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金沢区に関する資料
金沢図書館では神奈川県内の資料を郷土資料として収集しています。特に、金沢区に関するものは県内資料とは書棚を別にして並べています。その中から、おもに金沢区の歴史に関する資料を紹介します。
最終更新日 2024年1月21日
区史
金沢区制五十周年記念事業実行委員会/編
2001年刊
区制五十周年を記念して区史として刊行されたものです。原始から近現代までの金沢の移り変わりを豊富な写真と図で紹介しています。巻末には大正期からの金沢区の年表、町名の変遷、編纂に使用された参考文献や掲載写真の一覧もあり、参考になります。
中世・近世
関靖/著
国書刊行会
1984年刊
1938年に刊行されたものの復刻版。復興後の県立金沢文庫の初代文庫長による執筆です。
金沢を「由来」「名所」「旧跡」「伝説」にわけて紹介しています。中世以降の金沢の歴史と伝説を文献から知ることができる1冊です。
平田恒吉/著
金沢と六浦荘時代頒布会
1984年刊
中世から明治までの金沢・六浦について、1913年に三分小学校(現六浦小)の第1代校長が、現地調査の内容と近世の地誌からまとめた資料を復刻したものです。
当時の六浦荘村、金沢村を地域ごとに、地図や景勝地の写真で紹介しています。
佐野大和/著
瀬戸神社
1968年刊
瀬戸神社の旧祠官12代目にあたる著者が神社史として編纂したものです。
史学と考古学にも深い造詣を持つ著者により執筆された本書は、神社の由緒・沿革にとどまらず、六浦金沢の郷土史としても参考になります。
鈴木棠三、朝倉治彦/校注
角川書店
1975年刊
江戸時代後期に斎藤月岑により作られた、江戸の地誌です。「巻之二 天璇部」は品川東海寺に始まり、金沢・六浦までを紹介しています。
75年に刊行された版では上巻、文庫版では2巻に該当します。
福原高峰撰
長谷川雪堤画
有隣堂
1967年刊
徳川家康由来の相模国の事跡を中心に編集した図会形式の地誌です。
江戸後期(天保・安政年間)成立のおもに徳川林政史研究所所蔵本を底本として編集されたもので、「巻之二十三 金沢」となっています。
『相中留恩記略 校注編』もあります。
蘆田伊人/編
雄山閣
1996年刊
江戸時代に幕府が調査した地誌を明治以降に刊行したものです。
この版では、第4巻に現在の金沢区内にあたる、久良岐郡金沢領が収録されています。
蘆田伊人/編
雄山閣
1962年刊
江戸時代中期に水戸藩主・徳川光圀が鎌倉の名所や史跡を巡覧した際の『鎌倉日記』をもとに編纂された『新編鎌倉志』と、江戸時代後期に『新編鎌倉志』を補完し、詳しく解説した『鎌倉攬勝考』を収録しています。鎌倉,江の島,金沢の地誌です。
永井晋・角田朋彦・野村朋弘/編
八木書店古書出版部
2013年刊
金沢北条氏初代実泰から四代貞顕までの資料を編年に排列したものです。
前半は『吾妻鏡』を軸に関連資料を集め、後半(顕時の後半生から)は金沢氏・称名寺関係資料群を中核としていて、終末期の鎌倉幕府を研究する上で貴重な資料群となっています。
横浜開港資料館/編
横浜開港資料館
2005年刊
金沢区の旧家である布川武弘家所蔵の古文書を解読し、解説を加えたもの。
江戸時代から大正期の金沢区の歴史を知るための一級資料。
金沢区生涯学習“わ”の会「古文書を読む会」・横浜開港資料館/編
横浜開港資料館
2009年刊
“わ”の会と開港資料館の共同により、開港資料館所蔵の資料から採録資料の選択、解読・解説したもの。
近世から明治期にかけての金沢区の諸相を具体的に知ることができる。
竹内理三/編
臨川書店
1979年刊
『鎌倉年代記』『武家年代記』『鎌倉大日記』を収録している。
鎌倉年代記は、鎌倉幕府の役人によって作られた、1183年から1332年までを扱う歴史書。
武家年代記、鎌倉大日記も、ほぼ同時期を対象とする年代記。鎌倉時代の出来事がわかる重要な歴史資料。
明治以降
内田四方蔵/著
