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4月号 横浜を駆け抜ける爽快感!横浜マラソンの魅力に迫る!

毎年2万人以上が参加する市民参加型フルマラソン「横浜マラソン」。走る人、応援する人、ボランティアに携わる人すべての人が楽しめる大会を目指し、今年も、10月27日(日曜日)に開催されます。今回は、そんな「横浜マラソン」の魅力に迫ります。

最終更新日 2024年4月1日


「横浜マラソン2023」スタートの様子

市民と一緒に作り上げた!横浜マラソンの始まり

 横浜マラソンは、毎年2万人を超えるランナーが参加する県内最大規模の市民マラソンの一つですが、最初は市民の署名活動から始まりました。
 1980年、世界的に市民マラソンブームが広がる中、横浜でもマラソン大会開催を求める市民が中心となり署名活動を開始。同年9月には103,741人もの署名が集まり、翌年第1回横浜マラソン大会が開催されることとなりました。
 第1回大会は、10km・20kmで開催され、山下公園前から本牧市民公園までのコースを2,081人のランナーが駆け抜けました。


第1回大会の様子

 その後、コースの変更や、参加枠の拡大を行い、1987年の第7回大会では参加申込者が1万人を突破。1992年から2013年まではハーフマラソンも開催されました。そして、フルマラソンの開催を望む多くの声を受け、2015年、いよいよ市民参加型のフルマラソン「横浜マラソン2015」が開催されることになりました。
 横浜マラソンの歴史については、広報よこはま2023年10月号 横浜彩発見をご覧ください。

横浜で初めてのフルマラソン!「横浜マラソン2015」誕生秘話

 横浜でのフルマラソンの開催には、約2年の月日を費やし、開催のコンセプト、大会コースなどが検討されたそうです。その誕生秘話を当時の担当者に聞きました。

担当者より

 当時、横浜マラソンの広報プロモーションを主に担当していました。
 大会をやるにあたって、走る人の満足度はもちろん、横浜のシティセールスや、経済波及効果を生み出したいといった狙いもあり、県外はもちろんのこと、海外からも多くのランナーに参加してもらえるよう、国内外に広くPRしました。また、参加してくれた人に、横浜の街を回遊してもらえるよう、協力店舗でゼッケンを見せると割引サービスを受けられる企画も実施しました。

 他にも、ランナーに楽しんでもらえるよう、様々な工夫を重ねました。

 まず、横浜をもっと好きになってもらうため、コース上に思わず「へえ~」と言ってしまうような70個のトリビアを書いた看板を設置しました。走りながら横浜の豆知識を知ってもらえるといったお楽しみ企画です。

 メダルも、全国各地のマラソン大会のメダルを取り寄せ、比較しながら細部まで検討を重ね、デザインはもちろん、重厚感にもこだわり、完走者が首にかけた時に、完走した達成感をより感じられるものをつくりました。

 給水所は、国内有数の規模の18か所を設置し、そこで応援のパフォーマンスを行いました。パフォーマーの手配や整備など関係各所との調整が一番大変でした。しかし、給水所と応援パフォーマンスを一体化させることで、ランナーには水分補給をしながら楽しんでもらうことができ、現在も横浜マラソンの”推し”の一つとなっています。

 こうしてみんなで考えたり、こだわったことが形となり、その後の大会にもつながる好評企画になっていったのがとても嬉しいです。ぜひ多くの方に楽しんでいただきたいです!

毎年パワーアップ!横浜マラソンの魅力

 フルマラソン開始から、多くの人に楽しんでもらえるイベントを目指し、年々変化をし続ける横浜マラソン。その魅力をご紹介します。

その1 横浜マラソンならではの給水所&応援パフォーマンス

 給水所はランナーにとって楽しみの場であり、新たなファイトが生まれる最大のオアシス。
 前回の2023年大会では、18か所の給水所を設置するとともに、14か所の給水所で「ランナーを元気づける」をコンセプトに応援パフォーマンスを展開しました。
 そして、地元横浜・神奈川の銘菓など食品を中心に、「ラッキー給食」を提供。どこの給水所で何が食べられるかは当日のお楽しみ。ランナーの皆様のエネルギーとなるだけでなく、地元の味を楽しみながらゴールを目指せるということで多くのランナーの活力になっています。

 そしてフィニッシュ地点のパシフィコ横浜臨港パークでは「横浜マラソンフェスタ」を開催。飲食ブースやステージイベントなどの様々な企画が目白押しで、ランナーも応援の方も、みんなで楽しむことができます。
 また、会場周辺の商業施設等と連携し、横浜の街を楽しめるよう「ウェルカムサービス」もご用意。マラソンとあわせて横浜の街をお楽しみください。

