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病院長あいさつ
最終更新日 2025年4月9日
横浜市立脳卒中・神経脊椎センター病院長 城倉 健
令和7年4月に横浜市立脳卒中・神経脊椎センター病院長に就任いたしました城倉 健(じょうくら けん)です。地域医療機関の先生方には、平素より大
変お世話になり、厚く御礼申し上げます。
当院は、脳卒中を中心とした脳血管疾患、パーキンソン病や筋萎縮性側索硬化症などの難病を含む神経疾患、側弯症や頚椎症、腰椎症などの脊椎疾患、
変形性膝関節症などの膝関節疾患、心不全などの循環器疾患などに対し、高度かつ専門的な治療を提供しています。さらに、こうした疾患に対し、リハビ
リテーションにより、その後の機能回復にも専門的に取り組んでいます。超急性期から回復期、維持期に至るまで、地域の患者の皆様にシームレスに対応
するという当院の理念は、超高齢化社会を迎えた本邦では、今後ますます重要になると思われますので、この理念を大切にしつつ、地域に求められる役割
を果たしてまいりたいと存じます。
脳卒中の治療は時間との勝負になります。当院では脳卒中専門医や血管内治療専門医を複数配置し、24時間365日体制で、血栓溶解療法や機械的血栓回
収術、開頭手術などの専門治療を迅速に提供しています。さらに、こうした脳へのダメージを最小にする超急性期治療に、回復期まで連続する専門的なリ
ハビリテーションを組み合わせることで、社会復帰率、在宅復帰率を最大にまで高め、復帰した後も、地域包括ケアシステムを支援することで、在宅維持
にも貢献しています。日本脳卒中学会からは「一次脳卒中センター(PSC)コア施設」にも認定されており、超急性期から慢性期までの一貫した脳卒中診
療を担う中心的病院として、引き続き地域に貢献していく所存です。
脊椎脊髄疾患は、頚椎症や腰椎症の治療に加え、側弯症などの脊柱変形疾患の治療に対しても、低被爆で正確な立位全脊椎骨形態を評価できるEOSイメ
ージングシステムなどの専門機器を駆使し、積極的に取り組んでいます。高齢者の歩行障害の原因として今後ますます増加する膝関節疾患に対しては、人
工関節手術支援ロボットを活用し、安全かつ専門性の高い治療を行うことで、地域のロコモ対策に貢献しています。なお、手術室には、感染リスクを最小
限にするバイオクリーンルームを設置しています
リハビリテーションについては、専門医に加え、理学療法士や作業療法士、言語聴覚士などの専門スタッフを多数配置し、入院直後から積極的に機能回
復に介入しています。脳卒中や運動器疾患に加え、心不全などの心疾患リハビリテーションにも対応し、早期の社会復帰や在宅復帰を支援しています。
全ての患者の皆様から、「この病院があってよかった」「この病院に来てよかった」と喜んでいただけるよう、職員が一丸となって努力してまいります。
当院への引き続きのご支援を、どうぞよろしくお願い申し上げます。
横浜市立脳卒中・神経脊椎センター病院長
城倉 健(じょうくら けん)
このページへのお問合せ
脳卒中・神経脊椎センター総務課
電話:045-753-2500(代表)
電話:045-753-2500(代表)
ファクス:045-753-2859(直通)
メールアドレス:by-no-somu@city.yokohama.lg.jp
ページID:604-584-530