横浜市金沢図書館
1987年刊
金沢図書館開館5周年を記念して開催した「かなざわの100年展」に伴い収集した資料と、著者が調査・研究した成果をまとめたものです。
各地域の変遷や生活、農業・漁業などの産業について、明治初期から戦後までを対象に書かれています。
そのほか
金沢区・市制100周年・区制40周年記念事業実行委員会出版部会/編
1989年刊
市制100周年・区制40周年を記念して刊行されました。
戦後から昭和の終わりまでの金沢の沿革を郷土研究家の文章で綴り、個人や団体から寄せられた多数の写真を掲載しています。
資料編で『横浜の町名』から金沢区内の町名を抜粋し、それぞれの町名ごとに昭和39年と昭和60年の航空写真を見開きに対比して掲載しています。
横浜市金沢区役所区政部総務課/編
1978年刊
中世から昭和53年までの金沢区域の歴史を年表にまとめたものです。
日付が明確なものは月日まで記載されています。区制30周年の記念に刊行されました。
神奈川県立金沢文庫/編
1993年刊
金沢文庫で行なわれた特別展「金沢八景―歴史・景観・美術―」の図録として刊行されました。
出品資料を中心に構成されたもので、中世以降の金沢八景を知ることができます。
金沢区役所福祉部市民課/編
1978年刊
金沢にまつわる金石文、徒然草から放下僧までの文献資料と短歌、俳句を紹介しています。
解説だけではなく、金石文や作品そのものも紹介しています。
佐野大和/〔原文〕
金沢区制五十周年記念事業実行委員会
1998年刊
金沢区内の名所・旧跡を地区ごとに紹介している資料です。
「広報よこはま金沢区版」で連載していた記事をまとめて刊行されました。
巻末に人名・地名・件名の索引があり、項目から調べることもできます。
金沢区生涯学習"わ"の会かねざわの歴史事典編集委員会/編
2018年刊
金沢に関することについてキーワードで調べることができる1冊です。
「生涯学習"わ"の会」が資料の収集と独自調査を行い、古代から昭和期まで約1500項目を抽出、五十音順に配列した事典です。
新版では戦後から平成に関する項目も加えられています。
楠山永雄/著
2003年刊
「金沢の文学と歴史愛好会」の会長をつとめ、郷土史の研究を続ける著者が区内の歴史や伝説をまとめて刊行したものです。
30年以上かけて収集した絵葉書、絵図、浮世絵、地図などをもとに、金沢区内全域と金沢・富岡・釜利谷・六浦・追浜の各地区ごとに解説しています。
こんな資料もあります
「金沢文庫研究」
各号の内容については神奈川県立金沢文庫のホームぺージをご覧ください。
「三浦古文化 第1号-第55号」
1966.9-1994.12刊
各号の内容については春秋堂文庫『三浦古文化』総目録が詳しいです。
「六浦文化研究 第1号-第12号」
六浦文化研究所
1989.10-2004.5刊
タイトル | 著者 | ページ |
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発刊にあたって | 山中 裕 | 1p |
居村「放生木簡」と古代の放生 | 大平 聡 | 3p |
房総半島の「やぐら」について | 井上 哲朗、宮瀧 交二 | 24p |
金沢八景の史跡の破壊を恨みつつ、中世の遺跡保存運動の記録をたどる | 石井みね子 | 39p |
金沢文庫と金沢八景のあいだ -中世の六浦を考えるための覚書- | 西岡 芳文 | 52p |
タイトル | 著者 | ページ |
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円通寺客殿-建築的特色と造営年代― | 西 和夫 | 1p |
中世と動くと太平洋海運 | 綿貫 友子 | 14p |
六浦上行寺の成立とその時代-内乱期千葉氏の動向と地方寺院― | 湯浅 治久 | 31p |
中世六浦の生活誌-文明十六年、称名寺僧鏡心の日記から― | 盛本 昌広 | 51p |
〔新刊紹介〕石井進ほか編『よみがえる中世3-武士の都 鎌倉』 | 斎藤 直子 | 74p |
