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2月号 横浜春節祭2024 横浜中華街と横浜が光り輝く「春節」を120%楽しもう!

最終更新日 2024年2月1日

横浜中華街は、年間2000万人を超える人が訪れる、横浜の一大観光スポット。今月は横浜中華街と横浜臨海都心部の商店街や商業施設など地域一帯で開催されるビッグイベント「横浜春節祭」をご紹介します!

なお、広報よこはま2月号(外部サイト)では、横浜春節祭2024のイベント情報を掲載しています。ぜひご覧ください。

春節とは

旧暦の正月を祝う中華の伝統文化行事。日にちは旧暦(太陰暦)と現在の太陽暦にずれが生じるため毎年変動しますが、おおよそ1月下旬~2月中旬となり、2024年の旧正月(旧暦の元旦)は2月10日です。横浜中華街では、中華の春節を横浜でも楽しめるようにと、1986年から「春節」を開催。旧正月の日から15日間にわたって、イルミネーションやさまざまな催しでお祝いムードにあふれ、冬の横浜の風物詩となっています。

大きなランタンオブジェがいっぱい!

中華圏では、街中に色とりどりのランタンを飾って、旧正月を盛大にお祝いします。横浜中華街では、今年で38回目を迎える「春節」に加え、2022年からは、横浜中華街と近隣の商店街や商業施設、駅や公園などに巨大なランタンオブジェを展示し、デジタルスタンプラリーで巡る「横浜春節祭」との「W春節」を実施しています。ランタンオブジェの設置箇所も、2022年は12カ所、2023年は16カ所でしたが、今年はなんと32か所に!お祝いには欠かせない、華やかで力強い中華獅子舞の演舞などもあちこちで行われ、横浜の人気観光スポットが集まる横浜臨海都心部一帯で春節を楽しむことができます。

ランタンオブジェは、小さいものでも2メートル、大きいものは5メートルを超える大きさ。西遊記や三国志の登場人物、縁起の良い龍や鳳凰など、日本にも馴染みぶかいモチーフがたくさん!
このランタンオブジェ、実は中国・四川省にある工場に発注し、船便で海を渡ってきた本場のもの。現地の職人さんが一つひとつ手作りした、発色もとても美しく、あたたかみがあるものです。
春節に向けて街全体を明るく照らそうと、昨年の11月から先行実施しているイルミネーション「春節燈花」(外部サイト)でも、計550個のランタンが中華街から山下公園、赤レンガ倉庫エリアまで街を幻想的に照らしています。ぜひ、光の道を巡って、ランタンの精巧さに宿る中国伝統技能の歴史を感じながら、お気に入りのランタンを探してみませんか。

横浜中華街発展協働組合 高橋伸昌理事長に聞きました

~中華街だけでなく、もっと横浜を楽しんでいただくイベントに~

―横浜の様々なエリアにランタンオブジェを設置することになったきっかけを教えてください。
長崎の中華街を訪問したとき、春節にたくさんのランタンが飾られていたのですが、訪れる人のたくさんの笑顔をみて、横浜でもやりたいなと思ったんです。2021年のコロナ禍に、三密を避けて中華街の山下町公園にランタンオブジェを飾ったのが最初です。ランタンオブジェは非常に柔らかい光で、コロナ禍でとげとげしくなった心が和やかになったらいいなと思って始めたのですが、皆さんに大変喜んでいただきました。そこで、中華街の賑わいを広く横浜のまちに広げたいと企画しました。


