コミュニティバスに関するもの

横浜市では、駅やバス停までアクセスしにくく、買い物や通院などの日常生活の移動が不便と感じる地域で、日常生活圏（自宅周辺エリアや最寄り駅）を移動するための新たな地域公共交通を導入して地域の移動課題の解決を目指す、「横浜市みんなのおでかけ交通事業」を令和７年４月から実施しています。
本事業は、自治体がバス会社に委託して運行する、いわゆるコミュニティバスとは異なりますが、地域公共交通の導入に向けた地域の取組に対して、横浜市が運行経費や車両費等の地域公共交通の運行に必要となる経費の一部を補助する等様々な支援を行うものです。

小型バスの車両価格は大型バスの7～8割程度で、長期間（10年程度）利用する路線バスでは、運行経費の全体の約6割を人件費が占めているため、バス車両の大小による運行経費の差は小さくなっています。
大型バスに比べて乗客定員が半分以下の小型バスは、採算性の確保が難しく、バス利用者が減少傾向にある中、新規に小型バスを導入することは、バス事業者にとって負担となっています。

コミュニティバスは、明確な定義はありませんが、一般的な路線バスで採算性が確保できない路線等において、自治体がバス事業者に委託して運行するバスが一般的にコミュニティバスと呼ばれています。