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地域の子育て活動を紹介します
最終更新日 2026年3月30日
地域でつながる~地域の子育て活動~
区内で行われている地域の子育てに関する活動を、パパママ世代の目線でレポートしています。
参加者の声や、自治会町内会をはじめとした地域の皆さんの子育てへの想いを、身近に感じていただけます。
- 上大岡(子育てサロン)
- 大久保最戸(赤ちゃん教室)
- 笹下(三世代交流サロン)
- 日下(紙ひこうき大会&エコクラフト)
- 日野(鯉のぼりまつり)
- 日野第一(夏祭り)
- 港南台(凧あげ大会)
- 永野(ハロウィンイベント)
- 野庭団地(公園あそび)
- 野庭住宅(クリスマス会)
- 下永谷(子育てサロン)
- 永谷(焼きいも&豚汁会)
- 芹が谷(ピザ祭り)
- ひぎり(子育てサロン)
- 日野南(おやこひろば)
上大岡|乳幼児を子育て期を地域で支える上大岡第一町内会子育てサロン
京浜急行と市営地下鉄ブルーラインの通る上大岡駅に隣接し、1,800世帯を超える大きな町内会、上大岡第一町内会の子育てサロンに行ってみました。20年以上にわたり、子どもたちの成長を地域で見守る子育てサロンです。
子育てサロンってなに?
子育てサロンは、各地域のボランティアの方々によって運営されていて、親子で気軽に参加できる手遊びなどの催しや、地域で子育てするママパパとの交流ができる会です。
第一子の0歳児が対象の赤ちゃん教室とは違い、子育てサロンには第二子以降のお子さんやきょうだいを連れての参加もできます。
上大岡第一町内会子育てサロンはどんな会
上大岡第一町内会子育てサロンは、同町内会のみなさんと地域の民生委員・児童委員(※1)の方々によって、20年以上運営されています。数年前に、町内にあった集会所から上大岡駅近くのビルに会場を移しました。
1月と8月を除く毎月1回開催され、駅の近くに移転してからは、常時10組ほどが集まるにぎやかな会です。参加者の対象は、0歳から未就学までの子どもとその保護者で、原則として上大岡第一町内会に加入している方が優先です。
0歳児連れの育休中の参加者が多く、2、3歳の活発なお子さんやきょうだい連れでも参加できます。
赤ちゃんと季節感を楽しむ
上大岡第一町内会子育てサロンでは、毎月、集まってくれた方々が楽しめるようにと様々な催しが用意されています。取材に伺った6月の会では、上大岡で活躍しているフラダンス教室の講師を招いて親子フラダンス体験が行われました。
まず軽くあいさつや自己紹介があり、続く手遊び歌で会場に一体感が生まれます。
温かい雰囲気のままフラダンスのステップを教えてもらい、少しづつ音楽に合わせて体を動かします。みなさん、抱っこをしたり、子どもといっしょに踊ったり、思い思いに参加していました。
途中、休憩をはさみながら、最後には1曲ぶんの振付を教わり、あっという間に1時間が経ち、みなさん晴れ晴れとした笑顔になっていたのが印象的でした。
会場には、フォトスポットやレイ、フラダンスの時に着用する色とりどりのパウスカートが用意され、夏らしい気分を味わうことができました。
親子フラダンス講師のYUKIさんは、実は、上大岡第一町内会子育てサロンに通っていたOGのママだそうです。
サロンでの「お楽しみ」を企画している主任児童委員の塚本さんによると、子育てサロンを通して知り合った方や地域の子育て支援をしている方々をお呼びすることで「つながり」を大切にしているとのことでした。
6月のフラダンスの他には、近隣の保育園の先生による離乳食講座、助産師さんのお話し会、港南区地域子育て支援拠点はっちの子育てパートナーさんの相談日、OGママさんによるクリスマス会のダンス、「横浜市親と子のつどいの広場補助事業・ひろば「おひさま」」や「あそび・隊!」の企画の日などがあるそうです。
上大岡第一町内会子育てサロンでは、季節を感じてほしいという思いから、こいのぼりやひなまつりなど季節に合ったお持ち帰りできる工作をすることもあるそうです。会の内容によっては、その場で遊べるおもちゃを工作しながら、ママ達のおしゃべりや自由に遊ぶ時間を設けることもあります。お持ち帰り工作は、おうちにいるきょうだいの分も差し上げる心遣いをしています。
子どもたちのサロンデビュー
実際に参加されていた方3名にお話を聞いてみました。
「5ヶ月の下の子のサロンデビューで来ました。いつもサロンに来ているお母さんたちと顔を合わせることで、顔見知りが増えました」
「1人目の子が生後6ヶ月で、今日が2回目の参加です。わたしは県外から越してきたのですが、地元出身の夫にすすめられました。子どもを生んでから地域のコミュニティに参加しています」
みなさんのお話から、上大岡第一町内会子育てサロンが、ご近所のママさん同士で知り合えるきっかけになっているということがわかりました。
また、駅から近いという立地を活かして「この子育てサロンを地域に一歩踏み出すきっかけにしてほしい」と話すスタッフさんもいらっしゃいました。
上大岡第一町内会子育てサロンを支える人たち
子育てサロンの運営を担ってくれているのは民生委員・児童委員(※1)のみなさんです。
お話を聞くと「おうちで一人で子どもを抱っこしてお世話をしているママさんが2週間ぶりに大人とまともに話せたと言っていたのが印象に残っています」「普段は忙しくて心にゆとりがもてないかもしれないけれど、お母さん自身がほっとできる場にしたい」など、みなさん口々に、参加してくれたママたちをねぎらう気持ちを聞かせてくれました。
主任児童委員の塚本さんは「私も子どもが小さい頃、地域との関わりの中で助けてもらっていました。子育ての世代は交代していきます。今は、民生委員を引き受けて、サロンを開催しながら、どんなことをしたら参加する親子に喜んでもらえるかということを考えて毎月の企画を練っています」と教えてくれました。
民生委員・児童委員が運営するサロンということで、過去には、家庭内の課題にいち早く気がつき、関係機関につなげた実績もあるとのことでした。親子といっしょに遊びながら、困りごとを早期に見つけてフォローすることも、子育てサロン設立当初からの趣旨なのだそうです。
また、上大岡第一町内会子育てサロンでは横浜市親と子のつどいの広場補助事業・ひろば「おひさま」のスタッフさんが年に3回ほどのお楽しみ企画をしたり、毎月、子育てサロンのボランティアスタッフとして参加したりしてお互いに「つながり」を作っています。
おひさまは、上大岡駅から徒歩5分のところにあり、手作りおもちゃがたくさん用意されているアットホームな雰囲気の広場です。0歳から未就学までの子どもとその保護者を対象にした遊び場で、子育てに関する相談もできます。月曜日から土曜日まで開館しているので、子育てサロンのない日にも訪れることができます。
町内会と関わろう
上大岡第一町内会は、大きな駅に隣接し大きなマンションもあるので、比較的加入世帯が多い大きな町内会で、子育てサロン以外にもいろいろな会を開催しています。
クリスマス会では「顔は怖くても心は優しい」がモットーの総務さんがサンタ役で盛り上げてくれるそうです。8月には、町内の公園で夏祭りも行われます。
町内会で顔見知りがたくさんできると子どもが大きくなってからも心強いですね。
上大岡第一町内会福島会長(右)/総務井上さん(左)
各地域の自治会・町内会の情報(連絡先や区域等)は区役所・地域振興課までお問い合わせください。横浜市電子申請システムで自治会・町内会に加入手続きができます。
https://shinsei.city.yokohama.lg.jp/cu/141003/ea/residents/procedures/apply/b51f4083-cad3-4e13-8ea4-9794ecead100/start(外部サイト)
子育てサロンの情報
上大岡第一町内会子育てサロンの情報は、町内の掲示板に案内が出ています。町内にお住まいの方は掲示板を見て、おでかけしてみてください。
港南区内の各地域の子育てサロン・ひろばの情報は、町内会・自治会のホームページや掲示板のほかに、パマトコ(https://pamatoco.city.yokohama.lg.jp/ctz/(外部サイト))でも調べられます。地域子育て支援拠点はっちや親と子のつどいの広場、近隣の地域ケアプラザなどにチラシが置いてある場
合もあります。
(※1)民生委員・児童委員は、地域を見守り、子育てや介護などの相談に応じ、行政や福祉の専門機関へのつなぎ役として活動する方々で、この地域に住んでいる方から選ばれています。民生委員・児童委員の方のうち、子どもに関すること専門に活動しているのが、主任児童委員です。
上大岡第一町内会へのお問い合わせ
上大岡第一町内会会館
電話番号:045-844-0490(火曜~日曜 9時~16時頃)
(令和7年6月取材)
大久保最戸|近所の赤ちゃん教室でおでかけデビュー!
初めてお子さまを迎えたパパやママは「これでいいのかな?」「こういう時どうすればいいのかな?」と不安や疑問でいっぱいです。そして、初めて出産を経験したママの体調にもいろいろと変化がおきていると思います。
そんな時、同じように初めての赤ちゃんと過ごす近所のほかのパパやママ、専門の知識をもっている方と話したり、これから子どもの成長と共に関わっていく地域の方を知ることができたら不安や疑問も解消されていくのではないでしょうか。
横浜市港南区では、区役所主催で0歳児向けに月1回・無料・予約不要の「0歳児赤ちゃん教室」を開いています。今回は14ヶ所ある会場の中のひとつ、上大岡駅から徒歩10分弱の大久保東・中・西町内会館にお邪魔しました。
この日は天気もよく暑い日でしたが、夫婦で参加の方が1組と約13組のママさん、それを温かく見守っている地域の皆さんなど多くの方が参加されていました。
横浜市港南区の0歳児赤ちゃん教室ってどこにあるの?
横浜市港南区では、区内14カ所で赤ちゃん教室を開催しています。エリアごとに開催していますので、まずは自分の家の近くの会場を探してみましょう。
https://www.city.yokohama.lg.jp/konan/kosodate_kyoiku/kosodateshien/kosodateevent/akachankyousitu.html
※原則、お住まいの地区の会場への参加をお願いしています。
横浜市の赤ちゃん教室に参加できる人
初めてのお子さん(生後1ヶ月~12ヶ月)と保護者の方や初めての出産を控えている妊婦さんが対象で、妊娠中から参加できます。近くの会場を調べておいて病院での産後1ヵ月健診が終わったら参加するのがおすすめです。
1歳のお誕生月まで参加できるので、参加当初ねんねの赤ちゃんが、卒業する頃には座ったり立ったりできるようになっていて、子どもの成長を家族ではない他の人と共有できるのも赤ちゃん教室の魅力です。
赤ちゃん教室ではどんなことをするの?
この日は、早めに会場に来た方が、保健師さんとお話をしたり、近くのママとお話したり、赤ちゃんの体重測定を行ったりしていました。そして、開始時間になると以下のような順番でプログラムが進んでいきました。
①参加者同士の自己紹介
②手遊びやスキンシップ
③助産師さん(専門職)からのお話
④保健師さんや助産師さんによる相談
※③専門職からのお話がない回もあるそうです
参加者の自己紹介では、ママたちから手首や膝が痛い、朝の食事が面倒くさい、ママ自身が眠くて一緒に寝過ぎてしまう、子どもの睡眠時間など様々な悩みがでてきました。あまり人に話す機会のないちょっとした不安や不満を気軽な気持ちで話せる場は、子育て中のママやパパにとってとても大切です。
また、最初に自己紹介をしていることもあり、後半のフリートークでは家が近所だと知った人たちの会話がはずんでいるのが見られました。パパの参加者さんも和やかに過ごされていました。
保健師さんや講師の先生に個別相談もできます。普段ちょっと気になっているけれど、わざわざ相談するまでのことではないことでも気軽に相談できるのもおすすめです。
赤ちゃん教室の当日の流れ
少し早目にきて準備しましょう!
