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脳卒中・神経脊椎センター 地域包括ケア病棟の紹介

最終更新日 2022年6月28日

地域包括ケア病棟

当院の地域包括ケア病棟では、在宅等で療養を行っている患者さんや急性期治療を終えた患者さんを受け入れ、療養していただくとともに退院後の療養に向けた支援等を行っています。

当院の対象患者

  • 在宅や介護施設等で療養している方で、発熱、脱水症、肺炎等の治療が必要となる方
  • 医療ケアを必要とする在宅療養中の方で一時的にご自宅での介護が困難となる方
  • 急性期病棟で治療を終え、在宅療養に向けてサポート体制を整える準備期間が必要な方
  • 当院医師が医療上の専門的なリハビリが必要であると判断した方【1日あたりのリハビリ:原則40分(2単位)】

※専門的なリハビリが適用されない方であっても、在宅生活への復帰のために、入院中のトイレ・食事・入浴等の生活動作自体をリハビリととらえて看護職員がサポートすることで、身体機能や動作能力の維持・向上を目指しています。

お部屋・設備のご案内

  • テレビ・冷蔵庫は有料(プリペイドカード式)になります。
  • 無料Wi-Fiが利用できます。

※有料個室のお部屋もございます。

入院期間

当院医師が病状等により入院が必要と認めた期間(最長60日間)

入院にかかる主な費用(在宅療養されている方の入院の場合)

令和4年4月改定

1日あたりの入院費後期高齢者1割負担の方入院
初日約4,500円
2日目約から3,800円
15日目から約3,500円
1日あたりの食事療養費1,380円(1食460円)
有料個室を利用する場合1日あたり16,500円(税込)
寝巻き、タオル等のレンタルを利用する場合1日あたり480円(税込)
おむつセットを利用する場合1日あたり610円(税込)
※その他、患者さんの状態により別途費用がかかります。

入院の流れ


まずは相談室へご連絡ください。

神経難病への取組

脳神経内科領域の疾患は、下表のように多岐にわたります。その中でも神経免疫疾患、変性疾患、筋疾患などは神経難病と呼ばれ、根治療法がなく、長期に療養を要する疾患が多く含まれます。厚生労働省の定める特定疾患全体の中でも、神経・筋疾患は約25%を占め、高齢化の進行とともに患者数は増加しています。
当院では地域包括ケア病棟を中心に、地域で療養されている神経難病患者さんの診断・投薬調整などの治療はもちろん、感染症や転倒による骨折など合併症に対する治療、他院の急性期病棟で加療された後のリハビリテーションや在宅環境調整のための入院を広く受け入れています。
診断については神経画像検査(脳MRI、DATSCANなどの核医学検査)や脳波検査、筋電図などの生理検査はもちろん、姿勢異常に対するsterEOSイメージングシステムによる立位での3次元解析や、易転倒性の病態に関連する平衡機能検査など専門性の高い検査も実施でき、治療に活用しています。
また、神経難病自体の進行や合併症により日常生活動作が低下してしまった患者さんが再び安心して在宅療養へ復帰できるように、医師・看護師・薬剤師・管理栄養士・リハビリテーション療法士・医療ソーシャルワーカーなど多職種によるチーム医療での介入を行っています。
神経難病患者さんの療養期間は長く、それを支えるご家族に蓄積する心身の疲労も大きな問題です。当院では、神経難病を中心に在宅で療養する患者家族の介護休暇を目的とした入院(レスパイト入院)も積極的に受け入れています。在宅人工呼吸器使用や胃瘻からの経管栄養など医療ケアの多い患者さんも含め令和元年は21例、令和2年は34例のレスパイト入院を受け入れました。
今後も地域で療養する神経難病患者さんや療養を支える地域医療・看護スタッフの方々のニーズに応えるべく活動していきますので、どうぞよろしくお願いいたします。

脳神経内科領域の疾患
脳血管障害 脳梗塞、脳出血、一過性脳虚血発作etc
機能性疾患 頭痛、めまい、てんかん
免疫疾患 多発性硬化症、視神経脊髄炎、重症筋無力症etc
変性疾患 パーキンソン病、筋萎縮性側索硬化症(ALS)、脊髄小脳変性症etc
代謝性疾患 ウェルニッケ脳症、ミトコンドリア病etc
感染症 細菌性髄膜炎、ウイルス性脳炎etc
末梢神経疾患 ギラン・バレー症候群、遺伝性ニューロパチーetc
筋疾患 筋ジストロフィー、筋炎etc


右への側屈(Pisa徴候)を認めたパーキンソン病症例の評価

地域包括ケア病棟での看護

地域包括ケア病棟では、その人らしさを大切にした看護を目指し、「ときどき入院、ほぼ在宅」を実現する一翼を担っています。何らかの身体機能の低下が起こり、入院となった場合でも、できるだけ住み慣れた家に帰れるように、医師、リハビリテーション療法士、薬剤師、管理栄養士、医療ソーシャルワーカー、退院支援看護師などと連携し、入院時から退院に向けた相談や調整を行っています。また、地域の医療福祉従事者との退院前カンファレンスや訪問看護師と同行での退院後訪問指導も行っており、地域との連携にも努めています。


多職種カンファレンスの様子

在宅療養支援をして良かったと感じた患者さんのエピソード

その患者さんは、高齢で寝たきりの状態で、認知機能も低下していました。医療処置があることと介護量が多いことで、家族は在宅での療養を迷っていましたが、家族、退院支援看護師、病棟看護師、医師で話し合いを進め、在宅療養を選択されました。退院までの間に、ケアマネージャーや訪問看護師と利用するサービスを調整し、病棟看護師は介護指導を行い、ご家族は介護への決意と不安を抱えながら退院となりました。
退院後7日目に、訪問看護師と共に病棟看護師がご自宅に訪問しました。家族からは「訪問診療、訪問看護、デイサービスなどの利用により困っていることはない。何よりも家で好きな音楽に合わせて歌を歌うなど、少しずつ元気になっているのを感じうれしく思っています。」と笑顔で話していました。在宅療養の支援が、この患者さんや家族にとって、良い時間を過ごすことに繋がったのだと思います。これからも地域との連携を密にして、個々の患者さんやご家族に合わせた看護を提供してきたいと思います。

このページへのお問合せ

横浜市立脳卒中・神経脊椎センター医事課

電話:045-753-2500(代表)

電話:045-753-2500(代表)

ファクス:045-753-2904(直通)

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