米軍空母艦載機からの部品落下について（要請）

平成22年1月28日、第５空母航空団所属の空母艦載機（スーパーホーネット）から飛行中に金属製の部品が落下する事故が発生しました。この事故により、綾瀬市内の住民の家屋に物的損傷を与えました。幸いにも人的被害はありませんでしたが、一歩間違えれば人命に関わる重大な事故につながるものであり、地元住民はもとより多くの県民に多大な不安を与えました。
神奈川県内では、毎年のように米軍機による部品落下等が発生しており、県民は航空機事故に強い不安を抱いています。
当協議会では、機会あるごとに、飛行の安全対策の確立、整備点検の徹底などを要請してきたにもかかわらず、再びこのような航空機事故が発生したことは誠に遺憾です。
貴職におかれては、今後、米軍機の事故が起きることのないよう、次のことについて、万全の対策を講じることを(米軍に申し入れるよう)改めて強く要請します。
※　（　）内は、日本側への要請に挿入します。

１　今回の事故原因を究明し、再発防止策を徹底すること。またこれらについて速やかに公表すること。
２　航空機の整備点検などを確実に実施して、航空機の安全管理に努めること。

平成22年1月29日

在日米海軍司令官　リチャード・B・レン少将　殿
厚木航空施設司令官　エリック・W・ガードナー大佐　殿
外務大臣　岡田　克也　殿
防衛大臣　北澤　俊美　殿