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2025年1月号 スポーツのまちヨコハマ!横浜スポーツパートナーズの取組 ~横浜DeNAベイスターズの優勝でまちがひとつに~
最終更新日 2024年12月27日
横浜には、野球、サッカー、バスケットボールなど7つの競技、13ものトップスポーツチームがあることをご存じでしょうか。これだけ数多くのトップチームと大規模施設が集結しているのは横浜ならでは。今回は、横浜市とトップチームとの連携「横浜スポーツパートナーズ」、そしてそのうちの一つ、26年ぶりに優勝した横浜DeNAベイスターズとの取組について紹介します。
なお、 広報よこはま1月号(外部サイト)では、横浜DeNAベイスターズ優勝パレ―ドによる横浜のまちの盛りあがりについて紹介しています。
横浜のまちがベイスターズブルーに!
「横浜スポーツパートナーズ」のひとつ、横浜DeNAベイスターズは、2024年11月3日(日曜日)SMBC日本シリーズ2024において、福岡ソフトバンクホークスに11対2で勝利し、1998年以来26年ぶり3度目の優勝を決めました。
歓喜にわく横浜では、街を挙げてお祝いしようと、11月30日に、「横浜DeNAベイスターズ日本一 優勝パレード2024」が開催されました。優勝パレードは、横浜ハンマーヘッドからスタートし、赤レンガ倉庫、横浜税関前を通り、日本大通りから横浜スタジアム前までの約1.5kmを、監督・選手たちを乗せたオープンカー3台、オープンバス3台が進み、約30万人のファンが集まりました。
横浜市では、パレード連動企画として、50を超える施設にご協力いただき横浜の街をベイスターズブルー一色に染めたライトアップや、大観覧車「コスモクロック21」の特別演出、「横浜スパークリングトワイライト」と連携したブルーの花火の打上げを行ったことで、多くの人々に横浜の美しい夜景を楽しんでいただきました。
また、商業施設や観光スポットで実施した優勝記念キャンペーンには、約200店舗にご参加いただき、来街者の皆様に買い物や食事を満喫していただきました。このような回遊施策により、ベイスターズ日本一の熱気を街のにぎわいに繋げるとともに、市内経済の活性化にも寄与しました。
横浜DeNAベイスターズ野球普及・振興部の浦田さまにお話を伺いました!
―日本一優勝パレードは、多くのファンが集まり、大変な盛り上がりでしたね。
30万人ものファンが集まってくださり、とても嬉しかったです。今回のパレードを行うにあたり、事前に周辺の方々にご挨拶やご説明にお伺いしたんですが、皆さんこのパレードを大変快く応援してくださり、日本一ということが、こんなにも喜んでもらえる、街全体でお祝いしていただけることなんだということをあらためて感じました。
なかなか勝てない時期もありましたし、優勝した実感がわかなかったんですが、パレードの日、先導していたら、先が見えないくらいの人が集まってくださっている様子をみて、あらためて日本一になったことのすごさを感じましたね。
―どのような反響がありましたか。
普段であったら10月頃シーズンオフになるので、ファンの方との関わりが終わり、コミュニケーションの機会がなくなってしまうんですが、今年は12月になっても、まだファンの方との交流が続いていて嬉しいですね。今回のパレードで、新たな「推し選手」を見つけた、グッズを身に着けたなど、嬉しいお声をたくさんいただいています。これを機に、来シーズンたくさんの人がスタジアムに観戦にきてくださるといいなと思っています。
―スタジアムにもっと親しめる取組も行っているそうですね。
シーズン中は、朝スタジアムを開放し、キャッチボールなど、誰にでも楽しんでいただける企画を実施していました。プロ野球選手と同じ場を味わうことができると非常に好評でした。野球観戦はもちろん、こうしたスタジアムの使い方で、ベイスターズやハマスタを身近に感じてもらえる取組も行っています。
―2024年は、神奈川にベイスターズの本拠地が移って70年の年でした。
記念すべき節目の年に優勝できたということは、また嬉しいですね。スタジアムのある横浜市は、380万人の市民が暮らす大都市で、スタジアムからすぐ中華街があり、みなとみらいもある、ぎゅっと魅力が詰まったまちです。スタジアムのアクセスの良さも、12球団一ではないでしょうか。そうしたメリットを活かして、ベイスターズと横浜のまちを一緒に楽しんでいただけたらいいなと思っています。
