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泉区地域協議会だより(平成27年度第1号)

最終更新日 2023年12月20日

意見書を区長に提出 「居住地として選ばれる泉区となるために」

泉区の人口は平成22年以降、社会増減数が減少に転じ、中でも30歳代や40歳代前半世代の転出超過が大きくなっています。特に若年層をターゲットにした多世代の定住を図ることが喫緊の課題です。
こうした課題に対応するため、泉区地域協議会では、本年5月に区長から依頼を受け、居住地として選ばれる泉区となるために必要な取組について、部会を4回開催し、4つのグルーブに分かれて検討を重ねたうえで、意見書をとりまとめました。9月10日(木曜日)の定例会では、24名の委員(各地区2名)の皆さんを代表して、北原会長から下村区長に意見書を提出しました。

※意見書の概要 ~5つの視点を柱に、その視点ごとに意見をまとめました

~ 居住地として選ばれる泉区となるために ~
【居住地として選ばれるための5つの視点と魅力的な姿】

1「暮らしやすさ」;生活に関する利便性の視点から
・交通の利便性が向上し、働く世代、若い世代を始めとした多世代が暮らしやすいことが重要

2「住まい」;住宅の視点から
・住宅が購入しやすく、子ども世代が親と程よい距離に住めるように、子育て世代のニーズに合った住宅の供給が充実していることが重要

3「子育て」;子育て環境の視点から
・子どもを預けやすい施設が充実し、地域による見守りや子育てのサポートがあることが重要

4「泉区らしさ」;泉区らしい特性の視点から
・水や緑が暮らしの中にあること、身近に農地があり地産地消につながるなど、豊かな環境を享受できることが重要

5「地域活動」;地域活動の視点から
・人情に厚く、多世代の交流が深く、地域のお祭りやイベントなどが盛んで、ふるさと意識が醸成されていることが重要

『住みやすく、生活しやすいまち』を目指した具体的な取組

1「暮らしやすさ」;都市的インフラによって支えられる便利な暮らし
・区内の幹線道路について、完成・供用に至る整備の見通しを示しつつ着実に推進していくことが必要
・通学路などとなっている区内の主要な地域道路において、歩道の整備を着実に進めていくことが必要
・東京都心部への交通利便性の向上に向け、相鉄の直通線開業を着実に推進していくことが必要
・バスの利便性向上のために、終バスを含めたバスの増便を働きかけていくことも有効
・居住地と従業地が近接するよう、福祉施設、企業、教育機関を呼び込んでいくことも大切
・身近な診療所を始め、日々の暮らしを支える施設の充実が求められる
・いずみ野北口や弥生台南口の開発などに合わせ、店舗や商業施設の充実に取り組んでいくことが大切
・深谷通信所の跡地について、広く区民が返還を実感できるよう活用を検討していくことが必要

2「住まい」;ライフステージに応じた住宅の提供
・子ども世代が親世代の近くに暮らすことができるなど、多世代が住みやすいまちづくりが必要
・価格、立地等、若い世代が購入しやすい住宅の供給も求められる
・多くの人を呼び込む魅力的なまちとなるよう、泉ゆめが丘地区の開発を着実に進めていくことが必要
・市街化調整区域のうち、駅周辺や幹線道路沿道などは、地域の実情に応じた適切な土地利用を図ることが必要

3「子育て」;生活(子育て)を支えてくれる地域社会や公的サービス
・子どもを預けられる場所を始め、子育て支援の取組を更に充実させていくことが必要
・子育てサロンや親子サークルへの支援、保育園による子育て支援などを更に充実させていくことが必要
・子どもの安全を見守る取組などの一層の推進や、その取組内容を地域全体で共有していくことが必要
・母親だけでなく父親たちが子どもと一緒に遊べ、交流できる場づくりも大切
・ベビーカーや子連れでも安全で歩きやすい道路の整備を進めることが必要
・公園の再整備等に合わせ、子どもや保護者が立ち寄り、交流できる場を充実させていくことが必要

4「泉区らしさ」;泉区だから味わえる魅力的な時と場
・水や緑、農業など、豊かな暮らしを与えてくれる環境を守り、次世代に伝えていくことが大切
・樹林地の保全のほか、農地を守ることへの支援など、みどり税の活用も含めてさらに検討していくべき
・地域住民自らが緑や花のあるまちづくりに取り組むことが大切
・農産物の産地が身近にあることは泉区の魅力の一つであり、積極的な地産地消の取組が必要
・田植えや稲刈りなどを体験し、身近にある農を実感することが、泉区への愛着を深めると考えられる

5「地域活動」;みんなで盛り上がる地域での活動(催し)
・地域で様々なイベントが行われ、地域に興味を持つことが、「ここに住み続けたい」と感じる要素になる
・若い世代との交流を図ることや、子どもを中心とした地域行事でふるさと意識を醸成していくことが必要
・新しい住民を暖かく受け入れ、住民同士の交流を深め、顔の見える関係をつくっていくことが大切
・地域、行政双方から自治会町内会加入のメリットを丁寧に説明し、加入を促進していくことが必要
・自治会町内会の活動が盛んに行われるよう、身近で使いやすい拠点の整備、施設の老朽化への対応が大切
・子どもの見守り活動や伝統文化の継承など、学校と地域が一体となった取組の推進も大切
・積極的に文化・スポーツ活動に取り組むことで、多世代が楽しんで暮らせる地域としていくことが大切
・特色ある地域活動をPRするなど、泉区の魅力を発信していくことが大切

意見書を手渡した北原会長は、「提案した内容を含め、区民の生活に何が求められているのかを、地域と行政が一体となって常に考え、取り組んでいくことが大切」とコメントしました。

泉区では、今回の意見書を踏まえ、これからも居住地として選ばれる泉区となるために、取り組んでいく予定です。

[PDF]泉区地域協議会だより(平成27年度第1号)(PDF:526KB)

問合せ先

区政推進課地域力推進担当(3階307番)
電話:045-800-2333
FAX:045-800-2505

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このページへのお問合せ

泉区総務部区政推進課

電話:045-800-2337

電話:045-800-2337

ファクス:045-800-2506

メールアドレス:iz-kusei@city.yokohama.jp

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