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マイクロスポット対応等により発生した除去土壌の適切な処理について
最終更新日 2019年3月22日
処理方針について
横浜市では、ごく局所的に周辺より高い放射線量が測定される、いわゆる「マイクロスポット」対応等において、本市対応の目安以上の空間放射線量が測定された場合、土壌を除去し、2重のポリ袋に密閉した上で、施設敷地内の人が立ち入らない場所に保管してきました。
この度、施設敷地内に保管している除去土壌について、空間放射線量を再測定し、測定結果に基づき、以下のとおり対応することとしました。
(1)測定結果が本市対応の目安未満の場合
原則として、施設敷地内に埋め戻し、厚さ10cm程度の覆土処理をします。
- ※時間の経過とともに放射線量が減少し、安全な状態となっていますが、「市町村による除染実施ガイドライン」(原子力災害対策本部)によると、さらに厚さ10cm程度の覆土をすることで、放射線量を74%遮へいする効果が得られます。
(2)測定結果が本市対応の目安以上の場合
水が入らないようプラスチック容器等に入れた上で、原則として、施設敷地内に覆土30cm以上として地下保管します。また、埋めた場所が分かるように目印をつけ、保管していることを明示します。
- ※「市町村による除染実施ガイドライン」(原子力災害対策本部)によると、厚さ30cmの覆土をすると、放射線量を98%遮へいする効果が得られるため、地上における影響は極めて少なくなります。
(1)、(2)いずれの場合も、覆土した場所の空間放射線量を測定し、周囲の測定値と変わらず安全であることを確認します。
その他、これらに該当しない状況が発生する場合は、放射線対策本部で対応を検討します。
【参考1】
対象物からの距離 | 測定値 |
---|---|
50cm又は1m | 0.23μSv/h以上を目安に対応 |
1cm | 0.59μSv/h以上を目安に対応 |
【参考2】
この方針は、除染関係ガイドライン(平成25年5月(平成30年3月追補):第2版)(PDF:12,637KB)(環境省)「除去土壌の保管に係るガイドライン」に準拠して作成しています。
【参考3】
市町村による除染実施ガイドライン(PDF:566KB)(原子力災害対策本部)
学校や保育園に保管中の除去土壌について
マイクロスポット対応等により発生した除去土壌の処理について、本市では、国のガイドライン等を参考に、安全な埋設処理の方法を定めました。しかし、学校や保育園に保管している除去土壌については、保護者の皆様の安心に配慮し、柔軟な対応ができるよう、以下のとおり、運用方法を追加しました。
(1)測定結果が本市対応の目安未満の場合
上記「処理方針について」(1)の対応を原則としますが、施設の状況等に応じて、より深く埋設する、容器に入れて埋設する、掘り起し防止措置をとる等、埋設方法を工夫することもできることとし、さらに、これらの対応が難しい場合には、下記(2)と同じ取扱いをすることもできることとします。
(2)測定結果が本市対応の目安以上の場合
当面の間はこれまでどおり、施設敷地内の子どもが近付かない場所での保管を継続します。保管にあたっては、長期の保管に耐えられるようにするとともに、定期的に空間放射線量を測定し、周囲の測定値と変わらず安全であることを確認します。
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このページへのお問合せ
横浜市放射線対策本部(会議事務局)
電話:045-671-4182
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ファクス:045-664-7296
ページID:448-421-938