横浜のファンの方たちは、勝てないときも、いつも温かく支えてくださっています。昔は試合が終わったらユニフォームを脱いで帰っている雰囲気だったんですが、最近はユニフォーム姿で電車に乗って帰ってくださっているのも、ベイスターズ愛の深まりを感じて嬉しいですね。
―日頃から、スポーツパートナーズとして、横浜の子どもたちに様々な取組を行ってくださっていますね。
ベイスターズを知ってもらうのはもちろん、野球、そしてスポーツを好きになってもらうということを目標に、お子さん向けに様々な活動を行っています。スポーツイベントを横浜スタジアムで開催したり、昨年2月からは横浜市と連携して、プロ野球チーム運営に携わる仕事内容やスタッフの思いを小学生に学んでもらう、キャリア教育も行っています。
キャリア教育のご要望は前々からいただいていたんですが、全ての学校のご要望に対応することが難しかったので、だったらオンラインであれば、多くのご要望に応えられるよね、ということで、オンラインを通してキャリア教育を行って、そのあと3月のオープン戦に招待するという取組を行っています。いわゆるプロ野球選手とは違う切り口で、「スポーツの仕事」を知ってもらい、大変多くの反響をいただいています。
―キャリア教育で子どもたちに伝えたいことはどのようなことでしょうか。
僕自身も小学校3年生から野球を始め、野球少年でしたので、常に野球とともに人生があり、野球を通して嬉しいこと、悔しいことをたくさん経験しました。あるとき、そうしたたくさんの思いをくれた野球に恩返しみたいなものができたらいいな、野球をより多くの人に広めたいなと思ったんです。
野球に関わる仕事というと、選手やコーチ、監督というのはすぐ思いつくと思うんですが、それ以外にもこんな仕事があるんだよということを伝えると、子どもたちもとても驚いていたんですね。幅広い角度から、スポーツに関われることを伝えていきたいですね。
―地域交流として選手の皆さんによる小学校訪問なども行ってくださっていますね。
「星に願いを」プロジェクトとして横浜DeNAベイスターズの選手会の発案でスタートし、今年も8校訪問しました。お子さんたちが喜んでくださっている様子をみて、選手の方が「元気もらったなー」「行ってよかった」と言っているんですよ。選手達は、日頃球場でエールや歓声をいただいていますが、子どもたちから直接たくさんエールをいただくことってなかなかないので、選手にとってもいい経験になっています。
―横浜の子どもたちやファンの方たちへのメッセージをお願いします。
今年日本一という盛り上がりをつくることができましたが、これに甘んじることなく、来年はリーグ優勝を目指していきたいなと思います。ベイスターズに興味がなかった人にも、「ベイスターズ日本一になったんだ」ということは認識してもらえたと思うので、来シーズン1回でもいいからスタジアムにぜひ遊びに来てください。ベイスターズでは、常に横浜らしい、新しいこと、おしゃれなことをやってみようとチャレンジしています!
長くファンでいてくださっている方たちにも、新しい喜びを感じてもらいたいですし、たとえ野球に興味がなくても、負けてしまった時でも、野球観戦って楽しいと思ってもらいたいと思っています。
「横浜スタジアム」も進化!
横浜DeNAベイスターズの本拠地である「横浜スタジアム」ハマスタでも、新たな取組が行われています。多くのファンが訪れるスタジアム。観戦しながらのグルメも楽しみの一つですが、たくさんのごみも発生してしまいます。そこでハマスタでは、「地球にやさしいハマスタ」を目指し、観客と一緒にゴミ分別、フードロス削減、リサイクルに取り組む「エコハマスタジアムProject」を開始しました。
もともとごみの分別にしっかりと取り組んでいたハマスタですが、燃えるごみについては分別がきちんとされない、食べ残し・飲み残しが一緒に捨てられているという課題がありました。そこで観客とスタッフが一丸となった、さらなるごみ分別を実施したのです。
https://style100.city.yokohama.lg.jp/article/article-352/(外部サイト)
STYLE100 ~地球にやさしいハマスタをみんなで作ろう!~
野球観戦を楽しみながら、子どもも大人も気軽に取り組める、サステナブルな取組です。2025シーズンは、ハマスタで地球にやさしい活動に参加してみませんか。
「横浜スポーツパートナーズ」とは
横浜には、横浜を本拠地とする野球、サッカー、フットサル、バスケットボール、アイスホッケー、ソフトボール、ラグビーと、多くのトップスポーツチームがあり、試合観戦の機会にも恵まれています。そして横浜市では、これらの7競技13のトップチームと「横浜スポーツパートナーズ」として連携・協働を行って、市内のスポーツ振興や地域活性化等につながる様々な取組を進めています。