横浜中華街発展協働組合 高橋伸昌理事長

―今年のみどころを教えてください。
昨年は16か所でしたが、今回は32か所を超える場所に設置しました。スタンプラリーも実施しますので、皆さんにまち巡りをしていただきながら、横浜の歴史、まち、お店などを知っていただけたらと思います。
今年は、横浜に来られる市外の方も歓迎できるよう、海の入口である大さん橋・ハンマーヘッド、空の入口である羽田空港、また、横浜の新幹線の入口である新横浜にも設置しました。また、スタンプラリーに加えて、商店街の方にもご協力いただき、デジタルパスポート、アナログパスポートをご用意しました。ラリーポイント周辺のお店で様々な特典がありますので、ぜひご利用ください。
―今年はどんなランタンオブジェを楽しめますか。
基本的には龍、獅子です。龍のオブジェには、中華街のキャラクター「ひいきくん」もいます。ぜひ探してみてください。他にも、三国志などに登場する中国の歴史上の人物や、お金儲けの神様である財神様、長寿を願うシンボルである桃、神聖なものとされる蓮、そして「年々有余(ねんねんよゆう)」という魚のオブジェもあります。中国では、年末にお魚を食べて、半分残して翌日また食べる風習があり、去る年にも感謝の気持ち、そして来る年も豊かであるようにと願いを込めて、二日に分けて食べるんです。ランタンオブジェには、いろんな意味が込められています。


年々有余のオブジェ

―勉学の神様や海の神様のオブジェもあると伺いました。
関内駅の関東学院大学に、勉学の神様である関羽様と願い箱を設置しています。受験で訪れた方や、大学生の皆さんの願いを入れてもらい、中華街にある(かん)(てい)(びょう)でお焚き上げします。また、横浜大さん橋には海の神様の()()(さま)を置き、世の中の安寧を祈る皆さんの願いを入れていただき、こちらは()()(びょう)でお焚き上げをします。来てくださった皆さんの思いも、天に届けたいと思っています。
ランタンオブジェは日本的な優しい光なので、日本人の心にも受入れやすいですし、海外の方はアジア的な光を大変喜ばれます。何度も来ていただいて、様々なランタンオブジェの魅力を楽しんでいただきたいです。
―市民の皆さんにメッセージを
今年は年明けに発生した能登半島の地震で被災した方々に向け、中華街全体で募金も行います。また、「W祈願獅子舞」を行い、春節のお祝いに加え、災いを鎮め、安全に暮らせる一年になりますようと、平和や安寧を祈願して獅子舞の演舞も行います。
ランタンは色鮮やかで、昼見てもきれいです。夜は中から光がでて、ぼんやりと照らす光に温かい気持ちになります。中華街、そしてこの横浜に、たくさんの人が来てくださる、地域に活かされていることに感謝を込めて、盛大に開催しています。皆さまのお越しをお待ちしています!

 

願いを込めて・・・祈願獅子舞もやってきます

もう一つ、中国のお祝いに欠かせないのが獅子舞。中国では、獅子は吉祥のシンボルとしてお祝い事には必ず登場する空想上の動物で、古くから「邪を祓い、福を呼び込む、神の化身」として親しまれています。その獅子が舞う、「獅子舞」は、農民の間で五穀豊穣を願って誕生し、受け継がれ、広まりました。
横浜中華街では、横浜の開港後、中国人の中でも広東をはじめとする南方出身の人達が多く移り住みました。そのため、広東省で盛んに行われていた中国南方獅子舞が舞われ、現在も中華街の伝統文化として受け継がれています。春節祭エリアでは、新たな年が素晴らしい一年になるよう、願いを込めて獅子舞が行われます。

知っていますか 獅子 豆知識

ー獅子の色にはどんな意味があるの?
現代では様々な色をした獅子が多くありますが、伝統的な獅子は黄色を基調に色とりどりの配色でデザインをした「彩獅(さいし)」です。「黄」は仁徳と高貴、「赤」は知恵と勇気、「黒」は勇猛と若さ、「白」は沈着と冷静、「青」は強さを意味しています。

ー獅子に触ってもいいの?
古来より獅子は「神の使い」とされ、その背中には神がいるといわれています。そのため『獅子をさわるより、獅子にさわってもらう方が、縁起が良い』とされていますので、触らず、見て楽しんでください。また、獅子に頭を咬んでもらうと厄を祓い福が来る「開運厄除」や「無病息災」のご利益があるといわれています。獅子が悪いものを食べてくれた、咬まれたけれど無事だった、という事から「健康長寿」をもたらすという意味もあります。