〔新刊紹介〕細川涼一著『女の中世―小野小町・巴・その他』 | 大平 聡 | 77p |
タイトル | 著者名 | ページ |
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南北朝・室町期の六浦 | 山田 邦明 | 1p |
六浦瀬戸橋をめぐる二、三の問題 | 西岡 芳文 | 29p |
金沢貞顕と甘縄顕実 | 永井 晋 | 47p |
〔新刊紹介〕湯山学著『相模国の中世史』上・下 | 盛本 昌広 | 52p |
〔新刊紹介〕田辺久子著『乱世の鎌倉』 | 磯崎 達朗 | 56p |
〔新刊紹介〕『神奈川県立金沢文庫の60年のあゆみ』 | 宮瀧 交二 | 59p |
タイトル | 著者名 | ページ |
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信濃・上総領村上氏と鎌倉府-金沢称名寺と村上貞頼― | 湯山 学 | 1p |
兼好と養生 | 盛本 昌広 | 19p |
酒井忠勝拝領鷹場について | 斎藤 司 | 38p |
〔史料紹介〕六浦上行寺に関する新史料―多古町正覚寺蔵『立正安国論』・『観心本尊抄』奥書― | 湯浅 治久 | 44p |
〔史料紹介補遺〕晋恩寺と北条基時 | 盛本 昌広 | 50p |
タイトル | 著者名 | ページ |
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中世池子の文化圏 | 伊藤 一美 | 1p |
中世相模における鋳物師の存在形態 | 市村 高男 | 19p |
徳川家関係の寺社領の性格-紅葉山御領武州久良岐郡坂本村を事例として- | 井上 攻 | 51p |
海村における土地の存在形態と土地移動-武州久良岐郡柴村の場合- | 岩田みゆき | 61p |
〔史料紹介〕六浦津にきた北条貞時 | 海津 一朗 | 77p |
〔史料紹介〕海水浴への未知 | 盛本 昌広 | 79p |
〔新刊紹介〕貫達人・石井進編『鎌倉の仏教 -中世都市の実像』 | 上田 敍代 | 86p |
〔新刊紹介〕松尾剛次著『中世都市 鎌倉の風景』 | 湯浅 治久 | 89p |
〔新刊紹介〕写真に見る金沢の風景(山中裕氏提供) | 91p |
タイトル | 著者名 | ページ |
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明治二十年代の久良岐郡 | 西川 武臣 | 1p |
武蔵国久良岐郡円通寺東照宮の歴史的背景について | 中野 光浩 | 6p |
杉田妙法寺と間宮氏 | 矢島有希彦 | 12p |
江戸城将富永氏の系譜 | 黒田 基樹 | 22p |
金沢・安達氏と下総結城・山河氏 | 市村 高男 | 25p |
浜辺の変容 | 盛本 昌広 | 30p |
〔小特集・遺跡保存〕今小路西遺跡(御成小学校内)の現況について |
阪口 宏司 | 54p |
〔小特集・遺跡保存〕異説保存をめぐって | 近藤 創 | 59p |
〔小特集・遺跡保存〕これからの六浦によせて | 湯浅 治久 | 63p |
タイトル | 著者名 | ページ |
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鎌倉公方の春-中世民族誌としての『鎌倉年中行事』 | 藤木 久志 | 1p |
仁和寺子院勝宝院と武蔵国六浦庄 | 湯山 学 | 26p |
瀬戸神社に来た足利持氏 | 盛本 昌広 | 38p |
宝生寺所蔵古文書の中の間宮氏関連文書について | 矢島有希彦 | 42p |
瀬ヶ崎・室ノ木の今昔 | 山田 善一 | 46p |
金沢の往昔を語る-山中裕先生覚書―語り手 山中 裕 聞き手 山田 邦明(司会) | 斎藤 直子 | 57p |
シンポジウム「中世の霞ヶ浦-沿岸社会の交流と展開―」参加記 | 川島優美子 | 72p |