横浜DeNAベイスターズ
日体大SMG横浜
ニッパツ横浜FCシーガルズ
Y.S.C.C
横浜FC
横浜F・マリノス
横浜ビー・コルセアーズ
横浜エクセレンス
横浜GRITS
日立サンディーバ
YOKOHAMA TKM
横浜キヤノンイーグルス
※Y.S.C.Cはサッカーとフットサルの2チームがあります。
横浜市が行った「横浜市民スポーツ意識調査」(R5年度)では、「運動不足」と感じている市民は71.3%にのぼりました。横浜スポーツパートナーズでは、小さいうちからスポーツに親しんでもらうため、市内小学校への訪問授業や様々なイベントを通じ、スポーツの楽しさや魅力をお伝えしています。その取組の一部をご紹介します。
スポーツ・レクリエーションフェスティバルを開催しています
毎年10月のスポーツの日に関連して、9月から11月まで、市内各所で開催する「YOKOHAMAスポーツ・レクリエーションフェスティバル」。2024年は10月13、14日に新横浜公園などでチームによる小学生へのスポーツ教室を開催。チームスタッフから野球、サッカー、バスケットボール、ラグビー、アイスホッケーなどを教わり、貴重な体験に子どもたちの楽しそうな笑顔があふれました。
「ヨコハマスポーツタイムズ」、小学校体育副読本「たいいく」でもチームの魅力をお伝えしています
各チームのイチ押し選手や子どもの時の夢、選手の食事紹介、チームスタッフのインタビューなどを掲載するリーフレット「ヨコハマスポーツタイムズ」を市立小学校と特別支援学校小学部の全児童に配布しています。
また、毎年新たに市立小学校1年生、3年生、5年生になる児童向けに発行している、小学校体育副読本「たいいく」にも、横浜ゆかりの選手から子どもたちへのメッセージを掲載しています。
選手たちの躍動感あふれる写真や、好きなことに全力で取り組むこと、夢や目標をもって努力すること、周りの人への感謝の気持ちを忘れないことなど、選手から子どもたちへの応援メッセージなどを掲載し、スポーツを身近に感じたり、チームをより身近に感じてもらえるような魅力を届けています。
ヨコハマスポーツタイムス
※紙面の情報は令和6年8月末時点のものになります
また、中学校でも給食で連携しており、アスリートに必要な栄養素が豊富なメニューを、チームや選手の「推しメニュー」として提供し、献立表やインスタグラムで紹介しています。生徒にとって、成長期の体づくりや運動に必要な栄養素、食の重要性などを学ぶ教材になっています。
このように、たくさんのトップスポーツチームが集まる横浜ならではの「強み」を活かし、チームと連携し、市民の健康増進や子どもたちの成長を支えています。
スポーツのまちヨコハマに向けて
スポーツを市民の皆さんに楽しんでいただけるまち、スポーツとともに賑わいあふれるまちをつくるために、横浜市のスポーツ振興への思いを、にぎわいスポーツ文化局スポーツ振興課の担当に聞きました。
「多くのトップスポーツチームが横浜を本拠地として活躍していることは、横浜の魅力の一つであり、市民の皆様がまちに愛着を感じてもらえるきっかけになるものだと思います。これまでも、チームスタッフ等によるスポーツ教室の実施や、チームや選手の情報発信、チームが実施する市民招待の広報支援など、チームと連携した取組を行っています。今後も、市民の皆様が、地元チームを身近に感じ、愛着を持っていただけるような取組を進めていきます。」
「スポーツ」といわれても、運動は苦手・・・と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、散歩、ストレッチなど、気軽に身体を動かすことも「スポーツ」。そして横浜にはトップスポーツチームの熱い戦いを観戦できるスタジアムやアリーナ等もたくさんあります。
今年はぜひ、スポーツのまち横浜でその魅力に触れてみてください。
このページへのお問合せ
スポーツパートナーズ、パレードについて:にぎわいスポーツ文化局スポーツ振興課
電話:045-671-4566
電話:045-671-4566
ファクス:045-664-0669
メールアドレス:nw-sports@city.yokohama.lg.jp
パレード連携企画について:にぎわいスポーツ文化局にぎわい創出戦略課
電話:045-671-4851
電話:045-671-4851
ファクス:045-550-4688
メールアドレス:nw-nigiwai@city.yokohama.jp
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