ー獅子にはどんな人が入っているの?
 横浜には二つの華僑学校があり、それぞれの学校には卒業生を中心とした獅子舞団体があります。獅子舞はそれぞれの獅子舞団体のメンバーと二つの華僑学校の学生たちが協力して行っています。
 獅子舞をみて、運が良ければ頭を噛んでもらい、厄払いしてもらえたら嬉しいですね。

詳しい開催スケジュールは横浜中華街発展会の公式ホームページ(外部サイト)をご覧ください。

獅子舞はこんなグループで行っています

●横浜中華学校校友会国術団(よこはまちゅうかがっこうこうゆうかいこくじゅつだん)
「中国伝統文化の継承」を趣旨として、横浜山手中華学校の卒業生が結成している団体です。先人の華僑・華人達が伝えてくれた教えや、横浜中華街の伝統を胸に携えて活動してきた先輩たちの貴重な経験から教わった獅子舞・龍舞・舞踊等を披露しています。春節をはじめとする横浜中華街での中華伝統文化行事を中心に、みなと祭りなどの横浜地域のイベントや結婚式、各地でのイベントでも活躍しています。


横浜中華学校校友会国術団の獅子

●横濱中華學院校友會(よこはまちゅうかがくいんこうゆうかい)
主に横浜中華學院の卒業生により構成されている日本横浜華僑華人団体の中核的な役割を果たしている団体で、中国獅子舞、龍舞、民族舞踊等の中国民芸の日本への普及発展に尽力しています。中国獅子舞では、横濱中華街のイベントのみならず地元横浜を始め地方のイベントやパーティ、結婚披露宴等にも出演しています。2年に一度マレーシアにて行われる獅子舞界最大の大会でもある世界大会「雲頂(ゲンティン)世界獅王爭霸賽(世界大会)」にも日本代表として数多く参戦し世界の強豪チームからも高く評価されています。


横濱中華學院校友會の獅子

春節デジタルスタンプラリーも行っています

ランタンを設置しているエリアでは、デジタルスタンプラリー(外部サイト)も実施しています。32箇所のスタンプスポットを巡り、ランタンオブジェにあるQRコードを読み込み、デジタルスタンプをゲット。9カ所以上のスタンプを集めると、景品として「春節福引き・紅包(ほんぱお)くじ」がもらえます。外れなしくじで、ホテル宿泊券などの景品のほか、エリア店舗内のサービス券がもらえます。
楽しく集めて、幸運もゲットしてください。

今年は春節祭クーポンも!

今年はさらに春節祭エリアで、お得なクーボンも配布されます。クーポンは冊子版、デジタル版と2種類あり、エリア内の店舗で使えます。美味しい食べ物、飲み物の他、お土産やマッサージや占い、博物館などでも使えます。冊子は2月中旬から、横浜市内の観光案内所や32か所のランタンオブジェ会場などで配布しています。

横浜にも学問の神様が!「関羽様」に合格祈願

ランタンオブジェとしても飾られている「関羽さん」。正式には、「関聖帝君」(関羽将軍)といい、中華街にある横濱関帝廟に祀られています。関羽将軍は、「三国志」の中で、忠義の人として人気が高い武将であり、唐の時代から武神として、宋の時代に入ると商売の神様として崇められるようになりました。また、算術に明るく、そろばんを発明し、子どもたちに算術や戦術などの勉強を教えていたということから、学問の神様として多くの人から信仰を集めています。
2月は受験シーズン。合格祈願、成績アップを祈願して、関帝廟にもぜひお参りしてみませんか。特に、算数、数学の点数アップにつながるかも?!

横浜中華街のW春節 開催スケジュール

横浜の街全体で春節をお祝いする、晴れやかな24日間。昼も夜も楽しめる横浜春節祭2024へ、ぜひお越しください!
期間:2024年2月1日~2月24日(24日間)
開催エリア:横浜臨海都市部+他地域エリア 32会場
詳しくは春節祭のイベントホームページ(外部サイト)

このページへのお問合せ

にぎわいスポーツ文化局観光MICE振興部観光振興課

電話:045-671-2596

電話:045-671-2596

ファクス:045-663-6540

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