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苦情事例集 プリンの異臭
最終更新日 2023年4月1日
1.概要
購入したプリンを食べたところ、消毒薬の臭いと味がしました。
対象品
苦情品
2.試験結果
- 外観:水分が分離していて、カラメル部分が水っぽい状態でした。またカラメルがプリンの部分に浸透していて、容器が膨らみ、ガスの発生が見られました。
- pH:6.6
- 官能検査:8人で官能検査を行った結果、7人が薬品臭(クレオソート臭)を感じ、渋みが口に残りました。
- GC-MS:グアヤコール(2-メトキシフェノール)及び2-エトキシフェノールのピークを認めました。
- 細菌検査:主にBacillus属が検出されました。
3.結論
プリンの保管状況が悪く細菌が増殖し、プリンの香料であるバニリン及びエチルバニリンが分解され、グアヤコール(2-メトキシフェノール)と2-エトキシフェノールを生成したため、薬品臭を呈したと推定されました。
4.参考
販売状況を調査したところ、冷蔵陳列ケースの横(室温)で販売していました。
2007年3月8日掲載
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