横浜自然観察の森トイレ（新築）

外観

外観

外観

洗面台

洗面台

洗面台

男子トイレ

一般便房

横浜自然観察の森の中に建つ屋外トイレと公園管理用倉庫の合築建物です。
外観は、周辺で散見される鎌倉石(砂岩)地層の特徴的な自然景観になじむ、非同一(ランダム)な角度の屋根及び壁面と鉄筋コンクリート打ち放し＋土系色の色彩としました。
屋根の落葉対策として樋を廃し、リブ状の壁面で排水しています。また、落葉は屋根面で散失する形状としています。方流れ屋根を組み合わせ上部を開放する形状とし、屋根面にフラットトップライト(アルミフレームガラスブロック)を設置することで、日中はほとんど照明の必要がない採光性を確保すると共に自然換気を確保しました。
また、県産間伐材を水掛りによる腐朽防止を考慮し、内壁の腰上部等に利用しました。
建物前面に独立モノリス型のサイン柱を設置しています。
便所内の非常時警報灯を附帯し、園路通行者への認知性を高めました。
多目的便所の器具操作面には大型で分かりやすいピクトグラムを設置し誤作動を減らしています。
トイレと隣接する倉庫の軒下を一体化しベンチを設け、背景の森を望める休憩・たまり場としました。
内観は様々な樹種が混在する周囲雑木林に対し、建物越しに、あるいは内部より緑が視線に入る形状としました。

公共建築部では、公共建築物の設計、建設を担当しています。
このページに掲載されている建物について市民の皆様のご感想を、公共建築部（営繕企画課）へお寄せください。

頂きました貴重なご意見はこちらに掲載いたします。また、設計者、行政担当者と共有し、今後の設計等の参考とさせていただきます。