ここから本文です。
柏尾川桜並木
最終更新日 2023年12月28日
戸塚区の名所「柏尾川桜並木」は
長い歴史があります。
それは、
ずっと残したいと思う
たくさんの人によってつながれてきました。
区の花「桜」
区制60周年を記念し、「戸塚区の花」を決めるため、区民の皆さんに“印象に残っている区内の花木”の募集を行った結果、選ばれたのが桜です。中でも「柏尾川の桜」とする人が多くいました。一番多いのは「ソメイヨシノ」ですが、柏尾川に最初に春を告げる桜は「オカメザクラ」です。戸塚駅付近から下流の高島橋間の両岸で見つけることができます。他にもさまざまな桜が見られます。
柏尾川散策マップ「柏尾川桜物語」
戸塚区のシンボルである、柏尾川桜並木を皆さんに楽しんでいただけるよう、散策マップやおすすめスポット、桜並木の歴史を紹介する「 柏尾川桜物語(PDF:8,996KB)(PDF:8,996KB)」を発行しました。
戸塚区役所93番窓口他、区内各施設にて配架していますので、戸塚区にお立ち寄りの際には、ぜひ、「柏尾川桜物語」を手に、桜並木をお楽しみください。
柏尾川桜並木保全・再生の取組
今、柏尾川の桜並木が老齢化や病害等により倒木の危険がある桜が増加し、安全管理上、伐採せざるをえず、年々、桜の本数が減少してしまっていることをご存知でしょうか。区の魅力である、柏尾川桜並木の景観を維持し、未来につないでいくため、「柏尾川桜並木保全・再生計画」を策定し、保全・再生に取り組んでまいります。
<取組スケジュール>
令和6年度 「柏尾川桜並木保全・再生計画」の策定
令和7年度~令和9年度 策定した計画を踏まえて取組を推進
柏尾川桜並木保全・再生計画検討委員会
「柏尾川桜並木保全・再生計画」の策定にあたり、「柏尾川桜並木保全・再生計画検討委員会」を立ち上げました。検討委員会には、自治会・町内会、ボランティア団体、沿川企業の皆様にご参画いただいております。令和6年度の1年間を通じて、検討委員の皆様と協働で保全・再生の方法を検討していきます。検討委員会の様子は、ニュースレターを作成しますので、ご覧ください。
第1回柏尾川桜並木保全・再生計画検討委員会
令和6年5月17日(金)
柏尾川桜並木保全・再生計画検討委員会ニュースレターNo.1(PDF:882KB)
柏尾川と歴史
柏尾川は、戸塚区柏尾町の阿久和川と平戸永谷川の合流点から藤沢市の境川合流点までの延長約11kmの二級河川です。流域面積は約84km2、横浜市内では2番目の大きさです。
この川は、昔は暴れ川と呼ばれていたように、たびたび洪水を繰り返していました。その治水対策として本格的な河川改修が行われたのは昭和55年からで、流域での1時間あたりの降雨量50mmに対応する整備が進められています。
また、上流側のブリヂストンに隣接する柏尾橋から栄区飯島橋までの区間には、河川管理用通路を活用した緑豊かな親水空間であるプロムナードが整備されています。堤防や高水敷を利用した広場やイベントステージ等があり、水辺でのレクリェーションを楽しむことができる憩いの空間となっています。
※区内の河川の情報は区内の河川からご覧いただけます。
江戸時代からの桜の名所です
柏尾川の桜の歴史は古く、安政年間にまでさかのぼることができます。大正~昭和初期には、戸塚駅から大船までの両岸に見事な桜のトンネルが連なり、関東屈指の桜の名所として知られるようになりました。その後、戦争や改修による伐採と新たな植樹を繰り返し現況に至っています。
現在、区内の柏尾川プロムナードに現存する桜は約350本で、その多くがソメイヨシノです。その他には、オオシマザクラ、ヤマザクラなどが確認されています。
現存する桜の多くは昭和の時代に植樹されたものであり、老齢化や病害等により、樹勢の低下や倒木、枝折れ等が懸念されています。戸塚区の代表的な景観である「柏尾川桜並木」を将来に引き継いでいくため、桜の保全・再生に向けた検討を進めていきます。
戸塚桜まつりの会場です
柏尾川では、昭和32年から桜の開花時期の4月に毎年「戸塚桜まつり」が開催されています。「戸塚区民囃子」の歌にのって、戸塚駅から旭町通り、柏尾川堤、そして柏尾川河川敷へと巡る「花見踊りパレード」のほか、柏尾川河川敷を会場に太鼓演奏などの地域芸能が行われています。
主な出来事 | |
---|---|
安政3年 (1856) | 大雨で壊れた堤防を直した記念に植樹 明治時代に枯れ果てる |
明治元年 (1868) | 朝日橋~高嶋橋間植樹 |
明治41年 (1908) | 堤改修工事で伐採 |
明治43年 (1910) | 改修工事完成記念として苗木2000本、大木50本植樹 4kmもの桜のトンネル(両岸の道の両側に並木) |
昭和初期 (1926~) | にぎわいの絶頂期、関東屈指の桜の名所となる 毎年50軒もの茶屋が軒を連ねる |
昭和19年 (1944) | 燃料や木材とするためすべて伐採 |
昭和27年 (1952) | ソメイヨシノの苗木2000本を延々6kmにわたり植樹 |
昭和32年 (1957) | 桜まつり始まる |
昭和36年 (1961) | 桜の間にレンギョウ植栽 |
昭和51~55年 (1976~1980) | 改修工事により現存700本中、措置対象となった450本を伐採、10年ものの若木350本を植栽 |
昭和58年~平成5年 (1983~1993) | プロムナード整備 |
柏尾川「桜」の再生と未来に向けて
戸塚区には「戸塚桜セーバー」という桜を守り未来につなげるために活動する人々がいます。
活動の詳細は戸塚桜セーバーのページ(外部サイト)からご確認いただけます。
まちづくりプランにおける柏尾川と桜並木
「戸塚のまちづくり」(都市計画マスタープラン区プラン)では
まちづくりの目標の実現に向け,当面優先し取り組むべき5つの取組を掲げています。その1つである「川・まち・桜景観づくり」において,柏尾川沿いを戸塚区の景観軸として整備し,戸塚らしい快適な都市空間づくりをめざすこととしています。
「戸塚のまちづくり」(区プラン)
PDF形式のファイルを開くには、別途PDFリーダーが必要な場合があります。
お持ちでない方は、Adobe社から無償でダウンロードできます。
Adobe Acrobat Reader DCのダウンロードへ
このページへのお問合せ
ページID:887-249-776