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その2 カラスの生態と対応について
カラスの生態とその対応についてまとめました。
最終更新日 2019年3月7日
カラスの種類
横浜市内では、ハシブトガラスとハシボソガラスという2種類のカラスが見られます。
ハシブトガラスについて
クチバシが太い。
額が出っ張っています。
鳴き声がカアカアと澄んでいます。
元々は森林環境に生息し、近年、都市部に適応して見られるようになりました。
ハシボソガラスについて
クチバシが細い。
額がなだらかです。
鳴き声がガアガアと濁っています。
田畑や河川など開けた環境に生息しています。
公園のカラスへの問い合わせについて
1.カラスが巣をつくっているのでとってほしい
基本的には、カラスの巣を撤去したり、カラスを捕獲したりすることは行っていません。
「鳥獣の保護及び狩猟の適正化に関する法律」により、許可なく野生生物を捕まえたり、殺したりすることはできません。
樹木に巣をつくり、そこに入るカラスの親です。
2.カラスが襲ってきて、危ないので対応してほしい
カラスは3月中旬から6、7月にかけて、樹木などに巣をつくり、子育てをします。
子育て中のカラスは巣のヒナを守るため、巣に近づいてきた人に威嚇、攻撃することがありますが、多くのカラスは威嚇までで、攻撃は行いません。
カラスが襲ってくるので、巣を撤去してほしいと要望を受けた場合
1.現地を確認し、カラスからの威嚇・攻撃が確認される場合
営巣している樹木や周辺に注意看板を設置し、巣に近づかないよう案内します。
2.カラスからの攻撃が繰り返され、巣を避けて公園の利用ができない場合
巣の撤去を行います。
※営巣中の巣の撤去は許可を得て実施しています。
カラスからの威嚇・攻撃をさけるために
育て中のカラスは人が巣に近づくと以下のような反応をします。
1.枝や葉をむしったり、クチバシをカチカチと鳴らす。
2.鳴き声が激しく大きくなり、ガラララと鳴きだす。
3.鳴きながら頭上を飛び回る。
慣れてくると、カラスがいらいらしているように見えます。このように反応する場所の近くには巣があるので、なるべく近づかないようにしてください。
※6、7月には巣立ちをした幼鳥が樹木や低木の下などに隠れていることがあります。
親は巣立った幼鳥も守ろうとしますので、幼鳥の近くではカラスが1~3の反応をします。このような場所にも近づかないようにしてください。
攻撃を受けそうになった場合は
1.静かにその場から立ち去る。
2.後頭部を保護する。
カラスは人の後ろから頭を攻撃してくるので、鞄などで後頭部を保護してください。傘があれば、後ろ向きにさすと防げます。
※基本的にカラスはクチバシでつついてきたりはしません。背後から脚をぶつけようとします。
■カラスの被害対策に関しては、みどり環境局のホームページに紹介されています。
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