ここから本文です。

市外3.川崎都市計画都市高速鉄道第1号川崎縦貫高速鉄道線新百合ヶ丘~元住吉間建設事業に係る環境影響評価方法書に対する市長意見

最終更新日 2019年3月14日

環保環審第9号

平成14年4月25日


神奈川県知事
岡崎 洋 様

横浜市長
中田 宏


川崎都市計画都市高速鉄道第1号川崎縦貫高速鉄道線新百合ヶ丘~元住吉間
建設事業に係る環境影響評価方法書に対する意見について(回答)


平成14年3月7日環計第54号で意見の求めがありました標記について、別紙のとおり回答します。

担当:環境保全局環境影響審査課

中村、住谷

電話:045-671-2495


別紙

1 全般的事項
 川崎都市計画都市高速鉄道第1号川崎縦貫高速鉄道線新百合ヶ丘~元住吉間建設事業(以下「本事業」という。)は、川崎市が川崎市麻生区上麻生(始点)から川崎市中原区木月(終点)まで約15.5キロメートルを都市計画決定し、全線地下式の普通鉄道を建設しようとするものである。
 本事業は、車両基地予定地が横浜市青葉区に近接しているため、その工事の実施、施設の存在及び供用に伴う環境影響が本市域に及ぶことから、その影響を考慮し環境影響評価項目、調査、予測及び評価の手法を適切に選定し環境影響評価を行う必要がある。

2 個別的事項
(1)工事の実施
 ア 大気質
 建設機械の稼働に伴う大気汚染物質の短期予測については、現地の最多風向・風速を把握したうえで行うこと。
 イ 騒音
 工事用車両の走行に伴う騒音の評価は、道路に面する地域の環境基準を評価の指標とすること。
 ウ 振動
 建設機械の稼働に伴う振動の評価は、振動規制法の特定建設作業に伴って発生する振動の規制に関する基準と比較して行うとしているが、建設機械の稼働時間や頻度によっては必ずしも適切ではないので、その振動が地域住民にとって日常
生活をする上で支障のない程度であるかを評価すること。
 エ 地下水
 地下水の調査は防災用井戸に限定せず、地下水の利用実態を把握し行うこと。
 地下水の水質調査は、生活環境の保全に関する環境基準の項目だけでなく、人の健康の保護に関する環境基準の項目についても行うこと。
 オ 地盤(地盤沈下)
 車両基地予定地は谷部となっていることから、地下構造物を建設すると地下水の遮断による影響等が本市域に及ぶおそれがある。このため、地下水の状況を適確に把握する調査を行うこと。
 カ 動物、植物、生態系
 方法書に記載されている既存資料は、調査時期が古く、本事業の資料としては調査範囲も適切でないことから、車両基地予定地周辺の最新の既存資料も踏まえ現地調査を行うこと。
(2)土地又は工作物の存在及び供用
 ア 景観
 車両基地の景観の予測地点については、青葉区からの眺望点を選定すること。

■事業者が提出した補足資料一覧
 1 騒音振動について
 2 地下水の水質及び水位について
 3 土壌汚染について
 4 動植物について
 5 景観について
 6 環境影響評価方法書について環境の保全の見地からの意見を有する者の意見の概要について

このページへのお問合せ

みどり環境局環境保全部環境影響評価課

電話:045-671-2495

電話:045-671-2495

ファクス:045-663-7831

メールアドレス:mk-eikyohyoka@city.yokohama.lg.jp

前のページに戻る

ページID:950-817-082

  • LINE
  • Twitter
  • Facebook
  • Instagram
  • YouTube
  • SmartNews