タイトル | 著者名 | ページ |
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夏島貝塚と野島貝塚、そして金沢の歴史 | 岡本 勇 | 1p |
史跡称名寺境内保存運動-大規模開発から歴史的遺産を守った記録― | 天下井 恵 | 18p |
総州願生寺の探索-房総における西大寺流真言律寺院の沿革小考― | 桃崎 祐輔 | 54p |
中世史料にみる瀬ヶ崎・室ノ木 | 西岡 芳文 | 77p |
幕末における新規漁法をめぐる相論 | 盛本 昌広 | 98p |
瀬戸から川周辺の街並と住民 | 山田 善一 | 121p |
【報告】その後の「上行寺東遺跡を考える会」について | 千々和 到 | 140p |
タイトル | 著者名 | ページ |
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近世初頭、東京湾西岸地域における代官支配領域について-長谷川長綱とその配下を中心に― | 斉藤 司 | 1p |
江戸時代の風景画に描かれた武州金沢-狩野派の絵師が描いた金沢― | 飯塚 玲子 | 8p |
小泉(こずみ)の今昔 | 山田 善一 | 30p |
戦国時代の久良岐郡 | 盛本 昌広 | 52p |
タイトル | 著者名 | ページ |
---|---|---|
茨城県波崎町の碇石 | 飛田 英世・桃崎 祐輔 | 1p |
釜利谷の昔をたずねて | 山田 善一 | 16p |
藤田光太郎翁聞書―金沢懐旧画と若き日の思い出― | 山田 善一 | 43p |
間宮氏由緒の形成て | 盛本 昌広 | 68p |
タイトル | 著者名 | ページ |
---|---|---|
千葉県富津市湊川下流域の中世魔崖仏・やぐらについて | 松本 勝 | 1p |
常総の二つの渡辺氏-戦国期・近世初頭の流通・交通関与の氏族― | 内山 俊身 | 21p |
戦国期江戸湾における小林氏の動向 | 滝川 恒昭 | 38p |
中世における貝の採取と流通 | 盛本 昌広 | 54p |
称名寺三門前村とその住民 | 酒井 宣子 | 66p |
再び甦る室ノ木の家々そして金沢の祭礼 | 山田 善一 | 77p |
タイトル | 著者名 | ページ |
---|---|---|
小弓公方足利氏と房総正木氏の関係について-高野山「西門院文書」を通じて― | 佐藤 博信 | 1p |
泥亀新田の沿革-泥亀永島家の家歴稿・祐伯三代まで― | 永島加年男 | 10p |
金沢における井伊家・大橋家別荘と大橋養鶏場 | 酒井 宣子 | 71p |
区内団体・個人発行
金沢区で活動するグループや個人の方が調査・研究して発行されたものをご寄贈いただきました。それらを刊行年順にまとめて紹介します。
杉山高藏
1985年刊
著者は、昭和7年に金沢区に転入、昭和35年に神奈川小学校長で退職されるまで区内の小学校にも勤務され、退職後は金沢区青少年図書館長、区老人クラブ連合会長を勤めた方です。
すさまじい都市化の波で金沢の自然が急速に消されるとともに、金沢区民の間に何十年何百年伝承された伝説や郷土の歴史が忘れ去られることを惜しみ作成されました。
金沢区老人クラブ連合会
1989年刊
昭和62年度に横浜市老人クラブ連合会から要請された、豊かな歴史と伝統を持つ区の文化の伝承をテーマとした社会参加のモデルクラブの活動の一環として、会員の経験や先祖から伝承された民俗行事等をまとめ発刊したものです。
富田冨士雄等/著
柴漁港協同組合
1990年刊
金沢地先埋立事業により解散に至った柴漁港協同組合が、柴の漁業を守り続けてきた多くの先人の努力の跡を知ることにより、いっそう「きれいな海」を次代に引き継ぎ、いつまでも「蒼穹の下魚鱗輝く海」であり続けるようにと発刊したものです。
家田洋文/著
小柴郷土史刊行委員会/編
1991年刊
家田洋文氏は明治38年に金沢区小柴に転入され、昭和4年まで教職につき退職後は柴漁業組合の理事等を勤めた方です。
