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道路局総務部交通安全・自転車政策課
電話:045-671-2323
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最終更新日 2020年9月1日
子どもの体型と大人の体型は大きく異なっており、成人用に作られている車のシートベルトでは交通事故の際、子どもの身を守ることに十分とは言えません。チャイルドシートは交通事故による衝撃から子供の身を守るために必要な装置です。
しかし、警察庁と一般社団法人日本自動車連盟(JAF)が、令和元年6月1日から6月16日までの間に合同で実施したチャイルドシート使用状況の全国調査の結果では、6歳未満全体の全国平均の使用率は70.5%に止まっています。
また、取り付けられたチャイルドシートのうち、適切な取付けができていた割合は47.6%、チャイルドシートを使用していた幼児のうち、幼児を適切に着座させることができていた割合は42.2%でした。
チャイルドシートを正しく取り付け、適切に座らせることが子どもの安全につながります。
チャイルドシートは新生児・乳児用(ベビーシート)、幼児用(チャイルドシート)、学童用(ジュニアシート)の3タイプがあり、子どもの成長に合わせて使い分ける必要があります。子どもの体格に合ったものを選ぶようにしてください。
(国土交通省ホームページより)
体重 10キログラム未満
身長 70センチメートル以下
年齢 0歳から1歳くらい
(国土交通省ホームページより)
体重 9から18キログラム
身長 65から100センチメートル以下
年齢 1歳から4歳くらい
(国土交通省ホームページより)
体重 15から36キログラム
身長 135センチメートル以下
年齢 4歳から10歳くらい
現行の安全基準「ECE R44/04」は2006年10月1日に施行され、準備期間を経て、2012年7月1日に完全適用されました。
2012年6月までは、旧基準のチャイルドシートも販売が可能で、国内で認可を受けたものに加え、ヨーロッパとアメリカの規格の物も販売されていましたが、2012年7月以降は、新しい基準で認可を受けたものしか販売できなくなりました。
基準をクリアしたチャイルドシートは下図のようなEマークが目印になります。
また、現在は、最新の安全規則R129も採用されており、今後は、R129の安全基準に従い、認可されることとなります。
(国土交通省ホームページより)
すでにお持ちの旧基準(自マーク)のチャイルドシートに対して法的な規制はありませんが、現行の基準をクリアしたチャイルドシートは、より高い安全性能の評価が満たされたものになります。
(国土交通省ホームページより)
チャイルドシートの固定方法には、「ISO-FIX(アイソフィックス)固定式」と「シートベルト固定式」があります。いずれも、説明書をよく読んで正しく設置しましょう。
従来、多くはシートベルト固定式であり、誤った取付けによる使用が多く、本来の安全性能を発揮できないことがありました。そのため、共通取付具により自動車側の座席とチャイルドシートを固定するISO-FIX固定式タイプが市販されるようになりました。
2012年7月以降新たに販売されている乗用車(乗車定員10人未満)には、ISO-FIXチャイルドシート対応の共通取付具が装備されています。(2012年7月以前の乗用車にも装備されている車種もあります。)
ISO-FIXチャイルドシートは取付けが簡単なことから自動車のシートベルトを用いて座席に固定するタイプに比べ、取付け時の誤りが少ないとされています。
すべてのチャイルドシートがすべての車に取り付けられるわけではありません。メーカーなどから出されている「車種別チャイルドシート適合表」などを参考に取り付けられるかどうかを確認して、ご自身の車に適合したチャイルドシートを選びましょう。
助手席には一般的にエアバッグが装備されており、作動した場合、衝撃が大きく非常に危険です。やむを得ず助手席にチャイルドシートを取り付ける場合は、座席をできるだけ後ろにスライドさせて、エアバッグからの衝撃を少なくしましょう。
※ 前述のとおり、後向きに設置しなければならない新生児・乳児用(ベビーシート)を助手席に取り付けてはいけません。
チャイルドシートを設置し子どもを座らせたら肩ベルトの調整を忘れずに行ってください。肩ベルトが緩んでいると子どもがチャイルドシートから抜け出し、肩ベルトが首にかかってけがをする危険があります。
また、チャイルドシートに身体が密着するよう、分厚いコートなどを着ている場合は、脱がせましょう。
炎天下における駐車時はチャイルドシート本体、バックル、ベルトの金具部分などが熱くなっていることがあります。子どもを座らせる場合は各部に触れて確認しましょう。
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