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石造庚申幢
最終更新日 2024年8月1日
文化財は長い間受け継がれてきた大切な財産です。
原則として公的機関が所蔵するもの以外は非公開となっています。
見学等にあたっては所有者の意向に充分ご配慮いただきますようお願いいたします。
石造庚申幢
(画像提供:横浜市教育委員会事務局)
名称(ふりがな)
石造庚申幢(せきぞうこうしんどう)
分類/指定年月日
平成9年11月4日 市指定
概略
鉄町の宗英寺にある。1対だが、うち1基は欠損している。両基の竿に「延宝四年辰 七月十三日」の刻銘がある。完存の分は、円形の基礎に円柱の竿を立て、方形の露盤に簡略化した請花・宝珠を頂く。幢身四面の内3面に「見ざる」「聞かざる」「言わざる」の三猿、残る一面に雌雄の二鶏を浮彫りする。それによって庚申信仰による造立と知られるが、石幢形式の極めて稀な違例として注目される。本堂改築により、本堂前より移され歴代住職の墓域の一隅に建てられているが、旧在地点など明らかではなく、記銘も簡略で造立に係わった庚申講中の名なども不明である。
時代:延宝4(1676)年
法量:総高114.0センチメートル
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