①10:00〜自己紹介
住んでいる場所や子どもの月齢を話すことで、共通点のある人と話しやすくなります
②赤ちゃんと遊ぶ
ここで教えてもらう赤ちゃんとスキンシップをはかる歌や手遊びは、家でも毎日取り入れたい内容です。ママも赤ちゃんも笑顔になります。
③10:30〜講師からの話
この日講師の助産師さんからは、抜け毛や生理の話などママたちの身体の不安に加えて、最初の自己紹介であがっていたママたち1人1人の悩みにも応えていました。
話の最後にはママたちのストレッチの時間もありました。普段同じ姿勢をとることの多いママたちに好評でした。
④11:00〜フリートーク
月齢ごとのグループに分かれてお話や質問をします。なかなか話の輪に入って行けなくても大丈夫です。ほかにも初めて参加する人もいますし、保健師さんや講師の先生がいるので自然と話が進みます。
⑤11:30 終わり
赤ちゃん教室の持ち物
バスタオル、オムツ、赤ちゃんのお気に入りのおもちゃ、母子健康手帳など
オムツ替えはできますが、オムツは持ち帰りましょう。お子さんや保護者の方の飲み物は持ち込むことができます。他のお子さんもいるので、食べ物の持ち込みは禁止です。
赤ちゃん教室の参加者の声
Q. 赤ちゃん教室に参加したきっかけを教えてください。
A. 「区役所で教えてもらったので来ました」「訪問員さんからチラシをもらいました」「近所なので行ってみようかなと思いました」
Q. 赤ちゃん教室でどんなふうにお友達ができましたか。
A. 「みんな第一子ということで参加しやすかったです」「月齢が近いから輪に入りやすかったし共通の話題がしやすかったです」
Q. 2回以上参加しているのはどうしてですか?
A. 「出掛けるきっかけになるので」「家にこもりがちなので気晴らしになります」「他のお子さんを見たら自分の勉強にもなると思い参加しています」
家から近いので参加しやすいというのがみなさん共通の意見でした。初めての子育てで、色々な不安がある中、小さな子どもを連れて遠出はしにくいですよね。会場が顔を出しやすい距離にあるのもいいですね。また、 近所で顔見知りを作れば、幼稚園・保育園、学校と、子どもが大きくなっていく時、情報交換しやすくなります。
赤ちゃん教室に関わっている方々
赤ちゃん教室では、区の保健師さんが赤ちゃんやママの健康に関する相談を聞いてくれます。
近所にお住まいの地域役員の皆さんも温かく迎えてくれます。
右側、主任児童委員さんは「こんにちは赤ちゃん訪問」で家にきてくれる方です。「赤ちゃん訪問で赤ちゃん教室の案内をしていますが、会場に来られない人も多いです。ぜひ参加してほしいですね!」とのこと。見知った顔の方がいると、ちょっと安心ですね!
左側、民生委員さんは10年以上に渡って委員をされており、小学校の登校時にも通学路に立って、子ども達をいつも見守ってくださっています。
左 3人町内会の役員の方たちも、「赤ちゃんが見られて楽しいです」「孫も大きくなっていて、赤ちゃんと接することなんてほとんどないので嬉しいです」と赤ちゃんが来るのを楽しみに待ってくれています。
筆者自身も自分の子どもが0歳の時に近所の赤ちゃん教室に参加したことがあります。そこで顔を合わせた人が幼稚園で声をかけてくれて、意外な再会に驚いたことを思い出しました。また、教室で教わったスキンシップ遊びをよく家でやっていたなあと懐かしくなりました。
赤ちゃん教室では、この地域で暮らしていくときに支えとなる繋がりを育むことができます。赤ちゃんとのお出かけに、ぜひ訪れてみてください。
(令和6年6月取材)
笹下|同じ地域に住む人たちと知り合うきっかけになる三世代サロン
横浜市港南区・笹下地区にある港南中央地域ケアプラザでは、子どもから高齢者まで地域住民が楽しめる三世代交流のイベント「ささげひまわりサロン」が開かれています。今回はクリスマス会で、みんなでクリスマスケーキを作るということで、参加してきました。
高齢者も子どももいっしょに楽しむクリスマス
クリスマスの飾り付けがされた室内には、クリスマスソングが流れ、参加者が次々と席に着きました。高齢者や親子はテーブルに用意されたクリスマスデザインのナフキンに「かわいいね。どんなケーキを作るのかな?」などわくわくしながら会話をしています。
笹下地区民生委員・児童委員連絡協議会会長の柿沼さんのあいさつで、イベントが始まりました。まず、ささげひまわりサロンを主催している、笹下連合地区の民生委員・児童委員さんが12月に新しく変わったということで、紹介がありました。参加者は、自分の住む地域を担当している民生委員さんの顔を知ることができます。
小さな子どもも自分で作ってみよう
「みんなでケーキ作りをゆっくり楽しみましょう。」の声で、いよいよ楽しみにしていたケーキ作りが始まりました。誰でも簡単に作ることができるように、カットされたカステラケーキがテーブルに配られました。子どもたちが、早速ホイップクリームをしぼっていきます。
どうやって盛り付けようかと考える子や、ホイップクリームを握りすぎてカステラケーキの上がクリームだらけになっていた子もいました。
各テーブルに分かれ、民生委員さんがそれぞれ着席し、子どもたちのケーキ作りをお手伝いしていました。1人で作ってもいいし、難しければ同じ地域に住むみなさんがサポートしてくれるので安心ですね。
盛り付けでは「なにをのせる? お皿とろうか?」などの声かけから、高齢者と親子の間に会話が生まれていました。また、楽しそうに「どれにしようかな?」とママに相談している子もいました。
子どもたちは、できあがったケーキを見て「かわいくできたね!」と周りの人たちに話しかけられて、にこにこと食べていました。ママやパパは、子どもたちがケーキを作っている姿を嬉しそうに撮影しているのが印象的でした。
ケーキを食べ終わったころ、「キリストが生きていたら今、何歳?」などクリスマスに関するクイズが出され、みんな真剣に考えていました。クイズは大人も子どもも一緒に楽しめますね。
ボランティアのサンタさんからプレゼントをもらった後は、子どもたちに鈴が手渡され、赤鼻のトナカイなどクリスマスソングをみんなで歌いました。大人も子どもも知っている曲で室内もにぎやかになりました。
高齢の参加者は「あまり歌う機会がないので楽しいです。」と話してくれました。お菓子作りや歌は親子三世代で楽しめるので良いですね。中には、お孫さんを連れて参加している方もいました。
クリスマス会の終わりには、子どもたちが前に呼ばれ、柿沼さんが感想を一人一人に聞きました。
今回参加している子どもは、保育園に通う子から小学5年生までと、幅広い年齢層の子どもたち。子どもたちは「ケーキ作りが楽しかった!」と元気いっぱい答えていました。
柿沼さんは「(今回のイベントが)地域に住む大人たちと子どもたちがあいさつや声かけをする機会になればいい。」と話してくれました。
参加した人たちの声
男の子2人連れで参加していたパパは「民生委員の方からチラシをもらって、初めて参加しました。楽しいですね。」と教えてくれました。
5歳の女の子と参加していたママは、掲示板で見て、初めて参加したそうで、女の子は「楽しかった。作るのは難しくなかった。」と恥ずかしがりながら答えてくれました。
他にも、小学2年生の男の子は「ホイップクリームがいっぱいになっちゃった。チョコをいっぱいのせるところを工夫したよ。」と教えてくれました。
参加したきっかけは、町内会からのお知らせのほか、会場の港南中央地域ケアプラザで開催されている自主事業からのつながりなど、さまざまでした。
ひまわりサロンってなに?
ひまわりサロンは平成15年に始まりました。平成17年ころ、高齢者サロンと組み合わせて現在のような三世代交流という形になっています。
毎月1回、第3土曜日に港南中央地域ケアプラザで開かれ、笹下地区に住む高齢者から小さな子どもまで、多くの人が年間を通して参加しているサロンです。土曜日にしたことで平日働いている方やパパたちにも参加してもらいやすくなっています。
一年のスケジュールは体を動かすもの、歌を歌ったりコンサートを聴いたり、子どもが楽しめるような内容でいっぱいです。
ベントの内容は様々ですが、夏と冬は子どもたちが喜ぶイベントが企画されています。今年度は、夏に縁日があり、大きなかき氷を用意したり、スクリーンでYouTubeを流したりして、好評でした。小さな子もたくさん足を運んでくれ、約20組の親子が参加しました。
ひまわりサロンに来るのは、基本的に未就園児が多いですが、小学生もポスターなどを見て参加することがあります。大人に人気なのがチェアヨガで、毎回約20人が参加されるそうです。
ひまわりサロンを支える人たち
笹下地区民生委員・児童委員 柿沼会長(右)/ 渡邉さん(左)
「ひまわりサロンは、大人も子どもも来ていい場所。子育て中の人だけではなく地域の人たちにまた来たいと思ってもらいたいです。」と柿沼さん。
「笹下は、三世代で住んでいる方が多いです。地元に戻ってきて子育てをしてる人が多いんですよ。」と、赤ちゃん訪問員もされている渡邉さんが教えてくれました。
笹下地区社会福祉協議会 事務局長 清水さん(右)
この日、民生委員・児童委員のみなさんの胸にはおそろいのサンタさんの折り紙がつけられていました。
笹下連合地区には12の町内会があり、各町内会から民生委員・児童委員が2名ずつ選ばれ(主任児童委員は連合町内会から2名選出)、ささげひまわりサロンを運営しています。
新しく民生委員・児童委員として加わった方の一人にお話を聞いてみると、お子さんが3人いて、小学校の地域活動を通して、柿沼さんと知り合ったのがきっかけで民生委員を引き受けたそうです。
また、初めてのイベントスタッフをした方は「初めは緊張したけれど、雰囲気もよく楽しかった。今後も地域にちょっとでも貢献できればと思います。」と感想を話してくれました。ささげひまわりサロンは、若い世代が地域活動を知るきっかけの1つになっています。
ささげひまわりサロンについては、笹下連合町内会の掲示板や回覧板などで案内があります。近年、特に、夏と冬に子ども向けのイベントを企画しています。
各地域の自治会・町内会の情報(連絡先や区域等)は区役所・地域振興課までお問い合わせください。横浜市電子申請システムで自治会・町内会に加入手続きができます。
https://shinsei.city.yokohama.lg.jp/cu/141003/ea/residents/procedures/apply/b51f4083-cad3- 4e13-8ea4-9794ecead100/start(外部サイト)
(※1)民生委員・児童委員は、地域を見守り、子育てや介護などの相談に応じ、行政や福祉の専門機関へのつなぎ役として活動する方々で、この地域に住んでいる方から選ばれています。民生委員・児童委員の方のうち、子どもに関すること専門に活動しているのが、主任児童委員です。
(令和7年12月取材)
日下|紙ひこうきをだれよりも遠くへ飛ばそう
横浜市港南区・日下では、毎年、日下地区の自治会によって参加無料の紙ひこうき大会が行われています。自分で折った紙ひこうきを飛ばして飛行距離を競うイベントで、子どもも大人も夢中になって楽しんでいると聞き参加してきました。
親子連れでにぎわう日下小学校
紙ひこうき大会&エコクラフトの会場は日下地区にある日下小学校でした。紙ひこうき大会は体育館で、紙ひこうき制作とエコクラフト制作の会場は図書室で行います。大会当日はとても暑い日で体調が心配でしたが、制作は涼しい図書室内で行うとのことで安心しました。
受付時間になると、さっそく親子連れが次々とやってきました。みなさん首に冷感グッズを巻き、暑さ対策もばっちりな様子。受付を済ませた人から、涼しい図書室へと移動していきました。
こちらのイベントは、日下連合町内会と日下地区青少年指導員連絡協議会、日下地区スポーツ推進委員連絡協議会、社会を明るくする運動の共催で行われ、十数年以上も続いているイベントだそうです。
青少年指導員連絡協議会の佐々木会長は「今年は昨年の倍の申し込みがありました」と話していました。座席も参加者の子どもたちや親子でいっぱいです。
子どもも大人も真剣
スタッフの説明をうけてさっそく色画用紙で紙ひこうきを折り始めました。おもりをつけることなどは禁止で、紙の折り方だけで勝負します。子どもも大人もどうやったらよく飛ぶひこうきが作れるかと話し合いながら真剣に折っていました。
昨年も参加したというご家族は「昨年は私たちより子どものひこうきがよく飛んで、賞をもらえたんです」と話してくれました。紙ひこうき大会は、年齢に関係なく小さな子も楽しめますね。
