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禁煙トピックス1
最終更新日 2019年1月22日
「なぜ“たばこ”が吸いたくなるのでしょうか?」
平成17年2月27日には「たばこ規制枠組み条約」が発効され、喫煙者にとっては、何かと肩身の狭い環境になってきていますね。
それでも、めげずに吸ってしまう“たばこ”、わかってはいるけれど止められない“たばこ”。「一体、なぜ吸いたくなるのでしょうか?」。
たばこが吸いたくなるのには、2つの要因があると言われています。
1つ目が「習慣(くせ)」です。
「起床後、食後、緊張をほぐす時、飲酒中など」にたばこが吸いたくなる人は、「くせ」で吸っているタイプです。“そういう場面で吸うもの”と頭のなかで、生活リズムとして決め付けているのです。この場合には、行動変容法が向いており、少しずつ生活習慣を変えたり、外部環境を整えたりすること等で治すことが可能です。
2つ目が「身体的依存(ニコチン依存症)」です。
アルコール・覚せい剤を始めとする薬物依存と同じように、依存性になってしまうため、本人はいつでも吸いたくなり、自分だけで禁煙することは、難しい状態にあります。
たばこの成分には、数百種類もの有害化学物質が入っており、そのなかに依存症を引き起こす「ニコチン」が入っています。このニコチンは、通常の化学物質では引き起こせない陶酔感や快感を生み出すため、“止めたくても止められない”、身体的な依存状態に陥ってしまうのです。
そして、この依存状態から少しずつ抜け出すための方法が、ニコチンを煙ではなく、別の方法で体内に吸収させる“代替療法”です。近年ではニコチン代替療法として「ガム」や、「パッチ」が使われるようになっています。特に「ニコチンパッチ」が普及してから禁煙成功率は2倍以上になったとも言われています。
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