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つながる!地域活動ゼミ

地域づくり大学校

最終更新日 2023年12月15日

 「これから地域で活動をしたい!」「地域で何かできることはないか?」と考えている方を対象に、『つながる!地域活動ゼミ』を開催します。
 講義や現地見学などを通じて、まちの魅力づくりや地域課題の解決方法について学び、実践につながるヒントを得られる講座です。自身が出来ること、やりたいと思っていることを整理し、地域で必要とされている活動にどのように関わっていくか、自身に合った活動は何かを探してみましょう。

*『つながる!地域活動ゼミ』は、横浜市18区それぞれが取り組む「地域づくり大学校」事業の一環です。

令和5年度 つながる!地域活動ゼミの開催について

 コロナ禍において自宅にいる時間が増えたことにより、地域活動に興味を持たれた方が多くいらっしゃいました。一方で、仕事をしているから長い期間にわたって地域活動に関わることは難しい、一人で新しいことに挑戦する自信がない、という現役世代の声もあり、令和4年度は、地域活動への新しい関わり方として『プロボノ』に着目し、スキルや経験を活かした活動や、無理なく地域活動に関わることについて学んでいただきました。
 『令和5年度つながる!地域活動ゼミ』では、引き続きプロボノをテーマに講義やワークショップ、現地見学会などを通して新しいボランティア活動の仕組みについて学びます。
 プロボノ活動を通して地域活動団体の課題を解決した事例を学び、自身の得意を活かした活動は何か、地域で必要とされる活動は何か、スキルアップを目指しながら楽しむ地域活動は何かを一緒に考えてみませんか。
  
※ プロボノとは・・・ラテン語の「Pro Bono Publico」を語源とする言葉で、社会的・公共的な目的のために職業上のスキルや専門知識を活かして取り組むボランティア活動のことです。 
  

  令和5年度 つながる!地域活動ゼミ チラシ

令和5年度 つながる!地域活動ゼミ チラシ(PDF:1,299KB)
   

プログラム内容 【全3回】

  • 第1講 講義 6月18日(日曜日) 10時30分~12時30分 泉区役所4階会議室

      【講師】高瀬 桃子 氏 (関内イノベーションイニシアティブ株式会社)

  • 第2講 現地見学会(選択制)

  ① 7月22日(土曜日) 14時~16時 西区『おでかけ3』
     *山坂の多い地域で移動支援活動を行っている団体を、ICTスキルを活かして支援を続けている取組について学びます。
  ② 7月30日(日曜日) 13時30分~15時30分 旭区『住み開きCafe ハートフル・ポート』
     *自宅の一室を地域とつながる“まちカフェ”として開設した取組と、プロボノワーカーの支援を受けた事例を学びます。
  ③ 8月5日(土曜日) 10時~12時 南区『NPO法人 よこはま里山研究所(NORA)』
     *里山も暮らしも豊かになることを目指した里山保全と廃材利用活動において様々なプロボノを受け入れた事例を学びます。

  • 第3講 講義、ワークショップ、交流会 9月24日(日曜日) 13時30分~15時30分 泉区役所4階会議室

      【講師】竹迫 和代 氏 (参画はぐくみ工房 代表)

対象者

 泉区在住、在勤、在学者で、地域活動をしたいと考えている方
 仕事で培った経験やスキルを地域活動に活かしたい方

実施報告

第1講 6月18日(日曜日)

【講師】高瀬 桃子 氏 (関内イノベーションイニシアティブ)

【講演】
 第1講では、主にプロボノの意義や特徴など概要について講演いただきました。
 1980年代に米国法曹界が奨励した活動がプロボノの始まりであったことや、一般ボランティアとの違いに触れながら、社会人経験で得たスキルや知識を地域の課題解決に向けた取組に活かせること、それにより得られるメリット等についてもお話いただきました。
 人生100年時代を見据えた時、プロボノが働き方の一つとしてセカンドキャリアやパラレルキャリアのように選択されることも踏まえ、働く現役世代が自身の将来のためにプロボノを始めている事例を交えながら活動のポイントを教えていただきました。

【グループワーク】
 資格の有無にかかわらず、参加者の皆さんには「自身ができること」「やってみたいこと」「過去の活動経験」などを整理していただきました。
 プロフィールシートに書き出し、グループ内で共有することで、「プロボノ」は今後の活動の幅が広がったり地域のニーズに応えられる可能性があることに気付くことができました。

第2講 現地見学

① 西区『おでかけ3』7月22日(土曜日)