今回初めて参加したというご家族は「息子は紙ひこうきを作るのが好きで、キッズ(※)でいつも作って飛ばしているんです」と話してくれました。男の子は迷いなくどんどん折っていました。
※日下小学校放課後キッズクラブのこと。
夢中になって紙ひこうきを飛ばす
紙ひこうきが完成したら、体育館に行き紙ひこうきを飛ばす練習の時間です。子どもたちは大きく振りかぶって力一杯飛ばしていました。
遠くに飛ばせた子は嬉しそうに紙ひこうきを追いかけ、失敗して変な方向に飛んでいった人も笑顔が絶えません。みんなとても楽しそうでした。
子どもたちは何回も飛ばしては体育館の中を走りまわり、大人は子どもにアドバイスしたり、静かに投げ方を微調整していたりと、年齢によってまったく違う様子がみられました。
こんなに広い場所で、おもいっきり紙ひこうきを飛ばすことができる経験はなかなかないので、楽しいですね。大人も子どもも一緒になって真剣に取り組めるイベントだなと改めて感じました。
いざ本番!紙ひこうき大会
練習の時間が終わり、いざ本番です。紙ひこうき大会では、体育館のステージ上から飛ばし、飛距離を競います。本番前では、念入りに紙ひこうきをチェックする人や、親子で話し合って投げ方を相談している人など様々な様子が見られました。その様子を見ているこちらもドキドキしてきます。
子どもを抱っこしてチャレンジしているお母さんや、地域のボランティアグループである、はまっこSKYの方にアドバイスをもらって飛ばす人など、それぞれの飛ばし方でチャレンジしていました。中には、何度投げても紙ひこうきがブーメランのように戻ってきてしまうので後ろ向きで飛ばしてみた子もいました。
紙ひこうきが飛ぶと観客から「わー!」「おしい!」と、大きな歓声があがり、みんな本当に楽しそうでした。
オリジナル作品を作ろう
紙ひこうきを飛ばし終わった人は、会場を移動しエコクラフト「牛乳パックのちょうちん作り」に取りかかりました。みんなどんな絵を描くか考えていました。今回初めて参加していた小学2年生の女の子は、自分で考えたデザインをもくもくと描いていました。とても色鮮やかですね。
親子で参加していたおとうさんは、お子さんに負けず素敵な季節のお花を描いていました。会場は、アニメのキャラクターやゲームのキャラクター、季節のお花や創作デザインなどカラフルな作品があふれていました。
笑顔がいっぱいの結果発表
紙ひこうき大会の結果発表で、飛距離が出た人たちが表彰されました。その結果を聞いて会場から「すごい飛んでるね」など親子の声も聞こえてきました。
エコクラフトにも表彰があり、受賞した人が前に出てきました。作品をみんなに披露すると、その出来栄えに大きな歓声があがりました。受賞したみなさんは共通して、4面ともとてもカラフルで素晴らしい出来上がりでした。どちらの結果発表でも、受賞した人もその結果を聞いていた人にも、笑顔があふれていました。
サポートする人もみんな真剣
このイベントは多くのボランティアに支えられて開催されています。はまっこSKYの方々は参加者に紙ひこうきの折り方や飛ばし方をアドバイスしていました。
紙ひこうき大会では、紙ひこうきの飛距離をスポーツ推進委員の方が中心になって計測していました。「大会は真剣勝負。間違ってはいけないから私たちも真剣ですよ」と話してくれました。よく飛ぶひこうきが作れるようにサポートしたり、飛ばし方をアドバイスしたり、熱中症対策を考えたり、みんなが楽しめるようにこの大会はいろんな人の支えによって成り立っています。
紙ひこうき大会に関わっている地域の人
左から日下地区スポーツ推進委員連絡協議会 関口会長、日下地区青少年指導員連絡協議会 佐々木会長、日下連合町内会 田口会長、田口会長のお孫さん、はまっこSKY代表 田口恭平さん
日下地区スポーツ推進委員連絡協議会のみなさま
このイベントには様々な団体やボランティアが関わっています。日下連合町内会、日下地区青少年指導員連絡協議会、日下地区スポーツ推進委員連絡協議会、はまっこSKYのみなさんです。
日下連合町内会の方が、日下地区青少年指導員連絡協議会と日下地区スポーツ推進委員連絡協議会に声をかけ、協力して何かイベントができないかと考えたところ、「だれでも簡単にできる紙ひこうきをやってみようか」となったそうです。
日下地区青少年指導員連絡協議会の佐々木会長は、「コロナ明けから、あそびの広場やおまつりを開催すると、人がすごい集まるんだよ」と話してくれました。
紙ひこうきの折り方を教えていた、はまっこSKYは、日下地区などで小学生の登校時の見守りや地域清掃などの活動に取り組んでいます。元々は、日下小のはまっこ(放課後キッズクラブの前身)出身でスポーツをする仲間のグループだったそうです。東日本大震災をきっかけに、現代表の田口さんが、はまっ子のOB・OGに声をかけ、ボランティア活動をするようになりました。
はまっこSKYの代表の田口さんは「地元やこどもが好きだからこの活動が続けられる。参加していた子どもたちがボランティア側になり、戻ってきてくれてどんどん繋がりができる」と話してくれました。地域の子どもたちも一緒になって地元を活性化していくことに貢献しているのですね。
紙ひこうき大会&エコクラフトは、地域の掲示板や自治会や子ども会にチラシが配布される他、小学校でもポスターが提示されるなど、いろいろな場所でも告知しているそうです。日下町内連合会のその他のイベントについても、連合自治会の各自治会掲示板や回覧などで案内があります。また、各地域の自治会・町内会の情報(連絡先や区域等)は区役所・地域振興課までお問い合わせください。横浜市電子申請システムで自治会・町内会に加入手続きができます。
https://shinsei.city.yokohama.lg.jp/cu/141003/ea/residents/procedures/apply/b51f4083-cad3-4e13-8ea4-9794ecead100/start(外部サイト)
日下地区紙ひこうき大会&エコクラフトについて
主催:日下連合町内会
共催:スポーツ推進委員、青少年指導員、社会を明るくする運動
協力:はまっこSKY、日下小学校市民図書、日下小学校放課後キッズクラブ
(令和7年7月取材)
日野|大きな鯉のぼりの下で遊ぼう
横浜市港南区・日野では、地域住民の手により毎年こどもの日に合わせて鯉のぼりが揚げられています。この日は、鯉のぼりだけではなく、体を動かして遊べるイベント「鯉のぼりの下でゲームをしよう」が行われると聞き、行ってきました。
こどもログハウスのある、広々とした公園
イベントの会場となる港南台北公園は、「どんぐりハウス」というこどもログハウスや、大型複合遊具があり子どもに人気の公園です。散歩する人も多く、憩いの場所となっています。
イベントは公園のグラウンドで行われますが、園内のあちこちに鯉のぼりが掲げられていました。
青空と大きな鯉のぼり
グラウンドに着くと、目に入るのは大きな鯉のぼり。広いグラウンドを横切るように揚げられた鯉のぼりは圧巻です。色とりどりの鯉のぼりは、青空によく映え、とても見ごたえがあります。
鯉のぼりの下では、グラウンドゴルフやストライクナインボードなどのゲームコーナーや出店が並び、子どもたちや親子連れが楽しんでいました。
体をいっぱい動かそう
鯉のぼりが元気に泳いでいるグラウンドでは、グラウンドゴルフ、ストライクナインボード、フラフープなどのゲームのコーナーがあり、子どもたちが遊んでいました。どれも幼児さんから小学生の子どもが楽しめるものばかりです。
キャッキャとはしゃいでいる子。真剣な顔で的当てをしている子。子どもたちは思い思いにゲームを楽しみ、ゲームの後には、ボランティアの人からお菓子をもらっていました。
日野地区スポーツ推進委員連絡協議会の阿部会長によると、毎年行われてきた子どもまつりが、担い手不足から、一時は中止の話もあがったそうですが、地域にとってこのようなイベントは大事と、今年はスポーツ推進委員が中心になってスポーツのゲームをメインにしたイベント開催となりました。
せっかくやるなら、なるべく多くの人に参加してもらいたいと、日野連合地区全部の町内会へお知らせを回したり、PRしたそうです。
その効果もあって、口コミで広がり、「ママ友、パパ友が来ると聞いて参加した」という声も参加者から耳にしました。
親子連れだけでなく友達と一緒に遊んでいる子どもも多く、ストライクナインボードを楽しんでいた親子は「子どもと同じ幼稚園に通っていた友達の親子と来ました。久しぶりに友達と遊べて楽しそうだし、子どもはお菓子をもらえたのも嬉しいみたい」と話してくれました。
地域の人の温かな見守り
それぞれのゲームには、日野地区スポーツ推進委員などの地域のボランティアの人が付き、子どもたちが遊ぶのを見守ってくれていました。
特に、市立日野中央高等特別支援学校の生徒さんは数十人もボランティアとして参加し、子どもたちに遊び方を教え、ゲームを盛り上げてくれました。
市立日野中央高等特別支援学校の生徒さんは、地域のイベントなどに積極的に参加されているそうです。ボランティアをしていた生徒さんは「子どもたちと遊べて楽しい。また参加したい」と笑顔で話してくれました。
パパたちが出店で盛り上げる
この日は、ゲームだけでなく、日野小学校おやじの会による出店もあり、焼き鳥やフランクフルト、飲み物などが売られていました。日野小学校おやじの会は、小学校のPTAとは別にあり、お父さんたちが集まる会です。おやじの会のメンバーの人たちは、おそろいのユニフォームを着て、てきぱきと作業しているのが印象的でした。
フランクフルトや焼き鳥ができあがると、たくさんの人が店前に立ち並び、行列となっていました。
おやじの会のメンバーの家族も手伝っていて、子どもたちがお客さんとやりとりをしている姿はほほえましい光景でした。
おやじの会のメンバーTシャツを着て活動していた堀会長に話を聞きました。
「日野小学校おやじの会は、小学校の行事だけでなく、地域のイベントにも参加しています。盆踊りでは、浴衣姿で踊りました。卒業してもメンバーとして残っている人も多く、孫がいる人もいます。近所に顔見知りができ、地域とのつながりができれば、防犯の面でもいいと思っています」と話してくれました。
おまつりに関わっている地域の人たち
左から日野連合町内会の田代会長、日野地区スポーツ推進委員連絡協議会の阿部会長、日野地区社会福祉協議会の内田会長
このイベントは、日野連合町内会、日野地区社会福祉協議会、日野地区スポーツ推進委員連絡協議会の3つが主催となり、地域住民の協力によって行われました。
鯉のぼりを揚げるにあたって、連合町内会では事故が起こらないように細心の注意をされているそうです。日野連合町内会の田代会長は「日野連合町内会で鯉のぼりを購入し、メンテナンスをしています。鯉のぼりを掲げるのは、毎年、地元の建築関係者の方が手伝ってくれています」と話してくれました。
マンションなど自宅で鯉のぼりを飾るのは難しく、今回のイベントのように、大きな鯉のぼりを見ることができるのは、貴重な機会です。
日野地区スポーツ推進委員連絡協議会の阿部会長は「鯉のぼりのようなイベントがあると地域が活気づくと思うから、来年も続けていきたい」と話していました。
港南台北公園では、夏祭りや正月の子どもあそびなど他にもイベントが開催されています。イベント情報は、日野連合町内会の各自治会の掲示板や回覧板等で案内があります。
また、各地域の自治会・町内会の情報(連絡先や区域等)は区役所地域振興課までお問い合わせください。横浜市電子申請システムで自治会・町内会に加入手続きができます。
https://shinsei.city.yokohama.lg.jp/cu/141003/ea/residents/procedures/apply/b51f4083-cad3-
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(令和7年4月取材)
日野第一|夏休みはみこしや盆踊りで夏を感じよう
横浜市港南区・日野では、毎年、8月の終わりに日野第一連合の寺尾町内会による夏祭りが行われています。みこしを担いだり、太鼓(たいこ)を叩いたり、盆踊りをしたりと、昔のようなにぎやかなお祭りを行なっているということで参加してきました。
青空の下で担ぐ子どもみこし
お祭りが開かれるのは日野公園墓地そばにある寺尾広場。周囲にはお寺や石材屋が立ち並んでいます。
