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旧神奈川労働基準局(耐震補強)

最終更新日 2019年3月11日

旧神奈川労働基準局(耐震補強)

建物(工事)概要
名称旧神奈川労働基準局(耐震補強)
所在地中区日本大通
構造規模鉄筋コンクリート造、地下1階地上4階建て
設計横浜市建築設計協同組合
工期平成25年12月~平成27年2月
施工(建築)株式会社渡辺組
(電気)東邦電設株式会社
(空調・衛生)株式会社ビオン工業
(昇降機)東芝エレベータ株式会社

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外観全景

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外観夕景


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外観夕景

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玄関ポーチ


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ナカナ・カフェ

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玄関ホール


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ホール

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なか区民活動センター


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研修室

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待合室


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計測・診察室

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歯科室


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相談室

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階段


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多目的トイレ


設計者からのコメント

旧神奈川労働基準局は、昭和3年に「日本綿花株式会社横浜支店」の倉庫棟として建てられ、神奈川県労働基準局、横浜地方裁判所中央仮庁舎を経て、平成25年に「横浜市認定歴史的建造物」として認定されました。
改修後は、中区庁舎の別館となり、「福祉保健センター」と「区民活動センター」等として利用されます。
改修内容としては、耐震補強と、内外装の全面的な改修行うものでした。内外装の改修にあたっては、歴史的建造物として、外観は建設当時のものとし、隣接の旧財務局建物や中庭との景観を保つことが求められました。


設計時の問題や解決方法、難しかった点など。

  • 歴史的建造物の外観を損なわないよう、鉄骨ブレースは内側から補強する耐震補強設計とし、内部の独立した柱は、「鉄板巻き補強」という、鉄板を巻く補強方法にしました。また、今までの改修の過程で、傷ついてしまった構造体を現在の基準により補強しました。
  • 梁のみえない「フラットスラブ形式」が特徴であるため、これらが自然に楽しめる様に心がけました。
  • 既存の建物内に、新しく必要な部屋を、使い勝手が良いようにレイアウトしていく作業は大変なものでした。
  • 内装・外装を解体したところ、建設当時の外装とは違う部分があることがわかりました。当時の仕上げについて、工法が不明であったり、材料の入手が困難であったりしたので、復元に苦労しました。
  • 建物は横浜公園側に傾斜していますが、バリアフリーの観点から床は平らである事が求められます。床をOAフロアーにすると共に、床下を配管スペースに利用する事で傾斜と階高の低さを調整しました。その結果、外壁の建具・タイルも全て水平・垂直に取り付ける事が可能となりました。
  • 自然排煙窓を確保するために非常な努力が必要でした。
  • 階段を現在の建築基準法にあわせるため、既存の上に新しく各段を被せて改修しました。
  • 既存の外壁はスクラッチタイル貼りですが、タイル及び目地の劣化が激しく、今後の落下の危険性を考えて貼りかえることとなりました。その際、既存タイルの一部を中庭側の外壁に再利用しました。
  • 笠木という、頂部に施工する仕上材について、調査の結果、堅固に設置されていたので撤去せず補修し、オリジナル版を保存する事が出来ました。
  • 玄関壁に、大谷石貼り(昭和40年の改修)があり、今回の改修で玄関の壁に採用しました。
  • 正面玄関の三方枠は、調査の結果、中庭出入り口と同様のデザインとわかり、同様の形態を再現しました。
  • 南側ドライエリアの落下防止柵は、安全対策を行いながら、道路から見える様にしました。
  • その他、解体作業で明らかとなった痕跡などがあり、記録に残しました。

今後とも、この建物が、横浜の‘らしさ’の一要素として愛着をもって大切に使われていかれることを願います。また、そうしていただけると設計者として幸せです。



たてものちゃんの画像


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