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心臓リハビリテーション

最終更新日 2024年2月29日

心臓リハビリテーション

当院は令和3年11月1日、心臓リハビリテーションを開始しました。
心臓リハビリテーションとは、心臓血管病の患者さんが主体的に「身体機能の改善」「快適な家庭生活や社会生活への復帰」「心臓病の再発、再入院の予防」「心臓突然死の予防」などを目指して行っていただく治療プログラムです。
心臓リハビリテーションは、入院から退院後の時期に応じて、急性期、回復期、維持期に分類されますが、当院では主に回復期を担っています。
対象となる疾患は、虚血性心疾患(狭心症・心筋梗塞)、慢性心不全、開心術後、経カテーテル大動脈弁置換術後、大血管疾患(大動脈解離、大動脈瘤、大血管手術後)、末梢動脈閉塞性疾患です。
当院では、循環器内科医、理学療法士、看護師によるチーム医療体制で、心肺運動負荷検査(CPX)と運動療法(有酸素運動、レジスタンストレーニング)を中心に行うとともに、生活の中で患者さんご自身が運動の管理を行えるように支援します。

心臓リハビリテーションにおける運動療法

有酸素運動


有酸素運動

サイクリングやウォーキングなど全身をリズミカルに動かす有酸素運動は、身体の中に取り込んだ酸素から筋肉を動かすエネルギーを作り出して行われる運動のことをいい、心臓への負担を確認しながら比較的長い時間継続して行うことができます。
心肺運動負荷検査(CPX)による適切な運動強度の処方をもとに、心臓リハビリテーション室内でエルゴメータやトレッドミルを使用して負荷量を調節し、モニターで心電図や血圧を監視しながら安全に行っています。また、CPXにより、退院後の仕事量・運動量の目安にすることができます。

レジスタンストレーニング(筋力トレーニング)


レジスタンストレーニング

ゴムチューブや重錘を用いた抵抗運動で、筋肉量の増加を図ります。有酸素運動とセットで実施します。

心臓リハビリテーションで期待される効果

・運動能力、体力向上による自覚症状の軽減
・筋肉量の増加
・動脈硬化の進展予防
・血糖値の改善(インスリン抵抗性の改善)
・抑うつや不安の解消
・自律神経機能の改善による不整脈の頻度低下
・心筋梗塞の再発や心臓突然死の減少

このページへのお問合せ

横浜市立脳卒中・神経脊椎センター

電話:045-753-2500(代表)

電話:045-753-2500(代表)

ファクス:045-753-2894

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