暑い日差しの中、みこしの時間が近づくと、クリーニング店横の駐車場に子どもたちが次々と集まってきました。
子どもたちは、「祭」と書いた色鮮やかなはっぴを借りて上から羽織りました。中には甚平を着ている子もいます。出発の準備が整うと、町内会の方が大きなかけ声で拍子木を鳴らし、みこしが出発しました。
元々みこしは大人が行っていましたが、3年ほど前に子ども向けでやってみてはどうかという話が出て、寺尾広場で子ども中心に担ぐみこしが始まりました。子どもたちから「楽しい! もっと担いでみたい!」と反響があったため、2年前から寺尾広場ではなく、道路を練り歩くようになったそうです。
事前申し込みの必要はなく、当日参加しても良く、この日参加していたのは約30名の子どもたちとその保護者。子どもも大人も色とりどりのはっぴを着て「わっしょい!」の大きなかけ声をあげながら練り歩き、活気にあふれていました。
町や学校の人との交流
初めの休憩地点に着くまでにすでにみんな汗だくでした。途中で道路脇の民家や石材店からホースで水まきが行なわれると、みこしを担ぐ子どもから「冷たーい!」と声があがりました。見ているだけで涼やかですが、ホースで水をかけられるような経験もみこしならではですね。
周りで応援している親御さんも楽しそうでした。道路脇の椅子に腰掛け手を叩いて観覧していた方も「にぎやかな声でいいですよね」と話してくれました。町の人との交流があるのもいいですね。
休憩地点では、熱中症対策でアイスやジュースが配られ、アイスが溶けるような暑さの中、みんな嬉しそうに食べ、暑さをしのいでいました。
アイスを美味しそうに食べていた小学生にみこしを担いでみた感想を聞くと、「毎年参加しています。楽しいです」と話してくれました。
初めて参加したというお子さんに付き添っていたお父さんは「町内会のお知らせで知って、子どもに行ってみようと声をかけて初めて参加しました」と教えてくれました。小学校や学童のつながりで友達と参加している方も多いようでした。
「わっしょい!」とみこしを先導したり、みこしを一緒に担いでいる町内会の人に話を聞くと、「50kg近くあるみこしの四隅を大人が支えているので、実は大人のほうが大変です」と笑いながら教えてくれました。子どもが安全に担げるように、大人の方がしっかり支えてくれていたんですね。子どもたちも景色を楽しみながらみこしを楽しんでいるように見えました。
ゴール地点に着き、みこしを台に置くと、拍手がおこりました。子どもも大人も達成感にあふれた表情をしていました。このような経験は普段はなかなかできないので、夏休みの素敵な思い出になりますね。
寺尾太鼓がお祭りをもりあげる
みこしが終わりしばらくした後、寺尾広場では、寺尾太鼓クラブによるオープニング演奏が始まりました。寺尾太鼓クラブは寺尾町内会の子どもやその親御さんなどが集まってできた有志の団体です。最初に大人メンバーによる演奏が始まりました。
寺尾太鼓クラブの女性は「寺尾太鼓は元々子どもと参加していたのですが、中学生になると子どもはクラブから抜けてしまうので、お母さんたちが残る形で続けていこうとしていました。町内会などで子どもメンバーの募集をしたところ、新しく子どもたちが入ってきてくれたんです。」と嬉しそうに話してくれました。
次に、子どもメンバーの演奏が始まりました。子どもたちは、みんなまっすぐ正面を見て、堂々と演奏していてとても立派でした。太鼓の練習は月2回ほど町内会でしているそうですが、こんなにうまく演奏できるものなのだと驚きました。
お父さんからのすすめで寺尾太鼓のメンバーになったという兄弟は「みんなの前で演奏して楽しかった」と笑顔で話してくれました。
子どもの笑顔あふれる出店
日が落ちてくるとお祭りに次第に人が集まり、出店にもたくさんの列ができていました。親子で遊びにきていた人は「今年初めて遊びにきました。いろいろあって楽しいですね。」と話してくれました。
かき氷を食べるのに夢中な小さな子どもを連れた家族は「(地域でも)大きめのお祭りですよね。値段も良心的で嬉しいです。」と話してくれました。
地域の野球チームのお店では、チームの子どもたちがお店に立って販売し、ストラックアウトでは地域の子どもたちが参加し腕をふるっていました。
流行り歌で盆踊り
ちょうちんの明かりがきれいに空を照らし始めた頃、盆踊りが始まりました。寺尾町内会の盆踊りメンバーから始まり、やぐらの上では、町内会ごとにメンバーを入れ替えながら盆踊りが続きます。
炭坑節などの定番曲はもちろんのこと、寺尾音頭や港南ひまわり音頭など地域オリジナルの曲、「ダンシングヒーロー」や「リヴィンオンアプレイヤー」など流行り歌で盆踊りを踊る姿に心が弾みました。
寺尾町内会の盆踊りメンバーにお話を伺うと、「今回の盆踊りの練習は3回ほどしましたが、新しくやりたい曲を探して、頑張って覚えることもあります」と話してくれました。
寺尾夏祭りに関わっている地域の人
左から日野第一地区民生委員・児童委員 江藤さんと太鼓奏者の芦沢さん
寺尾太鼓クラブが始まったのは、太鼓が好きだった江藤さんの旦那様が、子どもたちに太鼓をやらせたいと思って教え始めたのがきっかけだそうです。「太鼓クラブを作りたいので寄付をお願いします」と町内会に回覧板を回したところ、多くの方が賛同し、大きな太鼓や小さな太鼓を購入したり修繕したりすることができたそうです。
子どもたちに教えることから始めた太鼓ですが、今ではその親御さんもグループの一員に加わり、活動を支えてくれています。
太鼓クラブの親御さんがプレゼントしてくれた色紙もこんなにたくさんありました。子どもたちに楽しいことをさせたいという強い想いから、この町内ではいろいろな行事が続けられているのですね。
左から寺尾町内会 林会長、福祉厚生部長 中村部長、副会長 臼井さん
とても暑い中、寺尾町内会の役員を中心に、地域の人がみんなでやぐらや提灯などの会場設営やみこしなどの準備をしていました。
林会長によると、寺尾町内会は、コロナや役員高齢化などの厳しい状況がありながらも、工夫し、夏祭り以外にも餅つきなど地域での行事を継続しているそうです。寺尾町内会のその他のイベントについても、町内会掲示板や回覧などで案内があります。
また、各地域の自治会・町内会の情報(連絡先や区域等)は区役所・地域振興課までお問い合わせください。横浜市電子申請システムで自治会・町内会に加入手続きができます。
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寺尾夏祭りについて
主催:寺尾町内会
(令和7年8月取材)
港南台|お正月は凧あげ大会で思いっきり遊ぼう
横浜市港南区・港南台では、毎年、年初めに港南台地区の自治会によって参加無料の凧あげ大会が行われています。昔のように思いっきり凧をあげることができる場所が減ってきた近年、毎年凧あげ大会を行っている地域があるということで参加してきました。
広々とした広場で凧あげ
この日はとても良い天気で晴れていましたが風があまりなく、会場に到着するまでは凧があがるのか心配でした。
会場となっていた港南台第一中学校第二グラウンドは駐車場がないので、歩いて向かいました。グラウンドの出入口は一か所しかないので、確認してから行くと安心です。
会場入口から入ると、広々とした芝生のグラウンドが目の前に広がりました。普段は少年野球の練習やグラウンド・ゴルフの大会など街の人たちが日々利用しているグラウンドです。今日は全面使えるということで、受付や本部、凧づくりエリア、昔遊びエリア、ストラックアウトや輪なげエリアと設置されていてもまだまだスペースがありました。
以前子どもが凧あげをしたいと言って公園に行きましたが、木があったり近くに人がいたりと十分なスペースを確保することが難しく断念したことがあります。こちらの会場は、空を見上げると電線や木などさえぎるものが全くなく、大人も子どもも安心して思いっきり凧があげられそうです。
思い思いに楽しむ子どもたち
受付を通って右奥には凧づくりスペースがあり、凧の制作キットが2種類用意されていました。
凧を持っていない人も誰でも気軽に立ち寄ってもらえるようにと、主催者がたくさんの凧を用意しているそうです。費用がかからないということで、当日ふらっと参加できます。
開始時間になると凧づくりエリアに親子連れが集まってきました。どの凧にするかみんなで話し合って決めています。
カラフルな凧を選んだ子どもたちは組み立て始めました。凧の組み立てが難しい子には青少年指導員の人が組み立て方を教えてくれるので、子どもたちだけでも作ることができます。
白い凧にカラーペンで絵を描いている子もいました。小さな子はいつものお絵描きとは違う素材に絵を描くのも楽しそうですね。
このほかにもいろいろなブースがありました。放課後キッズサポートのみなさんはビニール袋で作る凧の制作ブース、港南台第二小学校保護者の会ではストラックアウト、シルバー会は輪投げや昔あそびを行っていました。
自分の凧を持ってきた人は、受付を済ませてからすぐに凧あげをしています。毎年参加しているのか空高くあげている子や、お父さんやお母さんが手伝って凧あげに挑戦している子がいました。制作キットをもらっていた子どもたちも次々と凧あげを始めています。
自分の凧をあげて喜んでいる子や、うまくあげられず引きずりながら走っている子、大人にあげてもらった凧をあやつっている子がいました。小さな子は芝生で寝転がったり、よちよち凧を追いかけたり、広い場所で思い思いに楽しんでいました。
子どもたちの笑顔がいっぱい
参加している子どもは幼児から小学生が多く、声をかけるとどの子も「楽しかった」と元気よく答えてくれました。なかには、「お母さんが描いてくれたんだ!」と笑顔で見せてくれる子や、声を弾ませて「あげるのが楽しい!」と凧をかかげて見せてくれる子もいました。
誰でも参加できる
この凧あげ大会は予約不要で参加できます。2歳の子ども連れで凧あげに挑戦していたご夫婦は回覧板でこのイベントを知ったそうです。「子どもは小さくてまだよくわからないけれど、凧あげを知ってもらえたらいいなと思って参加しました。」と話してくれました。
制作キットのブースで凧を選んでいる親子連れに聞くと、「子どもが入っている野球チームで凧あげの案内があって参加しました。昨年も参加しました。」と教えてくれました。
凧に絵を描いていた4歳女の子のお母さんは、「昨年も参加して楽しかったので、今年はいつ開催されるのかと待ち遠しかったです。」と話してくれました。
中には、祖父母、息子夫婦、孫と三世代で参加している家族もいて、小さな子どもから高齢者までどなたでも参加できるのが、この凧あげ大会の魅力です。
凧あげ大会に関わっている地域の人
左から港南台第二小学校PTA会長(港南台連合自治会副会長兼任)の後藤さん、港南台第二小学校PTA副会長の松坂さん
このイベントには様々な団体やボランティアが関わっています。港南台第二小学校PTA会の会長・後藤さんと副会長・松坂さんはお子さんを連れて参加していました。
凧あげを含めてPTA活動について質問すると、松坂さんは「町の仕組みってこうだよというのを知れて良いなと思っています。社会がどのように動いているのか、仕事しているだけでは気がつかないことを、活動を通して知ることができました」と話してくれました。
地元で開催されるイベントに参加すると、地域で活動している様々な方を知る機会にもなりますね。
左から港南台連合自治会会長、港南台凧あげ大会実行委員長、港南台連合自治会副会長、港南台第一中学校文化・スポーツクラブ代表
港南台凧あげ大会実行委員長の榊原さんは「今年で5年目となるイベントです。このグラウンドを地域で有効活用したい、みんなが楽しめる場所にしたいという思いで凧あげ大会を企画しました。子どもたちに楽しんでもらいたいです。」と熱心に話してくれました。
今回、凧あげ大会に行って、子どもたちが楽しそうにしている姿を見て、「港南台」地域の良さを知ることができました。
凧あげ大会は、地域の掲示板や自治会や子ども会、小学校や中学校でもチラシが配布されるなど、いろいろな場所で告知しているそうです。港南台連合自治会のその他のイベントについても、連合自治会の各自治会の掲示板や回覧等で案内があります。
また、各地域の自治会・町内会の情報(連絡先や区域等)は区役所・地域振興課までお問い合わせください。横浜市電子申請システムで自治会・町内会に加入手続きができます。https://shinsei.city.yokohama.lg.jp/cu/141003/ea/residents/procedures/apply/b51f4083-cad3-4e13-8ea4-9794ecead100/start(外部サイト)
