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食育情報交換会

最終更新日 2025年5月22日

食育情報交換会とは

区内の食育に携わる職員等(保育施設、幼稚園、公立小学校、公立中学校、子育て支援センターPopola、福祉保健センター、ヘルスメイト)が連携し、「つながりのある食育」を目指して情報交換や各種取組を行っています。子どもだけでなく家族みんなが元気に過ごすことができるよう、生涯にわたる健康づくりを目指しています。

都筑区の食育テーマ

「20年後に、都筑区の子どもたちが健全な食生活(食と生活)を送れることを目指す」
(区政20周年を記念し、平成26年度に決定)

令和6・7年度の取り組みテーマ

「朝ごはん」

令和6年度 第1回食育情報交換会について

食育情報交換会の様子(令和6年度)
食育情報交換会の様子

区内31施設、1団体が参加し、朝ごはんに関する課題についてを共有し、課題解決の案をグループワークで検討しました。
食育情報交換会説明資料(パワーポイント:2,761KB)

課題と解決のための具体的なアイディア、アプローチ方法等
朝ごはんに関する課題                    課題解決のための具体的なアイディア、アプローチ方法等

【保育施設】
・朝ごはんを食べながら登園する子がいる
・食への興味がない子も多い
・菓子パン、フォローアップミルク、焼き菓子などを朝食代わりにしている

・年齢に応じた方法で、野菜を育てるところから始める
・「においを嗅ぐ」、「食材を洗う・触れてみる」、「準備のお手伝い」などの食育を積み重ねることで、食への興味を養う
・保護者や子どもへ個別に伝える(子どもには年齢に応じて伝え方を変える)

【小・中学校】
・夕食の時間が遅いため、起床時に食欲がない(塾や習い事などの影響)
・就寝時間が遅いため、早い時間に起きられずに朝ごはんが食べられない
・家庭の状況で食べない(朝食を摂る習慣がない、朝食の用意がない)
・体重が増えることに敏感で、SNSに載っている朝食を真似する子がいる(量やバランスが子どもに合っていない状態)
・各々家庭の事情があるため、アンケート等による現状把握が難しい

・朝食を作る時間がない家庭向けに市販品の情報提供、全家庭むけに簡単レシピやバランスアップレシピ等を紹介
・学校保健委員会のテーマとして取り扱い、全校で取り組みを実施する
・他都市では学校で朝食を提供する場合もある。子ども食堂等の活用
・現状把握のためのアンケートを実施(アプリの活用)
・保護者向け・こども向け・親子向けの調理実習、レシピのリーフレット配付など
・スポーツクラブ指導者等に食育教室で講話をしてもらう(試合前日の食事、体づくりと食の大切さなど)

【全体】
・家庭環境による影響(忙しく朝食の準備ができない、保護者が朝食を食べる習慣がない)
・家庭によって生活のリズムが異なるため、朝食摂取の促しが難しい
・朝食欠食から体調不良や怪我につながりやすい
・食べているがパン、コーンフレーク等の主食のみでバランスが悪い

・幼保小中で連続した、切れ目のない学びの機会を提供する(朝おやつが無くなるタイミングや食育の時間、家庭科や成長の授業などで適宜伝えていく)
・ぱくぱくだより(公立保育園、小・中学校)で朝食の指導を行う。民間保育園でも共有できると良い。(就学にあたり、給食のギャップによるつまづきを小さくすることにも役立つ)


令和6年度 第2回食育情報交換会

研修会のスライドが映っている様子

「朝ごはん」について保護者に伝える簡単レシピと応用の仕方について講師を招いて研修会を行いました。(区内施設17施設、1団体が参加)
講演 「朝ごはん、どうしたら食べられる?~少しの工夫で朝ごはんがランクアップ~」
講師 有限会社スタジオ食 代表 牧野 直子氏
(内容)
・朝ごはんの重要性
・朝ごはん、なぜ食べられない?
・朝ごはん、食べられる工夫
・意見交換

意見交換の内容

第1回で出た「解決のための具体的なアイディア、アプローチ方法等」を振り返り、意見交換

【保育施設】
・幼少期に朝ごはんを欠食している児は大人になっても欠食する傾向にある⇒簡単にできるレシピ(冷凍食品を使う等)の配信
・朝に食事を準備する時間がない、料理が苦手などの保護者に対し、包丁を使わない簡単レシピ、冷凍食品や総菜を活用したレシピの紹介
・大人でも空腹だとイライラしてしまう。良好な人間関係を築くためにも、朝ごはんを食べる大切さを伝えていく
・スポーツ科学や脳科学の観点から「朝食の大切さ」を保護者に紹介する。保護者が朝食を欠食していると子どもたちも理解が難しい