その2 自宅に感動を持ち帰ろう!特別感のある記念メダル

 参加したランナーの努力をたたえて贈呈されるメダル。
 “横浜らしさ”をテーマに、大会ごとでデザインが異なり、その年だけという特別感を大会の思い出と共に持ち帰ることが出来ます。そんな意匠を凝らした歴代のメダルのデザインを紹介します。

2015年・2016年のメダル

フルマラソン第1回目の2015年は船の舵を切るため、甲板上に設置されたハンドルである「舵輪(だりん)」を、続く2016年は「錨(いかり)」をモチーフにした港町横浜らしいデザインとなっています。

2017年・2018年のメダル

2017年と2018年は両年ともカモメがデザインされています。
(2017年は台風の影響により中止となったためメダルは翌年の2018年に参加対象者へ贈呈。)
海の上を渡って羽ばたくカモメ(2017)が、目的地である横浜へ無事にたどりつく(2018)。2017大会の想いを乗せた2018大会が、長い年月を経て無事開催に至ったストーリーを2つのメダルが象徴しています。

2019年・2021年のメダル

2019年のメダルは、横浜の開港160周年を記念し、船に取り付けられる窓「ポートホール」をデザインしています。
新型コロナウイルス感染症の影響により、オンライン開催となった2021年は美しく輝くマリンブルーの海をイメージし、港町横浜を象徴するみなとみらいの景観と帆船日本丸が織り成す横浜らしい魅力あふれる記念デザインになっています。

2022年のメダル

2022年のメダルは新型コロナウイルス感染症の影響で3年ぶりのリアル開催となったことを3つの波で表現しています。

2023年のメダル

前回の2023年大会のメダルは横浜の街並みと、青空が表現されています。
綺麗な青と銀の色合いがとてもさわやかで横浜らしさを感じられるデザインになっています。

2024年もメダルと、こちらも毎年デザインが異なる出走記念タオルがお渡しされる予定です。今年もまた違った“横浜らしさ”を感じられるデザインになるようなのでお楽しみに!

その3 一人ではもちろん家族や友人と一緒に楽しめる多数の種目

 マラソンは、当日走りきったときの達成感・爽快感も魅力の一つ。
 しかしフルマラソンだと中々ハードルが高い、一人だと中々続かないと思っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
 横浜マラソンではフルマラソン以外にも短い距離を走る「みなとみらい7kmラン」やペアで協力しながらゴールを目指す「ペアリレー」、小学生とその保護者が一緒に走ることができる「ファンラン(ファミリー)」など多彩な種目が実施されます。走力に自信のない方、一人では不安なので家族や友人となら・・・という方も、色々な参加方法で楽しむことが出来ます。

種目一覧

【フルマラソン】

2006年4月1日以前生まれで、フルマラソンを6時間以内に完走できる方が対象です。

【みなとみらい7㎞ラン】

初心者でも走りやすい距離となっています。 約7kmと短いながらも横浜の景色を感じられるコースです。

【車いすチャレンジ】

小学生以上が対象となる種目です。ご家族等が伴走者または介助者として一緒に参加できます。

【ペアリレー 第1走者(約20.4km)、第2走者(約21.8km)】

2人1組がリレー形式でそれぞれ約20㎞を走り、たすきをつないで42.195㎞の完走を目指します。

【ファンラン(ファミリー)】

小学生と保護者がペアで参加できる約2.7kmの種目です。

【ファンラン(中学生)】

中学生が1人で参加できる約2.7㎞の種目です。

※各種目には参加資格として完走できる目安時間が設けられています。

詳しくは公式ウェブページ(外部サイト)をご覧ください。

その4 横浜らしさ満喫!コースから見える風景

 横浜マラソン最大の魅力はなんといっても、走りながら楽しめる横浜の景色。
 短い距離でもみなとみらい21地区の景色、フルマラソンでは、山下公園、三渓園、横浜南部市場などの風景も楽しむことができ、普段は車でしか通ることのできない首都高速湾岸線を走ることができるという、非日常的な体験ができることも魅力です。

参加者に聞いた横浜マラソンの魅力

「みなとみらい7㎞ラン」に参加された方に、実際走ってみて感じた魅力をお聞きしました。

参加者より

友人に誘われ、急遽出場することになったものの、ほとんど練習しないまま、不安な気持ちで当日を迎えました。

スタート会場に着くと、様々な年齢層の出場者で賑わっており、中には仮装した姿の方もいて、楽しげな雰囲気にワクワクしてきました。参加して一番よかったことは、なんといっても、横浜の観光名所を見ながら、普段は通れない車道を走る貴重な体験ができたことです。そして、沿道の方々が声援を送ってくださり、たくさん元気をもらえたことも嬉しかったです。疲れてきても、声援が背中を押してくれ、7kmのゴールがあっという間に感じました。ゴールでいただいた食べ物も、格別のおいしさでした。

私自身も、初心者でありながら、大いに楽しめましたし、参加されている皆さんが、自分のペースで走り、横浜の街そしてこのイベントを楽しまれている様子に、またぜひ参加したいという気持ちになりました。大いに盛り上がる、楽しいイベントなので、ぜひ気軽な気持ちでチャレンジしてみてください!

