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万騎が原中学校(トイレ改修)

最終更新日 2019年2月13日

万騎が原中学校(トイレ改修)

建物概要
名称万騎が原中学校
所在地旭区万騎が原31番地
設計概要トイレ改修工(延床面積160m2、4系列、7か所)、外壁改修工
設計田村設計室
工期平成25年6月~平成25年11月
施工(建築)北友建設株式会社
(空調衛生)アクアテック株式会社

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男子便所衝立壁

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男子便所衝立壁


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男子便所ブース

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男子便所洗面カウンター


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女子便所衝立壁

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女子便所衝立壁


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女子便所ブース

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女子便所ブース


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女子便所洗面カウンター


設計者からのコメント

・建築物の特徴及び全体評価
既存生徒用トイレは学校の中心に近い場所に位置し、間口4.5m奥行6.5m他校と比較すると余裕のあるトイレスペースでした。それ故、ニーズに合わせた内部レイアウトが可能であり、既存の内部配置の問題点を探り出し、大幅にレイアウトを変更した上で、生徒会の意見を組み入れながらの設計となりました。
結果、他校には見られない明るく、清潔感のある快適なトイレ空間が実現できました。


・設計の難易度について
設計過程において、プロポーザル時点の提案の反映、アンケート方式による生徒会からの意見の汲み上げ、提案に対する学校関係者の承諾の取得、横浜市改修標準からの転換等々に苦労を重ねたと共に、難易度を痛感しました。
今後の課題として、生徒・学校職員で構成する施設向上委員会なるものを設定し、トイレに限らず、学校側の施設に対する意識の向上を切に望みます。
加えて、本件のような場合、設計のみではなく、監理業務に関われることを、今後、切に望みます。


・設計上の創意工夫について
トイレの快適性のために、以下の提案をし、実現に向けて創意工夫を試みました。
→フック、掲示板、飾り棚、ペーパー棚付の目隠し機能壁の考案・設置
→廊下からのトイレ出入口部の視線目隠しの工夫
→出入り、用足しのためのスペースに配慮した広めのトイレブース(W1050×D1450)
→物を置くのに便利な広めなライニングスペース上部甲板
→超防汚床材の採用
→水濡れのしにくいカウンター式洗面器
×ベンチ、着替えのためのスノコ(フィッテイングボード)、壁掛け腰掛け大便器は不採用


・設計上のコスト縮減の工夫について
節水便器、人感センサー付LED照明等々の採用は言うまでもなく、一部壁面を乾式工法とすることで工期を短縮し、コスト縮減を試みました。
加えて、生徒の意見を聞きながら、コストを掛けずに“快適”を生み出す色彩(木目調)選定を行いました。これにより「きれいに使おう」という感覚が喚起され、色々な側面において、多大なるコスト縮減につながると考えています。



たてものちゃんの画像


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たてものくんの画像

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建築局公共建築部営繕企画課

電話:045-671-2956

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メールアドレス:kc-eizenkikaku@city.yokohama.jp

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