【小・中学校】
・「大人が用意しやすいもの」より「子どもが食べやすいもの」を重視する
・朝食を用意しているが、あまり食べない児童に対し、その子が何を食べたいか、何なら食べられそうかを聞く
・睡眠時に失われた水分を朝食で摂る(冬こそ水分補給)ために、スープ・味噌汁の重要性を伝えていく
・食後12時間でエネルギーが切れることを伝えていくとわかりやすい
・レシピを発信する。授業参観時に給食メニューのレシピを設置、自由に取れるようにする
・今の年齢で痩せることが将来の美しさにつながらないこと、思春期の体形変化が自然なことを伝えていく
・小学校では家庭科は高学年なためバランスイーナのワークで朝食に触れ、自分で出来ることを考える。低学年は保護者に働きかける。
・中学校は保健の授業で、「睡眠時の成長ホルモン」について学ぶ⇒早寝・早起き⇒朝ごはんにつなげる
・朝練のある子には主食+1品を目指すことを伝えていく

【全体】
・パサつきが無いので、子によってはパンよりごはんの方が食べやすい
・冷凍食品の活用やお湯を入れるだけのメニューの紹介
・朝ごはんを「主食」「主菜」「副菜」の3品を用意するのは難しい。今の朝ごはんにプラス1品を目標にする
・朝食を欠食している子には「まずは何か食べる」。食べている子には質を上げていくことを継続して伝えていく。スモールステップを踏んでいく


令和4・5年度の取組テーマ

「バランスよく食べる」

令和5年度 第1回食育情報交換会について

「バランスよく食べる

食育情報交換会の様子
 

区内の30施設が参加し、各施設の食育に関する課題の共有と課題解決のためのアイディアをグループワークで検討しました。

食育情報交換会資料(PDF:2,421KB)

食育の課題と課題解決のためのアイディア(一部抜粋)
食育課題課題解決のためのアイディア
○家庭で食べなれていない食材に苦戦している(特に魚・果物・野菜など)
○子ども達の食べものを残すことに対する抵抗感が薄くなっている。
○苦手なものは口にしない。
・食べ方の指導。食材を見せる。一口から始める。
・食べ慣れるよう残食が多くても給食に取り入れる。→卒園のころにはほとんどの子が食べられるようになる。
・おいしかったメニューは、家に帰ってから「作って」と保護者に話すため、使いづらい食材を使っておいしく給食作っていく。
・保護者に子ども達に好評だったレシピを配布。
・自分で育てたり、触れて体験したり、型抜き等で見た目を工夫することで食べる意欲となる。
・好きなキャラクターに例えて口に運ぶ。食べたら大いに褒めて意欲が持てるようにする。
・スポーツ選手、プリンセスなど、憧れの人からからバランスよく食べるようにアドバイスしてもらう。
○軟らかいものを好む傾向にあり、噛む力・のみ込む力が弱くなっている。・保育士が身振り手振りで噛むお手本をみせる。
・月齢、年齢に合った形態や固さの給食を提供して、噛む練習をする。
○小学校高学年以降の体形への意識変化による、食の偏り(主食を残すなど)・小学生以降は、何のために食べているかについて知る機会をもける。
・保健だより、食育だよりを活用して、家庭と情報を共有する。

令和5年度 第2回食育情報交換会について

「バランスよく食べる」ことを保護者や子どもに伝える媒体づくりについて講師を招いて研修会を行いました。(区内施設20施設、1団体が参加)
講演「『伝わる』資料づくりのポイント」
講師 政策局シティプロモーション推進室 広報戦略・プロモーション課
(内容)・情報やイメージを正確に伝えるためのデザイン
    ・誰に、何を、なぜ、どこで、いつ、どのように使用するか、使用する期間はどれくらいかを考える
    ・コントラクトを付け目を引く
    ・伝える情報を絞り、文字を少な目に、絵や写真も入れる

食育媒体

令和3年度発行 「たくさん噛んで 食べる力を育む」
リーフレットのダウンロードはこちら
食育リーフレット「たくさん嚙んで 食べる力を育む」(PDF:4,041KB)

平成30年度発行 「なりたい自分になるために ~早寝・早起き・朝ごはん~」
冊子のダウンロードはこちら
通常版(PDF:1,794KB)
分割版(PDF:2,567KB)
印刷用(PDF:2,540KB) (こちらを両面印刷すると、冊子が作成できます)

関連リンク

このページへのお問合せ

都筑区福祉保健センター福祉保健課健康づくり係

電話:045-948-2350

電話:045-948-2350

ファクス:045-948-2354

メールアドレス:tz-kenko@city.yokohama.lg.jp

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