に強い不安を抱いています。
当協議会では、機会あるごとに、飛行の安全対策の確立、整備点検の徹底などを要請してきたにもかかわらず、連続してこのような航空機事故が発生したことは極めて遺憾であり、日頃の安全管理のあり方に強い不信感を覚えるものであります。
貴職におかれては、今後、米軍機の事故が起きることのないよう、次のことについて、万全の対策を講じることを(米軍に申し入れるよう)改めて強く要請します。
※（）内は、日本側への要請に挿入します。

１　今回及び本年１月の事故に関し、早急に事故原因を究明し、再発防止策を徹底すること。またこれらについて速やかに公表すること。
２　航空機の整備点検などを確実に実施して、航空機の徹底した安全管理に努めること。

平成２２年３月５日

在日米海軍司令官　リチャード・B・レン少将　殿
厚木航空施設司令官　エリック・W・ガードナー大佐　殿
外務大臣　岡田　克也　殿
防衛大臣　北澤　俊美　殿