古老の話を聴き、寺院や古文書などで小柴の郷土史を学んだ成果を『武州金沢六浦案内』(昭和2年)としてまとめたものを第一部とし、昭和7年脱稿後未刊のままであった「柴郷土史」を第二部として発行されました。
金沢区老親クラブ連合会
1991年刊
関東大震災の惨状を体験・見聞した記録をまとめることにより、予想される大地震への対応策を考える一助となることを目的に出版されました。
佐野大和/監修
横浜市立大道小学校PTA/編著
創立50周年記念事業実行委員会/改訂版
1993年刊
豊かな自然や歴史と伝承に育まれた土地でありながら、近代化の波に押されて失われていく自然や文化財を惜しみ、子どもたちに昔の金沢を伝えたいという思いをこめて1977年にPTAの方がまとめたものを、創立50周年を記念して改訂版として発行されました。
横浜市立富岡小学校
1993年刊
創立100周年を記念し、富岡と富岡小学校の歴史を次代を担う子どもたちに伝えるためにまとめられた資料集です。
金沢区佛教会/〔編〕
金沢区佛教会
2015年刊
歴史と文化に彩られた金沢区内の仏閣28ヶ所の各寺院の由緒・縁起を見開きページにまとめたものです。
金沢札所三十四か所を歩く会/著
2000年刊
生涯学級「金沢札所三十四か所を歩く会」として平成8,9年に金沢札所三十四か所を巡り、札所を取り巻く環境の変化を知り、現在の札所の記録をとどめておく必要性に駆られて作成されました。
『朝比奈の歴史』編集委員会/編
朝比奈町内会
2004年刊
「朝比奈の切通し」「熊野神社」「鼻欠け地蔵」など、長い歴史に育まれた重要な文化財が残る朝比奈地区の歴史を町内会の有志によってまとめられた資料です。
金沢生涯学習“わ”の会分科会
寺社を巡る会/著
2004年刊
分科会メンバーが金沢の寺社、6史跡・13社・41寺を1年がかりで訪ね、まとめたものです。
金沢札所一覧や参拝時や本書作成時に使用した参考資料一覧が巻末にあります。
金子昇/著
2008年刊
著者は横浜市小・中学校の元教員で並木中学校長退職後、県立青少年センター指導員を経て、現在は自然観察指導員や「街の先生」などで活動されている方です。
地域の自然は地域の人たちが互いに営み合うことで成り立ち、維持されていくものなので、自然観察を通して、自然の価値に気づき、自然を大切にする心情を育んでいけるようにと刊行されました。
金沢区役所
2008年刊
金沢区の発展を体験した人たちの生の声を収集・まとめることにより、生きた金沢区の歴史を広く区民に知ってもらうことを目的に地域ごとに聞き取り調査を行なってまとめられました。
金沢区生涯学習グループ明朗塾かねさわ/編
2011年刊
区役所開催の「金沢区生涯学習リーダー養成講座」の中で取り上げたテーマ「伝統行事と行事食を取り込んだ“金沢区民の生活ごよみ”を作る」を講座終了後も賛同者が集い、作成したものです。
年中行事を月ごとに、全国的な行事と金沢独自の行事、行事食やコラム等で構成されています。
横浜金沢の戦跡を調査する会/編
2012年刊
戦争体験者が少なくなり、戦争の記憶は「ひと」から「もの」へと移りつつある中で、戦争遺跡は薄れ消えつつある戦争の記憶を留めるとともに、戦争を知る上での必要な教材であり、物的証拠であると考え、現在残っている痕跡や記憶に留まるものを調べ、記録されたものです。
金沢区生涯学習“わ”の会分科会「古文書を読む会」/著
2012年刊
月2回古文書の学習を続けている分科会メンバーが、気分転換に保土ヶ谷から金沢までの古道「金沢道」を歩き、金沢に地域を絞って実地調査で確認した道標の解説と現状を中心にまとめたものです。
佐伯隆定/著
2013年刊
高校の歴史教師をされていた慶珊寺ご住職が、乏しい富岡の歴史資料の充実と戦前の古き富岡のようすや富岡空襲などの戦争体験を記録し後世に伝えていくために出版されたものです。巻末に“富岡史略年表”と詳細な“参考文献”が添えられています。
金沢区内の新田・埋立
近世から現代まで
蘆田伊人/編
雄山閣
1996年刊
