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寄生虫検査
最終更新日 2024年4月2日
食中毒の原因となる寄生虫を検査しています。
クドア・セプテンプンクタータ
クドア・セプテンプンクタータとは
クドア・セプテンプンクタータとは、主に海の魚に寄生する粘液胞子虫と呼ばれる寄生虫の一種です。食中毒事例としては特に生食用ヒラメに関連するものが多く、喫食後数時間で一過性の嘔吐や下痢を起こしますが、症状は軽症で速やかに回復します。
クドアの胞子数が筋肉1gあたり1.0×10の6乗個を超えることが確認された生食用生鮮ヒラメは食品衛生法第6条に違反するものとして取扱うこととされており、当検査所では市場に流通しているヒラメについて定期的に検査を実施しています。
クドアによる食中毒の予防
-20℃で4時間以上の冷凍または中心温度75℃5分以上の加熱でクドアの病原性は失われます。
養殖場におけるクドア対策
クドアがどのようにしてヒラメに寄生するのかは今のところ判明していませんが、クドアによる食中毒の防止のため、ヒラメ養殖場等においては、クドア保有稚魚の排除及び適切な飼育管理、飼育環境の清浄化、出荷前の検査等の対策を取る必要があります。
このページへのお問合せ
医療局健康安全部中央卸売市場本場食品衛生検査所
電話:045-441-1153
電話:045-441-1153
ファクス:045-441-8009
メールアドレス:ir-honjo@city.yokohama.jp
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