令和６年度　瀬谷区予算

　令和５年に実施した区民意識調査の結果、約半数の方がコロナ禍により人付き合いや外出機会が減ったことに不安を感じており、その一方で健康を意識する方が増えたことが分かりました。社会活動が本格的に再開される中、あらためて人とのつながりや、誰もが健康で自分らしく活躍できる場づくりが必要とされています。
　瀬谷区では、社会情勢の変化とともに多様化する声を、様々な手法を使って丁寧にお聞きしながら、「幸せが実感できる瀬谷づくり」の実現に向け、区役所全体で取組を進めていきます。

　個性ある区づくり推進費は、身近な市民サービスの拠点である区役所が、地域の特性やニーズに応じた個性ある区づくりを推進するための予算です。

• 自主企画事業費：区が独自に地域の身近な課題やニーズに対応するための事業費
• 統合事務事業費：区役所各課の事務費及び広報よこはま区版の発行や市民相談、青少年指導員等の活動に係る経費
• 区庁舎・区民利用施設管理費：区庁舎、区民利用施設の管理運営に係る経費

　浸水・内水被害の可能性がある境川流域等における迅速な避難の確保や、幅広い世代を対象とした防災意識啓発、災害時医療体制の強化を図ります。また、ＳＤＧｓへの貢献と脱炭素社会の実現に向け、区内の緑化やイベント等による啓発活動を通して、区民の環境意識を高め行動変容を促します。
《主な事業》災害等対策事業、環境行動推進事業

　子育ての知識や経験が少ないなど支援を必要とする家庭が多い状況の中、支援者のネットワークを強化しながら、成長段階に応じた支援を行います。また、誰もが健康で自分らしく暮らし続けられるよう、健康づくりに関する知識の普及啓発や、様々な感染症に対する意識の向上に取り組みます。
《主な事業》健やか瀬谷っ子事業、健康せや推進事業

　第４期地域福祉保健計画をもとに、団体等との協働を通じて、住民主体の地域活動を推進します。さらに、第５期計画の策定に向け、第４期計画の振り返りを行います。また、区民と協働して地域の活性化・地域力の向上を図るため、多文化共生や地域人材発掘など、区民活動を様々な視点から支援します。
《主な事業》地域福祉保健計画推進事業、地域包括ケア推進事業、区民活動支援事業

　瀬谷が「住みたいまち」として選ばれるよう、GREEN×EXPO 2027の機運醸成などを通じて、街の活性化に取り組みます。さらに、農を身近に感じる機会の創出、地産地消の推進、地域と協働した商工業振興により瀬谷の魅力を向上させ、様々な媒体を活用してＰＲしていきます。
《主な事業》GREEN×EXPO 2027・瀬谷プロモーション事業、瀬谷の魅力発信・愛着実感事業

　区民にとって身近で信頼できる区役所を目指し、職員の応対力研修の実施やせやまるサポーター（フロア案内ボランティア）の活動、広報・広聴の充実等を通じて、サービスや業務の質の向上を図ります。
《主な事業》窓口サービス向上事業、広報・広聴連携事業

個性ある区づくり推進費の事業計画の詳細については、以下の事業計画書をご覧ください。