江戸時代に幕府が調査した地誌を明治以降に刊行したものです。
この版では、第4巻に現在の金沢区内にあたる、久良岐郡金沢領が収録されています。
巻74に泥亀新田についての記述があります。
金沢区制五十周年記念事業実行委員会/編
2001年刊
区制五十周年を記念して区史として刊行されたものです。
近世の永島泥亀による平潟湾の開発や、大正期、海軍が野島地域を埋立、漁民たちに影響を与えたことや、埋立での宅地開発、開発と環境破壊をめぐる問題が議論されたことなどが書かれています。
新金沢発掘隊SCOP/著
金沢区役所
1997年刊
折りたたみ式の1枚ものの地図です。
金沢の今昔を地図上に色別に描くことで、いつ頃どの地域が埋め立てられたかを、一見して知ることができます。
史跡、旧道、字も記載されています。別刷りの解説では史跡の簡単な説明もあります。2010年に地図のみ改訂版が発行されました
内田四方蔵/著
横浜市金沢図書館
1987年刊
大正期の野島の埋立漁業補償の問題、昭和の相次ぐ海岸の埋立や、金沢八景の景観を破壊するとして反対運動が起こったことなどが記載されています。
また、戦前・戦中期の海軍関係施設の進出による埋立にも触れています。
神奈川県立金沢文庫/編
1993年刊
江戸時代末期からの度重なる埋立や丘陵の削平などで消滅していった八景の姿を、所蔵する絵地図や写真、絵葉書などの資料から再構成しています。
横浜市/編
1973年刊
昭和43年度からはじめられた金沢地先埋立事業について、48年に事業経過を振り返りながら事業の円滑な遂行と将来展望のためにまとめられた冊子です。
横浜市港湾局臨海開発部/編
1990年刊
横浜の都市づくりにうたわれた六大事業のひとつとして、1988年に完成した金沢地先埋立事業と、さらに埋立事業の一環として整備を進めている海の公園と八景島を掲載したパンフレットです。
横浜市港湾局臨海開発部/編
1992年刊
横浜における埋立地づくりを振り返り、貴重な水面利用の歴史を見直すことは、横浜の今後のあり方、さらなる発展を探る上で意義深いとして企画された資料です。
前半は、第二次世界大戦後の臨海工業地帯づくりについてさまざまな角度から総括的に記述しており、後半の埋立史料は、歴史的位置づけを埋立年表により行い、埋立一覧表で竣工時期や面積などを整理、埋立変遷図で位置を示すとともに埋立の時代的流れを色別に表現しています。
金沢区域の埋立では、平潟湾埋立計画については、平潟湾の歴史から計画の概要、地元の反応、計画の経緯、埋立地の利用と施設の概要を写真や図、数値をまじえて詳細に記述しています。
金沢地先埋立事業については、計画の前史、事業の概要、計画の経緯、内容、資金、彩土、海の公園人口砂浜の建設についても記述があります。
泥亀新田
横浜市歴史博物館
2010年刊
横浜市歴史博物館における同名の企画展の図録です。
市域の歴史の特徴のひとつである海岸部の新田開発について紹介されており、第五章に“泥亀新田・入江新田の開発”が載っています。
児童向けに編集された『海にできた新田』もあります。
内田四方蔵/編
横浜市図書館
1972年刊
昭和44年に中央図書館の前身である横浜市図書館で開催した「横浜の埋立展」の研究資料をまとめたものです。
第1章新田のあらましでは、新田とは何か、新田の種類、開発の労働力や費用、新田研究の問題に触れ、2章以降で市内の各新田の開発について記述しており、泥亀新田と入江新田についても若干触れています。
楠山永雄/著
2003年刊
“泥亀新田と泥亀牡丹”の中で開発について、触れています。
こんな本もあります
神奈川県立金沢文庫/編
1960年刊
六浦文化研究所
2004年刊
神奈川県立金沢文庫/編
1962年刊
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電話:045-784-5861
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