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都筑工場 設備説明

最終更新日 2019年4月10日

工場断面図

各項目をクリックするか下スクロールでお進み下さい。

  1. 投入ステージ
  2. ごみピット
  3. ごみクレーン
  4. 焼却炉内部
  5. ボイラ
  6. 減温塔
  7. バグフィルタ
  8. 煙突
  9. 灰コンベヤ
  10. 灰ピット
  11. 灰クレーン
  12. 中央管制室
  13. タービン発電機

投入ステージ写真

1.投入ステージ
観音扉型油圧駆動式、合計14門
収集車は、ごみの重量を測定した後、ここでごみをごみピットに投入します。
都筑工場には、主に「都筑区、青葉区、港北区全域と緑区の一部」からごみが運ばれてきます。


ごみピット写真

2.ごみピット
15,000m3(5,000m3×3)
都筑工場は、5,000m3のピットが3つあり、約3,600トンのごみを貯めておくことができます。
ごみは、すぐには燃やさず、一度ごみピットへ貯められます。
ごみピットの臭気は燃焼用の空気として焼却炉の中に吹き込み、臭気を分解しています。


ごみクレーン写真

3.ごみクレーン
油圧開閉式ポリップバケット付天井走行クレーン
ごみは、ごみクレーンによって、焼却炉内へ投入されます。
一掴みは約6トンで、収集車約3台分のごみを掴めます。
ごみクレーンは3基あり、同時に2台の運転が可能です。
ごみクレーンのバケットは広げた状態で幅が4.9mあり、重さは約6.8トンもあります。


焼却炉内写真

4.焼却炉内部
三菱-マルチンごみ焼却炉(400t/24h)
焼却炉内部の温度は850℃以上あり、ごみは自然発火します。
焼却炉の立ち上げ時は、ガスバーナーで300度以上に熱した後、ごみを投入します。
その後、序々に850℃まで温度を上げていきます。
都筑工場では、1日に400トンのごみを燃やせる焼却炉が3基あり、整備を行いながら順番に使用しています。


ボイラ写真

5.ボイラ
ガス冷却用ボイラ「単炉式二胴自然循環式(節炭器、過熱器付)
63.1t/h、Max2.25MPa、3,675m2
ボイラでは、ごみを燃やした時に発生する熱を利用して、蒸気を作っています。
やかんでお湯を沸かすのと同じ原理です。作られた蒸気の大半は、タービン発電機に使用されますが、
工場内の冷暖房や給湯、隣の余熱利用施設へ送って温水プールやお風呂の熱源にも使用されています。


減温塔写真

6.減温塔
113,970Nm3/h、入口380度
バグフィルタは250度以上の温度には耐えられない為、ここで水を使用し温度を下げます。
使用する水には、工場内の再利用水を使用しています。


バグフィルター写真

バグフィルター拡大イメージ

7.バグフィルタ
ろ過式集じん器(ガス量136,620Nm3、250度MAX、0.01g/m3N以下)
排ガスの中にある粉じんを「ろ布」と呼ばれるフィルターを通して取り除きます。
ろ布は円筒状の骨組みに巻かれており、この円筒は1つのバグフィルターの中に1760本あります。
ろ布は高温だと劣化してしまうため、入ってくる排ガスの温度は常に200度以下に管理されています。


煙突写真

8.煙突
鋼製3筒煙道、コンクリート外筒支持集合煙突高さ130m、筒身内径2.45m
排ガスを大気中に放出するものであり、周囲に影響が出ない高さになっています。
冬場、白い煙が見えますが、これは排ガス中に含まれている水分が、
大気に触れる事により冷やされ、水蒸気となるためです。
夜間は、飛行機が煙突を確認できるように、赤色のランプが点灯しています。


灰コンベヤ写真

9.灰コンベヤ
電動機駆動式エンドレスチェーン(オーバーリターン式)
焼却炉から出た焼却灰は、灰コンベヤにて灰ピットまで搬送されます。
ごみを燃やすと、体積は約20分の1、重量は約5分の1の灰になり
衛生的に安定して処理を行なっています。


灰ピット写真

10.灰ピット
1,140m3(380m3×3)
灰ピットは、灰を一時的に貯めておくところで、3つのピットがあります。
集じん器等で取れた飛灰は、セメントで固化されてから灰ピットへ送られます。


灰クレーン写真

11.灰クレーン
油圧開閉式クラムシェルバケット付天井走行クレーン(4.8t)
灰は、灰クレーンでトラックに積まれ、最終処分場へ運ばれます。
トラック1台につき、約6.5トンの灰が積み込まれます。


管制室写真

12.中央管制室
焼却炉の運転は、中央管制室にて行なわれます。
工場のデータは、全て管制室に集められ集中管理を行なっています。
焼却炉は24時間稼動のため、管制室には24時間体制で職員が常駐しています。


タービン発電機写真

13.タービン発電機
衝動式復水型13,530kVA、13,000kW、6,600V
ボイラで作られた蒸気の力により、タービンを回します。
タービンには発電機が付いており、発電機を回す事により電気を作り出します。自転車のライトを思い出してみて下さい、タイヤが回ることによりライトが点くのと同じ原理です。
電気は工場内で使用される他、余熱利用施設にも送られています。それでも余った電気は、電力会社へ売っています。電力売却金額は年間4億円以上にもなります。


このページへのお問合せ

資源循環局適正処理計画部都筑工場

電話:045-941-7911

電話:045-941-7911

ファクス:045-941-7912

メールアドレス:sj-tsuzukikojo@city.yokohama.jp

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