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新聞などで、鶴見川の水質が全国の一級河川の中でワースト上位の河川と知りました。横浜市は鶴見川をきれいにするためにどのようなことに取り組んでいますか?
最終更新日 2018年9月4日
都市河川の水質改善については、下水道の普及が不可欠であると考えています。鶴見川流域の都市では、横浜市のみならず川崎市、町田市とも下水道の普及に努めており、平成20年度末の各都市の下水道普及率は本市の99.8%、川崎市の99.3%、町田市の92.9%と全国平均72.7%より大幅に上まわっています。
また、流域内には本市の都筑、港北、北部第一の3か所の水再生センターのほか、川崎市、町田市の各2か所、合わせて7か所の水再生センターが稼動しており、水質の向上に努めています。
なお、鶴見川では、神奈川県の公共用水域水質測定計画に基づき10地点で測定を行っていますが、平成20年度はこのうち9地点で環境基準を達成し、有機物による水の汚れの度合いを表すBODの年平均値は1リットル当たり2.8mgとなっており、10年前と比べておよそ半分と大幅に改善されています。
このように、下水道の普及によって経年的に見ると水質は良くなる傾向にあり、下水道局が行っている鶴見川の魚類の生物相調査では昭和62年に18種、平成元年に24種、平成12、13年にはアユ、ウグイなど、きれいな水域に生息すると言われている魚を含む27種類の魚類が確認されました。この結果は、下水道の普及をはじめとする水環境保全に対する様々な取り組みの効果として現れたものと考えています。
横浜市としては、今後も下水の高度処理の推進など、鶴見川流域の都市と力を合わせてより一層の水質の向上に努めていきます。
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