港南台凧あげ大会について
主催 港南台連合自治会、港南台南自治会、横浜港南台商店会、港南台第一中学校文化・スポーツクラブ
参加団体 港南台各種団体協議会※、港南台南自治会、南樹会、放課後クラブ、ボーイスカウト、港南台第二小学校、港南台第一中学校、神奈川県立明朋高校、少年サッカー、少年野球
※地区社会福祉協議会、民主委員児童委員、スポーツ推進委員、青少年指導員など港南台地区の自治会で活動している皆さん
(令和7年1月取材)
永野|ハロウィンで商店街を歩く
横浜市港南区・上永谷駅そばにある丸山台いちょう坂商店街では、毎年10月にハロウィンのイベントが行われています。多くの人たちがおばけや魔法使いなどの仮装をして商店街を歩くとのことで、参加してきました。
丸山台いちょう坂商店街の人気イベント「ハロウィン」
丸山台いちょう坂商店街は、横浜市営地下鉄「上永谷駅」から1kmほど、一直線にのびるいちょう並木通りを中心とした商店街です。通りには、パン屋や菓子店など様々なお店が100軒ほど並んでいます。
商店街では「丸山大ホコテン」など年間を通じてイベントが行われていますが、ハロウィンは特に人気で、毎年約1000組の方が参加しているそうです。
このハロウィンのイベントは、丸山台1丁目から4丁目にある商店街のうち約40店舗が参加しており、参加者は商店街を歩き、対象のお店でお菓子をもらうことができます。
取材をした日はあいにく小雨が降っていましたが、イベント開始の10時頃になると、通りには仮装をした人たちがあふれ、お店の前に行列ができていました。
トリックオアトリート!お菓子をもらう人たち
イベントが始まると、参加者が「トリック・オア・トリート」と、ハロウィンの決まり文句を言いながら、お店の人からお菓子をもらっています。
人気の洋菓子店「パティスリー・ストラスブール」の前に長い行列ができていました。店の看板商品であるバウムクーヘンが配られており、もらった人たちはみんな嬉しそうでした。
お菓子を配っているのは、菓子店だけではなく、美容院や郵便局など業種も多種多様。配られるお菓子もお店ごとに異なり、参加者は、お目当てのお店を目指して歩いたり、いくつものお店をはしごしていたりと、思い思いに楽しんでいる様子でした。
(写真 YOU SHOP マルヤス港南)
(写真 加賀風料理 三つ橋)
(写真 酒屋 浜屋上永谷店)
このイベントは誰でも無料で参加することができ、多くの人がイベントを楽しんでいました。お店でもらったお菓子をバッグやかごにたくさん詰め込んで練り歩いているお子さんもいました。
仮装で楽しむハロウィン
いちょう坂商店街のハロウィンイベントは、仮装をしなくても参加できますが、参加者の多くは仮装をしていました。
帽子とマントで魔法使いの仮装をした親子は「毎年遊びに来ています。SNSでイベント情報をチェックして参加しました。」と話してくれました。
(写真 車屋呉服店)
お姫様の仮装をした子ども2人は、同じ保育園に通い、母娘同士で毎年参加しているそうです。おめかしをした女の子たちは楽しそうでした。
親子参加だけでなく、子どもだけのグループもたくさん参加していました。
アイスを食べていた女の子たちに声をかけると「5軒ぐらい回った」と話してくれました。子どもたちは、顔を赤く塗って自分たちでゾンビのようなメイクをしたそうで、工夫して楽しんでいました。
(写真 LIXILリフォームショップ)
商店街全体でハロウィンを盛り上げる
(写真 ライズ児童デイサービス上永谷)
(写真 理髪店・美容院メンズツイン)
参加者だけでなく、お店の人たちもピエロや魔女などの仮装をしてイベントを盛り上げていました。
仮装している人の多くは子どもですが、実は大人の仮装も歓迎だそうです。親子で仮装して楽しむのもいいですね。
(写真 美容室リセ)
(写真 横浜丸山台郵便局)
商店街のお店では、お菓子を配るだけでなく、店内や店先を飾りつけをしているところもあり、飾りつけの前で写真を撮っている人もいました。通りを歩きながら飾りつけを見るだけでもハロウィンの雰囲気を味わえます。
ハロウィンを盛り上げる立役者
いちょう坂商店街のハロウィンイベントは商店街の組合によって行われています。二輪車販売修理のYou Shopマルヤス港南を営み、いちょう坂商店街の会長を務める本間さんにハロウィンイベントを始めたきっかけを聞きました。
「他の地域でハロウィンのイベントをやっているのを見て、いちょう坂商店街でもやってみようと思いました。ハロウィンのイベントを始めたとき、たくさん人が来てくれて、用意していたお菓子が足りなくてコンビニで買い足したぐらいでした。」
YOU SHOP マルヤス港南・いちょう坂商店街 会長 ・ 港南区商店街連合会 会長の本間さん(左)、永野連合町内会会長の高橋さん(右)
本間さんは「せっかくイベントに来てくれたので、みんなに渡したい。自分の店では余るぐらい多めにお菓子を用意しています。」と笑顔で語ってくれました。
いちょう坂商店街のある、永野連合町内会も、地域のイベントの一つとしてハロウィンイベントを応援しています。高橋さんは「このイベントを通して、地域に愛着を持ってほしい。」と話してくれました。
(写真 ボンコアン)
ハロウィンイベントの参加店の一つである、ボンコアンコーヒーの関場さんは「やっぱり商店街はにぎわっているのがいい。会長の企画を一丸となって盛り上げたい。」と話してくれました。
丸山台いちょう坂商店街も加入している港南区商店街連合会には、現在8つの商店街・会が加入しています。地元の商店街にぜひ足を運んでみてください。
港南区商店街連合会 一覧
https://www.city.yokohama.lg.jp/konan/kurashi/kyodo_manabi/kyodo_shien/shotengai/syoutengai.html
また、各地域の自治会・町内会の情報(連絡先や区域等)は区役所・地域振興課までお問い合わせください。横浜市電子申請システムで自治会・町内会に加入手続きができます。
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(令和7年10月取材)
野庭団地|公園あそびを通して地域とつながろう
横浜市港南区野庭町にある野庭中央公園では、毎月第一水曜日の10時から11時半まで、公園あそびが開催されています。いつもの公園で、地域の方々の交流が行われているとのことで、行ってみました。
野庭中央公園の公園あそび
野庭中央公園の公園あそびは、20年ほど前に行政の呼びかけからスタートしました。主催は野庭団地地区社会福祉協議会で、民生委員・児童委員(※1)の方を中心に、地域に住むボランティアのみなさんによって開催されています。
事前の申し込みは不要で、公園の周りに住んでいる方々が参加しています。
雨天や熱中症アラート発令時には中止になりますので、お出かけ前にお天気をチェックしてくださいね。
野庭中央公園は敷地内にプールや大きなグラウンドがあり、比較的広い公園です。公園あそびは、複合型遊具のある広場で開催されています。
取材に伺った日は、少し気温が下がって秋めいてきたころで、数組の親子がそれぞれの場所で思い思いに過ごしていました。
徐々にスタッフのみなさんが集まり始め、公園遊びの準備が進みます。
複合型遊具の近くにある木に「公園あそび」と書かれた旗が設置されて、周りで遊んでいる子どもたちやお散歩中の方々に声をかけながら、野庭中央公園の一角でゆるやかに公園あそびが始まりました。
公園デビューにもおすすめ
開催時間が平日の午前中ということもあり、参加されるのは、1歳から2歳のよちよち歩きを始めたころのお子さんが多いようです。
参加されていた方にお話しを聞いてみました。「いつも遊んでいる公園で、今回はちらしを見て来ました」「たまたまあそんでいたら公園あそびの日でした」「赤ちゃん教室で教えてもらって来てみました」と、それぞれ訪れたきっかけを教えてくれました。
スタッフさんお手製のシャボン玉道具を用意すると、子どもたちは楽しそうに遊び始めます。
この日は、色水を使ったガーランド作りもしました。
ガーランドは、ひもに旗などのオーナメントを吊るす飾りです。今回は、細い袋の中に、絵の具を溶かして作った色水を少しずつ入れてしばり、4、5個の球にして上から吊るしました。
公園で日差しを浴びた色水がきらきらと光ってきれいでした。
季節に応じて落ち葉アートやつるを使ったリース作りなど、自然遊びを取り入れることもあるそうです。
主任児童委員の山田さんは「大人がわくわく楽しんでいると子どもたちに伝わる!」という思いをモットーに内容を考えていると教えてくれました。
また、「公園あそびに出かけることで外でしかできない経験をたくさんしてほしい。記憶には残らないかもしれないけれど、小さいうちにどんどん吸収していってほしい」ともお話していました。
実際遊んでいる子どもたちも、いつもと違う道具や遊びに興味津々の様子でした。
公園でお孫さんと遊んでいた方に感想を聞いてみたところ「0歳の孫が生まれたばかりで、3歳のお兄ちゃんを預かって、ときどき公園に遊びに来ています。最初は人見知りをしていたこの子が、公園で遊ぶにつれて、いろんな人とふれあいながらだんだん人懐こく過ごせるようになってきました」と話していたのが印象的でした。
今回の公園あそびでは、ご近所にお住まいの方が、港南区民活動支援センターの街のアドバイザーに教わって身につけたバルーンアートをたくさん作って届けてくれました。
剣や犬など、いろいろな形のバルーンアートを受けとった子どもたちは、笑顔になり嬉しそうでした。
近くの幼稚園や保育園の地域担当の先生たちが公園あそびに加わることもあります。この日は、絵本を使った読み聞かせをしてくれました。
公園あそびを通してつながる地域の人たち
野庭中央公園の公園あそびを主催しているのは、野庭団地地区社会福祉協議会です。
運営しているのは、民生委員・児童委員の方を中心に、近所にお住まいのボランティアのみなさん。公園に遊びに来る子どもたちを楽しませてあげようと、この日も10名以上のスタッフが集まりました。
港南区制50周年のときに作った、遠目に見てもわかりやすい黄色いTシャツを着て参加者を迎えてくれます。
左:野庭団地地区主任児童委員 山田さん、右:野庭団地地区社会福祉協議会会長 下中村さん
主任児童委員の山田さんは「安心して子育てするために町内会とのつながりを大事にしてほしい。地域のことに詳しい民生委員さんと顔を合わせる機会としても公園あそびに参加してほしい」と話してくれました。
山田さんは、子育て中のママパパが情報を得る機会としても活用できるよう、公園あそびに参加した親子向けに、防災に関する冊子などを手渡しています。
地区社協会長の下中村さんは「民生委員や児童委員の高齢スタッフとの、世代を超えたふれあいが魅力だと感じています。また、公園の周りには緑道もあり、安全に過ごすことができます。きれいに整備された花壇も見どころですよ」と語ってくれました。
野庭中央公園の公園あそびの情報は、近隣の掲示板などに案内があります。
各地域の自治会・町内会の情報(連絡先や区域)は区役所・地域振興課までお問い合わせください。横浜市電子申請システムで自治会・町内会に加入手続きができます。
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(※1)民生委員・児童委員は、地域を見守り、子育てや介護などの相談に応じ、行政や福祉の専門機関へのつなぎ役として活動する方々で、この地域に住んでいる方から選ばれています。民生委員・児童委員の方のうち、子どもに関すること専門に活動しているのが、主任児童委員です。
(令和7年10月取材)
野庭住宅|子どもも大人も笑顔に!アットホームなクリスマス会
横浜市港南区・野庭住宅地区にある野庭住宅第2集会所では、毎年、野庭住宅第二自治会主催のクリスマス会が行われています。子どもも大人も笑顔になる、アットホームなイベントだと聞き、行ってみました。
手作りランチをみんなで楽しむ
会場である集会所はクリスマスの飾り付けがされていて、会が始まる前からわくわくします。
お昼になり、子どもたちや大人が集まってクリスマス会が始まりました。まずは腹ごしらえということで、みんなでランチです。
