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天ぷら油火災 濡れタオルによる初期消火
最終更新日 2019年3月11日
- 火災を発見した場合は、すぐに大きな声で周囲の人に知らせます。
- なるべく多い人数で、119番通報・初期消火・避難誘導を協力して行います。
重要!!初期消火に失敗した場合に備えて必ず避難路を確保してから初期消火に当たってください。
天ぷら油に火が入った場合に、濡れたタオルでナベを塞ぎ空気を遮断して消火(窒息消火)する方法です。
タオルを濡らし絞る
天ぷらナベを完全に覆えるだけのタオルを使用します。
重要!!直径が20cm~40cmの場合、幅20cm程度のフェイスタオル2~3枚で覆うことができます。ただし、覆い切れなかった場合等を考え、多めにタオルを用意してください。
直径に合わせたタオルの枚数
多めにタオルるを用意する
タオルを水で濡らします。
水が垂れない程度に絞ります。
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菜箸等長い柄になるものに掛ける
濡れタオルを菜箸に掛けた例炎からある程度の距離が取れるのでやけどの危険から身を守ることができます。
菜箸やハタキの柄、長い棒などに濡れタオルを二つ折りにして掛けます。
参考:利用できるもの
- 台所にある物では菜箸・お玉の柄・フライ返しなど。
- 家庭の中にある物ではハタキの柄・布団叩き・孫の手・長い竹の定規・野球のバット・ゴルフクラブなど。
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ナベに濡れタオルを掛ける
鍋にタオルをかける例示
図のように天ぷらナベに濡れタオルを掛けます。
もっとタオルがあればさらに重ねて掛けます。
濡れタオルのかけ方
天ぷらナベの手前から、両フチを完全に覆うように濡れタオルを掛けていきます。
天ぷらナベの手前側のフチと左右のフチをしっかりと覆ってください
注意!!天ぷらナベの手前側のフチと左右のフチをしっかりと覆ってください。
濡れタオルが完全に掛かったら菜箸を引き抜き、新たな濡れタオルを菜箸に掛けて準備します。
2枚目以降の覆い方
1枚目と同様に、天ぷらナベの残り半分に濡れタオルを掛けます。
ナベの左右が完全に隠れるようにします。
2枚目の濡れタオルは1枚目と十分な余裕を取って重ねてください。隙間があるとそこから炎があがります。
タオルとタオルは重なるようにします。
1枚目の濡れタオルの時と同様に菜箸を引き抜き、他に濡れタオルがあれば菜箸に掛けて準備します。
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さらに数枚の濡れタオルを掛けて完全に窒息消火する
さらに数枚の濡れタオルを重ねてかけ、完全に窒息消火します。
注意!!炎が消えたように見えてもすぐにタオルを取らないでください。再び燃え出すことがあります。
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濡れタオルで完全に天ぷらナベを覆えたら、コンロの火を消す
天ぷらナベにフタを被せたらコンロの火を消してください。
重要!!
すぐに濡らしたタオルを取らないでください
コンロの火を消しても、すぐに濡らしたタオルを取るとまた天ぷら油が燃え出すことがあります。
濡らしたタオルを被せてからも、油の温度が発火点より下がるまでは再び燃え出す危険がありますので、油が冷めるまでは濡らしたタオルを取らないでください。
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