【事例紹介】
 おでかけ3は、平坦な商店街を中心に東西に山坂が広がる地域で活躍する移動支援バスです。住民から通院や買い物に苦労しているという声があり、地域ケアプラザ等の福祉団体と地域が協力して実現した移動支援活動をプロボノワーカー(プロボノをしている人)が支援している事例です。
 新規利用者や協力者を募るために広く活動を知ってもらおうと、ウェブサイトを立ち上げる有期プロジェクトに、どのようなプロボノを行ったかについてご紹介いただきました。
 今回は、実際に「おでかけ3」の移動ルートの一部を廻ることができましたので、参加者にとっては、移動支援が必要な地域だということが体感でき、おでかけ3の取組への理解がより深まったことと思います。
 また、プロボノワーカーとして関わったうちのお一人は、現在も運営のための実行委員に加わっており、プロボノを通して得られたことや本業と両立するためのポイント、将来の展望など実体験をもとにお話いただきました。

【グループワーク】
 おでかけ3が抱える現状の課題を、参加者がプロボノワーカーとして解決策を考えるというワークを行いました。普段は地域活動を行っている参加者にとって、他団体の課題を解決するために考えることは新鮮な体験だったようです。

② 旭区『住み開きCafe ハートフル・ポート』7月30日(日曜日)

【事例紹介】
 ハートフル・ポートは住み開きCafeの先駆けでもあり、地域に根差した様々な活動をしています。コロナ禍ではいち早く店内飲食の代わりにお弁当の対応にしたこと、地域の方々の相談に対応するためにカフェとは別の一室を地域に開放したことなど、常に地域のニーズに対応した活動をされていることをご紹介いただきました。
 また、他の支援団体など横のつながりの大切さもお話しいただきました。例えば、児童の対応にはスクールソーシャルワーカーと連携し、高齢者の対応には地域ケアプラザと連携するなど、支援団体とつながることで地域全体の情報が得られ、結果的に地域全体で見守り活動ができることなどをお話しいただきました。

【グループワーク】
 ハートフル・ポートが抱える課題に対し、参加者がプロボノワーカーとして意見交換をしました。今回はハートフル・ポート代表の五味さんの提案で、マインドマップを活用して課題解決策を見出す体験をしました。課題解決するために何ができるか、参加者の経験から意見を出し合いマインドマップに落とし込むことで、できそうなことや必要なことの整理をすることができ、優先順位を考えることができました。
 

 

③ 南区『NPO法人よこはま里山研究所(NORA)』8月5日(土曜日)

【事例紹介】
 NORAでは、里山の生態系を豊かにするとともに人の暮らしの質を高めることを目指して、里山保全活動を基本として様々な活動を行っています。
 例えば、山の環境保全のために除間伐や植樹などを継続的に行い、そこで出た間伐材を利用して木工や竹細工の生活雑貨を制作する活動をしています。また、農作業を通して山と暮らしが密接に関わっていることを広めるなど、その活動は県内にとどまらず展開されており、地方や海外への移住の際のステップアップ支援にもなっていることなどをご紹介いただきました。
 また、運営メンバーが得意とする役割を担うことで、個々のスキルがさらに上がり、やりたいことができているのではないかと、プロボノのメリットについてもお話しいただきました。

【グループワーク】
 今回も、参加者がプロボノワーカーとしてNORAが抱える課題の解決策を考えました。団体の運営メンバーの負担を増やすことなくスキルを活かした活動を継続しながら、新規参加者を増やすためにはどうしたらいいのかについて意見交換をしました。このような課題は、多くの地域活動団体が抱えていると思われるため、参加者にとっては『里山保全活動や山仕事』に捉われず解決策を考えることができたのではないかと思います。

第3講 9月24日(日曜日)

【講師】竹迫 和代 氏 (参画はぐくみ工房 代表)

【グループワーク】
 参加者の皆さんは、久しぶりに顔を合わせたこともあり少し緊張した様子でしたが、円になってアイスブレイクを行ったことで和やかな雰囲気で始めることができました。プロボノにおいてもお互いを知ることが円滑に進めるポイントになることを実感できました。

    
 ワークは、第2講の現地見学などを通して新たに気付いた”自身ができること”をプロフィールシートに書き加え、グループ内で改めて共有することでお互いのスキルや得意を再確認することができました。
 次に、講師から泉区が抱えている課題を解決するためのミッションが書かれた『指令書』が提示され、グループごとにメンバーのスキルや知識を活かしながらワクワクするような企画を考えました。

   
【交流会】
 講座終了後に、参加者同士や中間支援組織等(泉区社会福祉協議会、いずみ区民活動支援センター)の職員らと名刺交換などを行いました。中間支援組織からは、地域活動で何か相談事があればいつでも立ち寄って欲しいとの話がありました。

過去のつながる!地域活動ゼミについて

問合せ先

区政推進課地域力推進担当(3階307番)
住所:〒245-0024 横浜市泉区和泉中央北5-1-1
電話:045-800-2333
FAX:045-800-2505
Eメールアドレス: iz-chiikiryoku@city.yokohama.jp

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このページへのお問合せ

泉区総務部区政推進課

電話:045-800-2337

電話:045-800-2337

ファクス:045-800-2506

メールアドレス:iz-kusei@city.yokohama.jp

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