スポーツボランティアの皆さんに支えられています

 スポーツイベントを支える「スポーツボランティア」。横浜マラソンでも会場の案内、コース上の監察誘導、給水所での活動など、コース内外のあらゆる場所からランナーの皆さんが無事にフィニッシュできることを願って活動しています。
 ランナーが安心して走ることができるのは、さまざまな場所で活動されているボランティア方々の献身的なサポートがあるからです。そんなボランティアを経験された方に横浜マラソンの魅力についてお話をお聞きしました。

ボランティア経験者より

私は横浜マラソンのボランティアとして数回大会に携わりました。担当をしていたのは、パシフィコ横浜での「参加者受付」(グッズ渡し)、「誘導」(トイレ案内)などでした。
横浜マラソンは、ランナーと応援の人たちとボランティアが一体となって楽しみながら盛り上がれる大会です。
ランナーに近いところで応援ができるので、走る人の息遣いやエネルギーが伝わってきます。
応援の人が入れないところにもボランティアが配置されるので、コース全体に声援がつながっていく感じがとてもよいです。
私がボランティアとして活動している中でうれしかったのは、頑張っているランナーから応援しているこちら側が元気をもらえることです。ランナーはもちろん十分頑張っていますが、私たちは「もう少しですよ、頑張って!」と声をかけることしかできません。それでも、ランナーから「ありがとう」と返ってきます。こちらこそ「ありがとう」と言いたい気持ちになります。
横浜マラソンのボランティアは運営ノウハウが蓄積されており、リーダーのいる小グループで活動しますから、どんな人でも無理のない範囲で関われます。一度体験したら充実感があって、また来年も参加しようという気持ちになること間違いなしです!

 スポーツボランティアの募集は5月27日(月曜日)に開始します。詳細は今後、公式ウェブページでお知らせされます。ぜひ、あなたの力を横浜マラソンへ!

2024年はさらに参加しやすく!

 「横浜マラソンに出場したいけどフルマラソンはハードルが・・・」「一人で練習するのは寂しい」、そんな方向けにトレーニングのコツが学べるイベントも開催します。短い距離の募集人数も増え、2024年は横浜マラソンにより参加しやすくなっています。

2024年大会では「ペアリレー」、「みなとみらい7kmラン」、「ファンラン(ファミリー)」の募集人数を拡大!

 初心者でも挑戦しやすい「みなとみらい7kmラン」と、2023年大会から追加種目となった「ペアリレー」、「ファンラン(ファミリー)」について募集人数が拡大されます。

ランニングのコツを学べるイベントなども開催!

 「横浜マラソンに参加してみたいけど、完走できるか不安」「トレーニング方法を知りたい」といった方向けのイベントや動画も用意されています。

目標タイム別ランニングクリニック(2023年の模様)

 昨年は大会に向けて、5月から10月までの6か月間、姿勢づくりやフォームについて学べるイベント「目標タイム別ランニングクリニック」を開催。
 目標タイムにあわせたトレーニング方法を元実業団トップ選手を始め、経験豊富な指導スタッフがアドバイスしてくれるので、「一人で練習するのは不安」「一緒に目標に向かって頑張れる仲間が欲しい」という方にはピッタリのイベントとなりました。

■実施内容
・トレーニング計画のたてかた
・スピード・持久力の向上方法
・スタミナ強化の方法 など

 なお、2024年の大会に向けても、フルマラソンを走るランナーを定期的にサポートする練習会を開催予定です。概要が決まり次第公式ウェブページでお知らせしますので、ぜひチェックしてみてください。

トレーニングの基礎などが学べる動画も配信

 イベント以外にも、ビギナーランナー向けに、トレーニングの基礎などが学べる動画も配信しています。自宅から、まずは動画を見ながら始めるのも良いですね。
 動画はこちらのページ(外部サイト)からご覧ください。

4月10日からエントリー開始!

 秋の横浜の風景を楽しみながら、駆け抜ける爽快感を味わえる横浜マラソン。特別感あふれる体験をしてみませんか。

大会概要

開催日:令和6年10月27日(日曜日)
ランナー募集期間:4月10日(水曜日)~5月15日(水曜日)【一部枠を除く】
ボランティア募集期間:5月27日(月曜日)~7月31日(水曜日)
その他詳細は 公式ウェブページ(外部サイト)をご覧ください。

このページへのお問合せ

横浜マラソン組織委員会事務局

電話:045-651-0666

電話:045-651-0666

ファクス:045-226-5037

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ページID:974-824-785

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