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橋梁の地震対策
最終更新日 2018年6月14日
大きな被害が発生した阪神・淡路大震災を教訓として、地震直後の平成7年度から橋脚補強や橋桁の落橋防止対策などを進めています。 耐震補強中の橋梁はこちら
橋脚の補強
- 損傷状況
阪神大震災による橋脚損傷状況
- 鉄筋コンクリート巻立て工法
支柱等の周りを下地処理し、フーチング及び支柱等にアンカーを定着した後、鉄筋を組立て、コンクリート打設を行い、補強する工法。
- 鋼板巻立て工法
支柱等の周りを下地処理し、フーチング及び支柱等にアンカーを定着した後、鋼板を溶接接合し、塗装を行い、補強する工法。
落橋防止装置の設置
落橋防止装置は地震時の変動による橋の落下を防止します。
- 損傷状況
阪神大震災による落橋状況
- PC鋼棒による桁と桁の連結
- チェーンによる桁と橋脚の連結
耐震補強計画
- 平成7年の阪神・淡路大震災における橋梁の被害を踏まえ、緊急輸送路等にある橋、高速道路や鉄道を跨ぐ橋などを地震対策上の「重要橋梁」と位置づけ、優先的に地震対策を行っています。
阪神・淡路大震災や東日本大震災クラスの震災が発生した場合の橋の安全性について
- 平成7年に発生した阪神・淡路大震災による道路橋の甚大な被害の経験を踏まえ、平成8年に橋の耐震設計基準が改定されました。
- 平成23年に発生した東日本大震災では、過去の震災を踏まえ耐震補強を実施してきた結果、東北管内の高速道路1,079橋、直轄国道1,528橋において、津波による流出が5橋を除いて、落橋はありませんでした。(東日本大震災を踏まえた緊急提言 平成23年7月14日 高速道路のあり方検討有識者委員会より抜粋)
- 横浜市においても、地震対策が完了した橋については、兵庫県南部地震や東北地方太平洋沖地震クラスの地震が発生しても、落橋するような甚大な被害はないと考えています。
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