メニューは、子どもたちのリクエストで、カレーライスとクリームシチュー。調理室には、大きな鍋が二つ用意されていました。他にもフライドポテトやからあげなどがあり、朝から自治会の人たちが集まって作ってくれたそうです。
自治会の人が「カレー食べたい人は?」「シチュー食べたい人?」と大きな声で聞くと、子どもたちが手を挙げ、元気な声で「はーい」と返事をしました。
参加者はカレーとシチューの好きなほうを選べ、中には両方をごはんにかけて楽しむ人もいました。
お皿を受け取った子どもたちがテーブルに着くと、みんなで「いただきます」とあいさつ。
あっという間に一皿をたいらげておかわりする子や、友達とおしゃべりしながら食べる子などがいて、会場はわいわいとにぎわっていました。
自治会の人であれば誰でも参加でき、保護者以外の大人の参加者も多く、みんな一緒に食事をしました。カレーもシチューも具材がたくさん入っていて、家庭的な味で、とてもおいしかったです。
教え合ってクリスマスリース作り
食事の後は、クリスマスリース作りの時間でした。参加者は、自治会の子ども事業部部長を務める中川さんの周りに集まり、作り方の説明を聞いていました。
紙皿の中心をはさみでくりぬき、円の形にして、そこに毛糸やモールなどを巻きつけてリースを作ります。
子どもだけでなく、大人の参加者も一緒にリース作りを楽しみました。子どもたちは、大人に手伝ってもらったり、お友達に教わったりしながら一生懸命に作っていました。
自分の好みで飾り付けをしたら、クリスマスリースの完成です。リースが完成した子どもは、にこにこと喜んでいました。
年の差も関係なく仲良し
食事やクリスマスリース作りの合間には、子どもたちは、鬼ごっこやカラオケなど自由に遊んでいました。大人も一緒にカラオケを楽しんだりおしゃべりをしたりして、年の差も関係なく仲良く遊んでいる姿は、とても素敵でした。
好きなトッピングで楽しむパンケーキ
子どもたちが遊んでいる間に、自治会の人たちがパンケーキを手際よく焼いていました。
パンケーキはお皿に盛られ、参加者はそれぞれトッピングをしました。トッピングは、ホイップクリームやチョコソース、フルーツなど種類が豊富。
子どもも大人も仲良くパンケーキを食べて、お腹いっぱい。参加者は、とても満足した様子でした。
住民のみんなが参加できる会
今回は子ども会主催のイベントでした、高齢者も含めて大人の参加者が多数いました。自治会で行うイベントは年齢に関係なく、住民全員に声をかけているそうです。
住民同士は普段からあいさつをする関係で、シチューを作っていた自治会の方は、「(イベントについて)回覧板でお知らせをするけれど、会ったときには声もかけています」と話してくれました。
また、イベントには、以前この場所に住んでいた人たちも参加し、和気あいあいとした雰囲気でした。「家族や親せきの集まり」のようなアットホームな会で、温かなきずなを感じました。
未来へつながるコミュニティ
野庭住宅第二自治会会長の木本さん(写真左)、子ども事業部部長の中川さん(写真真ん中)、自治会の役員の方々
野庭住宅第二自治会会長の木本さんに話を伺ったところ、木本さんはコロナが明けた頃に自治会会長に就任し、子どもの活動に力を入れてきたそうです。夏には七夕や縁日、秋にはハロウィン、冬にはクリスマス会やもちつきなど、様々なイベントが開催されています。小学生だけでなく、小さな子や中学生、高齢者など、住民なら気軽に参加できるそうです。
木本さんは「活動がマンネリ化しないように、大人だけで考えず子どもたちにも意見を聞いています。」と話してくれました。
イベントは子ども事業部部長の中川さんを中心に、住民みんなのお手伝いで運営されています。木本さんは「中川さんが自治会の役員になって、とても頼りにしています。中川さんのお子さんも、子どもたちに参加を呼びかけてくれています。」と話してくれました。
同じ日に、野庭住宅第六自治会でもクリスマス会が開かれ、子どもたちがクリスマスツリーの飾りつけをしていました。野庭住宅地区では、こうした地域のつながりを育むイベントを大切にしていることが伝わってきます。
野庭住宅は今後、順次建て替えが予定されています 。住民が近隣へ移り住むことになりますが、新しい野庭住宅になっても、こうした「顔の見える関係」が続いていくといいですね。
各地域の自治会・町内会の情報(連絡先や区域等)は区役所・地域振興課までお問い合わせください。横浜市電子申請システムで自治会・町内会に加入手続きができます。
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(令和7年12月取材)
下永谷|子育てサロンで0歳から楽しめるクリスマス
横浜市港南区・下永谷地区にある下永谷町内会館では、毎月第一火曜日に未就学児対象の「わいわいサロン」が開かれています。12月は年に一回の大きなイベント、クリスマス会が開かれるということで、今回参加してきました。
地域の人といっしょにクリスマスを楽しもう
わいわいサロンは、未就学児のお子さんがいる親子が参加できる、港南区・下永谷地区のサロンです。
普段は自由遊びが中心の会ですが、12月はクリスマス会をしているそうで、会場はクリスマスの飾り付けがされていました。
開始時間になると、受付を終えて、親子が次々と室内へ入ってきました。毎月開催しているわいわいサロンで見知った顔も多いのか、ボランティアの方や参加者同士が笑顔で挨拶を交わしていました。
参加者の中には、クリスマスカラーの服を着た子もいて、室内はクリスマスの雰囲気があふれています。
今回のクリスマス会は、未就園児向けに親子遊びや絵本の読み聞かせなどを行っている、保育グループの「あそび・隊!」の協力で行われました。
参加者がそろったところでクリスマス会がスタート。参加者みんなで大きな輪を作ると、あそび・隊!のみなさんの「お・は・よっ」の掛け声で遊びが始まりました。
「大きなたいこ」の曲が流れると、リズムに合わせて、歩ける子は自分でジャンプし、お座りの子はパパやママの抱っこで上に高く持ち上げられました。
次は、「ひっつきもっつき」という手遊び。歌に合わせて、親子がくっついたり手を合わせたり、元気いっぱい踊りだしました。普段の子育てではこんなに多くの人と交わって遊ぶことも少ないので、貴重な機会ですね。
クリスマス会が進むごとに、元気いっぱいなあそび・隊!のみなさんの大きな歌声やボランティアさんの声かけで室内が活気にあふれてきました。
今度は、ひざに子どもを乗せて手遊び。「やきいものうた」や「がたごとがたごと」「バスにのって」など知っている歌が続き、大人も子どもも楽しそう。
参加者を囲むようにあそび・隊!のみなさんが周りに立ち、さらにクリスマス会を盛り上げていました。
体をたくさん動かして、ママやパパ、子どもたちの身体も温まってきたところで、お誕生日会が行われました。
「だれにだっておたんじょうび」の歌が始まると、「1月生まれー」「2月生まれー」という歌詞のところで、生まれ月の子が「はーいっ!」とママやパパに高く抱っこされました。抱っこされた子もなんだか楽しそう。お祝いしている方も心がぽかぽかになりました。
歌が終わると、今月お誕生日のお子さんは折り紙のメダルをもらっていました。お誕生日のメダルは、クリスマス会の時だけではなく、毎月開催されているサロンでも渡しているそうです。
まわりの人との交流がうまれる
体を動かした後は、工作タイムになり、おもちゃの製作キットが配られました。キットは、子どもでも簡単に作ることができるように工夫されたものです。袋を開けると早速パパやママと一緒に作り始めました。子どもたちは、キットの中でも、特にキラキラのテープが嬉しそうでした。
工作をしながら、近くに座っている親子同士はおしゃべりをしていました。ボランティアさんやあそび・隊!のみなさんも会話に参加し、子育ての話や地域の話をして、和気あいあいとした雰囲気でした。
クリスマス会の後半には、人形劇や絵本読み、パネルシアターなどもありました。かわいい人形たちに子どももくぎづけでした。
最後はサンタとトナカイの仮装をしたボランティアさんが登場し、会場を盛り上げていました。プレゼントを渡したり、サンタさんと写真を撮ったりして、クリスマス会が終了しました。
ボランティアの方たちは帰り際も声かけをしており、参加者の親子と話が弾んでいました。
参加した人たちの声
パパと3ヶ月の赤ちゃんと参加していたママは「赤ちゃん訪問員さんにいただいた紙を見て、クリスマス会に初めて参加しました。にぎやかで楽しかったです。サロンに参加すると子どもにも刺激があって良いですね。」と話してくれました。
最近引っ越してきた人や下永谷に長く住んでいる人は「赤ちゃん教室で知り合い、誘われて一緒に参加しました。」「周りに子どもが遊べる場所が少ないので、ありがたいです。」と話してくれました。他にも「地元が下永谷地区で、クリスマスのイベントがあると知って参加しました。」と話してくれた方もいました。
このサロンがパパやママのほっとできる場所であり、子どもたちにとっては成長できる場所であることがわかりました。サロンを通じて、子育ての先輩や仲間とのつながりもできますね。
わいわいサロンってなに?
わいわいサロンは、環2般若寺交差点近くの下永谷町内会館で、毎月第一火曜日の10時から11時半まで開かれています。未就学児を対象とし、12月のクリスマス会以外は、予約不要で気軽に参加できる下永谷地区のサロンです。
今回はクリスマス会でしたが、普段は、会の始めと終わりにみんなでする体操や手遊びの時間以外は基本的に自由遊びが中心です。会館にままごとや乗り物のおもちゃが出され、子どもたちが好きなように遊ぶことができます。ボランティアの方の見守りの中で、小さな子どもを遊ばせることができて安心です。
また、普段は約7、8組の方が訪れているそうで、夏休み期間中は幼稚園児が遊びに来ることもあります。
わいわいサロンは、20年程前、下永谷地区で「子どもたちのためにサロンを開こう!」と、民生委員・児童委員(※1)のみなさんが始めた活動です。そこに地域のボランティアの方々が加わるかたちで運営されており、地域で子育てするママパパとの交流ができる場所になっています。
わいわいサロンを支える人たち
下永谷地区主任児童委員 三浦さん(左)/ 石関さん(右)
子育てサロンの運営を担ってくれているのは民生委員・児童委員のみなさんです。
「今年のクリスマス会は18組の予約が入りました、嬉しいですね」と主任児童委員の三浦さんがにこにこと話してくれました。
サロンを主催している、下永谷地区社会福祉協議会の高瀬会長は「みなさんに参加していただけて嬉しいです。ここに遊びに来ていた小さな赤ちゃんが今は中高生と大きくなっています。このサロンを卒業した子どもたちの成長も楽しみにしています。」と話されていました。
民生委員・児童委員やボランティアのみなさん
一番長くボランティアを続けている方は「子どもたちからエネルギーをもらっています。この会が、お友達ができる場所、地域でしゃべるきっかけの場所になり、親の孤立が減ったら嬉しいです。何かあれば相談してほしいです。」と話してくれました。
現在、下永谷地区には子どもの遊び場として、下永谷町内会館のわいわいサロンの他に、八木第二公園で行われる公園あそびと、下永谷地域ケアプラザで開かれる赤ちゃん教室があります。
近くのサロンやひろばの情報は、町内会の掲示板の案内や、パマトコ(https://pamatoco.city.yokohama.lg.jp/ctz/(外部サイト))でも調べられます。ぜひ近くの遊び場に足を運んでみてください。
各地域の自治会・町内会の情報(連絡先や区域)は区役所・地域振興課までお問い合わせください。横浜市電子申請システムで自治会・町内会に加入手続きができます。
https://shinsei.city.yokohama.lg.jp/cu/141003/ea/residents/procedures/apply/b51f4083-cad3-4e13-8ea4-9794ecead100/start(外部サイト)
(※1)民生委員・児童委員は、地域を見守り、子育てや介護などの相談に応じ、行政や福祉の専門機関へのつなぎ役として活動する方々で、この地域に住んでいる方から選ばれています。民生委員・児童委員の方のうち、子どもに関すること専門に活動しているのが、主任児童委員です。
(令和7年12月取材)
永谷│自然の中で豚汁・焼きいもを親子で味わう
横浜市港南区・芹が谷では、毎年、永谷連合の町内会の人によって豚汁・焼きいも会が行われています。コロナにより数年、焼きいものみの開催でしたが、数年ぶりに豚汁も振る舞われるとのことで、今回行ってきました。
