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いわゆる健康食品中に添加された化学物質いろいろ

最終更新日 2019年3月4日

緩下剤。主成分はセンノシドA・B。同じ成分を含有する生薬にダイオウ(大黄)がある。センナ含有の健康茶を飲んで「下痢が止まらない」「腹痛」などの健康被害がある。妊娠中の服用は避ける。

緩下剤としてかつては使用されていたが、発ガン性が明らかとなり使用不可。現在、アルカリ性で赤色を示すPH指示薬として用いられている。

利尿薬。医薬品として使用されている。体内の水分が短時間で排出されるので一時的に体重は減るが、電解質のバランスが崩れるので注意。高血糖の副作用もある。

食欲抑制薬。向精神薬。日本では無承認の医薬品。中国産ダイエット食品に高濃度含有していた物質。

フェンフルラミンに-NO(ニトロソ基)を付けた物質。肝障害を起こすとされている。フェンフルラミン同様、食欲抑制の目的で使われているが、医薬品ではない。

食欲抑制薬。向精神薬。日本で承認されている医薬品(サノレックス)であるが、服用方法については医師の指示に従うこと。

肥満症治療薬。日本では未承認の医薬品であるが、アメリカ、イギリス、ドイツなどでは「塩酸シブトラミン水和物」が承認されており、「メリディア」または「リダクティル」という商品名で売られている。
MAO(モノアミンオキシダーゼ)阻害薬(抗うつ薬)と併用すると、心拍と血圧が上昇し、極めて重大な健康障害を起こす可能性がある。海外だけでなく、日本でもシブトラミンを含有するダイエット食品がインターネットで販売されていたこともあり、現在も販売されている可能性は高いと考えられる。医師等の適切な指示がない状況でのシブトラミンの使用は避ける。

覚せい剤原料(濃度10%以上のもの)。生薬マオウ(麻黄)の主成分。医薬品は「塩酸エフェドリン」があり、鎮咳薬、気管支拡張薬として使用される。
副作用として体温上昇、食欲不振、発汗などがあることから、ダイエット食品に使われると考えられる。サプリメントの成分表示などに「Ma-Huang」と書かれてあったら、エフェドリン含有の可能性が大なので要注意。

局方医薬品は、ウシ、ブタ、ヒツジの甲状腺を乾燥し、粉末にしたもの。基礎代謝亢進、体重減少などの甲状腺ホルモン(チロキシン)作用を示す。1965年ごろから「痩せ薬」として乱用されている。甲状腺ホルモンを過剰摂取すると、心悸亢進、肝機能障害、無月経、精神不安定などの甲状腺機能亢進症と似た副作用が現れる。

グリベンクラミド

血糖降下薬。グリベンクラミドのほか、トルブタミド、アセトヘキサミドなどが挙げられる。これらの血糖降下薬は構造にスルホニルウレア(Sulfonyl Urea)の骨格をもつことからSU剤と呼ばれる。血糖降下作用を標榜したいわゆる健康食品での健康被害事例が報告されている中で、なぜか最近では強精・強壮用健康食品にも添加されていたという事例があった。この健康食品中には、薬効量の何十倍もの量が含まれていた。

天然に存在する男性ホルモンは、テストステロン。経口投与しても肝臓で分解されてしまう。合成男性ホルモンのメチルテストステロンは、経口投与できる医薬品なので、強壮・強精用健康食品に添加される。

医薬品のクエン酸シルデナフィルは、国内でも勃起不全治療薬として用いられている。中国産強壮・強精用健康食品(カプセル、錠、ドリンク)の中に、シルデナフィルが高濃度含まれている場合がある。最近では、シルデナフィルと構造が類似しているホモシルデナフィル、ホンデナフィル、バルデナフィル、タダラフィル等も検出されている。副作用で頭痛、ほてり、視覚障害等が報告されている。シルデナフィルと狭心症治療薬の硝酸剤、一酸化窒素供与剤(ニトログリセリン等)と併用すると、血圧が過度に降下し、心停止することがあるので、要注意。

勃起効果を標ぼうして、リドカインがクリームやスプレーの中に入っている場合が多い。リドカインは局所麻酔薬(表面麻酔)の他に抗不整脈薬としても使われる。

美白を標ぼうした中国産化粧品に無機水銀化合物が添加されていることがある。無機水銀化合物は刺激性が強く、接触性皮膚炎を起こすことがある。また、摂取により潰瘍性胃腸炎、腎炎を起こすとされている。

ここで言うステロイド薬とは、ベタメタゾン、コルチゾン等、副腎皮質ホルモン薬のことを指す。炎症を抑える目的で、内用薬、外用薬共に用いられている。アトピー性皮膚炎等の治療に用いられることから、海外製の美肌クリーム等に入っている場合がある。ステロイド薬は適切に使用すれば、とても良い薬なのだが、用法を間違えて自己流で使用してしまうと、副作用の方が強く出たりして、健康被害となる可能性がある。

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