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環境創造局下水道施設部下水道水質課
電話:045-621-4343
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ファクス:045-621-4256
メールアドレス:ks-suishitsu@city.yokohama.jp
最終更新日 2023年10月4日
普段の横浜の海
赤潮が発生した横浜の海
海水に窒素やりんなどの栄養塩類が多量に流れ込み富栄養化すると、プランクトンが異常に増殖し、赤潮(写真提供:環境科学研究所)が発生する恐れがあります。下水中には窒素・りんが含まれますが、従来の標準活性汚泥法(以下、標準法)では窒素・りんの除去は不十分です。そこで横浜市では、東京湾の富栄養化対策として、窒素・りん除去を目的とした高度処理施設を導入しました。これにより、標準法よりも多くの窒素・りんを除去できるようになりました。
※1窒素除去の設備を持たない栄第一、栄第二及び分離液処理の影響を受ける北部第二、金沢を除きます。
※2分離液処理の影響を受ける北部第二、金沢を除きます。
高度処理の導入は、老朽化した施設の更新や増設時期にあわせて効率的に実施しています。令和3年度末時点で、7ヶ所の水再生センターに高度処理施設が導入されており、市内の全下水処理能力の55%が高度処理となっています。
従来の標準法では、反応タンクは分割されず、曝気(空気を送り込むこと)により全体に酸素が供給されると同時に活性汚泥がかくはんされます。
反応タンクの役割と下水処理のしくみについては、こちらを御参照ください。
現在、横浜市で採用されている高度処理方式には、次の3つがあります。
標準法は好気槽のみで構成されていますが、高度処理方式は、好気槽・嫌気槽。無酸素槽を組み合わせたいくつかの槽によって構成されています。
【好気槽】好気槽は槽全体が曝気され酸素が多くあります。硝化細菌はアンモニアを硝酸へ参加します。また、高度処理の好気槽ではりん摂取反応が起こります。
【嫌気槽】空気を送らず、酸素も硝酸もありません。普通の最近の活動は鈍くなります。りん蓄積細菌はりんを放出します。
【無酸素槽】曝気をしていません。好気槽から循環水が送られてきます。循環水中には好気槽で生じた硝酸が含まれます。脱窒菌は硝酸を窒素ガスに還元し、窒素ガスは大気中に放出されます。
AO法は、りん除去を目的とした方式で、反応タンクは嫌気槽と好気槽の2つに分かれます。嫌気槽には活性汚泥を混ぜるためのかくはん機が設置されています。
A2O法は、窒素とりんの同時除去を目的とした方式で、反応タンクは嫌気槽・無酸素槽・好気槽の3つに分かれます。無酸素槽にはかくはん機が設置されているほか、循環ポンプにより好気槽から循環水が送られてきます。
AOAO法は、窒素とりんの同時除去を目的とした方式で、反応タンクは嫌気槽・好気槽・無酸素槽・再曝気槽(好気槽)の4つに分かれています。循環ポンプはなく、無酸素槽の前後に好気槽を置く点がA20法と違っています。
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