自然が多い芹が谷
芹が谷は、住宅が立ち並びつつも自然が残っている地域です。豚汁・焼きいも会が行われるのは、芹が谷中学校の自然園で、学校敷地の傾斜にあります。校舎の間を通り抜け、落ち葉が敷かれた坂道を下ると、かまどで火を起こしている人たちが見えました。
この日は12月始めで寒いのに、たき火に近寄ると温かく、火を起こしている町内会の人たちは汗をかきながら準備をしていました。
永谷地区で長年続く、人気のイベント
開始時間が近くなると、続々と人が集まってきました。豚汁・焼きいも会は、永谷連合子ども会(永谷連合町内会、永谷地区社会福祉協議会)を中心に、十年以上続けられ、地域で人気のイベントです。
コロナ前では百人以上の参加者がいたそうで、この日も、たくさんのさつまいもが用意されていました。
たき火で焼きいも体験
参加者は、会場の受付で新聞紙に包まれたさつまいもを受け取り、水につけます。アルミホイルでいもを包み、たき火の担当の人に渡すと、いもはかまどの火に放り込まれました。あとは焼きいもができるのを待つだけ。
大人は参加者同士でおしゃべりをしたり、子どもは林をかけ回ったりして、思い思いに過ごしていました。
しばらくして焼きいものできあがり。熱々の焼きいもを持ちやすいように、担当の人が新しい新聞紙に包み直して渡してくれました。
焼きいもに使われるさつまいもは、町内に農家さんがいて、そこにお願いをしているそうです。ほくほくとして甘い味でした。焼きいもを受け取った参加者たちは、おいしそうにほおばっていました。
豚汁でほっこり
今回のもう一つのメインは豚汁です。かまどでは大きな鍋がぐつぐつと煮込まれていて、参加者は、おわんを持って列に並び、熱々の豚汁を受け取っていました。
豚汁は具材が多く、ほっこり落ち着くような優しい味。参加者は、家族や知り合い同士で囲みおしゃべりをしながら食べ、熱そうにふぅふぅと豚汁をすすっていました。
みんなが豚汁を楽しんで「会も終わりか」と思ったら、鍋にうどんが投入されました。それを見ていた参加者がまた鍋を囲み始め、おかわりの行列ができていました。
自然の中でかけ回る子どもたち
芹が谷中学校・自然園は校舎裏手の斜面にあります。子どもたちは、林の中で鬼ごっこをしたり、斜面を段ボールをそりのようにしてすべり降りたりして、大はしゃぎでした。ママやパパといっしょにどんぐり拾いをしている小さな子もいました。
子どもたちに感想をきくと、「楽しかった!」「おいしかった!」と元気に答えてくれました。自然園は、整備された公園とは違い、危ないことや植物、生き物など様々なことを、大人が見守る中で子どもたちが学べる場所にもなっています。
親子で気軽に参加できる
参加者のママパパに話をきくと、回覧や掲示板を見て参加したという声を多く聞きました。回覧で参加確認はしていますが、予約しなくても当日参加でき、子どもの体調や家族の都合に合わせて参加を決められます。
また、永谷連合子ども会(永谷連合町内会、永谷地区社会福祉協議会)主催ですが、町内会の加入や地域を問わず気軽に参加できます。町内会役員の人は「どこの町内会か、町内会入っている入っていないなど、子どもたちには線引きはない。誰でも参加してほしい」と話していました。
大人と子どもがいっしょに手伝う
今回取材した私が驚いたのは、大人だけでなく子どもも一緒にイベントを手伝っていたことです。
中心になって運営していたのは、永谷地区の子ども会役員や町内会役員、社会福祉協議会役員を務める人たちですが、子どもたちも様々なところで活躍していました。
朝早くから、会場の看板を出したり、いもを新聞紙に包んだり、落ちている枯れ枝を薪として集めたりするなど、子どもたちが率先して手伝っているのが印象的でした。
とても仲良しな男の子二人に声をかけると「いつも遊んでいて親友なんだよ」と、にこにこと教えてくれました。こういう地域の行事があることで、子どもたちもより仲良くなれそうですね。
手伝っていた子ども会役員のママにも話を聞くと「子ども会の役員になる前は活動が大変そうと思っていたけれど、なってみると楽しいですね。なにより、子どもが楽しそうですしね」と笑って話してくれました。
地域の大人の声
この豚汁・焼きいも会は学校・地域コーディネーターである永谷連合子ども会会長の蓮見さん(写真左)が「芹が谷中学校の自然園を生かそう」と考え、永谷地区の一つの町内会が行っていた行事を引き継ぐ形で始まった企画だそうで、様々な人たちによって十年以上続けられてきました。
永谷連合町内会会長の若林さん(写真右)によると、コロナ禍でも焼きいもの配布だけは続けてきたそうです。また、「将来を担う子どもたちに、地域のことをもっと好きになってもらいたい」と話してくれました。
蓮見さんは「子ども会のママがイベントに自分の子どもを連れてきて、そこで教える。毎年やっていると、その子が成長し他の子に教える姿が見られる。そうやって人と人をつなげたい」と熱心に語ってくれました。
町内会の行事・イベントに参加するには
永谷連合町内会・子ども会では、豚汁・焼きいも会以外にも、夏には数百人が参加する「夏祭り&盆踊り」や、秋には小学校の校庭でミニSLを走らせる「親子で遊ぼうポッポに乗って」など、子どもが参加できるイベントがあります。
永谷連合町内会のイベントについては、永谷連合町内会の各自治会の掲示板や回覧等で案内があります。
また、各地域の自治会・町内会の情報(連絡先や区域等)は区役所・地域振興課までお問い合わせください。横浜市電子申請システムで自治会・町内会に加入手続きができます。
(令和6年12月取材)
芹が谷|ピザ焼き体験で地域交流
横浜市港南区・芹が谷の黄金苑自治会には、ピザづくりが体験できる「黄金苑ピザ祭り」というイベントがあります。親子や働く世代が参加しやすいイベントだと聞き、行ってみました。
ふれあい会館は地域の憩いの場
ピザ祭りが行われるふれあい会館は、黄金苑自治会、芹が谷台自治会、三井団地自治会の3つの自治会が共同で使用している自治会館です。自治会活動の拠点として活用されているほか、会議やイベント、サークル活動など、芹が谷の地域住民の交流を含めた幅広い用途に利用されています。
ふれあい会館には広い庭があり、今回はピザ窯(がま)を設置して、本格的なピザを焼いていました。
種類豊富なトッピングでオリジナルピザを作る
受付を済ませた参加者は、それぞれ生地を受け取り、ソースを塗って好きな具材を乗せていきます。
テーブルの上には、チーズはもちろん、ソーセージやサラミ、シーフード、切ったばかりの新鮮な野菜など、30種類のバリエーション豊かな具材が並んでいて、見ているだけでもわくわくします。
子どもたちは、小さな手で丁寧に具材を並べていき、一枚一枚個性が光るオリジナルピザを作りあげていました。
大人にまざってピザ焼きに挑戦
ピザ作りの仕上げは、屋外に設けられたピザ窯での焼き上げです 。
ふれあい会館へのピザ窯の設置を発案したのは、2024年に会長に就任した山口さんです。外構工事会社を経営する山口さんは、仕事で訪れた展示会でピザ窯を見つけ、まずは自社で導入しました。社内懇親会で好評を得たことから「地域でも使えるのでは」と感じ、自治会での購入を提案したそうです。
それぞれトッピングした生地を担当の方に渡すと、ピザ窯の中へ投入。ものの数分で焼き上がりました。子どもたちも大人にまざって、焼き具合をのぞき込み大興奮でした。まきをくべる手伝いをしたり、炎のゆらめきに興味津々。
ピザ祭りに初めて参加されたという親御さんにお話しを聞くと「ちらしを見てきました。子どもたちは、自分で好きなトッピングのピザが作れるのをとても楽しみにしていました。」と話していました。香ばしい香りが立ちのぼると、「いいにおいだな」とその場にいる人たちから歓声があがっていました。
焼きあがったピザは、それぞれトッピングした参加者に手渡されました。紙皿に名前を書いておくなど、自分のものだとわかる工夫をしています。トッピングの水分量や生地の厚みによって焼き加減が違い、焼いてくれた方も「焼く時間の調整が難しいね」「チーズのせすぎたな」と話していました。
焼きあがったピザを食べやすい大きさにカットし、会館内でいっしょに食べます。自分で作ったオリジナルピザを受け取った子どもたちは、嬉しそうに見せ合っていました。
親子で過ごすあたたかなひととき
みんなで焼きたてピザをほおばり、「おいしいね」と会場内のあちこちから聞こえてきました。
ピザだけでなく、ジュースやお菓子なども用意されていて、参加者たちは食事をしながらおしゃべりを楽しんでいました。
ピザ祭りでは、その場で食べるだけでなく、持ち帰りも受け付けています。この日は20枚の注文が入っていました。ピザが焼けるまでの間、ゆっくり座って歓談する姿も見られました。
中学生の子どもがいる女性は「持ち帰りで来ました。こういうお楽しみ会なら気楽に来やすくていいですね。」と話していました。
子どもが楽しめる企画が盛りだくさん
会館の中では、ガスコンロを使ったポップコーン作りも体験できました。子どもたちは、パチパチとはじける音に大興奮でした。
外では、町内会の方がガスバーナーを使ってマシュマロを焼いてくれていました 。ほんのり焼き色がついたマシュマロを口にした子どもたちは「おいしい!」「おかわり!」と大喜び 。甘い香りと笑顔があふれる、ほっとするひとときとなりました。
ピザやポップコーンを楽しんだあとは、会館の2階でプラレールで遊べるようにしていました。子どもたちは「この電車つなげて」「こっちにも線作ろう!」と終始にぎやかでした。
「わくわく感が大事。こうしたらもっと楽しいんじゃないか」と話す自治会長・山口さんの思いが随所に現れていました。
みんなの手で支えるピザ作りの舞台裏
参加者が集まる前、会場の中にある台所では、自治会の人たちが和気あいあいとピザのトッピングを準備してくれていました。
外では、自治会のみなさんがピザ窯の準備をしている姿が見られました。一緒に手を動かしながら、楽しげに会話を交わす様子が印象的でした。
黄金苑自治会には、それぞれの人たちがその場でできることを自然と手伝う雰囲気がありました。
2階では、会長が持参したプラレールが用意されていました。参加者が集まる前に会長自ら準備を行い、子どもたちを楽しませようとする温かい心づかいが感じられました。
働く世代も参加しやすい雰囲気づくり
左から芹が谷地区社会福祉協議会会長 小池さん、黄金苑自治会会長 山口さん、副会長 池上さん
約230世帯が加入する黄金苑自治会では、これまで子ども会や高齢者向けのイベントを多く行ってきましたが、20代〜60代の「働く世代」にも参加してもらえる取り組みの一つとしてピザ祭りを行っています。
これまで数回ピザ祭りを行い、毎回たくさんの人が参加し、とても好評だったそうです 。山口さんは「世代を問わず、地域の人が気軽に集える場をつくっていきたい」と話していました。
気軽に参加できるイベントを開くことで、実際に顔見知りが増え、従来の餅つきなどにも人手が集まるようになってきたとのことでした。
副会長の池上さんにもお話をお聞きしたところ、「今行っているさまざまなチャレンジは、地域の活性化につながっていると感じます。若い人も受け入れたうえで、伝統的な催しも受け継いで行けたらいいですね。」と答えてくれました。
今回のピザ祭りは、地域のつながりを広げるとともに、働く世代や単身世帯の参加促進も目的のひとつです。黄金苑自治会では、世代を超えたふれあいの場を大切にしており、季節の行事や単発イベントを開催しています 。詳しくは回覧板や掲示板でお知らせをしています。ピザ祭りの様子は黄金苑自治会のホームページでも確認できます。
各地域の自治会・町内会の情報(連絡先や区域等)は区役所・地域振興までお問い合わせください。横浜市電子申請システムで自治会・町内会に加入手続きができます。https://shinsei.city.yokohama.lg.jp/cu/141003/ea/residents/procedures/apply/b51f4083-cad3-4e13-8ea4-9794ecead100/start(外部サイト)
(令和7年10月取材)
日限山│子育てサロンほっとみるくは気軽に参加できる親子のいこいの場
横浜市港南区・日限山では、子育てサロン「ほっとみるく」が毎月開催されています。地域のママやパパが集まって、おしゃべりをしたり手遊びをしたりする和やかな会です。そんなほっとみるくを今回は紹介します。
子育てサロン・ひろばってなに?
子育てサロン・ひろばは、地域のボランティア等によって運営され、親子が気軽に遊びに参加でき、手遊びなどの楽しみがあったり、地域のママパパと交流できたりする会です。
赤ちゃん教室は第一子の0歳児が対象の会ですが、サロンやひろばはお子さんが二人目以降でも参加できます。
近くのサロンやひろばの情報は、町内会の掲示板の案内や、パマトコ(https://pamatoco.city.yokohama.lg.jp/ctz/(外部サイト))でも調べられます。
ほっとみるくはどんな会
ほっとみるくは、ひぎり地区の西洗・港南プラザ自治会館を中心に月一回開催されています。ほっとみるくはこの地域以外からも参加でき、日限山だけでなく戸塚区の舞岡や港南区の野庭、上永谷、下永谷などの地域から来られる親子もいるそうです。
また、0歳児から未就学児までの子どもが対象で、ママだけでなくパパも参加できます。特に、祝日開催のときはパパの参加も多いそうです。参加者には、0歳のねんねや、はいはいの赤ちゃんだけでなく、1歳、2歳の小さなお子さんもみられます。
10時開始となっていますが、すぐには会が始まらず、参加者が集まるまでおもちゃで遊んだり参加者同士でおしゃべりをしたりしています。
参加者がそろってきたら、おもちゃを片付けて、みんなで手遊び。ねんねの赤ちゃんにはママが声かけやタッチをしたり、1,2歳の子は手拍子をしたり大人のまねをしたりと、お子さんが思い思いに楽しんでいました。
ほっとみるくでは毎回テーマが決まっていて、育児講座や読み聞かせなどいろいろな企画が用意されています。クリスマス会や人形劇、公園遊びの会などのテーマは人気だそうです。今回は、港南図書館の司書の方による絵本の読み聞かせがありました。
育児講座や手遊びなどのプログラムはあるものの、タイムスケジュールは細かく決まっていません。その時の状況に応じて進行するそうです。
会の後半には、おしゃべりのコーナー。スタッフの方がみんなに話を振ってくれるので、話しやすい雰囲気でした。誕生日会もしていて、お誕生日の子には手作りのメダルが贈られ、みんなでハッピーバースデーを歌います。メダルをもらった子は嬉しそうにしていました。
予約不要で気軽に参加できる
ほっとみるくが開かれる日限山は、駅から離れたエリアですが、近所に住んでいる方が来ています。毎回およそ十数組の親子が参加するそうです。事前予約は不要なので、お子さんの体調をみて参加できます。
親子向けのイベントでは「子どもが走り回ったらどうしよう」「子どもが泣かないかな」と心配する声を耳にしますが、ほっとみるくでは子どもが泣いたり走り回ったりしていても大丈夫。スタッフの方々は温かく見守ってくれるので、安心して参加できます。
参加したママたちの声
「二人目で赤ちゃん教室に参加できなくて、ほっとみるくに来ています」
「一人目のときはコロナ禍で親子向けの会に参加できなかった。引っ越して二人目で、地域の集まりに初めて参加しました」ねんねの赤ちゃんを連れたママたちに話を聞くと、二人とも二人目の育児中でした。ほっとみるくでは、0歳のねんねの赤ちゃんから参加できます。何度も参加される人も多く、他の参加者と自然と親しくなれます。
「スタッフの方に子育ての悩みをきいてもらっています」
参加者のママ同士のおしゃべりも活発でしたが、スタッフとおしゃべりするママもいました。
ほっとみるくを支える人たち
ほっとみるくは、ひぎり地区の民生委員・児童委員(※1)の方たちによって運営されています。民生委員というと堅苦しい印象を持つかもしれないし、敷居が高くなるのではという配慮から、「ひぎり子育て応援団」というニックネームを掲げて活動されています。このニックネームには、少しでもママパパに寄り添い、身近な存在でありたい、一緒に子育てをしていこうという思いが込められています。
応援団のみなさんは、この地域に住んでいて、子育てや生活のあれこれについて、ご近所さんとおしゃべりする感覚で相談できます。その他にも、自治会の方々もお手伝いに参加してくれています。
地域の人の見守り
ほっとみるくの司会進行をしていた主任児童委員のお二人にきくと「ほっとみるくが、気軽に参加できて、子育てのちょっとした息抜きになったり、ママ同士の交流ができたり、いろんな悩み事を相談したり、という場になったらいいなと思ってやっています。ここで、私たちのことを知ってもらえれば、何か困ったときなどに、相談しやすいのでは、という思いもあります。
子どもはじっとできないのが当たり前。ここでは騒いでも走っても大丈夫。あぶないときは止めるけれど、子どもたちが自由に遊んでほしい」と語っていました。
私も子どもが赤ちゃんのころは泣きわめいて他の人の邪魔をしてしまわないかと不安で、地域の集まりや親子向けのイベントに参加しにくかったのですが、このように温かく見守ってくれる会なら安心して参加できたと感じました。
一人で参加しても、引っ越してきたばかりでも、ほっとみるくなら近所のママやスタッフと和気あいあいとおしゃべりできて、ご近所さんの知り合いができます。ぜひ遊びに行ってみてください。
ほっとみるくと子育てサロン・ひろばの情報
ほっとみるくの情報は、ひぎり連合自治会HPやひぎり地区の各自治会のHPに掲載されるほか、ひぎり地区の各自治会の掲示板にも毎月、案内が出ています。
ほっとみるくのような地域の方々で行っている子育てサロン・ひろばの情報は、自治会のHPや掲示板のほかに、パマトコ(https://pamatoco.city.yokohama.lg.jp/ctz/(外部サイト))でも調べられます。地域子育て拠点はっちや親と子のつどいの広場、近隣の地域ケアプラザなどにチラシが置いてある場合もあります。
(※1)民生委員・児童委員は、地域を見守り、子育てや介護などの相談に応じ、行政や福祉の専門機関へのつなぎ役として活動する方々で、この地域に住んでいる方から選ばれています。民生委員・児童委員の方のうち、子どもに関すること専門に活動しているのが、主任児童委員です。
(令和6年9月取材)
⽇野南|地元のママたちに出会える︕地域のコミュニティカフェで開催のおやこひろば
港南区⽇野南にある「コミュニティカフェicocca(いこっか)」は、共同代表の⿃海知恵⼦さんと池⽥邦⼦さんが中⼼となって誰でも⽴ち寄れるスペースとして2020年にオープンした地域のコミュニティカフェです。カフェとしてお茶もできて、ランチタイムには⾷事の提供もあり、フリースペースでは⾃由にのんびりと過ごすことができます。そんなicoccaで開催されている、未就園児とその保護者の⽅向けのおやこひろばをご紹介します。
限定3組アットホームなおやこひろば
icoccaでは、保育⼠による未就園児とその保護者に向けた絵本の読みきかせやふれあい遊びとおしゃべりができる「おやこひろば」を開催しています。定員は3組で、ちょうど名前と顔を覚えて話しやすく、その後の関係も築きやすい少⼈数制です。
店舗⼊り⼝は階段ですが、建物の裏側はスロープになっていてベビーカーでも⼤丈夫。授乳やおむつ替えも安⼼です。
開催⽇時は毎週⾦曜⽇の10時から11時半。参加者のみなさんには事前に「遅れてきても⼤丈夫、待っているからね」と伝えているそう。そこには「出かけるときに間にあわせなきゃと焦らなくてもいいよ」という思いやりが込められています。
カフェの中の靴を脱いで上がるフリースペースに参加者が集まってきたところで、おやこひろばが始まりました。
保育⼠でもある⿃海さんの絵本の読み聞かせとふれあい遊びからスタート。⼿遊び歌に合わせて名前を尋ねていく⾃⼰紹介で、初めて参加する⼈たちもすぐに打ち解けた様⼦でした。
⿃海さんは、笑顔と明るい声かけでその場限りの出会いで終わらないよう、icoccaを通してご近所同⼠で助け合える関係性をつくるサポートをしてくれます。
そのあとは、フリースペースのおもちゃで⾃由に遊びながら、ママ同⼠でおしゃべり。住んでいる地域や、きょうだいの有無など共通の話題で盛り上がります。この⽇は、さらに⼦どもたちの成⻑の記念にキットパスという画材を使った⼿形⾜形をとっていました。
icoccaで過ごしている間は、カフェのお客さんやスタッフさんに⾒守られながら、まるで親戚のうちに遊びに来たようなアットホームな雰囲気で和みます。
おやこひろばに参加したあとは、icoccaの⾷事も楽しめます。事前に希望を伝えておくと、いっしょに参加した⼦どもたちの分の⾷事も⽤意してもらえます。モグモグ・カミカミ期の離乳食にも、予約が必要ですが、対応しているそうです。事前に、アレルギーの有無等について電話でヒアリングをした上で、用意してくれます。ゴックン期や飛びこみでの離乳食には対応していません。
おやこひろばの参加申し込みは、直接、コミュニティカフェicoccaへお問い合わせください。
icoccaはみんなの居場所
フリースペースには、ミニカーやおままごとセット、着せ替え⼈形などなどたくさんのおもちゃや絵本があります。みんな近隣に住む地域の⽅々からの寄付で集まったそうです。
「icoccaはまちの思い出の⽋⽚でできています」と⿃海さん。
おやこひろばの時間帯は、誤飲の恐れのある⼩さなおもちゃは⼿の届かないところにしまってあるそうですが、フリースペースでは、⾚ちゃんや乳幼児だけでなく、⼩学⽣から⼤⼈までさまざまな年齢の⼈たちが過ごします。 icoccaでは、未就園児とその保護者の⽅向けの「おやこひろば」の他に、子ども向けの取り組みとして、小学生に放課後の時間(~17:00まで)、フリースペースを開放して居場所を提供したり、7月からは月1回のこども食堂を始めました。そのほか、⾼齢者向けに健康体操やおしゃべりの企画、⼤⼈だけでも参加できるワークショップなども⾏っています。
誰でも⽴ち寄れるさまざまな取り組み
icoccaのある⽇野南地区は、駅から少し離れた住宅街で、ちょっと休憩したり集まったりする場所がなかったそうです。icoccaという名前には、誰もが「ちょっといこっか」と気軽に⽴ち寄れて、おしゃべりしたりご飯を⾷べたり、思いおもいに過ごせる⼼地よい空間になるようにという願いが込められています。
店内には、開店時間ならいつでも誰でも訪れることのできる⼯夫がいっぱい。 カフェスペースの壁際には、⼩箱ショップがあり、作家さん⼿作りのクラフト品が並んでいます。チャイルドシートやベビーチェア、ひと夏しか着ないゆかたのような季節品など⼀時的に必要なものをレンタルする「ちょっと貸してシステム」、⾃分はもう使わないけれど誰かに使ってほしいものを⼊れておく「どうぞの箱」という取り組みも⾏っています。
わたしたちが訪問したのは、危険なほどの猛暑⽇が続く夏真っ只中、店舗⼊⼝には熱中症予防に誰でも飲める「まちの給⽔所」が⽤意されていました。閉店した⼋百屋さんの替わりに野菜の販売をしたり、港南台のおいしいお⾖腐屋さんのお⾖腐を仕⼊れたり、近所のお店の出張販売も⾏っています。 みんなの“あったらいいな”が形になり、そこへまた⼈が集まり、地域の居場所ができていく、素敵な循環が⽣まれていました。
おやこひろばに参加したママたちの感想
「オープンの頃から通っていて、⼦どもも連れてきやすいと感じています。息抜きしがてら、いろんなイベントに参加しています
「1歳の⼦どもといっしょに⾷事ができるのがうれしいです。⿃海さんに話しを聞いてもらって、⼼がすっきり︕」
「はじめておやこひろばに参加して、楽しかったです。今度は上の⼦もいっしょに別のイベントに参加したいです」
わたしも、今、3歳と5歳の⼦育て中ですが、保育園に通うまでの間、⽇中どうやって過ごそうか、何を⾷べさせてあげようか、毎⽇、そんなことで頭の中がいっぱいになっていました。ご飯を⾷べたりお茶を飲んだりしながらおしゃべりができて、近所のみなさんから⼦どもを「かわいい」と⾔ってもらえる場所があったら、どんなに⼼強いでしょう。
⿃海さんにどんな⽅に来てもらいたいですか︖とお聞きしたところ「誰でもどうぞ︕」と満⾯の笑顔で⼒強く返ってきたのが印象的でした。わたしの⼦どもは、⾃分の思いをうまく表現することができず他のお⼦さんに感情をぶつけてしまうことがあるので、⼦育て⽀援の場といっても連れて⾏きづらさを感じていました。今回、icoccaを取材し、⿃海さんのお話しを伺って、ここならわたしたち親⼦でも⼼地よく過ごせるかもしれないな、近所にこんな場所があったらいいなと感じました。 ⼦育て⼤変だな、誰かと話したいなと思ったら、気軽に⾏ってみてくださいね。きっと暖かく迎えてもらえますよ。
コミュニティカフェ icocca 基本情報
営業時間10時から16時/ランチ11時半から14時
⼟⽇祝休み
横浜市港南区⽇野南6-29-17 045-367-9895
info@icocca.org
ホームページ https://icocca.org/(外部サイト)
(令和6年7月取材)
このページへのお問合せ
港南区役所地域振興課地域力推進担当
電話:045-847-8383
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ファクス:045-842-8193
メールアドレス:kn-chiiki@city.yokohama.lg.jp
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